ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 都市計画道路とは、都市計画に基づいて計画された道路のことで、いろいろな目的で計画されます。たとえば、自動車のための専用の道路とか、区域の利便性のための幹線道路とかもう少し狭い街区の中の小さい道路とか等々です。その幅員も6mくらいのものや40mを超えるような大きい道路など様々です。
 建築にあたって影響があるのは、その都市計画道路が計画決定されたときです。事業決定されてしまえば、もう建築は道路にかかる部分にはできませんので。
 計画決定の段階であれば様々な制限がありますが、建築できます。主だったところでは、地下無し、2階建てまで、解体容易なもの(鉄筋コンクリートの建物はNG)となります。建築の計画をされた場合には、行政庁で都市計画道路の線を入れてもらいます。そして、その線に建築がかかるようですと、一定の制限内での計画になりますので、ご注意ください。これらは、建築設計の専門家にお尋ねになれば法的な調査の中で詳細な調査をしてもらえます。

建築家住宅の坪単価

建築家 住宅 坪単価

坪単価で依頼先を決める危険性

 

坪単価だけで選ぶと予算オーバーになる危険がある

 
当サイトでは坪単価だけで依頼先を決めることは推奨していません。
なぜなら、坪単価だけで依頼先を決めた場合、話が進んでいくにつれて予算をオーバーしてしまう可能性が高いからです。
 
・坪単価×床面積で予算を組んでいる
・坪単価の安い業者に依頼したい
・ハウスメーカーと建築家の住宅ではどちらが坪単価が安いのか気になる
 
という方はぜひ下記をお読みください。
 

坪単価で依頼先を決めるのが危険な理由

 

坪単価とは?

 
坪単価とは建物の価格を床面積(坪)で割った数値です。
坪単価=建物の価格/床面積(坪)
特別な決まりというのはないので、各社がそれぞれ独自のやり方で計算しています。
 

坪単価を安く見せる方法

 
坪単価が安くなればお客様の反響が大きくなるため、ハウスメーカーなどはいろいろな方法で坪単価を安く見せかけるようにしています。
下記のその一部です。 
 

  1. 面積を広くする
    建物の床面積には下記の2つがあります。
     
    • 基準法床面積とは?
       
      確認申請の書類などに記載される床面積は基準法床面積などと呼ばれています。
      建築基準法によって計算方法が詳しく決められています。
      同じ形の建物であれば、どの会社が計算してもこの面積はおなじになります。
基準法床面積

 

  • 施工床面積とは?
     
    実際に施工を行う面積のことを施工床面積といいます。
    どこまでを施工床面積に含むかは各社が独自に決めます。
    基準法床面積にポーチやバルコニー・吹き抜け・小屋裏収納などの面積を加えるので基準法床面積より広くなります。
  • 施工床面積

     

  • 面積を広く見せると坪単価は安く見える
     
    床面積が広くなれば広くなるほど坪単価を安く見せることができます。
    そのため、坪単価の計算では施工床面積をつかい、できるだけ面積を広くして、坪単価を安く見せかけるようにしています。
  •  
     

  • 建物価格を安く見せる
     
    • 建物本体価格とは?
       
      坪単価の計算では建物の価格を安く見せかけるため建物本体価格が使用されます。
      建物本体価格とは建物だけの価格です。
      建物本体価格だけでは実際に住めるような家は建ちません。
      実際に住むためには下記の付帯工事・別途工事・オプションなどが必要になります。
    •  

    • 付帯工事・別途工事・オプションとは?
       
      建物本体価格に含まれないものはすべて付帯工事・別途工事・オプションなどと呼ばれます。
      具体的には解体工事、敷地調査費、地盤調査費、設計料、監理料、地盤改良費、仮設工事費、ガス工事費・給排水設備工事、電話工事、冷暖房工事、特注家具工事、照明器具工事、カーテン、外構工事などです。
    •  

    • できるだけ多くの費用を建物本体価格から外せば坪単価は安くなる
       
      できるだけ多くの費用を建物本体価格から外して付帯工事・別途工事・オプションに入れてしまえば坪単価は安く見えます。
      つまり坪単価が安い業者は逆に付帯工事・別途工事・オプションが高くついてしまう可能性が高くなります。
  •  

