ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

奥行きが細いダイニングテーブルを

「選んではいけない」理由とは・・・・。

テーブルの奥行きは

軽視してはいけないという事。

間取りや部屋にあわせて

家具も検討する事が

多いかと思います。

ですが、家具を選定する際に

家具独自の考え方だけで

選定、購入するのではなくて

実際の使い勝手を想定する事は重要です。

例えば、

ダイニングテーブルを選ぶために

考えておくべき基準は様々で、

その優先順位も

部屋や使い方によって、

勿論価値観により

人それぞれと言って良いかもしれません。

家具専門アドバイザーだけでは

判断が難しいケースも実際は多いです。

デザインを優先したい人、

素材や製法にはこだわりたい人、

価格も欠かせない要素です。

空間に対して「ひとそれぞれ」の

パーソナルエリア(スペース)と

使い勝手の差を

どのように解読して

部屋にレイアウトするべきか?

※パーソナルスペース(Peasonal space)とは、 

 他人に入ってきてほしくない、

 自分だけの空間のことです。

 別名「パーソナルエリア」「対人距離」とも

 呼ばれており、 この空間に

 自分以外の他人が入ってくると、

 強い不快感や抵抗を覚えます。(好意や対人関係性により変わります)

しかし、どのようなものを選ぶとしても

テーブルは必要な人数が

きちんと着座できることが必須であり、

同時に空間をある程度占めるものである以上

「サイズをどのようなものにするか?」は

絶対に外せない点となります。

どれだけ見た目が良くても

小さすぎては必要な人数で使用ができず、

あるいは狭くて使いづらい

ということもありえます。

反対に空間に対して大きすぎてしまうと、

周囲の余白が確保できずに

椅子の出し引きや回遊に

困難をきたす可能性も出てきます。

勿論そうならないように

僕はいつも間取りの検討前に

家具ショールームやインテリアショップに

ご案内させていただき

様々な要素検討の「入口」と

させていただいています。

使い勝手と空間とのバランス。

そして「家具そのもの」の役割を

損なわないためにも

ダイニングテーブルを含めて

サイズ選定は非常に重要です。

例えば、ダイニングテーブルの話しに戻して

テーブルサイズを考えると、

テーブルのサイズは主に

W=総幅、D=奥行き、H=総高で表されます。

Wについてはまさしく

何人掛けか?

