三角屋根の家
ルーフバルコニーハウス
周囲を建物に囲まれ、冬の日射がまったく入らない敷地に建設した住宅です。
2階高窓の高さに真南に面する窓を設け太陽光を有効利用することにしました。
建物方向と真南方向が違うために三角形の吹抜けから光が下りてくる独特の空間です。
写真は壁一面のマグネット黒板塗装を撮影したものです。
住んでいた地域の土地が高騰しなかなか希望の土地が見つからないなか、ようやく探し出した土地は入り口幅2m、周囲に建物が建ち暗い印象の敷地でした。その土地に明るく、暖かく、風通しのよい住宅を建設できるか?
予算内で実現できるか?
私が取り組む、住環境性能とデザインを融合する住宅設計への取り組みでした。
また地元の設計事務所という安心感もあったとのことです。
・真南に向けた日射取得窓
・2階北側にルーフバルコニーを設けリビングと一体的に使えるようにした
・ルーフバルコニーの目隠し板に反射した光をリビングに取り入れて北側でも明るい空間とした
・お子様の感受性を育み、家族間の連絡などに使うマグネット黒板壁を設けました。
・効率的な調理と収納を可能にしたオリジナルキッチンとモルタル塗装の作業台
様々な方角に設置した窓を開け放つことでいつも風通しのよい家になった。特にルーフバルコニー側の公園からは常時風が入ってくるとのこと。
2階高窓によりとても明るい空間になり喜んでいただきました。
外観遠景、屋根の上に飛び出ている三角形が高窓です。
2階を張りだし、さらに庇を張り出すことで雨に濡れない自転車置き場を作りました。
白い外壁と天然木軒天井のコントラストにより自然な柔らかさをだしました
2階リビングからダイニングキッチン方向を撮影。
上部三角吹抜けと高窓、正面奥のオリジナルキッチンなどの関係が分かります。
黒い左側壁がマグネット黒板塗装です。
黒板下の棚板と正面の書斎スペースまで連続させ、子供用ベンチ椅子~テレビ台~ダイニング椅子へと位置によって使い分けられるよう考えました。
ダイニングキッチン側からリビング側を撮影。
白床とダークブラウン床は20センチの段差を設けて自然なエリア分けをしています。
リビング窓まで連続させた棚板。窓外のウッドデッキがルーフバルコニーです。
オリジナルキッチン。手前の作業台はモルタル塗装仕上げです。
友人奥様方が集まったときはこの作業台がテーブルとなりお話しが弾むそうです。
自転車も入れられる納戸です。
将来はご両親の部屋になるかもしれません。
1階廊下から2階LDKへ上がる階段です。
2階トイレスペース。
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