    坪単価だけでは総額がいくらになるかわからない

     
    上記のように坪単価以外に付帯工事費・別途工事費・オプションの費用がかかってくるので、坪単価だけで選ぶと総額がいくらになるかわかりません。
    また次のような場合は坪単価が標準的な家より高くなったり、付帯工事費が高くなる可能性があります。
    下記のような家を建てたい方は坪単価で比較するのはあまり意味がありません
     

    ハウスメーカーの標準仕様・標準の間取りから外れている

     
    ハウスメーカーの標準仕様・標準の間取りから外れている場合は、坪単価・附帯工事費・別途工事費・オプション等の費用が高くなります。
     

    小さい家は坪単価が高い

     
    面積が小さい家は坪単価が割高になります
    一般的にキッチン・浴室・洗面室・トイレなどの水廻りは設備や配管などが多い分、費用がかかります。
    小さな家の場合は面積は小さくても上記のような費用は標準的な家と同じように必要なので割高になります。
     

    凹凸のある家は坪単価が高い

     
    凹凸の多い家はその分、外壁の面積が増えるので坪単価も高くなります。
     

    中庭・坪庭のある家は坪単価が高い

     
    中庭・坪庭のある家は平面的に凹凸が増え外壁も広くなりますので坪単価が割高になります
     

    変形地は坪単価が高い

     
    変形地は建物の形状も変形する場合が多いので坪単価も割高になる可能性があります。
     

    傾斜地は基礎工事費・造成工事費が高くなる可能性があります

     
    傾斜地の場合は基礎工事費などが高くなる可能性があります。
    また造成費用も多くなる可能性があります。
     

    高低差のある土地は付帯工事費が高い

     
    高低差のある土地は外構工事費などが高くなる可能性があります
     

    坪単価以外の選択基準とは?

     
    坪単価だけで選ぶと危険であることがわかりました。
    しかし、それならどうやって選べばいいの・・・と思っている方も多いと思います。
    そのお気持ちはよくわかります。
     
    当サイトにはそのようなお客様が沢山いらっしゃるからです。
    坪単価以外の方法で選ぶ方法をお知らせします
     

    坪単価以外の選択基準

     
    当サイトでは坪単価ではなく、建物・外構・設計・監理費などすべてを含んだ総額で比較検討してから選ぶことをおススメしています。その手順は次のとおりです
     

    1. 建築家を選ぶ
       
      まずは設計・監理を依頼する建築家を選びます。
      当然、設計・監理料は建築家に支払う必要があります。
      しかし、ハウスメーカーや工務店に依頼する場合でも工事費の中に設計・監理にかかる費用は含まれています。
    2.  

    3. 図面を作ってもらう
       
      建築家と打ち合わせして図面を作成してもらう
    4.  

    5. 正確な見積書を作る
       
      図面をもとに正確な見積もり書を作成する。
      見積書には建物・外構などすべての費用を記載してもらう
    6.  

    7. 総額を比較して選ぶ
       
      建築家の意見を聞きながら総額を比較して工事の依頼先を選ぶ
      こうすることで工事費の総額を比較して工事を依頼することができます。
      1.  

    建築家住宅の坪単価について

     

    坪単価は決めているの?

     
    建築家の場合、特定の商品を販売しているわけではないので特に坪単価を決めているわけではありません。
    しかし、依頼者のご希望と予算を勘案してどうしても無理な場合は依頼を断ることがあります。
     

    建築家住宅の坪単価は高いの?

     
    ハウスメーカーの住宅と建築家の住宅はそもそも同じ家を建てる事がないので比較は難しいです。

    またハウスメーカー各社・建築家それぞれに坪単価が違います。
     
    ハウスメーカーの標準仕様の家を標準の間取りで建てた場合はハウスメーカーが安いと思います。
    特殊な条件やこだわりなどがある場合、ハウスメーカーの標準仕様・標準的な間取りから外れる場合は、建築家に依頼したほうが安くなる可能性が高くなります。
      
    分離発注・一部セルフビルド・その他の手法を使ってローコスト住宅に取り組んでいる建築家もいます。
     

    建築家住宅の坪単価・事例

     
    当サイトの建築家から坪単価の事例を募集しています。
    寄せられた事例は下記に掲載します。

     


    設計事例の名称:大部屋のいえ~坪47万のローコスト住宅~
    建物本体価格:2070万円
    施工床面積:44坪
    坪単価:47.0万円
    設計者:アルキテク設計室 鈴木晋


    設計事例の名称:3530plus
    建物本体価格:1400万円
    施工床面積:26.1坪
    坪単価:53.6万円
    設計者:石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保