という部分の基準になることも多いので、

ある程度明確な希望や想定の

ある事が多い印象です。

一方、DやHについては

その重要度はWほど

認知されていない感があります。

しかしD、

つまり奥行きは

快適に食事や作業を行う上では

軽視してはいけない部分です。

細い奥行きのテーブルで起こることが

奥行きが細いダイニングテーブルを選んではいけないと

やや過激な見出しで書きましたが、

厳密に言うと

奥行きの細いものを選ぶことが絶対にダメ、

ということではありません。

ですが、その際には

その「結果起こりえること」を

知っておくことで

家具の選定に後悔を覚える

要素が少なくなるはずです。

その「起こりえること」とは

「見た目のバランスが悪くなる」と

「対面距離が近くなる」事です。

見た目に美しいのは

適正な奥行を持ったダイニングテーブル。

まずわかりやすいのが「見た目のバランス」です。

ダイニングテーブルに限らず、

すべてのものには「美しく見えるバランス」

というものがあります。

それがシンプルな形状であればあるほど、

そのバランスは分かりやすく、

また好みもはっきり分かれると

言って良いかと思います。

家の間取りや構成要素と同じく。

長方形のダイニングテーブルを例にとると、

「カタチ」は長辺と短辺が

合わさってその形状を作りあげています。

長方形として

一番美しく見える

両者のバランスは「黄金比」を

指標として導き出すことが可能です。

黄金比とは「人間が最も美しいと感じる比率」のことであり、

具体的な数値は約1.61という

値で表されます。

長方形の短辺(奥行き)をaとして、

長辺(幅)をbとした場合でも、

b/a=約1.61という関係になれば

「美しいバランスの長方形」となる訳です。

例えば、総幅が1500㎜であれば

奥行き850~860㎜程度、

1800㎜であれば奥行きは900㎜強となります。

事実、世のダイニングテーブルは

多少の数字の差異はあっても

これと同じか、

あるいは近いサイズで作られています。

例えば片側に3人が

常に着座できるダイニングテーブルが

欲しいとして、

その総幅は2100mmだとします。

そこで奥行きが700mm程度のものだと、

妙に細長く見えてしまう事も

あるでしょうね。

この場合、

美しく見える奥行きは950~1000mm、

あるいはそれに近い数値となります。

そしてそれが実際に

適度な対面距離を確保できる

テーブルサイズでもあります。

適切な対面距離の確保は

ダイニングテーブルの

使用時には重要。

快適性を左右する

適度な対面距離とは、

つまるところ自身がそこで必要なスペースを

確保できている状態で、

対面する人がいる場合に

互いが近すぎず

そして遠すぎない距離を指します。

食事や作業を行う際に

絶対に確保しておきたいスペースとして、

その奥行きは400mmといわれています。

ダイニングテーブルに着座して

対面に必ず人がいる場合、

互いに400mmのスペースを

必要とするわけですから、

その奥行きについては800mmを

確保しておきたいわけです。

互いに400mmが確保されているとして、

両方の間隔が

あまり離れすぎていても

遠く感じてしまい、

それはそれで不便を感じます。

そこで黄金比によって

導き出される

美しいバランスの形状を持った

ダイニングテーブルは

対面距離をも適切なものとしてくれるのです。

例えば850mmの奥行きなら

必要なスペース+50mm、

900mmなら100mmのプラスで、

食事の際などに

両者の間に大皿などを置くことを

可能にします。

実際にダイニングテーブルで

過ごす時間が長いほど、

隣や対面の人との距離感は

気になるものです。

適切な対面距離の確保を可能とする

奥行きを持った

ダイニングテーブルを選ぶことは、

その場の快適性を左右します。

細い奥行きを選ばざるを得ない場合は?。

ダイニングテーブルで

互いが対面で向かい合うケースが

大いに想定されるのであれば、

テーブルの奥行きは

最低800mmを確保しておきたいところであり、

この数値を維持しておけば、

総幅がある程度のサイズとなっても

極端にアンバランスに

映ることはありません

※細長く見えることは否定できず、

 そこに好き嫌いこそありますが。

しかし、スペースの関係上、

800mmの奥行きを

確保できないケースもありえます。

例えば、狭小住宅であったり

タイニーハウス等の

細長い間取りで

800mm~900mmの奥行きの

ダイニングテーブルを

配置すると

椅子の出し引きに

十分なスペースが

確保できないといった場合です。

その場合は

椅子の出し引きに十分な

スペース確保を優先します。

そうでないと椅子に座る、

あるいは立ち上がるといった動作

そのものが難しくなり、

使用において

著しい不便を強いられるためです。

※使用頻度や「使い方」を考慮すると

 その逆のケースもあります。

あるいは椅子の選択を

より大きな出し引き幅を要する

アームチェアよりも

最小スペースで使用できる

アームレスチェアを

選択することで

問題解決に繋がるかもしれません。

特に高樹齢のものでないと

製作そのものができない

一枚板テーブルなどは

木の幹の大きさ=樹齢が

そのままテーブルの

奥行きとなるので

奥行きが細いものも多く、

注意が必要です。

実際の使用において不便が無く、

スペースの余白も考慮したサイズの

ダイニングテーブルを選びたいものです。

※間取り検討前からの総合的な

 空間考慮でバランスと使い勝手を考えた

 間取りと家具が融合する生活空間は生まれます。

リビングのソファとテーブルや

ダイニングテーブルも

各種シミュレーションと

暮らしのスタイル、価値観等による

空間における適正サイズの確認も検討しながら

細かなサイズオーダーをデザインで

提案しています。

住まい手さん、ご家族の

一人ひとりの事情に寄り添う

ベストなテーブルサイズと

家のバランス、そして使い勝手、

間取りだけからは見えない

過ごす心地良さの存在を

丁寧に紐解いています。

暮らしの事、

生活環境を整えるデザインと設計で

丁寧に家具やインテリアからも

家の事を考えてみませんか?。

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昨日の和空間。
どう感じましたか?

古めかしくて、昔の家。
なんて思った方も多いかもしれませんね。
それも一つの見方ですよね。

ノスタルジーに浸るつもりはないんですけど、
古きものにも、魅力はあったりしますので。

それはさておき。
今日も、少し気分転換なお話しです。
(明日からは外壁のお話し再開します)

先日お会いした、これから家づくりを!
というご夫婦から問いかけられたこと。

「ナイトウさんに頼むと、どんなデザインになりますか?」

に対する返答と合わせて、お話ししようと思います。

では。
どんな回答をしたかというと。。
第一声は、

「難しい質問ですね」

変な回答!って思った方。
いますよね!(笑)

「うちの事務所は、こんなデザインが得意で、
カッコよくできますよ。」

なんて、「作品」を見せたりしながら、
そんな返答を期待したのかもしれません。

こちらのご夫婦。
建築家(設計士)との家づくりを希望されていて、
私の前に、何人かの建築家にお会いしたそうです。

肩透かしを食らってしまったご夫婦。
「難しいって、どういう意味なんですか?」

確かに、そう聞きたくなるかもしれません。

実はこれって。
建築家=デザイナー。
自分の感性を生かしたデザインで
作品をつくる。

そんな前提があるんだと思います。

確かに、建築家の方々って、
独自の世界観があって、見た目に関して、
統一感がある場合が多いかなと思います。

なので。
そういう質問をされると。

どんなことにこだわっているとか、
こんなデザインになって素敵ですよ。
なんて説明になっていくんだと思います。

なぜ、私が「難しい」って答えたか。
紛らわしたわけじゃないですよ!(笑)

