●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
・狭小で変形した敷地形状に対して日本の伝統町家における「通り庭」のコンセプトを導入し、廊下自体を活動的なスペース(イベントや展示、読み聞かせコーナーなど)とした。
・急斜地の特性を利用して地1階に職員休憩室兼地域交流スペース(コワーキングスペース)を設けています。同一施設の別の空間、時間に異質な交流が生まれることで”あたらしい何かが生まれる事”を期待しています。下最下部に身体障害者送迎車車庫などを集約し、隣接する公園に連絡する勝手口を設けています。
・トイレが部屋の中心にあり「ぐるぐる回れる」保育室を提案しています。中心にあることで保育士の目が行き届き、天井の天窓から太陽光を保育室に届け、換気をうながす環境装置ともなる新しい提案です。