写真右手の大きなガラス窓から北側の竹林が風になびく様子が見える。ガラス窓には電動のブラインドが組み込まれていて陽射しを容易にコントロールできる。カウンターの背後にキッチンがある。奥は和室で、引戸で区切ることも出来る。写真左手は中庭。
老後を静かでかつ便利な土地で過ごしたい。どうやって土地を探せばいいか、家づくりをどのように進めたらよいか分からない。
条件に合う土地を探してくれ、一緒にいくつか見て回るうちに、話しやすく何でも相談出来たから。不動産屋さんとの交渉の中でも、不安に思うことや困ったことに対して助言してもらえたのが心強かった。
近隣との距離を取りつつ、閉鎖的になり過ぎないこと、庭いじりがお好きなこと、ご年配であること、などを考慮して平屋で中庭を囲むような配置を提案した。道路に面した車庫がデザインを特徴づけている。
明るくて、家の中から空を見ているとゆったりとした気持ちになれる。バリアフリーの生活は楽で、ストレスなく生活できる。ご近所の方ともよい付き合いができるようになった。
駐車スペースから中庭を見たところ。奥に広縁とダイニングキッチン。
建具を開放した様子。広縁があるため、夏場はダイニングキッチンへ直射光が入りにくい。
ダイニングキッチンから北側を見る。竹林に接しているため、大開口であっても周りから覗かれることが無い。家の中に居ながら季節の移ろいを感じることが出来る。
車いす対応のトイレ。個室からも直接出入りできる。
玄関付近。右手は玄関収納。正面は広縁。玄関もバリアフリー。床は車いす使用にも耐えられるフローリング。壁は薄塗り漆喰壁。
脱衣室。車いすで利用できる洗面カウンター。
道路側外観。道路に面して広い駐車スペースが設けられている。通りに対して閉鎖的にならないよう、ステンレスのカーテンレールで緩やかに区切られている。
駐車スペース。三角の壁が道路に沿った大開口を実現するための耐力壁になっている。
駐車スペース。右手の道路側、左手の中庭側にそれぞれステンレスカーテンが吊るされている。二重のカーテンによって道路からの視線を柔らかく遮っている。
夜景。駐車スペースから中庭を見る。中庭の奥に広縁・ダイニングキッチンがある。建物の庇によって四角く切り取られた空が美しい。
リビング。畳のスペースとフローリングのスペースをロールスクリーンで簡易に区切ることが出来る。高い山に接していて日照時間の短い土地であるが、ハイサイドライトで効果的に採光している。通風も良く、夏はほとんどエアコンを使わないとか。
実家の農家で、両親の住む母屋(オモヤ)に接して住むにあたり、既存建物を改築するべきか、建替えるべきか、予算内に収まるか、市街化調整区域で建築可能か、等疑問点がたくさんある。ハウスメーカーや地元工務店にも相談したが、希望する家が実現出来るか不安。
疑問点について、いろんな事例を示しながら分かりやすく説明してくれた。似たような条件で好みのテイストで建てられた実績があった。
設計の方針を固めるまでにかなりの時間をかけた。離れの改築、建替え、母屋の一部増築等いくつかのプランと費用、手続きにかかる時間等を提示するなど、常にいろんな選択肢を用意するよう心掛けた。親世帯と子世帯が隣接していても気兼ねなく暮らせるような距離感を確保すること、農村風景に馴染みながらも、若い家族の新しい暮らしにふさわしいような空間をつくること、を重視して設計した。
予算に限りがあったので心配していたが、理想的な家が出来て大満足。こだわりのある部分を実現するために、設備機器の施主支給やDIY(塗装)等を提案していただき、しんどくもあったけれど、よい思い出となり、家に対する愛着も湧いてきた。
南側外観。東端の建物が建て替えた離れ。伝統的で重厚な既存建物と馴染ませつつ、新しい要素を加えている。東端の白いキューブは2階寝室。
夜景。集落入口の三差路に接しているため、プライバシーに配慮して開口は抑え、落ち着いた外観としている。採光は道路から見えないハイサイドライトにより確保している。
玄関。限られたスペースの中でも広がりを感じられるようデザインした。フルハイトの玄関収納、靴を履くときのためのベンチを設けている。