私が関わらせていただいた家づくりって、
見た目の統一感はないと思います。

カチカチなモダンもあれば、和風や和モダン、
洋館とか、ナチュラルだったり。。
使っている素材だって、いろいろですから。

何かって。
家づくりって、建築家の自己表現ではなく、
お客様の個性が表現されるべきだと思ってるから。
個性というか。美意識ですかね。

お客様が、どんな美意識を持っているのか。
それを引き出して、カタチにしているんです。
つまり。
特定のデザインとかスタイルを持っていないんです。

ということで。
ご夫婦には、そういう説明しながら、いろんな事例を
ご紹介していって、最後に。

「お二人の一番のお気に入りをデザインします」

ってお伝えしました。
とても納得していただけたようでよかったです。

おしまい。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

インテリアと暮らしと収納。

注文住宅で間取りや

生活環境を「ととのえる」デザインを考える際に

収納と家事の連動や

収納空間の計画性は重要になります。

その中でも

ウォークインクローゼットを

設計するポイント。

家族のこだわりを詰め込んだ

住まいを実現できることが、

注文住宅の魅力です。

ウォークインクローゼットもまた、

実現したいこだわりとして

挙げる方が多い空間の一つです。

しかし、

いざ自由に設計するとなると、

多くの方が

ウォークインクローゼットの

サイズ感やレイアウトに対して

イメージがわかない事もあります。

注文住宅で

ウォークインクローゼットを

計画する際のポイントを・・・・・。

ウォークインクローゼットとは

その名称どおり、

人が中に入って歩ける

クローゼットの事です。

間取り図や平面図では、「WICL」と

省略して記載する事もあります。

クローゼット内には、

ハンガーや棚が備え付けられ

主に衣類を

収納するスペースとして

活用します。

一般的なクローゼットと比較して

スペースに余裕を持たせているので、

中で着替えたり、

その他の荷物の出し入れが

しやすかったりする点が特徴です。

幼い子供がいるご家庭や

二世帯住宅のご家庭など、

人数が多いご家庭でも

重宝しますし

コレクションルームとしても

最適だったりします。

また、

ウォークインクローゼットを

計画する場所によって、

衣類だけでなくて

さまざまな収納にも役立ちます。

たとえば、

リビングに設置すれば

掃除機や日用品のストックなどの

収納に区分を設けたり、

寝室に設置すれば

ベッドメイキングの予備や

個別の持ち物などの

収納にも役立ちます。

ほかにも、

2Fホールや玄関など、

設ける場所によって

適材適所に収納できます。

ウォークインクローゼットの広さは、

間取りや家族構成などによって

異なりますが、

2帖から3帖ほど

確保する設計が一般的です。

中にはもう少し広く、

6帖から10帖以上計画する事もあり

各家庭によって「使い方」も「空間の意味」も

随分異なります。

どれくらいのサイズ感が

あれば使いやすいのかについては、

家族構成や間取り、

収納するモノの種類と数をもとに

考える事になります。

ウォークインクローゼット、

ベストなサイズはどれくらいなのか?。

一般的な

ウォークインクローゼットの

サイズの目安は、

2帖から4帖です。

住宅の広さや間取りによって

十分なスペースを

確保できないケースもありますが、

家族構成や

服の数から考えるベストなサイズは、

以下のようになります。

広さ 家族構成 服の数

2帖 夫婦2人 約30~50着

3帖 夫婦と子供2人 約50~100着

4帖~ 家族5人~ 約100着~

ウォークインクローゼットには、

洋服以外にも、

家電や雑貨、

日用品のストックなど

さまざまなモノを収納します。

勿論「コレクション」なども。

またご家庭によって

所有する衣類やモノの量も

異なりますので、

あくまでも目安として

参考にしてください。

それぞれのサイズ感について言うと、

2帖のウォークインクローゼットでも、

壁面全体を

収納として使うなど工夫すれば、

十分な収納スペースを

確保できる事もあります。

ただし、

クローゼット内で

着替えるスペースも設けたい場合は、

3帖以上の広さがあれば便利です。

4帖以上のウォークインクローゼットは、

ファミリー向けとしても

使用可能な広さにもなり得ます。

基本的に収納する場所は

壁面となるので、

ウォークインクローゼットの用途によっては

スペースを活かしきれない

という事もあります。

また、

単純な広さだけではなく、

収納するモノに合わせた

幅や奥行きの検討も重要です。

たとえば、

人が歩くために必要な幅は

建築計画論的には650㎜以上、

服の収納スペースの奥行きは650mm以上、

布団も収納したい場合は

奥行き750㎜以上が理想となりますので、

それぞれの配置を考えて、

ウォークインクローゼットの

大きさを決める必要があります。

ウォークインクローゼットの

広さについては、

どのように使いたいかといった

視点で考えることも大切です。

洋服をたくさん収納したい

クローゼット内で着替えもしたい

一つの部屋として

居場所とつなげて、

衣類のディスプレイも楽しみたい。

間取りに応じたモノを収納したい。

このように、

ウォークインクローゼットの

サイズを決めるときは、

家族構成や収納する服の数、

用途をイメージして考える事が大切。

本当に使いやすい

ウォークインクローゼットの

レイアウトは?。

ウォークインクローゼットの

サイズとともに重要なのが、

クローゼット内のレイアウトです。

どのように

収納スペースを設けるかによって、

収納できる量や見た目、

使いやすさが変わります。

壁面全体に

ハンガーポールを設置する

ハンガータイプ。

服をメインで収納したいなら、

ハンガーを掛けられる

収納スペースを設置した

ウォークインクローゼットが

おすすめです。

服の数が多い場合、

壁面全体を活用して

ハンガーポールを設置すると

自由度も高くなり

便利に使うことができます。

吊り下げ式で収納すると、

服がシワになりにくいため、

スーツやシャツを

たくさん持っている方にも

適しています。

乾いた洗濯物を

ハンガーにかけたまま収納できるので、

服をたたむ手間が省けることに

メリットを感じる方も多いようです。

※しわ取りスチームは考慮が必要。

ハンガーと収納棚を活用する