    設計事例の名称:小さな庭を囲むいえ~両面バルコニーと防音室のある家~
    建物本体価格:2550万円
    施工床面積:43.6坪
    坪単価:58.4万円
    設計者:アルキテク設計室 鈴木晋


    設計事例の名称:M House
    建物本体価格:1390万円
    施工床面積:23.0坪
    坪単価:60.4万円
    設計者:石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保


    設計事例の名称:House F
    建物本体価格:2200万円
    施工床面積:35.31坪
    坪単価:62.3万円
    設計者:井戸健治建築研究所 井戸健次


    設計事例の名称:A House
    建物本体価格:2100万円
    施工床面積:30.3坪
    坪単価:69.3万円
    設計者:石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保


    設計事例の名称:resound court
    建物本体価格:2280万円
    施工床面積:33.2坪
    坪単価:68.6万円
    設計者:石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保


    設計事例の名称:テラスとつながる大きな屋根と中庭を中心に回遊できる家(菅谷の家)
    建物本体価格:3379万円
    施工床面積:47.4坪
    坪単価:71.2万円
    設計者:大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市


    設計事例の名称:House in Tamatsu
    建物本体価格:2250万円
    施工床面積:28.57坪
    坪単価:78.7万円
    設計者:井戸健治建築研究所 井戸健次


    設計事例の名称:鵜沼の家
    建物本体価格:2870万円
    施工床面積:32.2坪
    坪単価:89.1万円
    設計者:後藤耕太建築工房 後藤耕太

    音楽室のある家・I-0543、将来的に2世帯住まいとなる可能性も考慮した一般住宅(東京都)

    当サイトの建築家依頼サービスを利用して住宅を完成されたいたさん様にお話を伺いました。

    建築家依頼サービスについて

     

    建築家依頼サービスを知る前に困っていたことはなんですか?

     
    以前建てた家に不満があり、じっくり相談できる建築士さんとの家づくりを考えていました。
     
    しかし、どの建築士さんにお願いしてよいのか、勉強すればするほどわからなくなったり、予算的にも間に合うのかなどいろいろ不安があり、先に進めない時期が長くありました。
     
    素人が勉強しても限界があるので、信頼できる人をどう選ぶか、それが一番困っていました。
     

    建築家依頼サービスを知ったきっかけを教えて下さい

     
    建築家のホームページをいくつか見ているうちに、このようなサイトがあることに気づきました。
     

    建築家依頼サービスを知ってすぐに利用しましたか?もし利用しなかった場合はどんなことが不安でしたか?

     
    すぐには利用しませんでした。やはりインターネットの世界なので、相手の見えない怖さもあり、しばらくは様子だけ見ていました。
     

    建築家依頼サービスを利用した決め手は何ですか?

     
    いくつかの建築家依頼サイトをみましたが、主催者自身が建築家であるこのサイトに興味がありました。
    建築家にとってもメリットがある、ということでないと信頼感が無いと考えていたので、建築家がやっているサービスだということは、判断の決めての一つでした。
     
    また、あまり商売っ気のないシンプルな感じがかえって好感を持つきっかけになりました。
    建築家を選ぶメリットデメリットなども赤裸々に書いていただいてあるのも良かったですね。
     
    後は、割とリアルな相談がたくさん寄せられていたことでしょうか。
      

    建築家依頼サービスを利用してよかった点を教えて下さい

     
    メールでの依頼でしたので、あまり話がうまくない私でも、じっくり考えながら依頼をすることができました。
     
    また、メール返信も多数帰ってきましたが、しっかりメールを読んでくださっている方、とりあえずアクセスしてきた方などメールをしっかり読むことで相手も見えてきますので、自分のペースで考えられるということが良かったです。
     

     

    建築家について

     

    工務店に依頼せずに建築家に依頼された理由を教えてください

     
    工務店も考えましたが、自分の家づくりのイメージが不明確な気もしたので、一緒に家づくりを模索してもらえそうな建築家さんと一緒に家づくりに取り組みたいと考えました。
    建築家さんとなら、自分の家づくりにあった工務店を選んでもらえるかな、という期待もありました。
     
    工務店も良いですが、工務店をチョイスした時点で、工法など割と方向性は決まってしまう気がしていました。
     

    あなたにとって建築家に依頼して良かった点(メリット)は何ですか?

