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防音室というと、どこか特別な「箱」を家の中に置くようなイメージを持たれがちです。
厚い壁に囲まれた閉じた空間、練習のためにだけ存在する部屋──。

けれど、家づくりを考えるご家庭とお話ししていると、多くの方が口をそろえて言われるのは、

「練習の場所が孤立しないようにしたい」
という願いです。

音楽が暮らしの一部であるなら、防音室もまた暮らしに寄り添う存在であってほしい。
そんな“溶けこむ防音室”をつくるための視点について、少し触れてみたいと思います。

■ 1. “家の中の位置”を暮らしの動線で考える
防音室をどこに配置するかは、防音性能だけで決められるものではありません。

・キッチンから子どもの気配が感じられる距離か
・家族の生活音と練習音がぶつからないか
・家事の途中でも様子が見えやすいか

これらは、音の問題であると同時に、暮らし方そのものの問題です。
「静かだから」と2階の奥に追いやるのではなく、
“そのご家庭のリズムの中でどこが心地いいか” を丁寧に見極めることが大切です。

■ 2. 光・風・質感をあきらめない
防音室=暗くて密閉された空間、という先入観がまだあります。

ですが、正しく工夫すれば、光も取り入れられ、圧迫感も避けられます。

・内窓やFIX窓を活用して、柔らかい光だけ通す
・扉は重厚でも、室内の素材は軽やかにまとめる
・吸音材を“デザイン素材”として見せる
・床材の温かさや、壁色の柔らかさを大切にする

防音性能を優先すると、どうしても“機能優先の空間”になりがちですが、
そこにいる時間の質を整えることが、長く使われる防音室には欠かせません。

■ 3. 家族との“距離感”を設計する
防音室は「閉じ込める部屋」ではなく、
家族がそれぞれの時間を心地よく過ごすための部屋です。

だからこそ、
・ドア越しに気配が伝わるか
・終わりのタイミングをそっと伝えられるか
・家族が安心して過ごせる距離か

こうした“距離のデザイン”がとても大切です。
音だけを抑えるのではなく、人の動きや気配をどこまでつなぐのか。
建築的な視点から、細やかに調整していく必要があります。

■ 4. 練習と暮らしを「対立」させない間取り
防音室がうまくいかなかったご家庭に共通するのは、
“練習時間が家族の生活リズムとぶつかってしまう”こと。

・夕方の調理と練習
・お風呂の時間と練習
・下の子の就寝と練習

これらは防音性能とは別の話。
家族の暮らしと、練習のリズムを同時に考える間取りが必要です。

防音室が「家族の誰にも負担をかけない場所」になったとき、
それは初めて“暮らしに溶けこんだ防音室”になります。

■ 5. 最後に──
防音室は、“部屋”をつくることではありません。
家族が音を大切にしながら、毎日を心地よく過ごすための環境をつくることです。

音と暮らしは、本来対立するものではありません。
丁寧に見つめていけば、必ず調和する場所が見えてきます。

そんな視点で防音室を考えていくと、
「練習のための部屋」から、
“家族の時間を支える部屋”へと姿を変えていくはずです。

お子さまの音楽と家族の暮らし、まとめて考える家づくり。
防音室を“つくる”だけじゃない。
音楽のプロと建築のプロが一緒だからできる、新しい住まいの形。

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お子さまの“音”と家族の“暮らし”を、ひとつにデザインしてみませんか?

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フラット35利用者調査・住宅ローン利用者実態調査から
住宅ローンの現在地

住宅取得に際して、多くの人が利用するのが住宅ローンです。
実質賃金が上がらない中(column127)、家づくりを実現した世帯はどのように住宅ローンを利用しているでしょうか。
グラフ1はフラット35利用者の、*総返済負担率の推移です。
総返済負担率は住宅建築からマンション購入まで、すべての住宅種別で上昇中です。
もともと総返済率が高い土地付き注文住宅は、2015(H27)年からの9年間で4%上昇して2024(R06)は27.3%に達しました。
20%以下だった中古物件も、2024年には20%を超えました。
「住宅ローンの返済額は世帯年収2割以下」と言われたのは、もう昔のようです。