ハンガー+棚タイプ。

服だけでなく、

帽子やバッグなども収納したい場合には、

ラックや棚のスペースを

広く活用できる

ウォークインクローゼットがおすすめです。

収納したい物や量によって、

棚の幅や数を決めるデザインも重要。

棚幅などを調整できるタイプにしておくと、

ライフスタイルの変化にも

対応できます。

小物類もきれいに

ディスプレイする「見せる収納タイプ」。

ウォークインクローゼットの中でもオシャレに、

きれいにディスプレイしたい方には、

コレクションとしても

見せることを意識した

レイアウトがおすすめです。

壁面の棚や、

ハンガーポール上の棚を活用して、

お気に入りの小物を

飾ることができます。

ウォークインクローゼットを

広く確保できる場合は、

通路もディスプレイスペースとして

利用することが可能です。

スペースを活かした

収納方法について知りたい方は、

直接「やまぐち建築設計室」のホームページから

お問合わせください。

家族にとって使いやすい

ウォークインクローゼットを

ご提案も可能です。

使いやすいウォークインクローゼットは、

家族構成や収納したい服の数、

クローゼットの使い方に合わせて

考えるのがポイントです。

確保できる広さや、

スペースを

存分に活用するためのレイアウトなど、

専門的な観点でのご提案は、

間取りと暮らしと

生活のスタイルを意識して

共に考える事が重要です。

まずは、

「ウォークインクローゼットをどう使いたいのか」

「何を収納したいのか」など、

家族さまのご要望と「総容量」を意識する事。

家族にとって「ベスト」な

ウォークインクローゼットについて、

イメージしてみませんか?

暮らしを丁寧に考える時間を提案。

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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土地探し

中古物件探しについて。

どうやって

土地を探したらいいかわからない。

本当にこの土地で大丈夫?

土地探しに心配はつきものです。

土地や中古物件探しを

建築家と一緒に行うことで、

家造りを念頭に多くのメリットがあります。

建築家との土地探し、

または中古物件探しの

メリットについて、

少しこのblogでも

書いてみたいと思います。

まずはじめに「目的」が見えている分

土地探しから建築づくりまで、

すべての心配が解消されます。

土地探しには

たくさんの心配がつきものです。

どうやって土地を

探したらいいか分からない。

その土地に本当に

建物を建てることができるのか?

規模はどの程度まで可能なのか?

住みたい家を

建てることができるのか?

日当りや風向きはどうか?

地盤(土地)は問題ないか?

不動産屋さんとの

金額交渉や

土地の重要事項説明書や

契約書の確認ができるか?

などなど、

建築家による専門知識があれば、

土地探しから建物の建築まで、

心配が解消されます。

次にコストを抑えることができます。

住まいのご要望をお伺いし、

おおよその住まいの規模、

工事費を想定してからの

土地探しも可能になります。

そうすることで

最低限必要な土地の広さがわかるので、

土地にかける必要な費用を

適切な内容で

抑える方法を事前に考える事ことが可能です。

また、一般的に

条件が悪いとされる

狭小地や変形地、

傾斜地であっても、

住まいのプランニングを検討できるので、

土地の問題点を知ることができます。

土地探し・中古物件探しのポイント。

住みたいエリアの決定。

土地探しや中古物件探しをする上で、

まず考えなければならないのは「エリアの決定」です。

生活の利便性を優先し都心にするのか、

それとも子供たちのために

自分たちのために

環境や住みやすさを

ポイントにおき郊外にするのか、

何に重点を置くのかで

エリアがおよそ決まってくると思います。

エリアが決定できたら、

具体的な土地探しとなってきます。

大手不動産会社から

地域の不動産会社、

土地検索サイトを利用し、

候補地を探していくことが多いと思います。

提携している不動産会社や

地域に強い不動産会社など

エリア選定でも

色々な差がありますが

どのようにネットワークを活用するのかで

土地探しも変わります。

勿論・・・地域の「空き家バンク」などを

活用する事もひとつの選択肢です。

そうすることで

地域の土地価格をだいたい

理解することができます。

いくつか候補をあげたら、

次に現地に行き、

僕も含めて、

ご自身でも土地を実際に

見ることが大切です。

土地を見る際には

土地そのものだけではなくて

その周辺や状況を見る事が重要。

土地調査(見学時)の

チェックポイントとしては

以下のようなところを重点的に。

①通勤や通学経路

(最寄り駅・所要時間・交通条件・バス利用するかどうかなど)

②周辺環境1

(学校・病院・市役所・スーパー・公園までの距離など)

③周辺環境2

(道路の騒音や振動・鉄道の騒音や振動・送電線・墓地などとの関係)

④周辺環境3

(地域コミュニティ・近隣の状況・空き地の有無など)

⑤土地の面積

(どの程度の建物が建てられるか・法律も関係します)

⑥土地の形状

(整形の土地かどうか)

⑦土地の高低差

(擁壁や傾斜・がけ地の有無など)

⑧日照条件

(土地の方位・接する道路の位置・周辺建物との距離・密度感など)

⑨既存建物のあるなし

(ある場合は、規模や構造を確認)

⑩建築条件が付くかどうか

⑪登記簿上の記載

(権利の別・地目)

⑫法条件

(市街化区域・都市計画区域・防火地域・接道条件など)

⑬地盤条件

(地盤の履歴・浸水歴・過去の使用用途など)

⑭インフラの引込み状況

(給排水、ガス設備などが敷地内まで引込まれているか)

一般の方であれば、

チェックポイントのうち、

おそらく視覚的に見える①~⑧あたりを

判断の拠り所として土地を選定し、

不動産屋が作成した建て売り住宅風の

プランをベースに、

直感的に買うかどうかの

判断をされていると思います。

同じ予算で少しでも

①~⑧の条件が良い土地を

探すのではないでしょうか。

しかし、

「土地+建物のトータルコスト」で考えた場合は、

①~⑧のポイントより、

⑨~⑭のポイントの方が重要になります。

⑨~⑭次第で建築費が

数百万円単位で変わってくるからです。

本当に思っている住まいを

建てることのできる

土地かどうか?

