ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

デザインが売上を変える理由。

ブラックコーヒー3本から読み解く

「印象設計」という建築思想。

テーブルの上に並ぶ、

3本のブラック無糖缶コーヒー。

どれも黒を基調としたパッケージ。

中身は同じ「ブラックコーヒー」です。

しかし・・・・・。

・ロゴの書体

・色彩のトーン

・コピーの言葉選び

その違いだけで、

「力強さ」

「香り」

「余韻」

「味覚のイメージ」等、

受け取る印象は、まったく異なります。

人は、実際に味わう前に

すでに「印象」をイメージして

飲んでいるのです。

これは、飲食店経営において

極めて重要な示唆を含んでいます。

味だけでは、選ばれない時代

奈良県で建築設計を行う中で、

近年とくに増えている

ご相談があります。

・これからカフェを開業したい

・古民家を再生してレストランを始めたい

・既存店舗の売上が伸び悩んでいる

多くの方が「メニュー」

「価格」「立地」を考えます。

もちろん「それら」も重要です。

しかし本質的な課題は、

そこだけではありません。

選ばれるかどうかは

「味」だけではなく

「印象」でも決まるのです。

建築とは「意味」を与える行為である。

私は常にこう考えています。

建築とは、

空間に意味を与える行為。

それは住宅でも、店舗でも同じです。

同じ20坪のカフェでも、

・天井の高さ

・光の入り方

・床材の質感

・椅子の硬さ

・テーブルの距離感

それだけで、

滞在時間も客単価も変わります。

環境心理学の観点から見ても、

人は空間の印象によって行動を変えます。

暗めの照明は滞在時間を伸ばし、

天井が高いと創造性が高まり、

木質空間は安心感を与える。

つまり、デザインは

感情を操作する力を持つのです。

飲食店開業に必要なのは「印象の一貫性」

ブラックコーヒーの缶と同じです。

・店名のフォント

・ロゴの太さ

・外観の色彩

・メニュー表の紙質

・照明の色温度

それらがバラバラでは、

ブランドの軸は伝わりません。

飲食店経営で成功する店舗には、

必ず「印象の一貫性」があります。

例えば、

重厚感を売りにするなら

入口から重心を低く設計する。

軽やかなカフェなら

自然光を多く取り入れ、抜けをつくる。

和モダンなら

素材の陰影と余白を活かす。

建築設計とは、

その世界観を物理空間に

翻訳する仕事です。

なぜ売上が伸びないのか?

店舗運営で悩まれている方の多くは、

「味は悪くない」と言います。

しかし、

・写真映えしない

・印象に残らない

・SNSで拡散されない

・価格に納得感がない

それは、

味だけの問題ではありません。

「体験の設計」が不足しているのです。

人は、料理を食べに来ているだけではなく、

その場所での「体験」を

買いに来ています。

奈良で飲食店を開業するということ

奈良という土地には、

独特の空気感があります。

歴史

静けさ

陰影

時間の流れ

この地域性を理解せずに

流行の内装だけを模倣しても、

本質的な魅力は生まれません。

勿論、地域性だけに添うのではなく

「意味のあるギャップ」も

一つの戦略とはなります。

やまぐち建築設計室では、

・地域性

・ターゲット層

・価格帯

・オーナーの哲学

これらを丁寧に整理し、

印象設計を組み立てていきます。

これは単なる

店舗デザインではありません。

ブランディング設計です。

デザインの効能とは何か?