グラフ2 フラット35利用者調査 返済額の推移

実際、一ヶ月あたりの住宅ローン返済金額はどのくらいでしょうか。
フラット35利用者の一ヶ月あたりの予定返済額は、分譲マンションと土地付き注文住宅で16万円を超えました(グラフ2)。
2015年にはどちらも12万円超だったので、30%程度アップしました。
返済負担率から推察すると世帯の月間可処分所得は50万円以上となり、世帯合算やペアローンが視野に入る金額です。
建売と注文住宅の返済額は10万円代から12万円代に、中古物件も8万円前後から9万円代に上昇しました。
中古物件の9万円代は賃貸の家賃に近く、高騰する住宅取得費を見ると、中古物件の比重はまだ高まりそうです。

グラフ2 フラット35利用者調査 ボーナス併用償還率の推移

コロナ禍の2020年半ばから、急上昇する長期金利と歩調を合わせて、フラット35貸出金利も上昇しました。
その結果住宅ローン利用者の間では、月々の返済にボーナス時の加算を加えたボーナス併用償還希望率が、2021年以降急減しました(グラフ3)。
2021年には22%を超えましたが一転、2024年には10%代まで減少しました。
金利上昇による月々の返済増額が、ボーナス併用償還希望の減少に影響したと考えられます。

住宅ローン利用者実態調査 返済期間の推移

フラット35を提供する住宅支援機構が、フラット35に限らず広く住宅ローン利用者を対象に、春と秋、年二回実施するのが「住宅ローン利用者実態調査」です。
直近半年間の住宅ローン利用者にインターネットでアンケートした調査です。
その調査結果で注目したのは、返済期間について。
年二回の調査ですが回を追うごとに、返済期間35年以上の長期ローン利用者が増加しています(グラフ4)。
2021年には長期ローン利用者は10%に満たない少数派でしたが、2024年10月には35年以上と40年以上を合わせた長期ローン利用者の割合が、25%を超えました。
住宅市場のメインストリームである一次取得世代は40代なので、40歳で35年ローンだと完済は75歳、49歳なら84歳になります。
「退職金で一括返済が前提」と思われますが、40年超の超長期ローンも増加中。

住宅ローン利用者実態調査 ペアローン、収入合算

また、収入合算やペアローンの利用率も上昇中です(グラフ5)。
収入合算は世帯主と配偶者等の収入を合算して住宅ローンを締結する方法で、ペアローンは一つの物件で複数のローン契約(世帯主と配偶者等)を設定する方法です。
いずれも世帯主の単独ローンより予算規模を拡大できるので、借入額を希望金額に近づけることができます。

この実態調査からいま住宅ローンの借り入れは、住宅取得する世帯の生涯をかけた世帯総力戦に見えます。
金利が上昇すると、返済額が大幅に増額することはなくても返済期間が伸びたり、追加担保が必要になるなど、負担感が高まる事態も予想されます。
誰もが、生涯を賭けなくてもふさわしい家づくりを実現できる、そんな希望のある経済環境が望まれます。

住宅ローン利用者実態調査 ミックスローンの利用状況

ミックスローンも増加中

ところで、政策金利引き上げが現実的になってきました。
住宅ローンは固定型が長期金利に、変動型が短期金利に連動するため、住宅ローン利用者も政策金利の動向は無関心でいられません。
そんな先行き不透明な状況から、固定金利と変動金利を組み合わせてローン設定するミックスローン利用世帯も見られます。
住宅ローンを検討する方には、検討の余地がありそうです。

グラフ1.2.3:住宅支援機構「フラット35利用者調査」から作成
グラフ4.5.6:住宅支援機構「住宅ローン利用者実態調査」から作成
*総返済負担率:一ヶ月あたりの返済額を世帯収入で割った数字

京都 建築家の注文住宅 高気密高断熱住宅を京都から アーキシップス京都 古前極 

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

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車椅子で暮らす家を設計する際、最も基本でありながら見落とされやすいのが「廊下の幅」です。
広ければ良いというものではなく、生活動線や家族構成に合わせた“最適な寸法”があります。
では、どのくらいの幅があれば、車椅子でもストレスなく暮らせるのでしょうか。

