I-0210、地下室のある自然素材の家(埼玉県)

ユーザー T.S の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
さいたま市
依頼内容: 

私は、以前、土地購入後に住宅建築相談しお世話になったものです。その時は土地購入が事情により破断したため、現在まで住宅建築は中断のままです。
 
現在は、土地購入をしようとして、いろいろと探しておりますが希望に沿うところにめぐり合っておりません。そこで、今回は、家族(3人)の夢の住宅建築をかなえるために、土地購入の相談も含めて住宅建築のご相談をしたくメールいたします。希望は以下の通りです。
1.住宅エリアは、北浦和、浦和駅徒歩15分以内、2.地盤は良好で地盤改良のいならいところを希望、3.住宅は、自然素材を主体として、ランニングコストを抑える考え方を取り入れたもの、4.断熱材は、セルローズファイバーを希望、5.地下室を取り入れたい、6.住宅には、南、西日を取り入れたい、7.予算は、5000~5500万程度を希望.
 
最後に、私は建設業に携わっておりますが、住宅建築は素人なので、多くの課題を解決するために親切かつ丁寧なアドバイスを頂ける良きパートナーを希望します。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





桜ヶ丘コートハウス

●設計事例の所在地: 
岐阜県可児市
●面積(坪): 
34.5坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

敷地が陶磁器の町多治見であるため、外壁はタイル張りとしました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地が道路面より約1.2m程高く、地元の川からとれた黒曜石に似た黒光りする石垣で出来ていて、施主からは「その石垣に似合う家にしてほしい」と頼まれました。また建築の歴史に詳しく建築が大好きな施主であることから「廻りに建っている建売やプレファブ住宅を見て暮らす事が楽しくないから、いっそのことコートハウスではどうだろうか」と提案があり、それを受け入れました。当時私は、玄関の無い家とか塀を巡らしただけのコートハウスには否定的な考えを持っていましたので、出来るだけ環境に背を向けたものにしない為にファサードのある家として正面のある家にする為に苦心しました。本来ならば出来る筈のないコートハウスでの正面を造る事が出来たのは、敷地の高低差を利用できたからだと思っています。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

そもそも施主が自分で設計して住んでいる山荘の前に私の設計した山荘ができ、それを工事中からご覧になった施主がアマとプロの違いを思い知らされたと、勤めていた設計事務所に訪ねて見えられ住宅を設計してくれと頼みに来られました。アルバイトでは住宅の設計監理は出来ませんと断ると、2・3か月経った後でいっその事、事務所を独立して設計してくれと弟さんの家と二軒一緒に頼みに来られ、独立するきっかけになりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

初めて敷地を訪れた時、そこは新たに計画された新興住宅地の一角でまだチラホラとしか住宅が建っていませんでしたが、そのほとんどの住宅が建売かプレファブ住宅で、屋根の色の違いだけでかろうじて自分の家と分かる程度の同じような住宅が建ち並び、全く地域性を感じる事ができませんでした。やがて、すべてがその様な住宅で埋め尽くされることは容易に想像でき、設計では地域性を生かすことを最重要課題としました。また初めて敷地を訪れた施主は、道路から1m位上がった敷地を近くの川から取れたという黒曜石に似た黒い肌合いの石積で盛り上げているのが気に入って買ったので、この石積に似合ったものにして欲しいと希望を出されました。上記の二つの理由から、陶芸の町ならではの多治見に建つ家として外壁をタイル張りとする事は設計当初から念頭にあり、出来れば敷地の土が自然と盛り上がって出来た陶器の様なものにしたいと考えていました。
施主からは、廻りを気にせず暮らせるようにコートハウスではどうだろうかと提案があり、賛同し受け入れましたが、私は当初、環境に背を向けて塀を巡らし外観の無い内部空間だけを充実させるコートハウスには否定的な考えを持っていました。この住宅では、出来ればコートハウスとしての利点である外界から内部空間を遮断でき、外観としても環境に配慮したファサードを持つものにしたいと、本来ならば出来る筈の無いものに挑戦しました。それを可能にしたのは、敷地の高低差を利用できたからだと思います。間取りは寝殿造りからヒントを得て、居間の前に中庭を配し、それを囲むように左右の渡り廊下で繋がれた、まるで離れの様な客間と寝室とを造る事でプライバシーにも気配りしています。また木造建築にタイル張りという難しい面もありましたが、平屋にすることでタイルの落下時に於ける被害も最小限に留める事ができると考え実行しました。タイルの張り方にも拘り、最近ではめったに見ない飛びフランス張りを採用することで、少しだけ知的な雰囲気を醸しさせたと思っています。

