土壁と土間の懐かしい家

●設計事例の所在地: 
東京都国立市
●面積(坪): 
30
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

土をニガリで固めた昔ながらの土間、外壁は荒木田土にわらを混ぜて練った土壁の家です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

柱や梁がしっかり見える、ふるさとの家のような造りの家がほしい。日本の手仕事の素晴らしさを感じながら暮らしたい。梅干しを保管するような土間がほしい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

日本の伝統的な家造りの素材である、土壁、無垢板、瓦、土間、和紙は、建てる場所に近いところから採取・製造されたものを使いました。手仕事を体験したいとのことで、土壁は一部、依頼者ご家族で塗ってもらいました。準防火地域でも土壁にすることで、昔ながらの板張りの外壁にすることができました。

その他の画像: 

ニガリで作った土間は、ひんやりとしています。室内の湿気をコントロールする役割も。

上質な古い建具を、依頼者さんと一緒に探しました。

リビングの一角に畳コーナー。土壁は、荒壁の上に中塗りで仕上げとしました。白い腰紙は東京の軍道和紙。依頼主の希望で手漉きしてもらいました。

2階に設けた浴室は、青森ヒバの壁でいい香りがします。防水を万全にするため、ハーフユニットバスとしました。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

農家住宅の売買には留意すべき点がいくつかあります。ひとつずつ見て行きましょう。

農業従事者が居住する住宅は、市街化調整区域であっても建築することが可能です。
農業従事者とは、単に農作物を栽培しているだけではなく、10アール以上の市街化調整区域内の農地で年間60日以上農業に従事している農家の世帯責任者をさします。

市街化調整区域であっても不動産の売買自体は自由に行うことができます。
しかし、住宅ローンを利用して購入しようとしても、都市計画法に適合している物件でないと、融資を受けることはできません。
したがって農家住宅を一般の会社員が購入しようとしても、住宅ローンの融資が受けられないのです。現在、国は空き家対策として、既存住宅の用途変更を状況に応じて行う運用方針を打ち出しています。運用方針には拘束力がないため、実際にどのように運用するかは、都道府県の判断に委ねられていますが、現在多くの都道府県で、農家住宅から一般用住宅への用途変更を認める流れになっています。
ただし転売目的の農家用住宅の建築を防ぐために「10年以上農家住宅として使用した実績がある」といった判断基準が定められています。
この用途変更が認められれば、誰でも住宅として利用でき、建て替えも可能になりますから、売却する際の支障はなくなります。
留意する点としては、用途変更を行うには許可申請が必要ですが、この場合の申請者は、不動産の所有者である農業従事者に限られます。
万が一用途変更許可を受けないまま、一般住宅として売却をすると、次の買主は用途変更が行えないばかりか、増築や建て替えに関するすべての許可申請が認められない、事実上の再建築不可物件になってしまいます。
不動産を有効に生かすためにも、農業従事者である所有者の用途変更許可申請は不可欠です。

白幡の長屋~細長い敷地を生かした川沿いの家

●設計事例の所在地: 
神奈川県藤沢市
●面積(坪): 
92㎡(28坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

細長い敷地を中庭が活かした川沿いの家です。
天井が高く細長い開放的なリビングダイニング。奥は空中に浮いたような寝室。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

間口が狭く細長い形状の敷地で、理想の2世帯住宅が建てられるか心配されていました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計した住まいの雰囲気を気に入っていただいた

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は境川に面した間口5m×奥行き20mの細長い形をしています。
この住宅は、正面から見ると1階建て、奥にいくほど高くなり、2階建てになる断面構成。中庭を挟んでお母様+夫婦とお嬢さんのゾーンを分けました。
中庭は木製デッキ。その中央にヒメシャラの木を植え、夜はライトアップできるように照明を設置しました。お母様のみ個室で、夫婦とお嬢さんの空間は、間仕切りのないワンルーム。
新築時は生まれたばかりだったお嬢さんのエリアは、将来的に個室にできるように設えています。壁や扉を可能な限り減らし、コストをおさえる工夫をしています。
また設計時、建て主は北欧家具などのスタイリッシュな家具をお持ちだったので、その家具が似合う空間にデザインしました。
細長い敷地の特性を活かし、ローコストにも取り組んだ2世帯住宅である。

その他の画像: 