1. 一般的な基準は「有効幅90cm」では狭い
住宅の廊下幅は、建築基準法上の最低基準として75cm以上(有効幅)とされています。
しかし、これはあくまで「通過できる」だけの寸法。
車椅子の方が日常的に利用する場合には、最低でも90cm、できれば100〜120cm程度が望ましいとされています。

ただし、「通れる」ことと「暮らしやすい」ことは別問題です。
例えば、廊下の途中にドアがある、曲がり角が多い、物が置かれる――といった状況では、90cmでは十分とは言えません。

実際に生活することを想定すると、車椅子の回転やすれ違いを考えた余裕が必要です。

2. 快適に動ける幅は「120cm」が一つの目安
有効幅120cm前後を基準にすること、次のような利点が生まれます。

車椅子が方向転換しやすい

介助者が横に立ってサポートできる

家族とすれ違う際のストレスがない

特に介助が必要な場合、介助者が後ろから押すだけでなく、横で支えたり前に回り込んだりすることがあります。
そのため、「一人分+半人分の余裕」=120cm前後が快適な生活を生む幅なのです。

3. 廊下幅だけでなく「曲がり角」と「ドア位置」が重要
多くの人が見落とすのが、廊下の“途中”です。
角の位置やドアの開き方が悪いと、せっかく広い廊下でも使いにくくなります。

角を曲がる際には、回転スペースとして150cm×150cm程度が必要

ドアは引き戸にすることで、廊下を狭めずに開閉可能

扉前に70cm程度の待機スペースがあるとスムーズに通過できる

つまり、廊下の「幅」だけでなく、「動作のための余白」をセットで考えることが欠かせません。

4. 家族と共に使う“共有空間”として設計する
廊下は単なる通路ではなく、家族の動線が重なり合う場所です。
子どもが走り抜けたり、洗濯物を運んだり、介助者が通ったり。
狭いと譲り合いが発生し、日々のストレスになります。

一方で、幅を確保することで「すれ違いざまに声をかける」「自然に手を貸せる」といった、
人の温度が感じられる空間にもなります。
単に機能的な通路ではなく、家族の関係をつなぐ「生活のライン」として捉えることが大切です。

まとめ
車椅子で暮らす家の“快適さ”は、廊下幅に表れます。
基準値ギリギリでは「通れる」だけ。
120cmの余裕があることで、「介助できる」「すれ違える」「心にゆとりが持てる」家になります。

建築家として大切にしているのは、「数字の正しさ」ではなく「人の動きの自然さ」。
その人らしい暮らし方を支える設計こそが、本当の意味での“バリアフリー”です。

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令和7年20251125ホームページ更新(^^)/~~~

■O邸リノベーション(SAXのための防音室をつくる)…設計施工物件に加わりました!
■南街プロジェクト…検討プランアップしました!
■清水4丁目プロジェクト敷地境界確認・設計契約準備に入りました…プランも継続して検討中
■下落合四丁目計画開発関係・協定通路関係の申請準備に入ります
■根岸第二サンフラワー保育園いよいよ開園です!完成写真をアップしました(撮影:丸産技研)
■港南中央サンフラワー保育園いよいよ開園です!完成写真をアップしました(撮影:丸産技研)

http://ohkokk.boo.jp/

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

自宅サウナを検討される方から、必ずといっていいほど聞かれる質問があります。

それが、
「遠赤外線とドライとミスト、どれが一番いいんですか?」
というもの。

結論を先に言うと、
“どれが正解”ではなく、あなたが求める体験によって最適解が変わります。

ここでは、それぞれの特徴と、自宅での使い勝手を比較しながら解説します。

1. 遠赤外線サウナ:短時間で体が温まる“実用派”
遠赤外線サウナは、
ヒーターの熱が皮膚と筋肉に直接アプローチし、
短時間でポカポカと温まるのが特徴です。

● 温度:50〜60℃
● 特徴:息苦しくない・初心者でも入りやすい
● メリット:

とにかく“入りやすい”