     
    とにかく、じっくり考えられたことと、しっかりアドバイスをもらえたことです。
    一つ一つのことを考えていくことは大変ですが、プロが厳しい意見も含めて説明してくれることが、とても良かったと思います。家づくりが楽しくなりました。
     

    建築家に依頼される前に「不安だった事」「心配だった事」はありましたか?

     
    偉そうな人だったり、好みを押し付けられたらどうしよう、とか高くついたらどうしようとかでしょうか。
    不安より期待が大きかったですが、やはり「どんな人なのか」ということでしょうか。気が合う、合わないというのはどうしてもあるので。
     

    (有)TAM建築設計室 新井敏洋さんを選んだ決め手は何でしたか?

     
    一番は直観です(笑)。
    でもその直観の決め手になったのは、このサービスを通じて行ったやり取りでした。
     
    TAMさんは初めから、こちらの文章をしっかり読んで、返事を下さっていることが良く分かりました。
    TAMさんの他にも数名会うつもりで、TAMさんの前にも他の建築家さんのお話を伺いに言っていましたが、新井さんご夫婦の飾り気のない暖かな雰囲気と、こちらの意図を一生懸命に理解しようとされる姿勢に惹かれ
    わりとすぐに「これ以上他の建築家さんには会わなくても良いよね」と家族で話し合って決めました。
     

    実際に建築家に依頼してみていかがでしたか?

     
    楽しいの半分と大変なのが半分でしょうか(笑)。
     
    以前建てた家はメーカーと契約して簡単な仕様を決めるとお任せ、みたいな雰囲気でしたが、今回は打ち合わせも何回も重ね、材料も一つ一つサンプルを見せていただき、展示場にもご一緒していただきました。
     
    また、家づくりも土地の花木の移動から始まり、建築中もしばしば見に行ったりやり取りをしたりで、自分なりにも家づくりに参加できた気持ちがあります。「自分の家」という気持ちが強くなりました。
     

     
     

    完成した建物について

     

    一番気に入っている点を教えてください

     
    いろいろあります。。。
    音楽室も、広々とした風呂場も、暖かな感触の無垢のフローリングも、「良い家ができたなぁ」と感じます。
     
    これからも手入れをしたり、生活の中で少しずつ傷ができたり風合いが変わったりと変化していくと思いますので、そういった一緒に変わっていける可能性を感じられるということが、もしかしたら一番気に入っている点かもしれません。
    特別なことより、一つ一つが丁寧に作られている、そういうところがうれしいですね。
     

     

    設計者

     

    ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真
    練馬区土支田1-20-25
    03-3995-7811

     

    I-1346、一般住宅を簡易宿泊所に用途変更(沖縄県)

    ユーザー gen の写真
    投稿者: 
    現住所‐都道府県: 
    沖縄県
    現住所‐郡市区町村: 
    宜野湾市
    依頼内容: 

    一般住宅を簡易宿泊所として運営できるように用途変更してほしいです。
    建築時の同意書および完成検査証等があるかは、現在不明です。
    書類がない場合と書類がある場合の費用を教えてもらえると助かります。
     
    建築家の所在地について:
    同じ都道府県・近県の建築家を希望する
     





    ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

    すっかり春になりましたね。

    この時期は、ほんといい陽気で、ぽかぽか。
    過ごしやすいですね。

    ここ最近、ホームページをご覧になって
    お問い合わせいただく機会が多くなっています。

    これから家創りを始めようとされている方って、
    とてもパワフルで勢いがあります。

    それだけ、家に対する想いが強いんだと思います。

    よく耳にするのですが、
    家創りをスタートするにあたって、最初のアクション。

    住宅展示場へ行ってみる方が多いようです。

    どんな家があるのかなぁ。

    そんな気持ちで行くんでしょうね。

    住宅展示場であれば、ある程度は自由に、
    見学できますし、規模は大きいものが多いとはいえ
    家を感じる意味では、とっても有意義だと思います。

    見学することで、
    より一層、家創りに対する想いが強くなりますよね。

    でも。。
    見学に行くと、
    当たり前なのですが、
    ハウスメーカーの営業の方と話になって、
    あれよあれよという間に、計画案ができていたり、
    概算が出てきたり、とてもスピーディー。