僕も過去に先に土地を取得された方から

住まいの設計依頼をいただき、

調査したり土地購入時の資料を拝見した際に

ご相談者さん(住まい手さん)が

思っている建物が建てられない

というシーンになったことがあります。

建築基準法や都市計画法

その他の条例や色々な内容を

土地購入時の「重要事項説明」には

記載されているのですが

不動産の説明が甘かったり

専門的な内容すぎて「具体性」が見えない等で

結局・・・・再度土地探しからお手伝いしました。

そういうところが

土地探しの「盲点」となります。

着地点が見える状態で

土地を探すことの重要性です。

なので、せっかく購入した土地に、

思っている

イメージを持った住まいを

建てることができないのでは

どうしようもないので・・・・・。

少し話しはそれましたが

話を元に戻して

まず調査する必要があるのは

⑪の登記簿上の記載や

⑫の市街化区域・接道条件による、

その土地に「どのような建物」を

建てることができるかどうかという問題です。

農地や市街化調整区域は原則として

(一部、例外もありますが)住まいは建てられません。

また、敷地が4m以上の道路に

2m以上接しているかどうかという問題も、

住宅計画の場合、

確認申請の絶対条件となるので、

調査が必要です。

4m未満の道路でも

位置指定された私道や、

「2項道路」と呼ばれる道路であれば

建築可能ですが、

これは市役所や都道府県行政、

その他関連行政などに行って

確認する必要があります。

また、「43条ただし書きの道路」と呼ばれる、

2項道路にもならない道路を

救済できる特殊な道路もあり、

これなどは、

専門的な建築行政や法律の内容となるので

不動産会社も「外注」で設計事務所や建築士に

または所属している専門の開発業者等に

調査してもらわないと、

なかなか分かりません。

さらに、地域により「敷地面積の最低限度」と

いったものもあるので、

建てられるかどうか、

という問題には細心の注意を払う

必要があります。

余分なコストアップはないかどうか?