準備時間が短い

心拍に大きな負担をかけにくい

一方で、熱と湿度が混ざる本格的な“サウナ感”は弱め。
「汗をしっかりかきたい」「熱さを楽しみたい」という方にはやや物足りないかもしれません。

とはいえ、
毎日の健康維持や肩こりの改善には抜群の相性。
忙しいビジネスマンの“実用サウナ”としてはとても優秀です。

2. ドライサウナ(フィンランド式):
“サウナらしさ”を求める人の最有力
いわゆる「The サウナ」といえるのがドライサウナ。
温度は高めで、しっかり汗をかいて“ととのう”体験ができるのが特徴です。

● 温度:80〜100℃
● 特徴:汗が噴き出す・本格派
● メリット:

サウナ感が強い

ロウリュで湿度調整も可能

外気浴との相性が最高

フィンランド式の電気ストーブを使えば、住宅内でも安全に導入できます。
また、温度と湿度の組み合わせで「熱く、でも気持ちいい」環境をつくりやすいのも魅力。

デメリットとしては、
設置スペースと換気計画がやや重要になる点。

とはいえ、自宅サウナを本格的に楽しみたい人にとっては、最も満足度の高い選択肢です。

3. ミストサウナ:美容・リラックス重視の“やさしいサウナ”
ミストサウナは、
湿度100%前後で、まるで深い霧に包まれるような心地よさが特徴。

● 温度:40〜45℃
● 特徴:やわらかい蒸気、息がしやすい
● メリット:

肌や髪によい(保湿効果が高い)

子どもや高齢者でも入りやすい

バスタイムと一緒に楽しめる

汗を大量にかくタイプではありませんが、
「心をほどくような癒やし」を求める方には非常に向いています。

ただし、
サウナ上級者が求める“熱さの爽快感”は弱いので、単体で主役にするより、
ドライサウナ+シャワーブースにミスト機能のように組み合わせると最も効果的です。

■結局どれを選べばいいのか?
この質問には、次のように答えるようにしています。

●「しっかり汗をかきたい」
→ ドライサウナ(フィンランド式)

●「短時間で温まりたい・手軽に使いたい」
→ 遠赤外線サウナ

●「肌に優しい・家族みんなで使いたい」
→ ミストサウナ

大切なのは、
“どのサウナがいいか”ではなく、
“あなたがどんな体験をしたいか” です。

自宅サウナは、暮らしの質そのものを変える存在。

だからこそ、設備のスペックではなく、
“どんな日常を過ごしたいのか” を基準に選ぶことをおすすめします。

自宅で“ととのう暮らし”をはじめませんか?

建築家×サウナ専門チームが、理想のサウナ空間づくりをサポートしています。

詳しくはこちら

最高の「ととのい」を日常に

自宅サウナでいつでも「ととのう」暮らしを。

「がけ条例で擁壁が必要です」と言われて困っているあなたへ

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よく行くイオンモールにハンズができて嬉しい
みーくん@建築家紹介センター(63歳)です。

私はイオンモール福岡によく行くのですが、
現在、リニューアル中でいろいろな新店舗ができています。
つい最近、ハンズが開店しました。
雑貨を見て回るのが好きなので、喜んでいます。

11月ももうすぐ終わりですね。 

寒くなってきましたので 
「お風呂のあと、薄着して湯冷めした……(T_T)」 
とならないように注意してくださいね 

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■建築家紹介センター通信 2025-11-24

【「がけ条例で擁壁が必要です」と言われて困っているあなたへ】

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■「がけ条例で擁壁が必要です」と言われて困っているあなたへ

・がけ条例とは
 
がけ条例とは崖の付近に家を建てる際に、
崖が崩れた場合のことを想定して 
崖から一定の距離を離しなさいという主旨の条例です。 
 
条例なので地域によって微妙に条文や細かい数字・緩和規定
などが違いますので 
詳しいことはお近くの建築家に聞いてみることをオススメします

・がけ条例で擁壁が必要な理由
 
崖があった場合でも、基準に沿った擁壁を作れば
崖に近接して建物を建てることが可能になります。
がけ条例に決められた距離をとると
敷地内に建物が建たない・・・……続きはこちら↓

