ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家事がラクになる家は「気合いがいらない家」
50代になると、体力や気力の使い方が少しずつ変わってきます。
「家事そのものが嫌いなわけではないのに、以前より負担に感じる…」
そんな声をよく耳にします。

実はその原因の多くは、
家のつくりが“ムダに体力を奪う”動線になっているから。

・キッチンから洗面までが遠い
・洗濯動線が複雑
・収納が散らばっている
・片付けが“元の場所に戻しにくい”

これらの“小さな不便”が積み重なると、毎日の家事は驚くほど重く感じてしまいます。

家事は「やり方」ではなく、
“間取りの仕組み”でラクになる。
これこそが、家づくりで最も大きな変化を生み出す部分です。

移動距離を短くするだけで、家事の負担は半分になる
家事がラクになる家に共通しているのは、
生活の中心をひと筆書きで動けること。

たとえば、こんな間取りが大きな効果を生みます。

● キッチン → パントリー → 洗面 → ランドリーの一直線動線
お料理・洗濯・片付けがひとつの流れで完結。

● 干す → しまう が同じ場所で完結する“洗濯一室化”
持ち運びがなくなり、洗濯のストレスが激減。

● 回遊動線のキッチン
行き止まりがなく、二人で立っても混雑しない。

● リビング横の“ただいま収納”
外出・片付けの負担が自然と軽くなる。

動線が短くなるだけで、
「家事が早く終わる」のではなく、
家事を“負担として感じない時間”が増える。

これが、間取りの魔法です。

“片付けやすい家”は生活が整いやすい家
50代になると、「物を出したら戻らない」という現象が起きがちです。
それは決してズボラではなく、物の住所が曖昧な間取りだから。

家事をラクにする収納は、量ではなく 位置 が重要です。

● 掃除道具は掃除する場所の近く
● 日用品は“使う動線の途中”に
● 服は「洗う→干す→着る」の流れ上に置く
● リビング収納は“家の中心の便利な場所”に

片付けのしやすさは、
「どこに戻すかが迷わないこと」 で決まります。

整理整頓が得意でなくても、
間取りが味方をしてくれれば、自然と家が整っていきます。

50代の家事は“無理をしないための設計”が鍵
若い頃は勢いでできていたことも、50代からは「無理をしない」工夫が大切です。

・屈まなくていい収納の高さ
・階段を使わずに済む生活動線
・立ちっぱなしにならない作業スペース
・バリアフリーを見据えた回遊性
・水回りを近接させた省エネ動線

こうした“生活の負担を減らす設計”は、
単なる便利さではなく、これからの健康を守る工夫でもあります。

家事がラクになると、時間の使い方が変わる
間取りが家事の味方になった家では、
ご夫婦からこんな声がよく届きます。

「夕方のバタバタがなくなった」
「料理が楽しくなった」
「片付けに追われなくなった」
「ふたりで過ごす時間が増えた」

家事がラクになるということは、
単に負担が減るだけではなく、
自分たちの時間が増えるということ。

その“時間の豊かさ”こそが、
50代からの家づくりで手に入れたい本当の価値かもしれません。

ナイトウタカシ建築設計事務所では、 50代・60代のご夫婦が安心して次の暮らしを描けるよう、 「建て替え or リノベーション」判断をサポートしています。

▶ 詳しくはこちら → 暮らし替え相談ページへ

建てる前に、“どう暮らしたいか”を一緒に整理する。
そんな家づくりを、大切にしています。

ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧

設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。
→ https://lit.link/ntaa

ご相談・ご質問はこちらから

家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお問い合わせください。
→ 公式サイト(https://www.ntas.info/)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

車椅子を使うご家族がいる家庭にとって、最も生活のしやすさを左右するのが「洗面」と「浴室」の使い勝手です。

これらは毎日の生活に欠かせない空間であり、介助の負担が最も集中する場所でもあります。

介助する人・される人、双方にとって快適な空間にするためには、レイアウト設計の工夫が欠かせません。

1. 洗面は「向かい合える」配置が理想
多くの住宅では、洗面台が壁に向かって設置されています。
しかし、車椅子を使う方を介助する際には、正面からサポートできるスペースが重要です。