その他の画像: 

居間、右手は中庭。

居間から中庭を見る。
間取りは寝殿造りから引用し、居間を寝殿とし左右に渡り廊下で寝室と客間を配置しています。

浴室外の内庭

桜並木の家

●設計事例の所在地: 
愛知県岩倉市
●面積(坪): 
35
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

2階リビングから出ることができるデッキは花見楽しむことができる。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

愛知県岩倉市の五条川沿いに建つ木造2階建の長期優良住宅です。
勾配天井で開放的な2階のリビングはたくさんの光と風を採り込み、
五条川沿いのロケーションを活かし、色々な角度から桜の花が目に飛び込んできます。
川のせせらぎに癒され、桜並木を楽しみながら生活する家です。

その他の画像: 
ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

青いランプを買った。
お引越しをして1年。
ひとつづつ家具やお道具をそろえてきたけれど、これはちょっと余分でうれしい。
 
            ◇ ◇ ◇
 
さて、今回の建ものは「緑の風と素材の質感を愛でる家」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/26
美しい家だった。
その空間の心地よさは、体にすっと入ってきた。
気持ちがいい。
テレビだのに、その心地よさの余韻も感じてしまうほどに、美しい家だった。
 
            ◇ ◇ ◇
 
緑の小径を進むと、白い壁のお家が現れる。
振り返ると、表の通りはもう見えない。
ぽっかりと、別世界がここにある。
 
中に入ると、漆喰の白い壁。
ぐるりと上へ誘う螺旋階段。
左手、白い枠にガラスの入った引き戸を開けると、そこは居間。
 
木の床がふうわりと足の裏に当たる感じが伝わってくる。
小さなお仏壇がきちんと作り付けられていて、その脇にはゆったりしたソファ。
立派なスピーカーを両脇に据えたオーディオセットが、控えめな家具にぴったりと納まる。
すっきりとしたデザインの暖炉を前に、ゆったり過ごせるスペース。
 
その奥には、ヤマモミジが揺れる四角い窓を背景にして、6人がけのテーブル。
四角い窓の向こうは小さなテラスになっていて、そこにも食事も楽しめる小さなテーブルが一つ。
テラスの脇には台所。
建築家自らが設計して大工さんが仕上げたキッチンは、整然としている。
整然と並ぶ収納棚と作業台は、
「全部隠せるように収納はたっぷりにしました。」
というのではなくて、毎日気持ちよく使う道具はそこにあってほしい所に据えられているように見える。
毎日健やかに、使っては丁寧に手入れするが繰り返されているような台所。
ここにもダイニングテーブルが一つ。普段の食事はここで。
ゆったりした夕食やお客さまを囲んだお茶や食事、休日のごはん、そして日々繰り返される日常の食事に、と、リビング、テラス、キッチンにある合わせて3つのテーブルは、それぞれに働く。
とっても、素敵な贅沢だ。
 
台所の脇には扉。
開けると、ぐるっと回って玄関と奥様の仕事部屋である建築設計室に繋がる。
 
奥様の仕事部屋は9畳。
打ち合わせスペースと、作業机が2つ。
書棚に整然と書籍が並ぶ。
落ち着いた光が入る。
広すぎず、窮屈すぎず、必要なものが、必要なところに気持ちよくあるような仕事場。
見ていて、スカッと気持ちがよかった。
 
2階は、家族のためのスペース。
ゆったりした広さの子供室、ベランダが嬉しい気持ちのよい主寝室、和の美しさが詰まった和室、
そしてそれらの部屋へ続く小さなスペースは、家族みんながくつろぐ場。
テレビもここに控えめに据えられている。
  
こうしてひとつづつ、このお家のことを何度も思い出している。
 
            ◇ ◇ ◇
 
お料理上手なひとの台所は、無駄な余分がなくて伸びやかで美しい。
このお家は、そういう美しさがあると思った。
意思を持って日々の時間を過ごせている人のお家。
自分達に必要な余分を、ちゃんと必要なだけ伸びやかに楽しめる人のお家。
暮らし上手の住まい。
 
このお家のために作り上げられた緑の小径を、タイトル通り緑の風がすっと通る。
目に足の裏に手のひらにそして空気に、丁寧に選ばれた素材のよさを感じる。
テレビの画面を通してでしかないけれど、私は目一杯にそれらを感じることができた。