▼「がけ条例で擁壁が必要です」と言われて困っているあなたへ
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■最近の投稿(最新5件)

▼I-5111、集合住宅から旅館に用途変更(東京都)
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▼I-5110、既存事務所ビルをカラオケ店に用途変更(埼玉県)
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▼I-5109、建築申請をとって頂ける建築士さんを……(群馬県)
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▼I-5108、使わないスペースを撮影スタジオに用途変更したい(埼玉県)
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▼I-5107、更地に2.9坪のプレハブを設置したい(香川県)
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▼東京都
 TCKW-Base ガレージハウス
 H2DO一級建築士事務所 久保 和樹
https://kentikusi.jp/dr/node/18772?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

今回、紹介する設計事例は
東京都の「TCKW-Base ガレージハウス」です。

依頼者は建物を建てる前は

「車やバイク等が趣味で、それらを整備するガレージスペースが
 ファーストプライオリティ。
 どのぐらいのガレージスペースが必要か具体的にイメージできない。……」

と悩んでいました。

そこで

「久保さんの行っているいえづくりワークショップに参加しました。
 間取りや模型をつくったことで、いえのコンセプトをまとめることが
 できたので……」

とH2DO一級建築士事務所 久保 和樹さんに依頼しました。

久保さんは高密度な建物の密集した商業地域に
ガレージハウスを設計しました

「外部に対してプライバシーを確保しつつも、
 柔らかい間接光が室内に降り注ぐ地下のような静かな空間。
 居住空間には安定的な室内環境を望まれ、直射日光も好きではない。
 とのことでした。
 そこで外断熱を採用し、採光もトップライトやハイサイドライトを
 間接光で取り入れるプランとしました。」

と言っています。

依頼者には

「いえづくりワークショップで考えたコンセプトが
 最後までベースにあり、
 ワークショップをしてから家を建てて良かったです」

と言っていただきました。

ガレージハウスを建てたい方は
ぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。

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▼2025.11.29 生き方から考える住宅相談会
 神奈川県
 2025年11月29日 11:00
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▼設計相談会
 千葉県
 2025年11月29日 11:00
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▼SO建築設計 家づくり無料相談会のお知らせ
 東京都
 2025年11月01日 10:00 to 2025年12月31日 18:00
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家の中の景色は、外の季節と同じように、少しずつ変わっていくのが理想です。

春の光、夏の風、秋の影、冬の静けさ。
それぞれの季節には、心地よい空気のリズムがあります。

アートを季節ごとに入れ替えるというのは、その変化を暮らしの中で“感じ取るための工夫”です。

難しく考える必要はありません。
たった一枚の絵、写真、ポスターを入れ替えるだけで、家の空気は見違えるように変わります。

1. 季節の色を取り入れる
まずは、色を基準に選んでみましょう。
季節ごとの色彩には、それぞれ心を整える効果があります。

春:淡いピンクやグリーン。芽吹きの柔らかさを感じるトーン

夏:ブルーやターコイズ。風や水を思わせる清涼感

秋:ブラウンやオレンジ。落ち着いた深みと温かみ

冬:グレーやシルバー。静けさや透明感を引き出す色

壁にかけるアートを変えるだけで、まるで空間が季節の服を着替えるように印象を変えます。

2. テーマでつなぐ“物語の四季”
色ではなく、テーマで季節を感じさせるのもおすすめです。

たとえば、

春は「はじまり」:花や光をモチーフにした作品

夏は「自由」:海、空、旅の写真

秋は「成熟」:静物画や抽象的な色面構成

冬は「内省」:モノクロや書のような静かな作品

作品のトーンが変わると、自然と暮らしのリズムも変化していきます。
一年を通して、空間が自分自身の心の状態を映すように感じられるでしょう。

3. “展示替え”のように楽しむ
美術館のように、季節の展示替えを楽しむ気持ちでアートを扱うのも素敵です。
壁にかけるだけでなく、棚に立てかけたり、額を床に置いたりしても構いません。

