●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
住宅密集地ではあるが、建蔽率が低く、敷地が小さいと通常はワンフロアに窮屈さを感じ、逆に空地や庭が広くなる。また容積率の高い住宅地には、中層マンションも見受けられる。そこで以下に重点を置いた。
・庭を有効的に機能させる。
・リビングに窮屈感をなくす。
最終的に、庭は、玄関アプローチであり、リビングから連続する外部リビングであり、浴室やワークスペースにも潤いを与える中心的役割となった。
技術的にはこのマエニワを囲む壁を防火構造とすることで、大きな木製ガラス引戸を設けたことが大きい。またリビングは柱のないワンルームとして、5m程度の梁を掛けている。