    もちろん。
    そのスピード感がフィットする方であればよいのですが、
    じっくり家創りをしようとされている方には、
    あまりオススメできません。

    家創りは、家族の将来を考えることですし、
    大きなおカネが動くことなので
    しっかり検討していきたいですよね。

    それと。
    家創りをスタートする前に、
    いろいろと準備も必要になります。

    土地がなければ、土地探し。

    借りれる金額ではなくて、借りてよい金額に
    基づいた資金計画。

    市街化調整区域であれば、建築許可等の
    許可取得。

    等など。

    それら準備は、とっても大事なんですよ。

    もちろん、私の場合は、
    そういったことまで、しっかりサポートはしていますよ。

    家創りをスタートするので、住宅展示場へ。
    それはそれでOK。

    でも、そこからのアクションは、
    しっかりと、いろいろ調べて、
    いろんな方に話を聞いてみることが大事なんだと思います。

    ユーザー 木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥 の写真

     ワンルームマンションの設計の仕事がやってきたのではない。我が家の真ん前に、ワンルームマンションがやってきたのだ。
     私は木造の一戸建ての仕事しかしないので、普段はそんなに近所に迷惑をかけることもなく、日照権やら眺望権やらでもめることもない。それがまさかの 逆の立場での近隣問題である。
     地元密着の工務店が買い取った土地だったので、まさかあまりに酷い計画はしないだろう、と近所では噂をしていたのだが、どうしてどうして、なかなか背の高いワンルームマンションの計画と相成った。
     
     私が住むマンションの南側はそんなに広い敷地ではない。しかもその南側の道路は幅8mなので、計算上はたぶん6階建てくらいだろう、と高をくくっていたのである。ところが、なんと9階建て。当方は8階建てなので、完全にふさがれてしまった。

     最近、近所を歩いていてもワンルームマンションの新築が多い。若者がどんどん減っているのに、なんでワンルームばかり増えるのか不思議ではあるが、実際に統計を見ると増えているようだ。上の図は富国生命の資料から引用させていただいた。(http://www.fukoku-life.co.jp/economy/report/download/report_VOL267.pdf)
     貸家だけが増えており、その多くがワンルームなのだという。では、ワンルームに住みたい人が多いのかというと、そういうわけではない。下の図も同じサイトからお借りしたものだが、空き家も増えているからだ。それはそうだろうな と納得だが、ではなんで作るのだろう?

     ひとつには低金利すぎて銀行に預けているよりマンションでも作ろうか という金持ちがいることと、もう一つはワンルームマンションが建てやすくなったからではないかと思っている。
     ワンルームというのは一部屋が小さいので、建物全体も1フロアが小さくなる。そうすると、階数を高くしなければ採算がとれないということになる。我が家の前のように、敷地に余裕がなく道路も広くないと普通は道路斜線という規制で高さも制限され、採算がとれないから止めとこか、という話になる。
     
     ところが、13年前から天空率という制度ができて、ワンルームマンションのような細長いビルは高く建てられるようになったのである。

     左のように横に長い建物は天空率のメリットがないので、道路斜線のほうの規制を使って建てる。しかし、右のように細長いと、道路から見た時に空塞ぐ面積が小さいから高くしていいよ、というのが天空率。 下の丸が、道路の反対側に魚眼レンズを置いて空を撮影した図。たしかに、細長いと空は塞いでいない。
     
     しかし、この天空率は、裏の家のことは考えていない。いくら細長くたって、目の前に高いのが立ってしまえば、光は入らないし景色も見えない。
     やはり、ホントは需要もないうえに人迷惑な建物の設計じゃなくて、住む人にも周りの人にも喜んでもらえるような家を設計したいもんだなあ、と改めて思う次第である。

    I-1345、設計して頂ける事務所を探しています(千葉県)

    ユーザー ナム の写真
    投稿者: 
    現住所‐都道府県: 
    千葉県
    現住所‐郡市区町村: 
    館山市
    依頼内容: 

    ・新築40坪前後
    ・建設場所は千葉県館山
    ・予算は2千万~2千5百万位
    ・購入した土地は建物条件付き
    ・現在土地を購入した工務店で設計を依頼しているが、間取りや特に外観イメージがだいぶ違い中々先にすすめない
    ・Googleなどで設計事務所を検索してみると、岐阜のGA設計事務所さんや岐阜のWORKS
    WISE
    さんの建物かま素敵で好みです。
    私は千葉県館山在中ですが
    私があげた2件の設計事務所さんのような建物を設計して頂ける事務所を探しています。
    設計料金があまり高額では困りますが・・・
     
    建築家の所在地について:
    同じ都道府県・近県の建築家を希望する
     
     