平屋に見えるスタイリッシュな玄関側の外観

表札の壁の後ろが自転車置き場

陽当たりの良い堺川側の外観

中庭の光と緑が美しいリビングダイニング

リビングダイニングを2階から見下ろす

寝室とワークスペース

玄関から中庭をみる

洗面器は理科の実験用の機器を使用

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

ダイライトとは、大建工業(株)の外壁下地材で地震や火災に強い耐震ボードです。
高強度、防耐火、軽量、優れた透湿性、高耐久、ゼロアスベスト、低ホルムアルデヒドなど、
多彩な特長を備えています。しかし、
釘の打ち方、ピッチの幅、切り欠きの禁止など細かく決まっています。
これらを満たした施工方法でないとダイライトはその効果を発揮できないんです。
施工管理をきっちりできないならば、効果は発揮できないことを留意すべきです。

一級建築士 南 俊治

多治見の家(リノベーション)

●設計事例の所在地: 
岐阜県多治見市
●面積(坪): 
100㎡’(30坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

通り土間のある終の棲家です。
平屋の瓦屋根がとても美しいプロポーションをしていたため、建物の正面はこれを引き立てるようなデザインとしました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

多治見は夏暑くて、冬寒い気候。古い家屋の断熱性能を高め、快適な温熱環境で居心地がよく健康的に暮らす事を望まれました。また将来的に小さな小料理屋さんを開きたいということで、対応できるプランを希望されました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計した住まいの雰囲気を気に入っていただいた

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

窯業の街、岐阜県多治見市。小さな工場のある小さな町の一角。ご夫婦2人だけの終の棲家。
築60年ほどのご主人の実家のリノベーション。多治見は夏は暑くて、冬寒い寒暖の激しい気候。そのため、南側の広縁として使われていたスペースを土間空間とし、冬に過ごす空間を小さくし、夏は土間まで開けて風を通す、冬も夏も快適に過ごせるようなプランを提案しました。また、将来は小さな小料理屋さんを開きたいとのこと。そこで玄関から通り土間による路地空間を作り、客間と化粧室へダイレクトにアプローチできるような構成となっています。また、LDK、寝室、浴室、トイレと回遊性を持たせ、建具で仕切るワンルームタイプの構成。各部屋間の温度は均一に感じられるため、ストレスなく生活できます。

その他の画像: 

玄関から通り土間を見通す

居間は木製建具で土間と仕切られる

居間とキッチン

通り土間の墨モルタル

居間の造り付家具

玄関に埋め込んだ敷石

造作キッチンと木製建具

通り土間と和室

南側の土間空間

通り土間と玄関

I-2571、事務所⇒寄宿舎に変更したい(大阪市)

ユーザー 匿名ユーザー の写真
投稿者: 
匿名ユーザー (未認証ユーザー)
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

大阪市浪速区の不動産事業者です
 
同区内に保有しているビルの用途を 事務所⇒寄宿舎 に変更したいと考えています
 
鉄筋コンクリート造 築約25年 10階建て 各フロア約100㎡
 
検査済証は現在手元になし
 
大まかな 費用や、期間、申請に必要な書類 等が知りたいです
 
よろしくお願い致します
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-2570、狭小間口の敷地に家を建てたい(埼玉県)

ユーザー KI2570 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

・都内狭小間口の敷地に家を建てたい
・練馬区**
・現況更地、103m2
 間口6.3m(東側道路4m幅)で東西に長い長方形
 1種低層住居地域、1種高度地区
・3LDK+駐車スペース3mx5.5m、LDK
20帖以上、トイレ2箇所、6帖以上のバルコニーまたは屋上
 LDKと同フロアに洗面台2連ボウル1箇所、浴室1坪、ランドリールーム3帖程度
 全館床暖房と同程度に寒いところのない住宅性能
・高度斜線で自由な間取りが取れず、ハウスメーカーでは難しそうだったため
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

然が創り出す色って、ほんときれいですよね。

これ。

自宅周辺の今の風景なんです。

稲が育ってきて、なんとも言えないきれいなグリーンで

いっぱいになる時期なんですよね。

絨毯みたいなので、写真だけ見てると、

飛び込んでみたくなりますが、実際に飛び込むと、

ビチャビチャになるので(笑)

ほんと。

自然の色って、とっても好きです。

それはさておき。

こちら。

すごくないです??

比較する対象がないので、迫力がわからない

かもしれませんが。。

一本の管の直径が、25cmくらいあるんですよ。

実は、住宅に関係する、こういった管の直径で、

大きくても10cmくらいなので、25cmっていうと

結構な太さで、正直、スケールアウトしてます(笑)