奥田の家 ~水盤のある平屋の家~

●設計事例の所在地: 
愛知県稲沢市
●面積(坪): 
38.7
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

存在感を消した大開口は外界を積極的に採り入れ開放感を演出する

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

愛知県稲沢市の住宅地に建つ木造平屋の長期優良住宅です。
リビング・ダイニングの大きな窓を開けると庭の木々の香りや心地よい風が室内へと流れ込みます。
四方を建物に囲まれた水盤は上からの光と風によりゆらゆらときらめき、その独特のゆらぎが暮らしに程良い刺激を与えます。
高い窓からのやわらかな光は勾配天井を伝わり室内を明るく包み込み、いつの間にか家族があつまり、ワイワイと楽しい時間が始まります。

その他の画像: 

正明寺の家 ~中庭のある家~

●設計事例の所在地: 
愛知県稲沢市
●面積(坪): 
56.4
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

三方を囲まれた住宅密集地でウナギの寝床と言われる特徴のある土地

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

三方を囲まれた住宅密集地で、南北に細長い敷地です。
全部屋を明るくするため、中庭を各部屋が取囲む、コの字型の住宅にしました。
「お婆さんに新しい家を建ててくれ。」建築主のお父様は、そう言い残してこの世を去られたそうです。
そしてお父様の遺志を引き継いで事務所のドアを叩いていただきました。

1階の南には、お母さんの部屋を配し、和室(仏間)を続き間とすることで、14帖の大空間になります。
和室(仏間)からも中庭を望め、その奥にリビング・ダイニング・キッチンを配置しました。
各部屋の窓を開ける事で、風が流れ、また中庭から日の光が室内へと射し込む、健康的な空間を実現しました。

試行錯誤の結果、お母さん、奥さん、お子さん、犬とお父様全てに配慮し、バランスよくプランニングされました。

その他の画像: 

寺東の家 ~水盤を囲む~

●設計事例の所在地: 
愛知県一宮市
●面積(坪): 
56.6
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

L字型の建物が水盤に美しく写し出される

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

連続した水平窓と外部の螺旋階段、水盤が特徴の2世帯住宅です。

敷地の特性上奥まった旗竿状の土地をできるかぎり解放的にするため、狭いアプローチから建物が来訪者を
受け止めるように、南東に大きく開き、水盤のある中庭に面して生活をするスタイルとしています。

建物の配置は中庭を囲むように2階建てのL型プランとし、水盤、ピロティ、木製デッキテラスなどが繋がります。

その他の画像: 
ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

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I-0209、築35年中古住宅のリフォーム(栃木県)

ユーザー のんの の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
栃木県
現住所‐郡市区町村: 
足利市
依頼内容: 

築35年中古住宅のリフォーム
 
*水道設備、水まわり(キッチン トイレ お風呂
洗面)、内装をシンプルに低予算で仕上げたい
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

最近では街を歩いていると、コンクリート打ち放しの建物を

よく見かけるようになりました。

打ち放しといっても型枠をコーティングされた黄色いベニヤ

使用して表面がツルツルに仕上げるタイプや、型枠に杉板など

の木目や節のある板材を使用してその木目や節を残す仕上げ

などいろいろあります。

そこで目にするのは、外壁に必ずある規則的に並ぶあの少し

凹んだ丸いマーク、Pコンと呼ばれるものです。

プラスチック製のコーン型部材で、壁の厚さを調整するための

鉄製棒のセパレータと呼ばれる部材と共にベニヤ板で組んだ

型枠を両側からサンドイッチにするように取り付けていきます。

コンクリートが固まったあと、ベニヤ型枠を外してPコンも取り

除き、鉄製セパレータのサビを防止するために穴をモルタルで

埋めた跡があの少し凹んだ丸いマークです。

その規則的に並ぶマークの位置を決定するために、必ず工事に

入る前に検討しています。

通常の打ち放しの場合、型枠ベニヤ1枚のサイズはだいたいが

900ミリ×1800ミリであり、それを横に貼るのか、

縦に貼るのかをまず検討しなければいけません。

デザイン面とコスト面との両方から検討します。

さらにPコンの割り付けピッチも450ミリあるいは600ミリ

にするのかも検討します。

450ミリピッチにすると、ベニヤパネル一枚に8個のPコンが、

600ミリピッチにすると、同様のPコンが6個できます。

外壁がコンクリート打ち放しである建物は、通常型枠の場合も杉板

型枠の場合も型枠の跡がそのまま外壁仕上げとして現れるので、

この型枠の割り付け検討作業はとても重要なのです。

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