竹園町の家

●設計事例の所在地: 
京都市右京区
●面積(坪): 
35.8坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南東外観。当地の生垣によく用いられる真竹に防腐防虫剤を真空加圧注入したものを外装材として用いました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

これからのご家族のライフスタイルを、家族皆でいじれる菜園を中心に「環境との対話」としてキーワード化しました。
•建物の導入には土間玄関という、玄関であり廊下であり縁側でありタタキであり冬季はサンルームになる多目的なスペースを設けており、ガラスの間仕切りを開放することで、居間と庭を一体に利用することができます。:「内部と外部の対話」
•内部は可能な限り間仕切りの少ない構成としていす。:「家族の対話」
•道路側には閉鎖的な塀は設けず、庭、土間玄関、居間と一体となった空間が昔の農家のたたずまいとなっています。:「ご近所との対話」
•内部外部とも可能な限り自然素材を用い健康で環境にやさしい建物になっています。:「自然との対話」
•特に外壁には地場の竹を防虫、防カビ、防腐処理をして用いています。:「地域との対話」

以上をシンプルに構成することでローコストとなりました。

その他の画像: 

南東外観(近夕景)。シルエットに真竹の節が反射しています。

東側外観(夜景)。駐車場庇となる反り曲げた真竹の隙間から明かりが漏れ、床に帯状の影を落とします。

土間玄関。床にはぎっしりとビー玉が埋め込まれています。

LDK北西より(簾開いた状態)。奥の鏡に柱が映り込み無限に土間が続くように見えます。テーブルは2つに分割でき、それぞれ脚を伸ばせるので「床座」にも「椅子座」にも対応可能です。照明も簾シェードのオリジナルです。

LDK北東より(簾閉じた状態)。テーブルを2分割した状態です。手前が「椅子座」仕様、奥が「床座」仕様です。椅子も真竹背もたれのオリジナルです。

LDK西端部床の間。

南東外観(庭~土間近景)。枕木デッキ、土間、LDKとつながる様子が分かります。

設計者

ユーザー 一級建築士事務所田建築研究所 田中秀弥 の写真
オフライン
Last seen: 3時間 13分 前
登録日: 2012-07-24 10:26

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