お施主様が営まれている自然素材の建材などの展示スペースを持つ、住宅の機能を兼ね備えた木造2階建ての建物です。
あくまで自然素材にこだわり、建物の様々な構成を、多くの人に紹介しながら、人が住まうより良い住宅環境を構築したい。また、快適に住まうための高断熱性能や、将来の太陽光発電を意識した、大きな屋根も希望されていました。
大阪と東京という物理的には離れた地域でしたが、何度もヒヤリングを行い、目的成就のために共に力を合わせていこうという姿勢を感じて頂いたのではないかと思います。工事を行った工務店にも設計士はいましたが、なかなか理解が深まらず、結局私が最後まで引き受けることとなりました。
新建材を一切使用せずに、自ら開発された建築資材を設計の中でどこまで生かせるかという課題について、お施主様とともに試行錯誤を繰り返しながら進めてまいりました。初めて使用する左官材などもあったので、大面積に使用した部分などで、施工後に予想外の反省点もありましたが「おおむね満足」という結果を分かち合うこともできました。
「自身で開発した材料をどうすれば活かせるのか、また、人に見せる建物でもあるので、よりよく見せるためには、どのように使うことが効果的なのかなど、一つ一つの課題に対して、真摯に向き合ってもらい、建築士ならではのプロの目線からのアドバイスがあり、建物に活かせる事ができた。」と、言って頂き、光栄でした。
木造軸組工法で設計した、延床面積341㎡(103坪)の2世帯住宅で、個人の事務所、ガレージ等の機能を持つ建物です。
木造家屋に鉄骨で増築された建物の改修計画。
「既存建物の構造をできるだけ活かしつつ、シンプルでモダンな雰囲気にしたい」というのが、お施主様の希望でした。
以前同じお施主様から店舗の設計を依頼さた事があり、イメージの共有と信頼関係ができていた事がご依頼の決め手となりました。
陶芸家の夫婦の為の店舗兼住宅の改修計画。木造家屋に鉄骨で増築された既存建物を、作家であるオーナー夫婦の為の、店舗、ギャラリー、工房、住居に改修しました。素材や色は現地でいくつもサンプルを作り、時にはオーナー自らが塗装を施しながら作家でもあるオーナーがこだわった空間となっている。
オーナー様からは、「元々の古い建物がこのような空間になって驚いている。想像以上の空間に大変満足しています。」というお言葉をいただきました。
店舗部分の外観夕景。
店舗内部。既存の柱梁を白く塗装し、陶芸作品が映える空間となっている。
店舗内部。白い空間が「器のうつわ」となるようにデザインされている。
住居部分。オーナーの作品が生活空間でも重要なデザイン要素となっている。
コンパクトながらクリーンでシンプルな洗面スペース。
外観夕景。
厳しい「崖条例」「風致地区」の地域で、実際に「デザインの良い建築ができるか」という不安をお持ちでした。
以前オーナー様の会社の建築を設計させていただいた事があるので、信頼関係ができていた事が決め手となりました。
京都市でも規制の厳しい「風致地区」かつ「崖条例」のかかる敷地での二世帯住宅。玄関から完全に分離された二世帯住宅で、1階は親世帯、2階は子世帯として計画された。周辺の豊かな自然環境をいかに生活空間に取り込むかが重要と考え、1階は旧邸の庭の雰囲気を残しつつ新たにウッドデッキで内外を繋いだ。また2階にはリビングに面してテラスを設ける事で、東山の遠望を日常的に楽しめるようにした。
お施主様からは、「プライバシーの事を気にせずに、外の自然を身近に感じれるところが良い」という評価をいただきました。
子世帯の玄関。
天井の梁を現しとする事で、木の暖かみと最大限の天井高さを確保している。
バスルームから寝室へと抜ける動線(左)とキッチンからリビング・ダイニングへと抜ける導線(右)を廊下から見る。
リビングからテラスを望む。向かいの山の緑、さらにはその背後の東山の市街を望む事ができる。
リビングからキッチン方向を見る。現しの天井と梁が空間に暖かみと重厚感を与えている。
キッチン内部。料理が趣味のオーナーの要望によるオリジナルキッチン。
京都市の中心街に計画された全7室のホテル。
敷地が京都特有の「うなぎの寝床」であり、「容積率をギリギリまで使ってできるだけゆったりとした客室」として、インバウンドのファミリーを主な客層として計画したいというご要望でした。
実際に弊社設計のホテルを見学されてお施主様とイメージの共有ができた事が決め手になりました。
京都市の中心街に計画された全7室のホテル。インバウンドのファミリーを主な客層として、7室それぞれに設定されたテーマに沿った色や室礼を施す事で、日本の伝統を体感できるデザインとなっている。
