昨日の午後は、いくつか工事の現場に行ってきました。
写真の現場では、ちょうど、敷地の造成がスタートしていました。
工事のために、工務店が乗り込む前の、宅地の造成です。
造成といっても、擁壁を創ったりするわけでもなく、
地盤を整えたりしていく感じです。
工事を担当してくれているのは、とっても素敵な庭の設計施工をしてくれる
「株式会社庭右衛門」の大将。
※残念ながらHPはリニューアル中。新しくなったら、ご紹介します。
こちらの土地は、風致地区という緑化をすることが必要なので、
大将の感性を生かした、素敵な庭にしてもらう予定です。
彼との雑談で、彼が言っていた言葉なのですが
「家のデザインがあって、そのデザインを引き立てるような庭を創っていく」
とのこと。
素晴らしい姿勢だと思いました。
今後も、いろいろと一緒に仕事していけるといいなと思います。
来月になったら、いよいよ工事が着工となります。
愉しみですね。
こちらの現場は、少し進んでいますね。
基礎のベースが出来上がって、立ち上がりの型枠を組んだところ。
近日中に、コンクリートを打つ段取りです。
いつもながら、何だか迷路を創っているような気分です(笑)
先日、鉄筋の本数やピッチ等については検査が完了しているのですが、
このプロセスでは、もう少し違ったところをチェックします。
こちらの写真にそのポイントが写っています。
なにやら鉄の棒が飛び出てますよね。
この棒。とっても大事なんです。
基礎と上の木造部分をつなぎとめておくための
アンカーボルトというもの。
構造計算で、どこに、どれだけ、必要なのかが
決まっています。
それに間違いがないかを確認するんです。
コンクリート打った後ですと、差し込んだりできないので
この時期の確認は、とっても大事なんです。
しかも。
コンクリートを打つ時に移動してもいけないので、
きちんと固定されてるかも同時に確認します。
もちろんですが、
すべて問題なく設置されていました。
第三者の立場から、当たり前のことなのかもしれませんが、
キチンと確認しておくこと。大事にしています。
大切な家ですからね。
いい家創りにしたいですから。
設計も愉しいのですが、現場も愉しいです。
岩手県内に建てた住宅(木造・新築・平屋)
季節を問わず快適な生活ができるように特に寒冷地岩手において、光熱費(特に暖房費)のかからない、省エネルギーな住宅を希望
主に地域の木材を構造材や仕上げに使い、自然素材を使った内外装
続いて…耐力壁のお話です!
まず…耐力壁とは?建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のことを示します。ちなみに…そうではない壁(構造的に固定されていない壁)は非耐力壁と呼びます。また…木造建築物においては、耐力壁に似ていますが、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁など)を準耐力壁と呼びます。
構造設計者はこれらをバランスをみながら配置していきます。私は独立してから…どんな簡単な建物も構造設計の最終判断は構造設計者に委ねています。なので…開口を大きく採りたいとか、ここはどうしてもこういうプランにしたいとか、自分で考えたプランではダメな場合が多々あります(笑)これで良いのです…ここに構造設計者の役割があります。昔の人は良いことを言っています…餅は餅屋…構造のことだけではなく、この言葉は設備設計、電気設計にも言えます。
少々話が脱線しましたが(笑)…耐力壁はバランスが大切です!構造設計者からよく言われます(≧◇≦)
奈良の郊外に建つ、老後を迎えようとする夫婦のための住宅
「主に二人での生活になるため、プライバシーを気にする必要は無く、開放的な設えにして欲しい」という要望がありました。
経歴などをご覧いただき、安心いただけたことが大きな決め手となったと思います。
部屋を細かく分割せずに、一つながりの開放的な空間を実現しました。断熱は外断熱とし、冷暖房は壁体内の中に温風・冷風を吹き込むことで、輻射熱により温熱環境をコントロールしています。建材は、国産の木材と、和紙やしっくいなどの白を基調とした自然素材を多用しています。
「風の抜けも良く、光も色々な場所から差し込むので全体的に非常に明るい家です。冷暖房は直接風があたらないので、すごく快適です。以前の家は、廊下やお風呂場が非常に寒い家でしたが、今は場所ごとに寒い・暑いといったことがないため体への負担も少なく、非常に快適です。」
エントランス 吹抜け
リビング
階段吹抜け
建物外観
引っ越し後の写真撮影で西山の住まいへ伺いました。
大小問わず、置かれている物一つ一つに住まい手さんのこだわりを強く感じる暮らしぶりに脱帽。
『住まい(建物)は完成したところが終点ではなく
住まい手さんとの暮らしの中で、どんどんと素敵に成長していくんだなぁ~』 と改めて感じた一日でした。
お忙しい中撮影にご協力いただいた住まい手さんに感謝です✨
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━タイラ ヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博blog⇒http://www.taira-arch.com/blogweb site⇒http://www.taira-arch.com/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