入れ替えのたびに、
「次はどんな作品を飾ろうか」
「この季節にはどんな光が合うだろうか」
と考える時間自体が、暮らしに豊かさをもたらします。

4. 季節の自然と共鳴させる
アートを飾るとき、外の景色との“つながり”を意識すると、空間がより深く響きます。
春は窓辺に花を、夏は光を受けるガラスのオブジェを、秋はドライリーフを、冬はキャンドルを添える。

アートだけで完結させず、自然と組み合わせることで、季節のうつろいを立体的に楽しむことができます。

5. 心のリセットとしての入れ替え
季節の変化に合わせてアートを入れ替えることは、実は“心のメンテナンス”でもあります。
日々の生活の中で、知らず知らずのうちに積もっていく疲れや惰性。
そのリズムを整えるきっかけになるのです。

壁の景色が変わると、視点も変わる。
アートを入れ替えることは、自分自身を季節に合わせて整える行為でもあります。

まとめ
アートを飾ることは、特別なイベントではなく、暮らしの延長にある小さな習慣です。

季節ごとに入れ替えるという発想は、“家の中にも四季をつくる”という、とても日本的な楽しみ方。

決まりごとは何もありません。
あなたの感じる季節の色、香り、空気をそのまま映す一枚を選んでください。

アートが変わるたびに、暮らしの時間がゆっくりと更新されていく。

それは、季節を「見る」から「生きる」へと変える、ささやかなアートの魔法です。

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■ 設計は、図面を描く前から始まっている
家を建て替える、リフォームをする。
そう決めたとき、多くの人はまず「どんな間取りにしよう」「どんなキッチンにしよう」と考えます。

けれど、実はその前にやっておくべき大切なステップがあります。
それが、“暮らしの棚卸し” です。

暮らしの棚卸しとは、今の生活を丁寧に振り返り、
「何が使いやすく、何が不便か」「これから何を大切にしたいか」を整理すること。
これをせずに設計を進めてしまうと、完成した後に「なんだかしっくりこない」という違和感が残ってしまうのです。

■ “暮らしの棚卸し”で見えてくる本当の課題
たとえば、

キッチンが狭いと思っていたけれど、実は収納の仕方が合っていなかった

リビングが落ち着かないのは、テレビの位置よりも光の入り方が原因だった

家事が大変なのは、動線ではなく“モノの多さ”だった

こうした小さな「気づき」は、図面を描く前にしか見つけられません。
暮らしの棚卸しを行うことで、“間取り”ではなく“生き方”を設計できるようになるのです。

■ 棚卸しのポイントは「時間」と「気持ち」
暮らしの棚卸しには、少し時間がかかります。
でも、その時間こそが後悔のない家づくりを支えます。

1日の生活動線を書き出す
 朝起きてから寝るまでの動きを思い返し、不便やストレスを感じた瞬間をメモします。

“好きな時間”を挙げてみる
 食後に夫婦でお茶を飲む時間、趣味に没頭する時間――
 どんなときに心が落ち着くかを思い出してみましょう。

これからの10年を想像する
 健康面、仕事のスタイル、家族との関係。
 少し先の未来を想定すると、今必要な空間が見えてきます。

■ 設計士と一緒に整理するという選択
自分だけで棚卸しをするのが難しい場合は、設計士に相談してみるのも一つの方法です。
対話を通じて“暮らしの癖”を見抜き、間取りや動線、収納計画に反映してくれます。

ナイトウタカシ建築設計事務所では、設計初期の段階で施主ご夫婦と時間をかけてヒアリングを行い、
「今」と「これから」の暮らしを一枚の“暮らしマップ”として可視化します。
このプロセスがあることで、図面は“生きた設計図”になるのです。

■ まとめ:家を変える前に、自分たちを知る
家づくりで失敗する多くの人は、“家”だけを見て、“暮らし”を見ていない。
暮らしの棚卸しは、ただの作業ではなく、「自分たちらしい生き方を言語化する時間」です。

間取りや素材を決める前に、
“どう暮らしたいか”を整理する――。
それが、設計を成功に導く最初の一歩です。

家は「過去の記憶」を守る場所であり、 これからの「人生の舞台」にもなります。

そろそろ、自分たちのための家に“暮らし替え”しませんか?

