ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日の午前中は、これから家づくりをしようとしているご夫婦に

お会いしてきました。

少し緊張した雰囲気からスタートだったのですが、

いろいろお話していくと、ほぐれてきて、いい雰囲気に。

家づくりの話って、将来の暮らしを考えることなので、

なんだかんだお話していくと、楽しい時間になりますね。

それでは。

ということで、家づくりについてのヒアリングをスタート。

普段、ヒアリングをする際には、予算等、もろもろの条件を

外した状態で、家づくりへの要望をお聞きするんです。

だって。

最初から、予算のことを考えすぎたり、

敷地条件なんかを考えすぎると、要望が少なくなります。

そもそも。

やりたいことの実現の仕方って、いろんな方法がありますよね。

ドストライクにやったら、すごい工事費になるとしても、

やり方を変えれば、費用を抑えて実現できるかもしれませんし、

そもそも、やりたいことの費用って、見積してみないとわからないですから。

できる、できないの判断は、プロに任せておいて、

いろんな想いを伝えた方がよいと思います。

昨日も、その調子で、話を聞き始めたのですが。。。

候補になっている敷地が、狭小敷地だったんです。

狭小敷地の家づくりは、今までに何度も経験してきているので、

いろんなアイデアは持っているのですが、広さや大きさに関する

要望は、実現できないこともあったりします。。

その辺、ご夫婦もなんとなく、イメージされていて、

遠慮しがちな感じでした。

ただ、質問形式で、うかがっていくと、いろいろと要望が

出てきて、なんとか聞ききることができました。

その辺踏まえて、次回、計画案を御提案する予定です。

どんな家ができるのか。

今から、楽しみですね。

午後は、パナソニックのショールームへ。

お客様に同行させていただいたのですが、

主目的は、キッチン!

私が仮で想定して、選定した内容を、実物見ながら確認しつつ、

変更していくような流れでした。

その中でも、ユニークだったのは、二枚目の写真にあります。

何でもないキッチンの背面収納に見えるのですが。

棚の側面にブラックガラスの戸が隠されていて、

その戸をしめると、家電類が、リビングダイニングから見えない

ようにできるんです。

来客時に、家電類をしっかりと隠せるのはいいですよね。

さらによいのは、ブラックガラスが隠せることです。

来客の機会って、そんなにありません。

どちらかというと、日常での使用が多くなるはずです。

普段使うときは、オープンにしておきたいですよね。

こちらは、それをしっかりと実現できるんです。

もちろん。

完全オーダーの家具でしたら、できるのですが、

メーカーの既製品レベルでは、なかなかないアイデア。

費用は、それなりにしますが、家電を隠せるようにしたい

方にとっては、とても便利な代物かなと思いました。

各メーカーとも、いろいろと工夫していますね。

比較検討してみると、楽しいですよ。

オススメです。

ユーザー 西薗守 住空間設計室 西薗守 の写真

住宅密集地の窓…窓を絞り込む
隣地の住まいとの目線 即ち窓の位置を考慮する。

隣地の窓と重なった場合
出窓として両壁に縦スリット開閉窓を取り付ける。
光と風を取り入れつつプライバシー確保。

吊押入の下部に地窓を取り付ける。
光と風を取り入れつつプライバシー確保。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある現場で、建て方でした。

でも。

なんだか、いつもと違う感じですよね。

それもそのはず。

こちらの建物は、木造ではなくて、鉄骨造ですので。

工場で精度高く加工してきた各部材を、丁寧に組み上げていきました。

敷地内に、レッカーが入らなかったこともあって、

大変な作業になっていましたが、慣れたもんです。

鉄骨造もやるんですか?

