吉野杉の家

●設計事例の所在地: 
埼玉県
●面積(坪): 
約22坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

キッチン、リビング、寝室、個室に分かれていたスペースを、オープンな間取りに変更。
ブラインドや引戸を採用したことで、仕切って個室にすることもオープンな一体的な空間にすることも出来ます。
床材はやわらかく足に優しい厚さ30ミリの吉野杉。キッチンに採用したグリーンのタイルと木の組合せでビンテージモダンな落ち着きある空間になりました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

子供さんが元気に走り回っても、下階や近隣へ影響が出にくいようにしっかり遮音性能を確保すること。
マンションの場合、特に廊下や水廻りは薄暗く空気が籠もりがち。それがないように、家中に光と風が通りぬけるようにしたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

マンションのスケルトンリフォーム。間仕切壁、仕上、設備すべてを取り払い、躯体の状態まで解体して、一から理想の住まいを造りあげたリフォームです。
オープンな間取り、光と風が通り抜けるように、仕上材料も吟味して、断熱・遮音性能の向上、収納計画を立てながら家具は全てつくり付け。諦めずに、こだわりながら理想のすまいをつくっていきました。

その他の画像: 

間取りを造りなおす上で大切にしたことは、風と光が通り抜ける家であること。
オープンな間取りとし、様々な建具の工夫を採り入れて実現していきました。
間仕切りである引戸を開けると、家中にきもちよく風と光が通り抜けます。

家具・収納は基本的に造りつけとし、設計から行いました。
収納のポイントは、必要な場所に必要な収納があること。
そして収納品の使用頻度に合わせて優先順位をつけ、使いやすく取り出せること。
住まい方を考えながら、無駄なく収納計画を立てられるのもスケルトンリフォームならではです。

衣類の収納。
引出し、可動棚、ハンガーパイプ(左側扉の中はハンガーパイプです)を備えて、たっぷり収納できます。

マンションの水廻りや廊下には窓が取れないことが多く、閉鎖的で空気や光を感じられないスペースになりがちです。
吉野杉の家では、快適なきもちよい水廻りや玄関・廊下をつくることも目標にしました。
自然光を取り込むために、大きめのガラス戸、欄間にもガラス戸を採用。
空気の流れを調節できる様に、引戸、欄間戸、ガラリ戸の組合せを採用。

キッチン背面は、収納式のカウンターになっています。
調理をしながらキッチンの中にいても、おしゃべりしながら宿題を見てあげられる。
大切なコミュニケーションの場にもなる、宿題カウンターです。

設計者

ユーザー 居アーキテクツ一級建築士事務所 上野康子 の写真
オフライン
Last seen: 5ヶ月 6時間 前
登録日: 2012-07-24 10:30

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