デザインの効能は、

美しさだけではありません。

・信頼を生む

・価格に説得力を持たせる

・滞在時間を伸ばす

・再来店を促す

・口コミを生む

・行動を生む

名にも色々とありますが

一部ですがこれらも、

デザインの力です。

住宅設計でも同じです。

同じ広さでも

同じ性能でも

印象が違えば

暮らしの質は変わります。

人は、スペックではなく

「空気感」の中で生きているのです。

建築家としての店舗コンサルティング

現在、建築家の立場から

飲食店開業の

コンサルティングも行っています。

単なる内装設計ではありません。

・事業コンセプト整理

・ターゲット設定

・価格帯の設計

・空間ブランディング

・導線計画

・心理的安心感の設計

空間は、

経営戦略そのものです。

ブラックコーヒー3本の比較写真は、

小さな違いが

大きな印象を生むことを

教えてくれています。

デザインとは、

飾りではありません。

意味を与える行為。

価値を翻訳する行為。

感情を動かす行為。

飲食店開業を考えている方。

店舗運営に悩んでいる方。

もし今、売上や集客に不安があるなら、

それは「味」「立地」だけの問題ではなく、

「印象設計」の問題かもしれません。

皆さんが「食事」に出かけた際の目的は

色々とありますが、

何を考え、何をイメージして

お店の予約を行いますか?

奈良で店舗設計・カフェ設計

古民家再生店舗、

飲食店開業支援をお考えの方は、

一度、空間の持つ本質から

見直してみませんか?

「何を売るか」だけではなく、

「どんな時間が積み重なるか」を、

空間で支えるように。

しかしながら、

一番大切なモノゴトとしては

様々な意味でのサービスを提供する「人」が

一番重要だという事はお忘れなきように。

少し立ち止まって考えてみたい

そんな方の目に、

そっと届けば幸いです。

○関連blog
売場ではなく、体験を設計する。上質な店舗、ブランドが大切にしている「選ぶ時間」という価値

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail740.html

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I-5225、新築を計画してます(茨城県)

ユーザー suzu の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
茨城県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

茨城県つくば市で新築を計画してます。
何社かハウスメーカーを回りましたが、見積もり等よくわからない点が多く、投稿しました。
現在は
・土地は決定済み
・3LDK程の広さで検討
・高機密高断熱
・全館空調付
以上で検討してます。
予算等もありますので、相談させていただける方を探してます。
よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-5224、既に建っている建築の図面を新たに作成(群馬県)

ユーザー はる5224 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
群馬県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

建築家 様
 
現在、既に建っている建築の図面を新たに作成して頂きたく、ご連絡いたしました。
実際の建物と、法務省で取得した間取りが違うので新たに作成したいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

土地探しが進んでくると、
最後に残る問いがあります。

 

「なぜ、
 この土地で建てるのだろう」

 

条件は、
一通り確認した。

 

価格も、
広さも、
周囲の環境も、
大きな問題はなさそう。

 

それでも、
どこかで
立ち止まる瞬間があります。

 

そのときに浮かんでくるのは、
スペックの話ではなく、

 

「この場所と、
 どう付き合っていきたいか」

 

という問いです。

 

設計をしていると、
土地を決める理由には、
大きく二つの種類があると
感じます。

 

ひとつは、
条件が整っているから。

 

もうひとつは、
理由はうまく説明できないけれど、
ここがいいと感じるから。

 

どちらが正しい、
という話ではありません。

 

ただ、
長く住み続ける家になるほど、
後者の理由が
静かに効いてくることが
多いように思います。

 

この道を
毎日歩くことになる。

 

この空を
何度も見上げることになる。

 

この距離感で
周囲と付き合っていくことになる。

 

そうした積み重ねを
想像したときに、

 

「無理をしなくても
 続けられそうだな」

 

そう感じられるかどうか。

 

それが、
この土地で建てる意味の
ひとつの形なのかもしれません。

 

設計は、
与えられた土地の上に
答えを載せる作業ではなく、

 

その土地と暮らしの間に
どんな関係を結ぶかを
考える時間でもあります。

 

すべてが
説明できなくてもいい。

 

少し曖昧で、
言葉にしきれなくてもいい。

 

それでも、
「ここでなら」と
静かに思えるかどうか。

 

その感覚は、
あとから
図面よりも
強く残ることがあります。

 

この土地で建てる意味は、
誰かに証明するものではなく、

自分たちの中で
納得できるもので
あればいい。

 

時間が経って、
環境が変わっても、

 

「あのとき、
 ここを選んでよかった」

 

そう振り返れる理由が、
小さくても
残っていれば、

その土地は、
もう十分に
“意味のある場所”に
なっているのだと思います。

 

この土地で建てる意味を、
静かに考える。

 

それは、
判断を遅らせるためではなく、

これから続いていく
暮らしに、
そっと芯を通すための
大切な時間なのだと
感じています。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

自然光を活かす間取りとは?