という声が聞こえてきそうです。

もちろん。

住宅で、鉄骨造はなかなか厳しいのですが、

それ以外の用途であれば、やりたいことに合わせて、

鉄骨造やRC造もやったりしますよ。

ちなみに。

「住宅で、鉄骨造はなかなか厳しい」

これって、温熱性能のことを理解しているプロであれば、

共通の認識です。

なので。

よほどの事情がない限り、鉄骨造の住宅はオススメしません。

鉄骨造のいいところって、柱と柱の距離を大きくとれるので、

間取りの自由度が高いことと、耐震性にあります。

ただ、最近は、構造計算をしっかりする+特殊な工法を採用することで

木造でも、鉄骨造なみのことができるようになってきてます。

ただし、「普通の」木造しか知らないと、同等にはできませんが。。

そして、先ほど書きましたが、温熱の性能ですね。

簡単にいうと、断熱性能の確保が難しいんです。

鉄骨造の場合、構造の鉄骨部や基礎のコンクリート部が、

外気に触れる状況をつくってしまうと、冬場、家全体に冷気がまわります。

外断熱してるから大丈夫。

だなんて、断熱材で、全てを包み込むことができないので。。

一番のポイントは、構造の鉄骨が熱を伝えやすいことにあります。

木は、熱を伝えにくいんですよね。

木部は、少し冷えたとしても、それが中へと伝わっていくことは

鉄骨に比べると、よほど少ないんです。

冬寒いだけだといいのですが。。。。

問題はそれだけにとどまらないんですよ。

もし。

家を鉄骨造にするのであれば、いろんな構造を取り扱える

専門家に相談しながら、採否を決めることをオススメします。

家って、日常を過ごす場所ですので、

心地よく暮らしていただきたいですから。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ブラックのワイングラスをひっくり返したようなガラスの中に、

ゴールドの灯具を組み込んだ、ペンダント照明。

モダンで、エレガントで。

とても上品な器具ですよね。

インテリアを選びそうですが、意外にも、いろんな雰囲気に

組みあわせできそうなデザインです。

ワイングラスのカタチが2種類あって、それぞれ2灯ありますが、

こんな風に、4つの器具を高さを違えて並べるなんていうのも

いいかもしれませんね。

数年前までは、こういった照明器具って、

同じ高さに、均等に並べるのが一般的でしたが、

最近では、不規則な高さや間隔での配置も

多くなってきていますね。

自由な発想で、取り入れるっていうのもいいもんです。

照明器具って、ついつい点灯しているときに姿を見て、

セレクトすることが多いのですが。。

天井からぶら下がっているペンダント照明の場合は、

特に、消灯しているときの姿も、しっかり確認して

決めてくださいね。

いろんな種類の洗面が並んでいます。

これだけたくさんあると、目移りしてしまいますよね。

昨日、こちらのショールームへお客様と一緒に行ってきました。

サンワカンパニーというメーカーになります。

しっかりとかっこよくデザインされた、いろんな製品を

取り扱っています。

昨日は、その中でも、洗面を中心に見てきました。

こちらの家では、玄関を入ってすぐに、手洗いがあるのですが、

ここ一年くらいで、設置するケースは多くなっています。

玄関先で、よく見える場所になるので、

いわゆる主要メーカーの普通な既製品の手洗いではなく、

おしゃれにしたいところです。

ということで、こちらへ行ってきたんです。

こだわりのある奥様は、一通りご覧になって。。

二つにまで絞り込みました。

最初は、信楽焼の手洗いが気になっていたのですが、

小さく感じたようです。

見た目は、コンパクトな感じがよかったようですが、

実用的には、大きい方が、掃除がしやすくていい。

小さなお子様もいることですので、

清掃性を優先して、大きなタイプにしつつ、

見た目も気に入ったタイプを発見したようです。

手洗一つだって、しっかりと自分らしいセレクトをしたいですよね。

そういう、丁寧な家づくりをさせていただいてます。

大事な大事な家づくりですから。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

住宅密集地では、採光と通風のために設置する窓の大きさと位置について十分な配慮と検討が必要です。 

民法上、外壁面は敷地境界から50センチ以上離すことになっているので、少なくとも隣家との距離は1メートル以上ということになりますが、それでも採光はほとんど期待できませんし、隣家の窓の位置や大きさを考慮しておかないと、窓を開けたらお隣さん家の窓が正面にあるなんてことになりかねません。 

一方で、住宅密集地では防火地域や準防火地域に指定されているエリアが多く、延焼の恐れのある部分(1階部分は敷地境界から3m、道路の中心から3m、2階部分はそれぞれ5m)にかかる窓(サッシ)については防火設備と呼ばれる高いグレードの窓(サッシ)にする義務があるため、窓の数が多いほどコストもかかってしまいます。 

したがって、窓の数は極力絞って効率の良い採光と通風の確保が出来る間取りが住宅密集地では重要になってきます。 

住宅密集地といっても、たいてい建ぺい率が50%か60%ぐらいなので、建てられない残り40%~50%を有効に活用して、接近して建っている隣家から距離を取った外部空間(中庭や坪庭など)に面した窓から採光と通風を確保したり、天井の高い吹き抜けを設けて窓を吹き抜け上部に設ける手法が効果的です。 

さらに、外壁面の窓だけではなく天窓(トップライト)を設けることも住宅密集地では有効です。 

また、外壁面に設置する窓でも壁際に縦長のスリット窓や、天井際に横長のスリット窓を設けることで、壁面や天井面に光が当たって広がり、窓の大きさ以上の明るさが確保出来る効果があると同時に、プライバシーとセキュリティの面からもいいのではないでしょうか?