「シンプルな空間の中にも日本の伝統的な室礼をデザインに取り入れていただき、大変満足しています。今後ソフト面でもサービスを充実させる事で、さらに日本の伝統を感じてもらえるホテルにしていきたい。」というお言葉をいただきました。
1階ラウンジ及びカフェバースペース
客室内観
浴室内観
CLTパネル工法による事務所建築。
CLTという新しい建材を最大限利用し、構造的にも意匠的にもCLTの可能性を探求する事が本計画の目的とされた。
「新しい素材で新しい建築を作る為に、チャレンジ精神を持って、創造性と独創性を存分に発揮して欲しい」という事で、弊社にご依頼いただきました。
CLT(直交集成材)による事務所建築である。滋賀県の認証県産材である「びわ湖材」を100%使用し、全て工場加工されたアーチ型のCLTパネルを連続させる事で、暖かみがある柔らかい事務空間となることを目指した。
「CLTを構造材として使用するだけではなく化粧材としても使用しており、木の香りに包まれながら明るく暖かみのある事務所になった。CLTを使用した建築はまだ少ない為、全国から見学者が絶えない施設となっている。」というお言葉をいただきました。
エントランスを望む。厚さ150mm(5層5プライ)のCLTパネルを建築全体に使用している。
内部は、連続するアーチ状のパネルにより柔らかな執務空間となっている。
トップライトにより均質な自然光に満たされることを意識した。
CLTという新建材を説明したり、世界のCLT建築事例を展示する為の空間。壁床天井全てにCLTパネルを現しで使用している為、この空間そのものがCLTの実物展示空間となっている。
滋賀県草津市に計画された鉄筋コンクリート造3階建て80床の特別養護老人ホームの計画である。敷地形状が三角形で居室配置が非常に困難であったが、比叡山、伊吹山、三上山、比良山など名峰霊峰を遠望でき、前面の旧草津川跡地公園に対しても居室を配置する事で、環境に開き、地域に開いた特別養護老人ホームとなることを目指した。
「敷地形状が非常に歪な形状であるが、入居者にとっても職員にとっても明るく開放的な生活環境にしたい」というのがオーナー様からのご要望でした。
同社会福祉法人の施設を今までにも数棟設計させて頂いていたので、今までの実績から信頼関係ができている事が決め手であると考えています。
施設の性質上、運営側としては入居者の安全の為に常に目が届くような空間配置が必要となる為、理想的には職員スペースを中心として周りに居室を配置するのが良いが、今回は敷地形状が三角形の為その定石通りのプランが困難であった。そこで、居室を敷地形状に合わせた「ハ」の字型に配置して、「ハ」の字の狭い方に職員スペースを配置する事で全体を見通せるプランとなっている。さらに「ハ」の字の開いた方には共用スペースを設け、常に周囲の景色に視線が抜け、風や光が施設を通り抜ける開放感を獲得しています。
入居者にとっては明るく開放的で、職員にとっては合理的で働きやすい施設にする事は何よりも重要でした。そこでお施主様および職員様とはあらゆる可能性を考慮して何度も打ち合わせを重ねました。その上で、入居者の居室や生活スペースを2階と3階にする事で「安全性」と「快適性」を確保し、1階は事務スペース、厨房といった職員用のスペースの他に、中庭を配した広い「エントランスホール」や旧草津川跡地公園に面した「地域交流広場」を設ける事で、地域住民や周辺環境に対して「開放性」と「関係性」を重視した計画となりました。お施主様からは「非常に明るく開放的な空間で職員も入居者様も喜んでいる。現在はまだコロナ禍という事もありなかなか地域交流イベントはできていないが、将来的には施設の内外で地域交流の場を開放して、入居者様がさらに楽しくいきいきと生活できる施設にしていきたい」というお言葉をいただきました。
外観の夕景。
敷地は三角形で南側は前面道路から低くなっている。
中庭に面したエントランスホールは、ギャラリーとしての利用も想定されている。
職員コーナー及び食堂・リビング
はじめまして自宅のリフォームを将来考えております。建築士様に提案していただきたいと思いご連絡しました。以下新築時の図面他画像参照下さい。 http://***** ハウスメーカーは積水ハウスの軽量鉄骨です。現在はリヴング窓先に6畳のサンルームがございます(画像参照) 希望・・2世帯にしたいです。(夫婦世帯1階、子世帯2階)洗面室浴室を広くしたいです上がり畳を使用しなくてもいいので1階も広くしたいです。提案のほどよろしくお願い致します。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
外観ファサード
