取得前に比較検討した住宅
注文住宅にしたいから注文住宅
新築か中古か、建築か購入か、戸建かマンションか、ハウスメーカーかそれとも建築家か・・・、住宅の取得には様々な選択肢があります。実際に住宅取得した世帯がどのような住宅を比較検討したかを見ると、検討とその結果はほぼ一致することがわかりました。注文住宅を選択した世帯は注文住宅を、分譲マンションを購入した世帯は分譲マンションを、比較検討しています。「注文住宅か分譲マンションか、それが問題だ・・・。」というような逡巡は、あまり起こらないようです。
では「注文住宅を建てる」を選択するのは、どんな世帯でしょうか。国土交通省の「住宅市場動向調査」の最新(2020(R02)年)報告書から、注文住宅を取得した世帯の実情を探ります(グラフすべて同報告書から作成)。年ごとの変動がありますが、傾向の把握にはマクロデータが最適です。
住宅取得回数別の年齢層
一次取得と二次取得、新築と建て替え
注文住宅を選択した人の住宅の取得回数は、「今回が初めて」の一次取得が80%、二次取得以上が19.9%。全国と比較すると、近畿圏の二次以上の取得割合が多いですね。年齢は、一次取得の平均は38.9歳、二次取得は58.9歳。注文住宅を建てる世帯は、20〜30代がメインの一次取得層と、50代以上が最多の二次取得層の、二つの層があることがわかります。
土地の取得方法
注文住宅を建てる場合は、住宅建築より先に土地の取得が発生します。家を新築した層では約70%以上が土地からの購入でした。現在では、建築条件付の土地を買って同じ会社で住宅を建築する方式が一般的なので、「注文住宅=土地付き+工事付き」の世帯割合が多いようです。建て替えでは半数以上が、相続などで敷地がある世帯です。「建て替え」で「新築」は26.4%、矛盾するようですが古家付きの土地を購入して、解体、新築した世帯とみられます。マイホームブームで開発された60年代以降の団地が、高齢化や少子化で居住者が減少し、好適地に古家付きの売り土地が増えているように感じます。検討中の古家付き土地の視察に行くと、周囲は高級住宅地にかかわらず半分が空家、残りは高齢世帯、ということがよくあります。界隈の建て替えや土地販売が進んで、数年後には新築住宅の割合が増えていた、ということもありました。住宅地はそうやって、新陳代謝していくようです。
住宅ローンの有無
資金面では、新築世帯の86%が住宅ローンを利用しますが、利用しない層も一定程度存在します。ローン以外での資金の準備方法は、預貯金などの金融資産や相続、贈与など。いずれも年齢が上がるほど積み上がる資金なので、建て替え世帯では半数が自己資金だけで住宅建築費を用意しています。年齢層が若く、土地からの購入になる新築世帯と、年齢層が高く土地購入負担のない建て替え世帯の違いが見えます。
回数別の資金内訳
資金総額と内訳をみると、一次取得者の資金総額4,486万円のうち自己資金は2割程度ですが、二次取得者は総額5,482万円のほぼ半分を自己資金が占めます。
家族が増えて一次取得、資金に余裕ができて二次取得、といった家づくりの段階があるかもしれません。とりあえず古家に住みながら、資金を準備したうえで建て替えで夢を実現、そんな家づくりもありそうです。
住み替え前の住宅の築年数
新築・建て替え前の住まいは?