開放感と心の余白を生み出す

住まい設計。

住まいの心地よさを決定づける要素は、

設備の性能や広さだけではありません。

本当に暮らしの質を高めるのは、

その空間で

どのような光の中で

時間を過ごすのかという点にあります。

やまぐち建築設計室では、

住まいを計画する際、

間取りを考える前に

「光の設計」からも思考を始めます。

朝のやわらかな光。

午後に伸びる陰影。

夕暮れに空間を包み込む静けさ。

自然光は単なる明るさではなく、

暮らしの感情を整える

環境そのものだからです。

今回は、

自然光を活かす間取りがもたらす価値と、

設計によって実現する

具体的な工夫について、

少しblogで書いてみたいと思います。

自然光を活かす間取りがもたらす

本質的なメリット。

空間に「実寸以上の広がり」が

生まれるという価値。

自然光を計画的に取り込む設計よって

生まれた住まいの空間は、

面積以上の開放感を感じさせます。

光は壁を消し、奥行きを生み、

視線の抜けをつくります。

特にリビングやダイニングのような

家族が長い時間を過ごす場所では、

・光の方向

・窓の高さ

・外部との関係性

によって空間の印象が大きく変わります。

高級ホテルや

上質な旅館が心地よく感じられる

理由の一つも、

実はこの「光の扱い方」にあります。

単に大きな窓を設けるのではなく、

光がどのように

空間を流れるかを設計すること。

それが本当の意味での

開放感を生み出します。

心身を整えるリラックス効果。

人は本能的に自然光を求めています。

朝日を浴びることで体内時計が整い、

集中力や精神的な安定にも

影響を与えることが知られています。

しかし重要なのは、

「明るければそれで良い」

という考えではありません。

強すぎる光は疲労を生み、

均一すぎる空間は感情を鈍らせます。

やまぐち建築設計室では、

・光と影のバランス

・時間による変化

・陰影の美しさ

なども住まい手の暮らしや

価値観により重視します。

時間とともに移ろう光がある住まいは、

帰宅した瞬間に

心がほどける空間になります。

これは数値化できない、

しかし確実に

暮らしの質を高める要素となります。

日常の快適性と

エネルギー効率の向上。

自然光を上手に取り込む間取りは、

快適性と省エネルギー性の

両立にもつながります。

冬は太陽熱を取り込む

日中の照明使用を抑える

室内環境を安定させる

GX志向住宅や

これからの住まいづくりにおいても、

自然エネルギーの活用は

重要なテーマです。

つまり採光設計とは、

美しさと合理性を

同時に成立させる設計でもあります。

自然光を最大限に活かす間取り設計の工夫

建物配置と暮らし方、

窓計画等を一体で考える。

多くの住宅で見落とされがちなのが、

「窓単体」で考えてしまうことです。

本来は、

・敷地条件

・周辺建物

・太陽高度

・視線環境

を総合的に読み解く必要があります。

例えば奈良県でも

南北にながく、標高差も多いので

北和・中南和・南部での差もありますが

一般的な奈良の住宅地では、

・隣家との距離

・冬の底冷え

・西日の扱い

・計画する家の特長

・住まい手の暮らしぶり

まで考慮することで、

一年を通して心地よい光環境が生まれます。

中庭や高窓(ハイサイドライト)や

横長窓を組み合わせることで、

プライバシーを

守りながら奥まで光を導く設計も有効です。

光が「通り抜ける」間取りをつくる

自然光は入口だけでは不十分です。

重要なのは

光の通り道をつくること。

・引き戸による空間連続

・中間領域の設計

・リビング階段

・回遊動線

これらは間取り上の動線設計であると同時に、

採光設計でもあります。

光が家全体を巡る住まいは、

空間の中に穏やかな明るさが保たれます。

結果として、

家族が自然と同じ空間に

集まる住まいになります。

縦方向の空間を活かす設計

光は上から取り入れることで、