郊外に建つ専用住宅。 モノトーンなガルバリウムの外壁に天然木の温かみをプラス。 ファサードは高さを抑えた緩勾配屋根で、建物の間口をより広く見せてくれます。 一階は道路側の開口部を極力少なくし、プライバシー性を高めています。 ”コノジ”とは”コの字”の事で中庭を中心にコの字型のプランとし、人目を気にせずリビングに面した庭を楽しめる家になりました。コロナ禍でお家時間が増えた昨今の生活スタイルにもフィットしています。
昨日は朝イチから、とある家づくりの打ち合わせ。
打ち合わせというか。
これから家づくりをと考えている奥様とお会いしてきました。
こちらの奥様。
いくつかHMや工務店をまわられてるそうです。
そこで。
どんな家づくりをしたいのかについて、
いろいろとお話うかがっていきました。
現在は育休中なのですが、奥様が仕事に復帰されたら、
共働きということもあって、家事動線は合理的にしておきたい。
第一声に出てきたご要望でした。
家事といっても、いろんな動線があるので、その辺を
しっかりと分けて考えておかないといけません。
といっても。
それを考えるのは、私の役割ですけどね。
そうそう。それと。
シンプルですが、かっこよくしたい!とのこと。
もちろん。せっかくの家づくりですので、ぜひそうしたいところです。
ただ。
それをうかがって、逆に問いかけました。
「どんな見た目をかっこいいって思いますか?」って。
ある程度、時代にフィットする「かっこよさ」はあるものの、
人によって、「かっこよさ」の基準って違ったりします。
特に、いろんな事例写真を手軽に見えますし、
いろんな人が、いろんなところでコメントしたりしてますので。
口頭ではなかなか伝わらないので、インスタなんかの画像で、
お気に入りをいくつか見せていただきました。
そのおかげで、なるほど、そういった感じなんだって、
すぐに理解することができました。
ということで。
しっかりとご要望をうかがえたので、次回までに計画案を作成して、
提示することになりました。
どんなプランになるのか。私も楽しみです!
その後、少し時間があったので、敷地を見に行きました。
すごく森っぽく見えていますが。。
これから、測量や分筆、更地にする流れだそうです。
敷地や道路、インフラの状況や周辺環境なんかも
しっかりと視察してきました。
南西角地ということもあって、日当たりはいいですね。
ただし、プライバシーのことも少し考えたいところです
午後、こちらの現場へ。
昨日は、鉄筋の太さや本数等が設計通りになっているのかを
検査するプロセスだったんです。
AM中に、施工者、第三者機関の検査が完了していて、
問題なしとのこと。
ただ。それはそれなので、私は私なりに、一通り、
全箇所について、しっかりと検査してきました。
問題なし。
しっかりと工事してくれていました。
当たり前のことを、しっかりとやる。
大事なことですよね。
さて。これから、着々と工事が進んでいきます!
楽しみですね。
【 概要 】大阪エリアにて事業決定した1棟アパートプロジェクトのボリューム出し、意匠・実施設計・申請・監理業務一式
【 依頼内容 】自社で開発する新築木造1棟アパートで以下の内容でご依頼可能な設計士の方を募集します。大阪市及びその周辺エリアで、取得を検討している1棟アパート用地に対するボリューム出し及び取得に至った場合、役所調査・確認を経て建築基準法及び地域条例等に適合判定実施設計(構造・電設設計等含)~確認申請~設計監理までをお願いします。 年間10棟前後を開発予定、そのうち状況に応じ1~3件程度を依頼予定。※基本的に長期的に継続可能な方を優先させて頂きます。 【 契約金額(税込) 】ボリューム出しにより取得に至った事業に対する成果報酬ボリューム出し 週1件程度 延床面積(法床)×50万円×5%(目安)リーズナブルかつ確実性の高い方を優先させて頂きます。 業務内容としては、1K25m2×3戸×3階建て=全9戸の木造新築アパートの劣化対策等級3取得監理業務についてはポイント監修可規模や内容(難易度)により、都度予算の増減検討します。 【 重視する点・開発経験 】アパート建築設計の経験・実績がある方センスや工夫(間取り、意匠、コスト面)が得意な方スピード&レスポンスの早い方、正確で確実性の高い方1級又は2級建築士資格保有者 【 応募方法 】・簡単な自己紹介や実績をご提示ください。 ご質問がありましたら、気軽にお問い合わせください。沢山の応募をお待ちしております! 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
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お仕事を依頼した建築家: ジュウニミリ建築設計事務所 二村はじめ様 ...
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