住宅取得前の住まいの築年数は、新築世帯が住んでいたのは築15年以内の比較的新しい物件が最多。築浅の賃貸から土地購入して新築へ、そんな家族像でしょうか。建て替え世帯の以前の住まい、最多は築36~45年と46~55年、1970年代から80年代にかけての住宅です。建て替えのご相談は、まず第一声が「寒くない家にしたい」が多いのですが、このデータからはその実感が裏付けられます。断熱や気密の概念が浸透していなかった昭和の家は、真冬の寒さは今の住宅とは比べ物になりません。
家には家族や街の歴史と言う面もあるので、必ずしも新築がいいとは限りません。手を入れながら丁寧に住み続けることは、サスティナブルの点からも重要です。そのプラットフォームとなる家は、部屋数や面積だけでなく、住み心地に関わる部分まで丁寧に作られてこそ、受け継ぐことができます。一年を通じて住み心地がよく、省エネで、メンテナンスを続ければいつまでも住み続けることができる。令和の時代の住宅には、未来に継承できるそんな質の高さが求められます。
このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。
昨日、とある家づくりの敷地の関係で、
市役所へ行ってきました。
こちらの敷地。
何でもなさそうなのですが、いくつか協議のポイントがあります。
一つは、インフラ。
もともと、資材置き場として使われていたようで、
給排水の引き込みがないんですよね。
もちろん、そんなことは、よくあることなんですけど。。
周辺状況や道路のことを考えると、もしかしたら、
給排水を引き込むために、余計な費用が掛かってしまうかも。
そんな可能性がありました。
その辺をクリアにするため、市役所でしっかり調査して、
確認をしてきました。
問題なかったです。
もう一つは。
歩道のある道路から敷地へと車を入れる時にある、
乗り入れについて。
かなり特殊な状況で設置されているんですよね。
そもそも。
既存のままで使っていいのかどうか。
もし新設するのであれば、それが可能なのか。
ハッキリしません。
計画しだいでは、いろいろ可能性があるので、
事前に協議しておきたいところ。
市役所で話していたら、所轄の土木事務所で、
詳細は、協議、確認してほしいということで、
敷地近くの土木事務所へ行って、いろいろ話してきました。
思っていたより、柔軟に対応な対応をしてくれるようです。
いろいろ気にしていたことも、しっかりと協議できて、
納得できました。
当たり前のようですが、大事なところなので、自ら
しっかりと確認、納得するようにしています。
大事な大事な家づくりですからね。
午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。
前回、計画案が、ずいぶんとまとまってきたのですが、
一部変更要望があったので、その修正版を提示して
細かなところの詰めをする予定でした。
ただ、打ち合わせをスタートしてみたら。。
間取りの大変更のお話になっていました(笑)
よほどのことで、ビックリしないのですが、
さすがに、昨日は、ビックリしました。
お客様の言葉をうかがいながら、図面にスケッチ書き込みながら、
真意を聞き取りながら、イメージを共有していきます。
ここの壁をこうしたい。
そういった表面的な言葉だけを追っていくだけですと、
なかなか思ったところに行き着けません。
おっしゃることの、一つ一つに対して、問いかけや確認をしていきます。
それを通して、言葉の奥にある、本質を引き出していくんです。
少し抽象的な言い回しなってしまいました(苦笑)
いずれにしても、お客様が本当にしたいことを、
しっかりと聞き取って、カタチにする。
そのために、しっかりとコミュニケーションしていきます。
私が考える理想の家づくりは、建築家からの一方的な提案ではなく、
お客様の中にある、理想の暮らしを引き出して、一緒になって
カタチにするものだと思っています。
建築家のための家づくりではなく、お客様の家づくりですから。
9月から実施設計を進めてきました若いご夫婦のための住宅「(仮)Cube77」ですが、昨日無事に建て主さまと施工会社とのあいだで工事請負契約が結ばれました。
コロナ禍が続いている中での見積りは想定以上の事態となり、見積り調整にだいぶ時間を要する結果となりました。
ウッドショックによる柱や梁などの構造用木材の急激な高騰のみならず、屋根と外壁に採用する予定のガルバリウム鋼板が大幅に値上がりしたり、他の建材も軒並み値上がりしたため何度も建て主さまと打合せを重ね、建て主さまの多大なご協力と施工会社の減額案の提示等のお蔭で、ようやくこの日を迎えることが出来ました。
いよいよこれから工事がはじまります。
工事が無事に進むよう、工事着工の前に神主さんに御祓いをしていただく儀式、地鎮祭を近日中に行います。
状態の良い農家の古民家です。
外国人旅行客がメインに使うこと、会社関係のミーティングにも使えること、他にもステージを使ったライブや地域と繋がりを持てるようなコミュニティにしたいなどの豊富な要望がありました。