より柔らかく空間に広がります。

そのため、

・吹き抜け

・スキップフロア

・中庭

・トップライト

といった立体的な設計は非常に有効です。

特に奈良市内や生駒市内、

橿原市内、香芝から大和高田、

広陵地域の市街地や

住宅密集地では、

空間上部からの採光が

住まいの質を大きく左右します。

吹き抜けは単なるデザインではなく、

光と空気を循環させる装置とも言えます。

本当に豊かな住まいは「光の記憶」が残る

住まいの価値は、完成した瞬間ではなく、

暮らし続ける時間の中で決まります。

朝、カーテンを開けたときの光。

休日の午後に床へ落ちる陰影。

夕暮れに静かに変化する空間。

そうした体験の積み重ねが、

住まいへの愛着を育てていきます。

やまぐち建築設計室が考える住まいは、

単に明るい家ではありません。

光によって暮らしが整う住まい。

それこそが、

長く暮らしの価値を

持ち続ける住宅だと考えています。

自然光設計が暮らしの質を変える

自然光を活かした間取りは、

空間の開放感を高め

心身の安定を生み

快適性と省エネルギーを両立し

暮らしの豊かさを深めます。

そしてそれは、

間取りテクニックではなく

「設計思想」によって実現します。

住まいづくりを考え始めたときこそ、

広さや設備も大事ですが、

どんな光の中で暮らしたいか?

その視点からも

住まい造りを考えてみてください。

光の設計が整った住まいは、

人生の時間そのものを

豊かに変えていきます。

家づくり、

少し立ち止まって考えてみたい

そんな方の目に、

そっと届けば幸いです。

○関連blog
奈良の風土に寄り添う家の形を設計する・和モダン住宅が「長く心地よく」暮らせる理由

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail730.html

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I-5223、旅館業の申請を予定しており……(東京都)

ユーザー TOMO5223 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

突然のご連絡失礼いたします。

現在、東京都内にて旅館業の申請を予定しており、
保健所より建築基準法上の整理として、
用途変更の確認申請は不要でも、建築士様の簡易的な見解書提出を
求められる可能性があるため、ご相談させていただきました。
 
下記建物について、
建築基準法第87条に基づく用途変更確認申請の要否に関する
簡易的な見解書の作成をご依頼可能でしょうか?
 
【建物概要】
所在地:(地名地番)東京都世田谷区**********
    (住居表示)東京都世田谷区********** ***** ***
構造:木造
階数:地上2階建
建築年月:令和元年
延べ面積:約191m2
既存用途:飲食店
 
【計画内容】
既存建物の一部、2階***(67.58㎡)を
旅館業(旅館・ホテル)として使用予定です。
 
なお、
・増築予定なし
・主要構造部の変更なし
・避難経路に影響する改修なし
・建物全体用途変更ではありません
 
保健所提出用として、
用途変更確認申請の要否についての
簡易的な見解書(A4 1~2枚程度)を想定しております。
 
建築台帳記載事項証明および図面は共有可能です。
 
ご対応可否および概算費用をご教示いただけますと幸いです。
 
何卒よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

土地を探していると、
ついこんな言い方をしてしまいます。

「この土地に住む」

 

もちろん、
言葉としては
間違っていません。

 

でも、
設計の仕事を続けていると、
少しだけ
違う感覚を持つようになります。

 

それは、

土地に
「住む」というよりも、

土地と
「暮らす」という方が
しっくりくる、という感覚です。

 

土地は、
ただの器ではありません。

 