ナイトウタカシ建築設計事務所では、
50代・60代のご夫婦が安心して次の暮らしを描けるよう、
「建て替え or リノベーション」判断をサポートしています。

I-5111、集合住宅から旅館に用途変更(東京都)

ユーザー ニン の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

集合住宅から旅館に用途変更の詳しい建築士探し
東京都墨田区にある延べ面積1023平米、20世帯の集合住宅
1985年築、用途:倉庫、事務所、住宅
2005年すべて集合住宅に用途変更
2025年5月~現在20世帯の中の4世帯 旅館業申請済み、営業中
消防:旅館適合改造済み
続けて旅館業申請するなら200平米超え、用途変更必要
 
集合住宅から旅館に用途変更の詳しい建築士をお頼みする予定です。
 
建築家の所在地について:
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1. 二世帯住宅は「一軒」ではなく「二軒の要素」を持つ家
まず知っておきたいのは、二世帯住宅は“1軒の家に見えて、実質は2軒分の機能を持つ”ということです。
キッチンや浴室、トイレ、玄関をどこまで共有するかによって、建築費は大きく変わります。

一般的な延床面積と費用の目安は次の通りです。

タイプ 延床面積の目安 建築費(本体価格) 特徴
完全同居型 約40〜45坪 2,500〜3,500万円 水回り・玄関を共有、コストを抑えやすい
部分共有型 約50〜55坪 3,500〜4,800万円 水回りの一部を分け、ほどよい距離感
完全分離型 約60〜70坪 4,500〜6,500万円 玄関・水回りすべて独立、プライバシー重視
※構造や仕様、地域によって金額は変動します。

※あくまで目安なのでご注意ください。

つまり、どんな二世帯住宅にするかが総費用を決める最大のポイントなのです。

2. 建築費以外にかかる「見えないお金」
多くの方が見落としがちなのが、本体工事費以外の諸費用です。
これらを含めて考えないと、最終的な総額が大きくずれてしまいます。

主な項目としては、

設計・確認申請費用(建築費の10-12%)

解体費用(100〜300万円)

外構・造園費(150〜400万円)

仮住まい・引越し費用(50〜100万円)

税金・登記・火災保険などの諸経費(100万円前後)

これらをすべて加えると、建築費+約17-18% が「本当の総費用」になります。

3. 世帯ごとの負担とローンの組み方
二世帯住宅では、「どちらがいくら負担するか」も大きなテーマです。
土地を親世帯が提供し、建築費を子世帯が負担するケースが最も多いです

が、ローンを別々に組むか、共有名義にするかで税制優遇が変わります。

特に最近は、住宅ローン減税や贈与税非課税枠を活用することで、親子それぞれが別々に借りてもメリットを得られるケースが増えています。

早い段階で住宅専門の税理士に相談しておくと安心です。

4. コストを抑えるコツ
「想定より高くなりそう…」という場合でも、設計の工夫で費用を抑えることは可能です。

水回りの位置を近づけて配管コストを削減

廊下や階段を共用にして面積効率を上げる

外観や屋根形状をシンプルにする

建材を“高性能×標準グレード”に最適化する

単に“安く建てる”ではなく、無駄をなくす設計が最も効果的なコストダウンです。

5. まとめ
二世帯住宅の総費用は、仕様や規模によって幅はありますが、

目安として3,000万〜6,000万円前後

そこに諸費用を含めると、総額で3,500万〜7,000万円程度を見ておくと安心です。

大切なのは、金額そのものよりも「何を共有し、何を分けるか」を家族で明確にすること。
その選択が、建築費だけでなく、暮らしの満足度にも大きく関わります。

二世帯住宅は、家族の距離を「近づける」だけでなく、
心地よい関係を「長く続ける」ための設計が大切です。

私たちは、10年以上二世帯住宅で暮らしてきた建築家として、
“実体験”に基づいたリアルな設計提案を行っています。

設計のちょっとした工夫で、暮らしは驚くほど変わります。
まずはお気軽に、あなたの理想の暮らしをお聞かせください。

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