土間ワークスペースのある蔵の家
白い壁に黒い木、和瓦でというリクエストにお答えしてデザインしました。
左のガレージは既存をそのまま改修して、利用しました。
伝統的な京町屋の外観でありながら、室内は使い勝手のいい現代的な家と土地探しから相談できる専門家を探しておられました。
半年近く土地探しにお付き合いして、気になる土地があれば一緒に伺い(5件目くらいで決まりました)、専門家としての意見をした点と相談のしやすさ、わかりやすさでしょうか。
京町屋に住んでいたときに寒さ対策に悩まれていたので、フローリングを暖かい無垢の杉を使いました。リビングキッチンには水に強い栗の木を採用してガス床暖房を入れました。リビングや寝室の窓には2重サッシを入れました。
木の暮らしを望まれたので、フローリングを始め手に触れる木は全て国産の無垢材を使いました。
システムキッチンも桧の集成材でフルオーダー、お風呂も木曽サワラの浴槽です。
建具も家具も全てオーダーで作っています。
以下ご依頼者様からいただいたお手紙です。
木の家がいいなあとずっと思っていました。
草庵を知り、外観のラフを見せていただいて、いいなあと思ったのですが、こんなに木に囲まれた家になるとは想像できませんでした。
今までも木造住宅は見てきましたが、雰囲気が全然違うので驚きです。
子供も気に入り、休日家ですごすのが楽しみな家に住むことができました。
ありがとうございました。
土間のワークスペースは珪藻土を固めて作ったもので正面右の階段をあがるとリビング前の廊下、左は庭に続く。
共働きのご夫婦なので、雨が降っても大丈夫なようにこの中に洗濯物を干して出かける。階段の上は天井が高くトップライトから陽が注ぐ。
リビングの西面壁には一面に本棚を作りつけ、図書館のようにはしごで登る。
2階へ届くはしごの右の引き戸を開けると子供室へと続く。子供たちはくるくると回遊して遊ぶ。
また風を抜くために地窓と高窓を取って回流させている。
玄関左には塩地の扉の造付下足箱、天井はすす竹の竿縁天井、正面の扇形障子はゲストルームの床に続きます。家に入ると木の香りが迎えます。
こちらが玄関正面にあった障子がはいる床の間を持つゲストルームです。外観の蔵部分でスキップフロアになっています。
木曽のサワラで作った浴槽です。天気のいい日はトップライトから星が見えます。頭の部分にはご依頼主様の要望で木枕を取り付けました。
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