光の入り方。
風の通り道。
音の広がり方。
周囲との関係。

 

それらは、
こちらの都合に
完全に合わせてくれるわけではなく、

むしろ、
常に何かを
投げかけてきます。

 

暑い日もあれば、
寒い日もある。

 

静かな時間もあれば、
少し騒がしく感じる瞬間もある。

 

それらすべてと
付き合いながら
日々を重ねていく。

 

それが、
土地と暮らす、
ということなのだと思います。

 

土地を
完全に制御しようとすると、
暮らしは
どこか緊張します。

 

逆に、
すべてを受け入れようとすると、
無理が生じます。

 

だから、
その間に
ちょうどいい関係を
探していく。

 

どこは受け止め、
どこは距離を取るか。

 

どこは頼り、
どこは委ねすぎないか。

 

そのバランスが、
暮らしの質を
静かに決めていきます。

 

設計とは、
建物をつくること
だけではなく、

土地との
付き合い方を
形にすることでもあります。

 

土地に住む、
という発想から、

土地と暮らす、
という視点に
少し切り替えてみる。

 

そうすると、
条件の見え方や、
判断の基準が、
少し柔らかくなることがあります。

 

この土地と、
これから
どんな関係を
築いていけそうか。

 

その問いを
自分に向けてみると、

土地選びは、
選別ではなく、
対話のようなものに
変わっていく気がします。

 

土地と暮らす。

 

それは、
完璧な答えを
求めることではなく、

時間をかけて
関係を育てていく
という選択なのだと
感じています。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

見えていない層を想像するという生き方。

私たちは、

目に映るものを「現実」と呼んでいます。

しかし本当に、

それがすべてなのでしょうか?

目の前にある出来事。

誰かの言葉。

今の状況。

数字や結果。

それらは確かに目に見えている

「事実」ではありますが、

それが「全体」であるとは限りません。

そして「思考」という

フィルターを通して見えている

物事です・・・・・。

むしろ、

目に見えているものは

氷山の一角のように、

ほんの一部分に

すぎないのかもしれません。

最近は皆さんも

よく耳にする「切り取り」に近い部分。

見えている景色が、

世界のすべてだと錯覚する瞬間

焦りや不安に包まれているときほど、

私たちは視野を失います。

「いまの状況がすべてだ」

「この失敗が人生を決めてしまう」

「この評価が自分の価値だ」

そんなふうに、

見えている一点を「世界の全体」に

拡大してしまう事はありませんか?

けれど人生やモノゴトは、

常にいくつもの層を持っています。

水面の上に見えている波だけでなく、

その下には、

ゆっくりと流れる潮流がある。

言葉にされていない想いや

まだ芽吹いていない可能性。

今は形になっていないご縁だったり

時間の中で熟していく未来など。

それらは、

確実に存在しています。

沈黙の奥にあるものを

想像できる人であるように。

人は、基本的にすべてを語りません。

語られなかった事情。

飲み込まれた本音。

表情の奥にある葛藤。

目に見える態度や言葉だけで

判断してしまえば、

人間関係は簡単にすれ違います。

けれど、

「その裏側には何があるのだろう」と

一歩想像できる人は、

世界の見え方が全く違います。

想像力は、

優しさの源泉であり、

知恵や知識の根底であり、

自身の人間力でもあります。

背景を思う力は、

自分の感情を整える力でもあります。

自分の未来にも、

まだ見えていない層があり

そしてそれは、

他人だけではなく

自分自身にも向けられるべき視点です。

今の自分に見えている未来だけが、

可能性のすべてではありません。

いまは芽が出ていない

だけかもしれないし、

いまは準備期間

なのかもしれないという事。

いまは土の中で、

根を張っているだけかも

知れません。

未来は、

「見えてから信じるもの」ではなく

「見えなくても信じることで育つもの」

だという考え方もあります。

視野が広がると、

感情は穏やかになり、

視野が狭くなると、

感情は揺れやすくなります。

世界が一点に縮小すると、

不安は膨張します。

しかし視野が広がると、

世界は立体になります。

今はその一部でしかなく、

まだ別の層があり、

まだ別の選択肢がある。

そう考える事が出来るだけでも、

視野や思考、行動は変わります。

見えていない範囲にも意識を向ける

見えているものだけに囚われない。

見えていない範囲にも

意識を向けるということは

現実逃避ではありません。

むしろ、

より広い現実を受け入れる

姿勢ではありませんか?

