●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
最初に新築した場合と改修した場合の両方の提案と大体の概算をお知らせしました。
また、メリット・デメリットも十分に説明し、改修案で進める事になりました。
設計し始めた当初は明るくするために屋根にトップライトをつけて欲しいとおっしゃっていましたが、
2階部分をとるだけで十分明るくなるのと、今回は屋根が瓦屋根のままのため、
無理にトップライトをつけると雨漏りの原因にもなりやすいのでない方が良いと提案をさせていただきました。
お施主さんはどうしても完成しないとイメージが湧かないため、
解体が終わった時に見て頂いてその時に最終決めて頂くようにしました。
また、改修の場合は今の古いイメージがどうしても離れず、
設計を進めるうちに全て新しくしたいと思い、工事費が膨れ上がります。
お施主さんと優先順位を一つづつ確認させて頂いて、やるやらないを根気よく決めていきました。
また、構造的な補強は必須だったため、構造合板を意匠として見せてしまう事や
古いものを古いまま見せてしまう提案もさせていただきました。
その辺りもサンプルでイメージを持って頂くだけでなく、工事の途中段階で現場で確認して頂くようにしました。