しかも、この管が、この本数ですから。

大迫力です。

そうそう。

この管。ダクトっていいます。

こちらの家では、全館空調を導入しているんですよね。

全館空調って、簡単に言うと、一つ(もじくは二つ)のエアコンで

創り出した冷温風を、ダクトを通して、各部屋へ送るシステムです。

そうなんです。

その冷温風を送るための管が、ダクトなんですよ。

なので。写真みたいに、たくさんのダクトがあったりします。

ちなみに、銀色でギラギラしているのは、

管に断熱材を巻いてるんです。

断熱なしで、冷温風を流すと結露する可能性があるので、

結構大事なポイントですね。

全館空調って、家の隅々まで、エアコンが行き届くので、

どこにいても、心地よく過ごせます。

最近、価格が落ち着いてきたこともあって、導入される方も

増えてきてますね。

話を少し戻します。

ダクトなんですが、実は、設計段階で、しっかりと

調整しておくことが大事になります。

このダクトが、構造躯体と干渉してはいけませんので。

こちらの家では、しっかりと打ち合わせしておいたので、

なんら問題ありませんでしたが。。

割と、うまくいかないケースもあるそうなので、

全館空調導入される場合は、注意してくださいね。

こちら。

キッチンの前にある横長の窓なんですよね。

窓のn外には、きれいに植栽が植えられていて、

目隠しにもなりつつ、目に優しい風景が広がっています。

調理しながら、ふと外を眺めてみたら。。

こんな風景が広がってるなんて、とても素敵ですね。

ちなみに。

想像ついた方もいると思いますが、

こちらの家では、キッチンは対面型ではありません。

最近の主流が対面型なので、珍しい。

採用の理由は。。

アメリカから戻られたご夫婦なんですが、アメリカの家で、

キッチンが、L型の壁付で、使いやすかったそうです。

キッチン一つとっても、人によって最善は違うんですよ。

せっかくなので、人と同じでなくて、

私だけの家にしてくださいね。

そのサポートをさせていただいています。

小さなカフェ

●設計事例の所在地: 
東京都三鷹市
●面積(坪): 
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

マンションの1階にある空き店舗をカフェに。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

5坪はとても狭いが、パンを焼いたり、ランチを出したりしたい。客席もあまり詰め込まず、ゆったりしたものにしたい。アート作家ものの販売コーナーも作りたい。北欧のナチュラルなイメージで、什器も統一感をもたせたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

既製品ではない、自然素材を多用した手仕事のデザインを重視していたことと、依頼者が目指す手仕事のカフェの方向性が一致していた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

5坪という限られた空間で、ナチュラルで居心地のよいカフェを作りたいという、依頼者の強いご希望を頂き、無添加の漆喰や、無垢板の床、外装などで、狭さを感じない明るい店内になるよう、照明やカウンターの高さなどを工夫しました。

その他の画像: 

テーブルやイスも同じテイストでデザインしました。

小さなパンコーナー。窓辺にレイアウトして、外からよく見えるように配慮しました。

カウンター越しに厨房が見えない程度に腰壁を作りました。

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

コロナ禍の影響により、働き方改革としてテレワーク(在宅勤務)が注目されてきています。

今やほとんどの家でネット環境が整い、家の中でも場所を選ばずネットを利用することが出来る時代になってきました。
おそらくこの新型コロナウイルス感染が終息しても、テレワーク環境は続くでしょう。

自宅で仕事をする場合、やはりリビングの一角やダイニングテーブルなどオープンスペースでは、子供の声が気になったり、ウエブ会議等では背景が映りこんでしまったりと、仕事に集中することが出来ず使い勝手があまりよくありません。

テレワーク対応住宅と書きましたが、いわゆるネット環境が整った書斎のような籠もることが出来る個室のある住宅は、今後の戸建て住宅に増えていくような気がします。
ただ、書斎のある住宅は以前からあり、私も過去に書斎のある住宅を数軒設計してきました。

例えば、10年以上前に設計監理をした20坪にも満たない狭小地に建つ木造三階建て住宅では、建て主さんのご要望で広さ2畳の書斎を設けました。

畳二枚分と聞くと狭いと感じる人も多いかも知れませんが、当時二人の男のお子さんもまだ小さく、限られたスペースの中で人ひとりが籠もるスペースとしてはむしろ丁度良いと思います。
ワークスペースのカウンターは、長さ1.6mほどあるので、パソコンやプリンター等を置いても作業スペースも確保出来て、上部には本棚も設けているので、ご主人が自宅で仕事をするのにたいへん便利だと喜んでいただけました。

たとえ独立した部屋としての書斎が確保出来ないとしても、日中の仕事に限っていえば寝ること以外あまり使われない寝室の一角にカウンターと本棚、そしてネット環境があればテレワークに対応した住宅といえるのではないでしょうか。

いずれにしても、これからの戸建て住宅設計では、ライフスタイルの変化に応じてテレワークをする個室や寝室の一部にテレワークスペースがあるような住宅が少しずつ増えていき、住まいに対する考え方そのものも変わっていくのではないでしょうか?

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