●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
親世帯、子世帯、それぞれに設置されているインナーテラスでは、観葉植物の置場、風雨にさらされる出入りのサンダルの置場所に使われたり、小雨くらいでは、窓を開け放して風を入れて過ごすなど、この緩衝帯は、半外部であり外と内の折り合いを付けてくれるようなスペースとして期待しています。
また、コミニュケーションサンルームは、都内ではなかなか外に洗濯物が干せないため、両世帯の物干し場として設けられました。
親世帯、子世帯が室内で繋がる唯一の動線もこのスペースであり、洗濯物を干しながらの井戸端会議の場、コミュニケーションの場になったりします。
住宅密集地なので、中庭を取ることは、プライバシーを確保するためにも、有効な方法でもあり、お施主さんの最大の要望でした。