洗面台の前に約90cm以上の余裕があれば、介助者が車椅子の前方に立ち、姿勢を支えながら洗顔や歯磨きを手伝うことができます。

また、車椅子での利用を想定する場合、洗面台の下にひざが入る奥行き(65〜70cm)を確保しておくと、本人も自立的に使いやすくなります。

鏡の高さは、立位・座位どちらでも使えるよう、上下に可動するものや大きめの一枚鏡を採用すると便利です。

こうした“対面性”と“高さの融通性”が、家族のストレスを減らします。

2. 浴室は「動作の流れ」を優先したゾーニングに
介助がしやすい浴室とは、単に広いだけの空間ではありません。
重要なのは、入浴の一連の流れ(移乗 → 洗身 → 浴槽 → 出る)を妨げないレイアウトです。

たとえば、

洗い場の幅を120cm程度確保し、介助者が横に立てるようにする

浴槽の縁を低め(45〜50cm)にして、移乗がしやすい高さにする

ドアを引き戸にして、入浴中も安全に開閉できるようにする

また、脱衣室と浴室の床レベルを揃え、段差をなくすことで、移動の負担を最小限にできます。

見落とされがちですが、「濡れた床での回転スペース」も重要です。
住宅ではなかなか難しいこともありますが、車椅子が方向転換できるよう、洗い場の一角に150cm程度の回転半径を確保しておくと、介助の動きもスムーズになります。

3. 「安全」と「プライバシー」を両立させる設計
介助が必要な空間ほど、家族のプライバシー配慮が求められます。

たとえば、洗面と浴室を完全に一体化させず、引き戸でやわらかく区切るだけでも心理的な安心感が違います。
また、扉の位置を工夫することで、外からの視線を遮りつつ、介助者がすぐに入れるようにできます。

照明は明るすぎず、影ができないよう均一に配置。

浴室内の素材は滑りにくいマット仕上げを選び、安全と落ち着きを両立させましょう。

4. 動線の「短さ」が介助の疲労を減らす
洗面と浴室はセットで設計することが大切です。
たとえば、寝室の近くに洗面・浴室を配置することで、夜間介助の移動距離を大幅に減らせます。

また、脱衣→入浴→着替えの動線を最短にすることで、介助時間そのものを短縮できます。

ナイトウタカシ建築設計事務所では、介助動線と家族動線を重ね合わせながら、無理のない「生活のリズム」を設計します。

まとめ
介助が楽になる洗面・浴室のレイアウトとは、特別な設備ではなく、使う人の動きを理解した設計のこと。
広さよりも「向き」と「距離」を整えることで、驚くほど暮らしやすくなります。

洗面や浴室は、家族の一番近い距離で「思いやり」が形になる場所。

機能だけでなく、心のやすらぎを感じられるデザインで、毎日の介助を少しでも穏やかに。

家づくりは、誰かを“支える”だけでなく、家族みんなが“心地よく生きる”ためのもの。
私たちは、車椅子を使う方も、その家族も安心して暮らせる「家族のための家づくり」を行っています。

▶ 詳しくは【車椅子と暮らす家】公式ページへ

ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧
設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。
→ https://lit.link/ntaa

ご相談・ご質問はこちらから
家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお

I-5129、性能・デザイン・素材にこだわった住まい(東京都)

ユーザー たいち の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

自宅用の新築戸建てを建築予定です。
地域に根ざした建築家の方と一緒に、性能・デザイン・素材にこだわった住まいを実現したいと考えています。
 
<物件概要>
・東京都品川区
・第一種低層住宅専用地域
・土地80㎡程度(南東角地・建蔽率80%・容積率150%)
・建物100㎡から120㎡程度
 
<ポイント>
・総予算:3,500万円程度(設計/管理+施工)
・断熱等級6以上・高気密・効率的な換気計画
・耐震等級3以上
・熟練職人による丁寧な施工
・予算内で可能な限り自然素材を使用
・長期的な耐久性を重視
・ルーフバルコニー
 
<求めるパートナー像>
・未来の生活を一緒に作り上げていただける方
・地域密着で、現場対応力・職人ネットワークに強みがある方(ご縁を大切にする)
・高性能住宅の設計経験が豊富な方
・コストバランスを考えながら、性能とデザインを両立できる方
 
