デイサービス歩人

●設計事例の所在地: 
大阪府八尾市
●面積(坪): 
約96㎡(29坪)
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

築40年の木造家屋を改修。2階部分を減築して天井の高い開放的な空間に。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

最初に現地を見に行かせて頂いた時、

「改修で考えているのですが、構造的に大丈夫でしょうか?
もし新築するのであればどれぐらい費用がかかりますか?」

という質問を頂き、費用的な面で改修と新築の両方で迷われていました。
また、用途としてはデイサービスですが、よくある福祉施設のような病院の雰囲気や、
家の一部でやってるようなそんな印象の建物にしたくない、

「古民家の様な味のある建物ではないし、とにかくこの暗いイメージが嫌なので明るくして欲しいです。」

とにかく今の建物のイメージを変えたいと希望されていました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

依頼者にプランを提案させて頂いた時、
いつから工事をしたいとか、オープンはいつとかいった具体的な話は全くなかったので、
いつか頼んでくれるのかも。というぐらいの気持ちでした。
その事を後々お話しさせて頂くと、

「実は僕もいつかやろうかなあ、と言う気持ちだったのですが、
提案して頂いた建物の模型を見ていると
どうしても今すぐやりたい気持ちになって市川さんに連絡させてもらったんです。」

その後も融資や会社設立の手続き等お施主さんがやろうと決心した途端色々とんとん拍子に進んだ様で、
市川さんに出会った時からやるべき運命だったのかもしれないです、とおっしゃっていました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

最初に新築した場合と改修した場合の両方の提案と大体の概算をお知らせしました。
また、メリット・デメリットも十分に説明し、改修案で進める事になりました。

設計し始めた当初は明るくするために屋根にトップライトをつけて欲しいとおっしゃっていましたが、
2階部分をとるだけで十分明るくなるのと、今回は屋根が瓦屋根のままのため、
無理にトップライトをつけると雨漏りの原因にもなりやすいのでない方が良いと提案をさせていただきました。
お施主さんはどうしても完成しないとイメージが湧かないため、
解体が終わった時に見て頂いてその時に最終決めて頂くようにしました。

また、改修の場合は今の古いイメージがどうしても離れず、
設計を進めるうちに全て新しくしたいと思い、工事費が膨れ上がります。
お施主さんと優先順位を一つづつ確認させて頂いて、やるやらないを根気よく決めていきました。

また、構造的な補強は必須だったため、構造合板を意匠として見せてしまう事や
古いものを古いまま見せてしまう提案もさせていただきました。
その辺りもサンプルでイメージを持って頂くだけでなく、工事の途中段階で現場で確認して頂くようにしました。

依頼者の声: 

「想像していた以上のものになりました。この吹き抜け最高ですね。ありがとうございます。」

「予算に合わず減額提案して頂いた時も、ここは下げない方がいいですと言われたフローリングも、
市川さんの言う通りにして本当に良かったと思います。
トップライトも無くても全然明るいですね。
最初は出来上がりが想像できず不安もありましたが、提案して頂いた通りにして本当に良かったです。
構造用合板はスタッフも結構気に入ってます。」

その他の画像: 

設計者

ユーザー アトリエプラス 市川 裕子 の写真
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Last seen: 3年 7ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:27

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