表層ではなく、構造を見る。

結果ではなく、過程を見る。

今だけでなく、時間軸で捉える。

そうした思考は、

人生を豊かにします。

なぜなら、

選択肢が異なり、

可能性が変化するからです。

そして、他者に対しても自分に対しても、

意識が変化します。

人生を少しだけ豊かにする姿勢として、

世の中の見えているものは、

ほんの一部。

この前提を持つだけで、

世界の解像度は変わります。

焦りは静まり、

判断は柔らぎ、

未来は広がるかもしれません。

見えない範囲を想像することは

思考の深さであり、

優しさであり、

希望でもあるのだと思います。

人生はいつも、

私たちが思っているよりも、

広いものです。

だからこそ、

見えている景色だけで、

世界を決めてしまわないように。

それが、人生を、生き方を

可能性を豊かにする為の

ひとつの思想なのだと思います。

判断軸の持ち方を

丁寧に考えてみませんか?

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ダイチの住処

●設計事例の所在地: 
兵庫県加古郡
●面積(坪): 
91㎡(27.5坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

周囲を田畑や溜池に囲まれた自然豊かな地域に建つ、4人家族のための平家です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

気に入った土地には大きな農家住宅や納屋が建っていたが、自分たちが使いこなすには大きすぎること、予算の都合があることを考慮し、解体してコンパクトな平家を建てたい。自分たちの住まいだけで敷地を閉じるのではなく、地域に開かれた場所にもしたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「丁寧に要望を聞いてくれ、自分たちの思い付かないアイディアを盛り込んで提案してくれた」

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

予算と住まい方のご要望から、大きな敷地に対してコンパクトな建物を計画することとなったため、外部の視線から家族の集まる場所が守られるように、広間を中心とし、その周囲に個室を配置しています。広間は、地域にも開きやすいように敷地内で位置を決めています。個室と個室の隙間は、広間からは奥行きのある開口部として、周辺の景色を取り込みます。「どこにいても家族の気配が感じられるように」どの個室にも広間からアクセスすることができるプランです。
ローコストを実現するために、梁は綺麗に磨き上げる前の状態で使用したり、内・外壁の塗装はDIYしたり、内壁に使用する材を構造用合板としたり、工期を分ける計画を立てたり、工夫を重ねました。

依頼者の声: 

「訪れた人が、また来たいと言ってくれる」「人が自然と集まる場所になっている」

その他の画像: 

恵まれた周辺環境を活かし、その風景を存分に取り込みながら、外部からの視線を遮ることのできる配置を慎重に検討しています。

玄関ポーチの様子。車を玄関前まで寄せられるように計画しています。

キッチンの裏は子ども室。将来は2つのスペースに区切る計画です。

広間と南側の庭はデッキで緩やかにつながります。地域の人を招いて庭や広間でイベントを行うことも。開口部に挟まれた個室はトイレ、洗面、浴室が納まっています。

玄関内部。奥に向かって土間収納がつながっています。

南側の庭から建物を見たところ。施主さん自身で開墾した畑も、年々豊かに育ってきています。

窓辺の風景。家の周りを回遊できるため、子どもたちは建物内外を目一杯使って遊びを生み出します。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

土地や家を考えるとき、
私たちはつい
「これからの暮らし」に
意識を向けがちです。

 

どんな家に住むか。
どんな毎日を送るか。

 

もちろん、
それはとても大切なことです。

 

でも、
その場所にはすでに
時間が積み重なっています。

 