    鉄筋コンクリート組積造で重厚感のある建築・イデア建築デザイン事務所 吉村正一郎さん


     
    鉄筋コンクリート組積造は重厚感のある建築を作る事ができます。
    また、敷地境界線いっぱいまで建築が可能です。
     
    鉄筋コンクリート組積造についてイデア建築デザイン事務所 吉村正一郎さんに伺いました。
     

    お話を伺った建築家

     

    ユーザー イデア建築デザイン事務所 吉村正一郎 の写真
    金沢市疋田1丁目333番地、東京都港区南青山2-12-15,5階
    076-251-3110、03-4570-8238

     

    鉄筋コンクリート組積造とRM造は同じ意味なのでしょうか?

     
    同じと解釈して良いです
     

    貴社が鉄筋コンクリート組積造を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

     
    25年前に、勤めていた設計事務所で、この工法の計画があり、その計画に参加していたのですがバブルの崩壊もあり、中止となりました。
    その後、実家の金沢に帰り、結婚を機に自宅を建てる事になりこの工法の事が気になっていたのと、壁の仕上がりが素晴らしいと思っていたので、自宅に採用しました。
     

    鉄筋コンクリート組積造とはどのようなものですか?

     
    壁式鉄筋コンクリート造と構造的にはほぼ同じで、壁の型枠が、ベニアではなく、コンクリート2次製品の型枠ユニットで型枠をつくって、コンクリートの壁を作る工法で、ユニットが仕上がりとなる工法です。
     

     

    鉄筋コンクリート組積造のメリットとは何ですか?

     
    型枠ユニットの仕上がりが、石の様に見える物があり、また、ユニットの積み上げは、モルタルではなく専用の接着剤で積み上げるので、目地が3mmと細いので、石積みの建築物のような壁に仕上がり、重厚感のある建築を作る事が出来ます。
    また内側の足場でユニットを積み事も出来るので、敷地境界線いっぱいまで建築が可能である事もメリットです。
     

    鉄筋コンクリート組積造のデメリットを教えて下さい

    この壁には断熱性が無いので、内壁か、外壁に断熱材を貼る事が望ましいので、どちらかの壁がこの質感を感じる事が出来ないことと、両面生かすには、無断熱となり、夏暑く、冬寒い家となってしまいます。
    また、細い目地の毛細管現象で、雨水の室内への進入の危険性があるので、防水処置には要注意です。
     

    鉄筋コンクリート組積造のユニットはどのようなものがあるのでしょうか?

     
    色は、セメント色のグレーと、砂岩の様なベージュと、レンガの様なローズ色で質感はフラットと、ジェットバーナー仕上げがあります。
     

     

    鉄筋コンクリート組積造の坪単価は一般的な鉄筋コンクリート造とくらべてやすいのでしょうか?

     
    作り方によりますが、一般的に、壁の質感の良さから、仕上げ、設備が高級になりますので、高めになると思います
     

    H邸の依頼者からの希望・要望はどのようなものでしたか

     
    石積みの様な壁を気に入られたのですが、耐震性、断熱性、耐久性、省エネルギー性も求められました。
     

    その要望をどのように叶えましたか?

     
    この構造は耐震性が高いので、その希望はクリアしました。
     
    断熱性では、壁を蓄熱体として、外断熱工法を採用し、外壁に断熱材を貼り、左官仕上げとして、内壁は、壁の質感を生かしたインテリアとしました。
    冷暖房費が安くなりました。
     
    耐久性は、コンクリートをユニットが保護しているので、コンクリートの中性化が遅くなり、耐久性が高いです。
    石壁が気に入られていたので、壁の質感を生かすため、大きな壁を作るため吹き抜けを作りました。
     

     

    H邸の断熱はどのような工法を採用したのでしょうか?

     
    壁の外側に、断熱材を貼付ける外断熱工法です。
    断熱材に左官仕上げをする工法です。
     

    その工法を採用した理由を教えてください

     
    省エネルギーに有利である為です。
     

    鉄筋コンクリート組積造のアパート・マンションなども設計していただけますか?