その土地に住まいを建てられることがわかったら、

次に考える必要があるのは、

住まいを建てるときに、

余分なコストアップがないかどうか

という問題です。

⑦の土地の高低差があり、

大がかりな擁壁を造らざるを得ない場合は、

100万円「単位」の

コストアップになる可能性があります。

うまくその高低差を活用した

家のプランが可能な場合は

ぎゃくにアクロバティックな

間取りや暮らしを愉しめる事も・・・・・。

⑨の既存建物があり、

解体撤去をせざるを得ない場合も、

コストアップになります。

一般的に住宅の解体撤去費用は、

値上がりしています。

産業廃棄物となりますので

キチンと処理場に運び込みますから

予め考えておく必要性があります。

解体のしやすさや道路事情にもよりますが

30坪程度の木造住宅の解体であれば

150〜200万円程度の

コストアップになります。

⑫の法条件によるところでは、

例えば容積率に余裕がなく

地下を作る場合などや、

防火規制で窓や壁、軒裏等に

法規制でのランクアップや

RC造(鉄筋コンクリート造)に

する必要がある場合などは、

数100万円単位で

コストアップになります。

⑬の地盤条件によるところも大きいです。

田や畑などを

宅地とする場合は要注意です。

田や畑は地耐力が低く、

地盤補強が必要になることが多いです。

地盤改良費は

範囲や深さにもよりますが

表層改良で60万円程度、

柱状改良で100万円~150万円程度、

杭打ちの場合だと200万円程度、

あるいはそれ以上の

コストアップになる場合もあります。

⑭インフラの引込みがない場合も、

土地のサイズや道路からの距離

道路の埋設管深さにもよりますが

60万円〜100万円程度は

コストアップになります。

また、インフラ引込み等の工事は

その地域の市町村・役所の認定を受けている

「指定工事店」の工事となります。

このように、

土地の調査は非常に専門的で、

なかなか一般的には

わかりにくく

専門家であっても

一定の調査経験がなければ、

全てを判断するのは難しいと思います。

お得な土地の選び方について。

当たり前の話ですが、

日当たりが良く、

駅に近く、

整形で平坦な土地は、

人気があり高額になります。

土地探しの世界では

掘り出し物の土地はない

というのが定説で、

運良く安いという物件はまずありません。

安い土地は訳があって安い、

ということになります。

ですから、

お買い得な土地を探そうと思ったら、

誰にとっても魅力的な土地を

探すのは得策ではありません。

土地探しの時、

基本的に「日当たり最優先」で

考える人も多いと思います。

しかし、

単純な明るさを確保するには

北側窓でも十分すぎるほどの

光量が確保できますし、

トップライト(天窓)や

中庭を併用すれば、

南面にはさほどこだわる必要が

ないように考える事も可能です。

この「南側信仰」と呼ばれる

条件を外すだけで

随分土地探しの選択肢が

増えるのではないでしょうか。

むしろ日照より、

周囲に取り込める環境が

あるかどうかの方が、

土地選びの重要なポイントに

なるケースが多いです。

方位を問わず、

隣地にオープンスペース

緑地や公園、幅員の広い道路等があるとか、

ある特定の方向の眺望や

借景に優れるとかいうことがあれば、

それを手がかりに

住宅の構成を組み立てていくことが

可能になります。

予算的に買える土地は

色々状態により変わるものです。

周囲の環境を含めて

土地の価値を

自らの価値観で考え直すわけです。

例えば、

道路のある「接道方向」が

北側でかつ土地の面積が30坪と小さくても、

道路を挟んだ敷地の反対側に

市街化調整区域が広がっているというような土地は、

南側の風景を「借景」として取り込めれば、

魅力的な住まいが

計画できるかも知れません。

また、接道方向が北側であっても

土地面積が45坪程度あれば

南側に庭を設けて

日当りの良い住まいをつくることは

十分可能です。

これをトータルコストの

議論を踏まえて考えると、

お得感が強いのは、

(1)隣地にオープンスペースがある

(2)土地と道路はほぼ平坦

(やや傾斜がある時は雛壇造成されていない方が良い)

(3)建物の形は自由に決められるので不整形地でも可

(4) 接道方向は北向きでも可

(5)インフラ整備済み

(給排水が敷地内に引き込まれていること)

というような土地です。

土地探しの状況は皆さんそれぞれに

大事にしている価値は異なるものです。

自分たちの暮らしにとって

どのような場所がよいのか?

色々な価値観を見直しながら

土地ですべてが完結する訳では無い

という視点を持って

色々と考えてみてください。

住まいは

暮しの環境を変えます。

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新築・リフォーム等

住まい造りのご相談・ご質問は

■やまぐち建築設計室■

ホームページの

Contact /お問合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※数寄屋・和モダン提案にて設計デザイン実例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・玄関
人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。
よく考えられた家を建てると
暮らしが楽しくなる。

何もしない時の質をあげる事は
大切だなと思います。

パーソナルな空間と
パブリックな空間の差を
キチンとデザインする事と同じように、
住む事、暮らす事の理由として
根底にある「相反する性質」のように。

人間の器は
雑務にあらわれます。

暮らす事で「そのような部分」が
研ぎ澄まされるように
暮らしの鮮度を「設計」と「デザイン」には
意識しています。

そこに住む事、
暮らす事で生まれる効能を提案。

居心地のテーマを大切に。
住宅計画での思考の範囲は
家の事を考える事と同時に
暮らし全体に意識を向けて。

ご相談、面談のご希望は
ホームページ「お問い合わせ」から
気軽にご連絡ください。
Produce Your Dream>>>>>
建て主目線+αの提案・・・・・。
明日の暮らしを設計する
建築と住まいとその暮らしを豊かに
URL(ホームページ)
https://www.y-kenchiku.jp/
<<<Yamaguchi Architect Office

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※アイランドキッチンに連続して居場所をセンターに構え周辺を残すLDKプランのカタチで生まれる余白構成のデザイン事例

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる。

世の中は二項対立

という構図に

あふれていると思います。

二つの領域の視点から語ることは、

世界観を分かりやすくするのですが、

本当に大切なモノゴトは

その(間)にあるかと思いますよ。

空間でいう「余白」の存在。

無意味に思えそうな

場所や内容であっても

それが存在する事で

効能が生まれたり

良さが見えたりするように。

それと同じように

沈黙は無ではないと思うんです。

語らないことが

より多くを伝える場合もあると。

Less is moreはismではなくて

手段の一つだと思うんです。

シンプルモダンには

そういう空間構成も配慮の中に

デザインしています。

暮らしをオーダーメイドで

デザインする効能とデザインの意味。

住まいの設計ご依頼、ご相談は

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建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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※YAMADA×ID大塚家具大阪南港ショールームにて家具インテリア提案の打ち合わせ

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

よく考えられた住まい「家」を建てると

暮らしが楽しくなる。

間取りと暮らしの空間の関係性。

部屋レイアウトと

ドアの位置関係、

そして暮らしに連動する

家具の質感とレイアウト。

少し考えると見えやすくなります。

過ごし方の場面の事

色々と・・・・・。

家具のレイアウトを考える。

それぞれ間取りに応じて

家具のレイアウトなどがありますが

全体像と過ごし方での

位置関係を考えていますか?。

日常的なシーンと

少し特別な非日常的な

過ごし方のシーン。

どちらのシーンでも

過ごす時間と空間の価値を考える際

家具と空間の関係性は大切です。

勿論・・・家事時間でも。

ドアの位置関係や

収納エリアとの関係性

窓から見える風景、

出入り口としての空間や

部屋の繋がり方。

全てにおいて「家具」の存在が

その空間の使い勝手や

居心地を支配しますから。

部屋への出入り口となる扉の前後

どれだけの寸法で余裕があれば

人の移動や過ごし方にとって

不自由がないのか?

またゆとりを感じる空間になるのか?