以前、
どんな建物があったのか。

どんな人が
行き交っていたのか。

どんな季節を
繰り返してきたのか。

 

たとえ更地であっても、
時間がまったく
存在しない土地はありません。

 

そこには、
過去の時間が
静かに重なっています。

 

そして、
家を建てて
暮らしが始まると、

そこに
新しい時間が
少しずつ重なっていきます。

 

朝の光。
夕方の影。
季節ごとの匂い。

 

家族の会話や、
一人で過ごす静かな時間。

 

それらが、
過去の時間の上に
そっと重なっていきます。

 

設計をしているとき、
私はよく考えます。

 

「この場所は、
 これから重なっていく時間を
 受け止められるだろうか」

 

強く主張しすぎる建物は、
時間の積み重なりを
拒んでしまうことがあります。

 

一方で、
余白のある場所は、
時間が重なるほど
深みを増していきます。

 

少し傷がついても、
違和感にならない。

 

使い方が変わっても、
受け止められる。

 

そうした柔らかさが、
時間を
味方にしてくれます。

 

土地は、
一瞬の条件だけで
選ばれるものではなく、

その上に
どんな時間が
重なっていくかによって、
意味を持ち始めます。

 

過去の時間を
消してしまうのではなく、

未来の時間だけを
急ぎすぎるのでもなく。

 

いま立っているこの場所で、
どんな時間が
静かに重なっていくのか。

 

その想像が、
設計に
奥行きを与えてくれます。

 

家は、
完成した瞬間が
いちばん新しく、

そこから
少しずつ
時間をまとっていきます。

 

その時間が
心地よく重なっていく場所であれば、

暮らしは
年を重ねるほど、
静かに
豊かになっていく。

 

その場所で生まれる
時間の重なりを
受け止められるかどうか。

 

それもまた、
土地を読むときの
大切な視点のひとつだと
感じています。土地や家を考えるとき、
私たちはつい
「これからの暮らし」に
意識を向けがちです。

 

どんな家に住むか。
どんな毎日を送るか。

 

もちろん、
それはとても大切なことです。

 

でも、
その場所にはすでに
時間が積み重なっています。

 

以前、
どんな建物があったのか。

どんな人が
行き交っていたのか。

どんな季節を
繰り返してきたのか。

 

たとえ更地であっても、
時間がまったく
存在しない土地はありません。

 

そこには、
過去の時間が
静かに重なっています。

 

そして、
家を建てて
暮らしが始まると、

そこに
新しい時間が
少しずつ重なっていきます。

 

朝の光。
夕方の影。
季節ごとの匂い。

 

家族の会話や、
一人で過ごす静かな時間。

 

それらが、
過去の時間の上に
そっと重なっていきます。

 

設計をしているとき、
私はよく考えます。

 

「この場所は、
 これから重なっていく時間を
 受け止められるだろうか」

 

強く主張しすぎる建物は、
時間の積み重なりを
拒んでしまうことがあります。

 

一方で、
余白のある場所は、
時間が重なるほど
深みを増していきます。

 

少し傷がついても、
違和感にならない。

 

使い方が変わっても、
受け止められる。

 

そうした柔らかさが、
時間を
味方にしてくれます。

 

土地は、
一瞬の条件だけで
選ばれるものではなく、

その上に
どんな時間が
重なっていくかによって、
意味を持ち始めます。

 

過去の時間を
消してしまうのではなく、

未来の時間だけを
急ぎすぎるのでもなく。

 

いま立っているこの場所で、
どんな時間が
静かに重なっていくのか。

 

その想像が、
設計に
奥行きを与えてくれます。

 

家は、
完成した瞬間が
いちばん新しく、

そこから
少しずつ
時間をまとっていきます。

 

その時間が
心地よく重なっていく場所であれば、

暮らしは
年を重ねるほど、
静かに
豊かになっていく。

 

その場所で生まれる
時間の重なりを
受け止められるかどうか。

 

それもまた、
土地を読むときの
大切な視点のひとつだと
感じています。

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