     
    当社で、アパートの設計実績があります。
     

    防火地域で、狭小地の場合のメリットがあるそうですが、その理由を教えてください

     
    この工法自体、耐火建築物で、外部に足場が無くても建てられるので、高い建蔽率で、敷地いっぱいまで建てる事が可能な土地であれば、5階建てまで可能です。
    事務所、テナントなどには、建物の存在感もあり選択肢として良い工法と思います。
     

    イデア建築デザイン事務所 吉村正一郎さんの鉄筋コンクリート組積造・設計事例

       

    画像 建物の名称 紹介文
    H邸

    この鉄筋コンクリート組積造は、型枠ブロックを鉄筋を配筋しながら積み上げ、中の空洞にコンクリートを流し込んで作る構造で、壁式鉄筋コンクリート造とほぼ同じ構造です。そのため、お客様の希望の高い耐震性、耐久性を実現し、この構造の特徴の壁が石積み調の壁を作り出します。

     

    ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

    先日、お話させていただいた、フリーペーパー編集の方から、
    4月号の冊子が送られてきました。

    「きらきら」というタイトルのフリーペーパー。
    名古屋市内の幼稚園や保育園のママさんに
    配られるものだそうです。

    その中で、先日お話した内容をもとに、
    「すくわくハウス」を取りあげて、紹介していただきました。

    先日お話した際、なぜ、私なのか?というお話をしたら、
    ママさんたちの中で、子供のアレルギーで困っている方が
    いらっしゃるとのことで、そういったアレルギーの方の
    家創りについて調べたら、すくわくハウスに行き着いたそうです。

    率直に嬉しかったです。

    すくわくハウスは、ずいぶんとみなさんに浸透してきたようで、
    いろんな先で、よく耳にするようになりました。

    きっと。
    体に優しい家を求めてらっしゃる方が多くなってきているんだと思います。

    体に優しいって。。

    素材はもちろんですが、空気の流れや
    温かい、寒いといった断熱等の性能まで、
    しっかりと考えられた、快適に暮らしていける家がいいですよね。

    でも、快適って、人によって、ほんと千差万別。

    なので、これ!という決まった形ではなくて、
    それぞれに最適な快適さを、一緒に探していく。

    すくわくハウスでは、
    そんな家創りをしています。

    もちろん。
    家創りは、それだけでなく、ワクワクも大事。

    子供が「すくすく」育つ、「ワクワク」できる家創り。
    そう。
    すくわくハウスの名前の由来なんですよ。

    もし、このフリーペーパーを手にする機会があれば、
    中身も読んでみてくださいね。
    しっかりとまとめていただけてましたので。

    ユーザー 木の家プロデュース 明月社 山岸飛鳥 の写真

    家を建てるための土地を探している人は、市街化区域とか調整区域という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
    上の写真は、ちょうど市街化区域と調整区域の境目にある敷地の様子である。この二つ、いったい何が違うのだろうか。

    これは、兵庫県の「都市計画区域図」である。
    このなかの、ピンクが「市街化区域」 緑が「調整区域」 茶色が「未線引き」 となっている。

    街中はピンク=市街化区域
    ちょっと田舎は緑=市街化調整区域
    めっちゃ田舎は茶=未線引き
    超田舎は白=都市計画区域外

    ザックリ言うと、
    ピンクは 「どんどん建物を建てましょう」
    緑は 「建物たてちゃダメ」
    茶色 「建てたかったら建ててもいいよ」
    白は 「お好きなように」
    という意味。

    だから、都市部の周辺部 いわゆる郊外で土地を探している人は注意しないと、「安い!」と思って買ったら 市街化調整区域で家が建てられない なんてことがある。

    ただし、上の写真のように、うまいこと調整区域に隣接している市街化区域の土地が見つかると、すごい特典がある。
    将来にわたって、隣に建物が建つことがない。

    まあ色々例外はあるのだが、ここでは割愛して、とにかく、いきなりマンションが建って日が入らなくなったとか、緑の景観がコンクリートに早変わり という心配はほぼない。

    この敷地は、調整区域なのだけれども、条例で家を建てられるようにした区域である。ときどきこういう場所もある。
    通勤時間をちょっと頑張れば、住宅地なんだけれども、ほとんど別荘気分で暮らすことができる。

    ちなみに、調整区域との境目には、地盤の良い場所が多いのもメリットのひとつ。ここであげた二つの敷地とも、地盤はとても良かった。
    もちろん全てではないし、逆に地滑り地域などもあるので 事前の調査は必要だ。

    便利が一番の人は文句なしに市街化区域のど真ん中を狙うべきだけれども、こうした調整区域との境目を狙うのも面白い。

    ページ

    建築家紹介センター RSS を購読