暮らしのテーマとコンセプトで

その空間の質感も変わります。

素材感や色のバランスや

空間の感じ方の差、

全て家具の存在によって

良し悪しも変わります。

なので僕はいつも

設計のご依頼をいただいた際には

基本的に「家具」も含めた

トータールコーディネートで

提案しています。

そして空間をデザインする際は

固定観念を払拭する事は大切。

例えば、寝室に洗面やパウダーコーナーを

併設する事で暮らし方が

ホテルライクになるような空間。

暮らしの空間コーディネートが

きちんと施されるのか

そうではないのかで

同じ空間が完成しても

その後が変わります。

使いにくい空間や

息が詰まるような

空間とならない工夫は

領域の違い、感度の差で異なりますよ。

空間構成はソフト面とハード面

設計デザインコーディネートによる

両方の付加価値が

暮らしの心地を上質に

変化させますから。

幅と奥行だけではない

部屋と暮らしの空間構成。

感じ方のデザインは

暮らしの可能性を拡張させますよ。

暮らし全体の意味に

意識を向ける時間を丁寧に。

住まいの設計ご依頼、ご相談は

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建て主目線+αの提案・・・・・。

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※YAMADA×ID大塚家具大阪南港ショールームにて家具インテリア提案の打ち合わせ

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※LDK空間に日常使い用の収納スペース・キッチン対面カウンター横に使い勝手よく計画したデザイン事例

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

よく考えられた住まい「家」を建てると

暮らしが楽しくなる。

間取りと暮らしの空間の関係性。

住宅展示場やモデルハウスが

素敵に見える理由のひとつは、

素敵なインテリアで飾られて

生活感が出ないように、

そして室内がすっきり

片付いているから

というところも理由。

我が家を常に

すっきりさせておくには

収納が肝心ですが、

収納スペースは、

ただ多ければよい

というものではないのが

難しいところです。

仮に、奥行きの深い押入れが

たくさんあれば

収納スペースは増えますが、

問題はそこに何を収納するかです。

布団や座布団を入れても

スペースが余るからと、

頻繁に使用する物を

奥に入れてしまうと

取り出すだけでひと苦労しますよね。

逆に、ほとんど使わない物を

入れておけば

押入れの場所を

占領するだけの状態になってしまいます。

例えば、扇風機や

ファンヒーターのような「季節品」を

収納するなら押入れを減らして、

もう少し奥行きの浅い

収納をつくっておくと便利だし、

掃除機やモップなどの「日用品」は、

リビングやダイニングに

手軽に出し入れの出来る状態で

収納スペースを設けておくと、

汚れに気付いたときに

短時間で手際よく掃除できます。

勿論「お掃除ロボット」の基地も。

住まいの新築工事や

リフォーム(リノベーション)の

間取り計画や

収納計画を検討する際には、

「そこに何を収納するのか」まで

ある程度検討しておくように。

「季節品」のほか、

お客様用の布団や寝具、

雛人形や五月人形など

特定の時期にしか使わないものほど、

きちんと採寸して

確実に収納できる場所を

確保しておきたいものです。

片付けること、使う事を意識した

家づくりをしておけば、

ライフスタイルにあった

「収納上手な家づくり」を

実現することができます。

計画の際には

手間の掛かる作業ですが、

事前に収納計画を

ある程度考えておく事で

その後の暮らしが

とても楽になります。

理想だけではなくて

理想と現実の生活を

キチンと割り振った間取り計画。

意識する事で「状態の変化」を促しますよ。

部位だけに注力するのではなくて

部位+全体像を考慮しながら

計画をカタチにする

検討が大切。

暮らし全体の意味に

意識を向ける時間を丁寧に。

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※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

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よく考えられた住まい「家」を建てると

暮らしが楽しくなる。

注文住宅の間取りを決めていく中で、

日常的によく使う場としてのキッチンに

悩みを持っているケースも多いと思います。

よく使う場所だからこそ、

使いやすいキッチンであり、

居心地も考える必要があります。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

例えばですがレイアウト例を。

家事動線に沿った配置(レイアウト)といえば、

個室タイプのキッチンだと

壁やドアが家事動線をふさぎ、

スムーズに動きにくくなりがちです。

個室化する事でのメリットは

色々と存在しますが

個々の事情により

そのあたりの価値観の差は大きく出ます。

篭もりたい場合、

調理後中の匂い等を区分する場合は

最適です・・・・・。

オープンタイプだと、

生活感がでやすいものの、

開放的で動きやすい事が

メリットとなります。

料理をすぐに運べるなど、

家事の流れがスムーズになります。

大容量の収納キッチンには

食器や調理器具などが多くあるため、

ある程度収納量を確保しないと

もので溢れて

調理スペースを圧迫してしまう、

といったことになりかねません。

そこで、パントリー(食材や食器の収納スペース)を

設けるプラン等も有効となります。

また、最近のシステムキッチンには

シンクやコンロの下に

大容量の引き出し式収納が

選択できる事も多いので

そちらも有効活用する事も選択肢となります。

そして掃除がしやすい環境をつくる事。

シンク周りやワークトップは、

油などの汚れが付きやすいので、

汚れの落ちやすい素材を選ぶと良いです。

このあたりは、Panasonic・LIXIL・クリナップ

タカラ・キッチンハウス・サンワカンパニー

ウッドワン・トーヨーキッチンなどの

各キッチン取り扱いメーカーの特徴を

吟味する事は重要です。

各社の特徴をどのように採用に判断するのか?