建替え場所:伊丹・53坪・第1種低層地区・三方囲まれています・その三方の土地より我が敷地は低い(できればわからない程度に土を盛ってほしい)・北側に家があります容積率・建築率 できれば目いっぱい使ってほしい。全開する中庭・エレベーター・電動車いすに対応・風呂&洗面所2か所・多目的に使える和室・収納スペースを一杯・納戸的なwalkinクロゼット・仏壇2台&飾り台あり・中庭に面したダイニングテーブル(1m*2m)兎に角あったかい家(床下天井に標準以上の断熱材を)・ウッドチップ断熱材・天井が高い・光と風と空を感じる家・無垢板/珪藻土/漆喰にこだわります・欧風ではなく日本の家・すべて引き戸(玄関含む)・トリプルガラス木製または樹脂窓駐車場は車2~3台のスペースが必要・松/椿/アジサイあり・現在使用のミーレの食洗器を使う・お風呂はゆっくりしたい/拘りたい・トイレ1か所は身障者対応のこと・通路は幅1m・手すりあっちこっちに・玄関は広く/車いす収納スペースを・ etcしたいこと盛り沢山… でも敷地が狭い… 主人も私も62才、現役です。二人とも脚が悪く、私は特に毎日の生活も大変です。(歩けてますが…)生活の質を確保するためにも断熱の暖かい家は必要です。(高密度は求めません)二人だけの生活となりますが、子供たちに、維持費ができるだけかからない、残せる家を希望します。そして孫たちが遊びに来てくれ家を欲します。 当初は馴染みの地元の住建屋さん、次にハウスメーカー、3件目は空間デザイナーの方とお話をいたしましたが、なかなか決まらず今日に至っております。疲れました…予算は5000万まで 建築家の方に任せるのが一番!わがままな私に付き合ってくださる、聞き上手で心広い建築家の方にもうお任せするしかない! どなたかよろしくお願い致します。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
自宅の1階を美容院にしたいと思っています。今、駐車場(2台分)です.お店はシンプルで構いません。予算200万です。宜しくお願いします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
この写真。昨年度に竣工した家。
大きな屋根と縦格子が印象的な、和モダンな家。
実は昨日、待ちに待った、竣工写真が手元に届きました。
そのワンショットなんです。
いろんな角度からの写真を見ながら、
いろいろと想いかえしたり。
いいですよね。
夕景は、青い空がとってもきれいです。
昼間見ると、こんな感じです。
大きな屋根が特徴なのが、よくわかりますよね。
特徴になるからこそなのですが、
屋根には、ちょっとしたこだわりがあったりします。
屋根の見える厚み。
通常より細く見えませんか?
見えると思いますよ。
だって、実際に、細く見せるために、いろいろ工夫してます。
屋根のラインを細くすることで
武骨な印象の和風ではなく、
繊細な印象を持っていただけるような和を目指しています。
玄関庇も同様です。
庇を細く見せることと同時に、
それを支える柱を、スチールパイプにして
より細く見せているんです。
こんな風に、ちょっとした工夫の組み合わせによって、
全体を違った雰囲気に見せることができるんですよ。
工事中に、こちらのブログで何度か登場している和室。
来客をおもてなしするということもあって、
檜を使って、しっかりとした和室にしています。
縁のある畳。
檜の柱。
襖のデザイン。
障子のデザイン。
細かなところも、大工さんと打合せしながら
決めていきました。
たまには、こういった和室もいいですね。
背筋がピンとします。
まだまだ写真はあるのですが、
近いうちに、HPの方にアップしますので
お楽しみに!
昨日の夜、とある家創りで採用予定の家具について
考えました。
白と黒の家具。
白といっても、とっても幅があるんですよね。
いろんな白のサンプルを集めて、
比較検討。
製作する、造り付けの家具は、
自由度が高いので、とってもいいのですが、
逆に、しっかりと仕様をきめておかないと
使いにくくなってしまうので、注意が必要なんです。
慎重に検討して、決めていきたいですね。
日本の在来工法は木の梁と柱を組み合わす工法でこの工法はジョイント部の強度が一番重要になります。梁と柱で構成される建築は「ジョイント部の強度が建物強度のすべて」なのです。コンクリート造でも重量鉄骨造でも同じ事が言えます。そして、コンクリートや重量鉄骨ではジョイント部を剛接合といって強固な接合にすることができるのですが、在来木造ではピン接合といって耐力なしを前提にした接合として扱います。 ジョイント部には地震の時に二つの力がかかります。 a 建物を横から揺さぶられる事でジョイント部がナナメに変形していく力b 柱と梁が引っ張られて抜けてしまう力 aに関しては周知されている力です。木造在来工法ではジョイント部に耐力は見込みません。鉄骨やコンクリートのように剛接合にする方法がこれまで無かったからです。最近の一部の金物工法では、剛接合にできるようになってきましたが、それはあくまで特殊な工法として分類されるので在来工法ではありません。耐力ゼロをどのように補強するかというと、筋交い補強や構造用合板等の面材での補強です。筋交い等を作ることで、ジョイント部にナナメの変形が起こる力が加わる事自体を防ぐわけです。 