レトロを熟知していたことと、元々はモダンな建築志向が強いデザイナーだったこと。融合を目指していたので打って付けの建築家であったこと。
建材の調達から設備の提供までお手伝いしました。またランディングページの作成やロゴマークの作成のお手伝いもしました。
袖ヶ浦の家 水彩パース
ありきたりの規格住宅は嫌だった。既にHMで8年前に家を新築していたが、家を売却して建て替えを希望してきました。
雑誌「チルチンびと」で私の作品を目にしてお問い合わせいただきました。どうしてもこの作家に依頼して家を作って欲しいという、有り難いお申し出を頂きました。
本物の100年以上前のビンテージ建具を現在も収集中です。建材も「人の手」が沢山かかる昔ならではのものを昔ながらの工法で作る予定です。
袖ケ浦の家
小規模宿泊施設構造設計、設計、寒冷地仕様、箱根改築アンティーク&モダン土地、300坪 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
築40年の家を新築二世帯に建て替えたいと考えております。【建築地】東京都世田谷区【土地面積】約65坪【予算】5,000万円以内【建物についての希望】■完全分離の二世帯■居住者8名(夫婦2人子供1人で1世帯、両親、姉、甥2名で1世帯)■各世帯に2匹ずつ猫有り。猫も住みやすい家づくり希望■日中電気をつけなくても良いくらい明るい家希望■住みやすくデザイン性もある家希望■木のぬくもり、温かみのある家 以上、よろしくお願い致します。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
お世話になっております。札幌でRCの集合住宅(12戸)の新築を検討しております。急ぎボリューム検討お願いできる方を探しています。まずはボリューム出しの必要日数と金額をお教えいただけますと幸甚です。何卒宜しくお願い致します。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する(札幌在住の方)
はじめまして。鎌倉市に有ります実家築40年の2階建て和風注文住宅36坪のフルリフォームです。現在姉1人が住んでいますが私共夫婦と3人で暮らせるようまずは予算¥1.500万円でどの様な事が可能なのか専門家のご意見を伺いたいのです。工期は決めておりません。宜しくお願い致します。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
とある家づくりの現場のワンシーン。
どこを見てるのかというと、LDKの吹き抜けです。
下の方にある内部足場で想像がついたかもしれませんね。
こちらの家。
LDKの面積自体、ゆったりしているのですが、それに加えて、
リビングとダイニングが、全面吹き抜けているので、
ビックリするくらいの開放感になります。
しかも。
南北に大きな窓があって、水平方向にも、視線が抜けるので、
その広がり感といったら、半端ありません。
もちろん、開放感がほしくて、これだけの吹き抜けにしたのですが、
それだけではありません。
一枚目の画像をご覧いただくと。。
そう。
光なんです。
吹抜けの上に設けた、ハイサイド窓からの光を取り入れるためなんです。
このハイサイド窓からは、一日中たっぷりな光が差し込みます。
太陽高度の低い、この時期でも、この量ですから。
だからといって、この窓からだけの光を期待してるわけでなくて、
1階部分の窓からも、しっかりと入ってきますけどね。
時間帯によって、その光が制限されてしまうかもしれない
間取りゆえに、間違いない光が確保できるよう、工夫しました。
気持ちよく暮らせるLDKになりそうで、楽しみですね。
午後からは、別の家づくりの現場へ。
こちらは、家としては、ほぼ完成しています。
「ほぼ」
と書いたことには、二つの理由があります。
一つは、二枚目の画像の通り、
昨日、ロールスクリーンとカーテンレールの取り付けをしてました。
通常ですと、カーテン類は、お客様が、別で手配するカタチが
多いのですが、今回は頑張った金額を出してくれたおかげで、
家の工事をしてくれた施工者に、お願いできました。
ちなみに。
一部外構工事も、当初別で手配予定だったのですが、
見積をとってみたら、別手配の方が割高になってたので、
こちらも、施工者へお願いしました。
(なぜ割高だったのかは、相応のからくりがありますが。。)
話を戻して。
建物のことを知ってる工務店が取り付けなので、安心ですね。
しっかりとキレイに仕上げてくれていました。
それと、もう一つ。
今日現在、人感センサー付きのダウンライトが入手困難。。
半導体ショックの影響のようです。
建材の価格に変動があるのは仕方ないと思っていますが、
手配ができないのは、困りますよね。
当面は、仮で、通常のダウンライトを設置しておいて、
入手しだい、取り付け予定。
年内には、何とかなりそうです。
それは、さておき。
こちらの家づくりは、まもなく終了です。
今週末に引き渡しを予定しています。
素敵な家になって、お客様に喜んでいただけて、
よかったです。
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