その辺りは僕の設計時

選択・提案判断にも大きいところです。

また、キッチン周辺には

必要なものだけを置くようにして、

整理された状態を保つようにすると

掃除に取りかかりやすくなります。

当たり前の事なのですが、

このあたり、住まいの全体像や

キッチン周辺をどのように「理解」・「判断」を

しているのかで「差」が生まれることろ。

キッチン単体で空間は機能しないので

間取りと価値観の関係、

プラン次第ということろです。

キッチン単体の機能性や利便性で

考えた場合は

単純にワークトップとシンクが

一体化したものだと

より掃除がしやすいという判断です。

使いやすいキッチンのレイアウトとして

最も一般的なレイアウトが、

シンクと調理機器、

冷蔵庫が一列に並べられた

I型キッチンレイアウト。

横幅が広いと、

キッチンを使う際の動線が長くなり

作業効率が落ちてしまうため

コンパクトなキッチン向けの

レイアウトになります。

I型に冷蔵庫を並べられない場合には、

冷蔵庫の配置によって

使い勝手が左右されるので、

よく考えて配置する必要が出てきます。

使いやすいキッチンであるためには、

間取りとの関連性や

暮らし方の価値観、

レイアウトや収納などが特に重要。

キッチンの利便性を向上させることは、

暮らしの時間に対しての

優位性を発揮する事に

つながりますから。

トータルバランスを考えながら

間取りとデザインの設計に関する

付加価値を意識する事が大切。

住宅計画での

思考の範囲は

家の事を考えつつ

暮らし全体に意識を向けて。

設計・デザイン・住まい造り

インテリアコーディネートの

ご相談、面談のご希望は

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空間をより広く感じさせる狭小住宅・ユウ建築設計室 吉田 祐介さん


狭小住宅の設計では空間をより広く感じさせる必要があります。
様々な方法で感覚的に広く感じる空間を作ることが重要です。
 
狭小住宅についてユウ建築設計室 吉田 祐介さんに伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー ユウ建築設計室 吉田 祐介 の写真
船橋市坪井町159ー20
047-404-9086

狭小住宅のメリットを教えてください

 
一番の利点は、建築費を下げられることですが、同じ費用で考えた場合、面積を小さくすれば、その分、坪単価を上げることができます。
単価を上げることで、仕上材を良いものにしたり、断熱性能を上げたり、設備のグレードを上げたりと日々の暮らしをより豊かにすることが可能になってきます。
 
また、面積が小さい分、冷暖房などの光熱費も下がったり、掃除をする範囲が減ったりなど、多くのメリットがあります。

狭小住宅のデメリットを教えて下さい

 
物理的に面積が小さいので、上手に設計をしないと、部屋が狭くなったり、収納が少なくなったりという問題が生じることもあります。
狭い住宅ほど細かい設計が必要になりますので、より設計士の腕が試させると思います。

狭小住宅の間取りではどのような点に注意していますか?

 
まず第一に、空間をより広く感じさせること。空間の広いところと狭いところにメリハリを付けて広さを強調したり、窓の位置を細かく検討し、視線の抜けるとこを作ったり、様々な方法で感覚的に広く感じる空間を作るようにしています。
また、廊下を減らしたり、1つの空間に複数の要素を組み合わせて無駄を省いたりと、物理的にもより広い空間になるように設計をしています。

狭小住宅の収納で注意している点がありましたら教えて下さい

 
面積が小さいので、それぞれの収納する場所をあらかじめ決めて、そのものの奥行きなどがピッタリ入るように無駄のない設計を心掛けています。
また、部屋ごと細かい収納も確保できるように検討しています。

狭小住宅の価格は一般的な住宅に比べてどうなのでしょうか?

 
一般的な住宅に比べると、面積が小さい分、建物全体の価格は下がります。

ガレージ付きの狭小住宅も設計していただけるでしょうか?

 
対応可能です。

「公園の傍の家」で工夫した点を教えてください

 
より空間を広く感じさせるために、引き戸を使用し、引き戸を開けることで、複数の空間を使い方に合わせて、一体的に利用できるようにしています。
また、膨張色と収縮色の濃淡を利用し、視覚的にも空間を広く感じるように工夫しました。

↑公園の傍の家

「奥行のある家」で工夫した点を教えてください

 
間口の狭い細長い奥行のある土地だったので、その奥行を更に感じさせるよう、斜めの壁を計画し、台形の空間を生み出しました。
玄関から奥にあるリビングへ行くに連れて、横幅が広くなっており、玄関に立つとリビングが近く感じ、リビングに立つと玄関が遠く、より広く感じる工夫をしています。

↑奥行のある家

「光井戸のある家」で工夫した点を教えてください

 
LDKの天井を屋根勾配なりに設計することで、高さ方向により広さを感じさせる設計としています。
また、必要な空間を整理し、廊下などを極力減らすことで、コンパクトな建物ながらも広い住空間を生み出しています。

↑光井戸のある家

狭小住宅を建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい

 
様々な条件で狭小住宅の選択する方がいると思いますが、設計の工夫次第ではより広く、使い勝手の良い住宅を作ることができるので、よいパートナー(設計士)を探すことが重要かと思います。
狭小だからと諦めずに、計画を楽しんでください。

貴社に設計監理を依頼可能なエリアを教えてください

 
関東を中心に、全国対応しております。

ユウ建築設計室 吉田 祐介さんの狭小住宅設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
板橋区の共同住宅

敷地の特性を活かして、敷地最大限の面積を確保しました。

格子壁の住宅

 住宅が密集した20坪弱の小さな敷地に、家族3人で住む小さな家を建てたいという依頼を受けました。

公園の傍の家

公園に面する開発地に計画をした建築家の自邸です。
主なコンセプトとしては3点。

西葛西の家

約24坪の敷地に3世帯、計10人が暮らす計画です。無駄を省き、より広さを確保し、プライバシーを考えた設計をしました。ホームエレベーターも設置しました。

滝野川の家

 都内の狭小地で設計の依頼を受けました。

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