bの力をきちんと計算するようになったのは2000年からです。この力を専門用語ではN値と表現します。現在は在来工法ではプレカットと言って工場で組み合わせる仕口を加工してくるのですが、在来工法は柱が細くそれに見合った単純な形なのでこの仕口では引き抜く力に対抗できません。ですので外付けの金物で補強する事が必須になります。すべてのジョイント部を計算して、算出したN値に合わせた補強金物を選択して、大工さんが後付けで横から施工するのです。このジョイント部は2階建てなら1階と2階の柱の柱頭部分と柱脚部分すべてになります。これらはコーナー金物やホールダウン金物と言って、その選択と施工はとても重要です。きちんと設計が壁量計算してN値を算出して、それに沿ったホールダウン等の金物を施工することが耐震上とても重要なのです。
外観写真…軒の出75cmの和建築(切り妻屋根 4寸勾配)に、車寄せの片流れ屋根を付けるシンプルな形状と致しました。
全ての材料・色決めを行ない承認発注後、外壁をウォールナット色柄⇒オーク色柄に変更した為、樋や設備配管等と統一感がなくなっています。
収益事業を第一として、既存グループホームの隣接地に有料老人ホームとの複合施設で計画をスタートしましたが、資金繰りの為近隣地での単独計画となりました。当初より、施主の建築コスト及び運営経費を安くしたい要望に対して、法律での要求所室数・各室面積は規定最小限としましたが、設計はシンプルな形状とチープな材料を使用しながらも、本来の福祉施設に求められる機能性と思いやり精神を可能な限り織り込みました。
“使い手が幸福になる為の建築の追求“”という弊社のコンセプトと多数の実績をごらん頂き、また、周囲の評判をリサーチなさった施主のご友人であるコンサルタントより、本事業に対して施主に推薦して頂き、お声掛け頂きました。
お声掛け頂いた当初より建設費削減の為、間仕切壁も一切なく、カーテンでの仕切りをご希望なさる程、事業第一でのプロジェクトでした。鹿児島市の許認可事業で実際に許認可がされる前に経費(設計報酬)が掛かるリスク回避、また、資金繰りの為断念した有料老人ホームの収益に変わる多種の許認可事業へのエントリー結果を待つ為に実際には、プラン決定の一年以上後に設計を開始致しました。
依頼者は、この福祉事業について施設・運営とも全く経験・知識もございませんでしたので、介護保険法(、老人福祉法)、建築基準法にて求められる施設の最低限度の設置基準よりご提示・ご説明させて頂き、また、業務契約外である運営上(メンテナンスを含む)のアドバイスもさせて頂き、介護施設として求められるべき機能性と思いやり精神を実現致しました。
『トイレの仕上げ等、機能的にも美観上も素敵で嬉しく思います。また、思いもしない部分まで、管理者・入所者の立場で配慮して頂き有り難く思います。』
デイルーム~エントランス…中央に食堂を配置し、その周囲に所室を配するシンプルなプランと致しました。トップライトの設置、階高のUPによるコストアップを避ける為に、エントランス扉にて採光・換気・排煙・消防の開口を確保しました。シンプルな空間構成が安価な材料の質感によりのっぺらぼうにならない様に、床材をコストが変わらない同材のマルチストライプ・ランダム張りとしました。
台所…木目調で統一し、明るく和やかな空間としました。機能的にも油汚れ等の清掃のしやすさを考慮しています。
トイレ…石目(トラバーチン)調の設えとしました。
多機能トイレ…木目(オーク)調で、①天井・1面の壁・床を単色②3面の壁を3色としたものをそれぞれコの字に折り曲げて立方体の空間を構成致しました。
浴室…奥に別途のリフト付特殊浴槽が設置されます。木造での在来浴室は耐用年数の面で不利ですので、本プロジェクトでは浴室部分のみ、屋根を除き、鉄筋コンクリート造(基礎の立ち上がりを梁下とした木造)となっています。
洗面脱衣室…転倒時に配慮して、クッションの入った浴室用のビニルシートを床材としています。壁と天井は湿気による木構造材へのダメージを低減する為に、化粧ケイカル板とアルミ天井材を使用しています。
宿泊室…設置基準最小限7㎡程の広さとなっています。出来る限り採光を取り入れて、かつ、空調設備コストを下げる為に採用したルームエアコンとの収まりの為、カーテンボックス部分を増した納まりとしています。今後は24時間用の吸気口等も考慮した納まりに発展させたいと思っています。
本プロジェクトでは、既製品ではありますが、水廻りを除き、握りやすい木質手摺を採用しています。
車寄せ・エントランス…本プロジェクトでは、エントランス扉を除き、住宅用既製サッシを採用してコストダウンを計っています。エントランス周りは、よりシンプルな意匠実現とコストダウンを図る為に監理・施工期間もアイディアを検討致しました。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
土地で迷って、こちらに登録させて頂きました。結果的に最終的なサービスまで利用することはありませんでしたが、我々のような不動産の素人がいきなりプロと出会う場もなく困っていたので、...
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早速丁寧なコメントを頂きました。おかげさまで目的とした件について回答が得られました。いろいろと有り難うございました。だいち