<その他>
・敷地条件や日当たりを活かしたプランニングを期待しています
・長期的なメンテナンス性も考慮した提案をお願いします

ご提案が可能であればご連絡いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-5128、駐車場並びに事務所の建築(東京都)

ユーザー マサミ5128 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

都内(世田谷区)で駐車場並びに事務所の建築を計画してます。概ね建築概要並びに方向性は決まっており建築確認業務をお引き受け出来る事務所並びに建築士を探しております。
私はインテリアデザインを業としてましてクライアント(施主)様からの要望でプロジェクト進めて参りたいと思ってます。宜しくご検討ください。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

自宅サウナへの関心が高まる中で、
「日本の住宅事情に合うサウナはどれですか?」
という相談をいただくことが増えました。

サウナは“体験”そのものが目的ですが、
住宅に導入するとなると、スペース・動線・安全性・家族構成──
さまざまな要素が選択を左右します。

ここでは、住宅設計の視点から、
日本の家に最も馴染むサウナの選び方をお伝えします。

1. 日本の家には「電気式フィンランドサウナ」が最も相性がいい
結論からいうと、
多くの家庭に最も適しているのは 電気式ヒーター×ロウリュ可能タイプ です。

●その理由
スペースを取らない(1〜1.5畳で導入可)

温度・湿度の管理がしやすい

安全性が高い(火を使わない)

マンションや狭小住宅にも対応可能

日常使いしやすい手軽さ

特に日本の住まいは、ヨーロッパの住宅に比べて
水まわりがコンパクトにつくられるため、
「浴室横に組み込めるサイズ感」は非常に大きなメリットです。

また、ロウリュ可能な電気ストーブを選べば、
“本格的な熱さ”と“やわらかい湿度”の両方を楽しめます。

2. 遠赤外線サウナは「スペースと手軽さ」を優先する人に
遠赤外線(遠赤)サウナは、
機器自体がコンパクトで施工も簡単なため、
とにかく手軽に導入したいという方に向いています。

●メリット
設置しやすい

温度は低めで初心者にもやさしい

子どもや高齢者も使いやすい

ただし、

“サウナらしい熱さ”は弱い

大量に汗をかきたい人には物足りない
という傾向があります。

「短時間でポカポカ温まりたい」
そんなニーズにぴったりです。

3. ミストサウナは“バスルーム一体型”として最強
ミストサウナは、高温ではなく“湿度の力”でリラックスするサウナ。
日本の住宅では、浴室内にシステムとして組み込むケースが多く、
スペースを増やさずに導入できるという利点があります。

●メリット
美容・保湿効果が高い

呼吸がしやすく負担が少ない

浴室と一体化しやすい

一方で、“ととのう”感を求めるコアなサウナファンには、
やや物足りないかもしれません。

4. 薪サウナは条件が揃えば最高だが、住宅街では注意が必要
薪サウナは圧倒的に魅力的ですが、
一般的な住宅では導入のハードルが高め。

●理由
煙とにおいの問題

設置は庭が必要(特に都市部では難しい)

着火〜温まりまでの手間

防火距離・法規の確認が必須

ただ、
「庭が広い」「離れがある」「周囲との距離がとれる」
という条件が揃えば、
人生が変わるほどのサウナ体験が得られるのも事実です。

■失敗しないための“たった1つの基準”
サウナ選びで迷ったときは、
「日常でどれだけ使うか」
を基準にしてください。

平日夜にも使いたい → 電気式

手軽に温まりたい → 遠赤外線

バスタイムと一緒に使いたい → ミスト

週末に“特別な体験”をしたい → 薪

住宅は日常の器です。
毎日の暮らしの延長線で無理なく使えるサウナこそ、
“導入してよかった”と心から思える選択になります。

自宅で“ととのう暮らし”をはじめませんか?

建築家×サウナ専門チームが、理想のサウナ空間づくりをサポートしています。

詳しくはこちら

最高の「ととのい」を日常に

自宅サウナでいつでも「ととのう」暮らしを。

ページ

建築家紹介センター RSS を購読