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

擁壁のメンテナンスで気をつけないといけない点がいくつかあります
①水抜き穴が3㎡に1ヶ所ついているかと思いますが、そのパイプの中に土砂が入って目詰まり
していないかどうか 定期的に清掃を心がける必要があります。

②コンクリートの擁壁なら特にひび割れなどが目立ってくることがありますが
そのひび割れの幅によって補修方法が変わってきますのでよく注意が必要です。

その他擁壁の種類によってメンテナンスが変わってきますので気になりましたら
お気軽にご相談いただければと思います

一級建築士 南俊治

梅を見る家

●設計事例の所在地: 
京都市左京区
●面積(坪): 
90㎡(27坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

自然が色濃く残り、2階からは、京都市内の夜景が見られるという、魅力的な敷地です。
LDKからは、紅梅・白梅を間近に見ることができます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

この場所で、どのような空間、設備、雑貨などに囲まれ、どういう暮らしをしたいのか。
明確で、詳細なイメージをお持ちだったご家族との打ち合わせは、楽しく、そしてシンプルでした。

「できないんだったら、コレをやめてこうしましょう」
予算や諸条件のため、実現が難しいことに対する対処は、いつも即答でした。

良い大工さん、そして良い職人さんたちに恵まれ、素敵な住まいができあがりました。

その他の画像: 

軒の出・けらばの出を 面積の許す限り深くした外観。
雨の日は、円錐形のクサリ縦樋から水の流れを感じることができます。

LDKの木製サッシとガラス壁。
当初、ほとんど全ての壁がガラス張りで、屋外の木々、風景が見られる設計でしたが、
適度に壁がある、落ち着いたデザインになりました。

LDKは、畳コーナーを含めて約21畳の広さです。
キッチン横には、将来クッキング薪ストーブが入る予定。
奥には、小上がりの畳スペースがあり、書斎として使います。

主寝室
バルコニーの屋根越しに稜線が望めます。

土間仕上げは、修学院離宮 隣雲亭の一二三石を写しまねたもので、
床のベースは、三和土ではなく、モルタルです。

一二三石(ひふみいし)とは、一つ・二つ・三つと小石を散りばめて仕上げる、土間の施工方法。

浴室からも屋外の植栽がよく見えます。
白いバスタブ、白いタイル、綺麗です。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

青空に白いモダンな外観が映えますね。

2階バルコニーから屋上へと延びている

鉄骨の階段が印象的です。

ハコ型のモダンなデザイン。

シンプルですが、流行に左右されないので、

10年後に見ても、古めかしい感じはないでしょうね。

外壁は、ジョリパットという塗り壁。

左官屋さんに、しっかり押さえてもらっているので、

マットでフラットな仕上がりになってます。

インテリアはどうかというと、こんな感じです。

外観のモダンな印象とは少し違っていて、

天井にレッドシダー、床にアカシアの無垢材を使って、

木目の印象が強くなってます。

その樹種ゆえに、木目自体に表情があるので、

少々荒々しい印象ですが、それがまたいいですよね。

その中に、宙に浮いたようなデザインの

ブラックのキッチンがアクセントになってます。

ちなみに。

このキッチンは、パナソニックのラクシーナというシリーズ。

とてもかっこいいんですけど、パナソニックでは、

中位グレードで、さほど高くなかったりします。

高いからかっこいい。

というわけでもなくて、しっかりセレクトすれば、

かっこよく見せることもできるんです。

そういえば。

リビングダイニングを、勾配天井にしています。

高いところで、4mほどになることと、

特注のサッシを使って、南に向かって大きな窓を

設けていますので、開放感がありますね。

レッドシダーの流れ方向を、勾配方向にしたので、

視線が高い方へと流れていくため、より高く見えてます。

ただ。

左側(北側)の天井高さは、1.9mほど。

えぇ?と思われたかもしれえませんね。

この家の敷地は、とても厳しい法規制のエリアなので、

建物の北側に高さに制限があって、この高さが最大なんです。

天井低いところは、収納にしてしまうことも考えたのですが、

思い切って、LDKの一部にしました。

理由は。

その低さがあるからこそ、高い部分が、より高く見えるから。

漠然と全体が高いより、強弱があった方が際立ちます。

実際、立って生活することって、あまりないので、

この天井高さは大正解でした。

開放的な空間の中で、ゆったりと暮らす。

っていいですね。

他にはない、たった一つの家づくりを通して、

豊かな未来の実現をサポートしています。

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