I邸在来工法免震住宅
この建物は免震住宅で、愛媛県では在来工法住宅として始めての免震装置を配した建物です。地震時に震度6~7を体感震度3~4程度に軽減する装置です。母屋は木造2階建て述べ面積100坪で裏手に平屋建て30坪の隠居部屋があります。(隠居部屋建物は制震建物です)
在来工法で重厚な外観の建物にしたいというご希望でした。
依頼者は賃貸住宅等を多数所有され、沢山の建物を建てられて来ました。最後に自分の思うとおりの家が建てたいというご希望に答えるべく設計致しました。外観は純和風で10帖+8帖の和室に床の間を配し、玄関・廊下廻りにはケヤキ材とヤナセ杉を多用し和の空間を演出しました。
建物裏面の写真です。一部平屋建てのお部屋も映っています。
玄関写真。造り付けの下駄箱はヤナセ杉(高知県産)、天井は格子天井で左に見えるのはこの建物に使用したヤナセ杉の切り株のオブジェです。
和室前の広縁。床材にはケヤキを使用。
10帖+8帖の和室から広縁を通して見える庭が最高です。
和室横のお客さん用トイレは和風にこだわって造りました。床は鉄平石風タイル、天井はあじろ天井、壁はじゅらく壁として腰にはヤナセ杉を貼っています。
壁にはえつりをかいて土壁を付けています。
建て方状況です。在来工法で梁を何重にも組んだ木組みの家です。
建物正面玄関です。免震住宅なので基礎の部分で3cm程度の隙間があり、浮いた状態です。
基礎の部分の免震装置です。この免震装置により建物を浮かせています。
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