子どもの様子を見ながらキッチンで作業できる。扉を閉めればキッチンを隠すことも出来る。左端の扉の奥は子ども部屋。右の扉を開けると2階へ上がる階段、右端の扉を開けると洗面やトイレへつながる。上部の扉の奥には屋根裏収納がある。
道路から見える屋根の裏側はルーフバルコニーになっていて、季節によって色が変わる里山や棚田が見渡せる。このバルコニーは道路からは見えず、見晴らしがよいのに、プライバシーの高い空間となっている。
リビングからつながるウッドデッキ。格子で覆われていて、道路とリビングの間の緩衝帯となっている。一部は、洗濯物干し場として利用されている。
洗面脱衣室。ローコストなオリジナル洗面台。塗装は施主DIY。
昨日、とある家創りの打ち合わせへ行ってきました。
こちらは、基本設計というプロセスの後半です。
今まで打ち合わせしてきた内容について、
保留になっていた項目を一つずつ共有、確認しました。
弊社との家創りでは、とてもたくさんお会いして、
家創りについて打ち合わせを進めていきます。
例えば。
家創りで設計というプロセスには、大きく分けて、
基本設計という家の大枠を決めるプロセスと
詳細図を起こしながら、細かなところを詰めていく
実施設計というプロセスがあります。
まずもって、建築家との家創りでない場合、
実施設計がないかもしれませんね。
確認申請という手続きができるだけの内容(基本設計)を
決定して、工事に着手なんてことも結構多いんです。。
その場合、細かな内容は詰めていないので、
現場の判断で、「それなりに」家が出来上がっていきます。
これってこんなんだっけ??
こんなイメージだったんじゃない??
なんてこともあると思います。
実施設計があれば、そういった細かなところも
打ち合わせして決めていくので、安心です。
ただ。
建築家との家創りだからと言って、しっかり決めれる
わけでもないようです。
たとえば。
弊社の場合、基本設計というプロセスで、
平均10回ほど打ち合わせをさせていただきます。
それだけ決めることって多いんですよ。
さらに。
実施設計で5回ほど。
なので。
工事着工までに、15回くらいは打ち合わせをします。
少なく感じましたか??
多く感じましたか??
ぜひ、周りで家創りされた経験のある方に、聞いてみてください。
ビックリすると思いますよ。
無駄に回数が多いと思われたかもしれません。
そんな無駄な打ち合わせってあると思いますか?
ありませんよ。
毎回、何かを考えていただくんですから。
とことんまで寄り添いながら家創りをする。
それを大事にしていることをお伝えしたかったんです。
だって。
大事な大事な家創りですので。
その辺は、新しいサイトで説明させていただいているので
ぜひぜひアクセスしてみてくださいね。
直線で構成されたミニマルな外観デザイン。外付けブラインドの透け感が、とてもきれいです。道路からの目隠しに採用した大判タイルが、いい表情を創り出しています。
①南面を含め、敷地周辺からのプライバシーをしっかりと確保しながらも、光と風を感じることができる家にしたい!②敷地を最大限有効に活用して、4人が安心して暮らせる平屋にしたい!③カッコいい家にしたい!④暑さ・寒さを軽減するため、断熱や気密をしっかりとしたい!⑤使いやすくて生活しやすい家がいい!見た目はもちろんですが、快適さも実現した平屋を求めていました。
ご両親の隣に暮らすということもあって、プライバシーの確保は最大の課題でした。南側にご両親のアプローチがあるため、南側に開放された家では、落ち着いて生活できません。そこで、ご提案したのは、南側を閉じてしまうこと。ただし。光庭を確保することで、周囲に閉じているとは思えないほど光と風を取り入れた家をご提案したのですが、それを気に入っていただけました。
毎日更新するブログをご覧になって、家創りに対する姿勢に共感されたそうです。
変形した敷地ながらも、それを有効に活用するため、雁行したカタチの平屋に。プライバシー確保のため周囲に閉じたいるが、光庭により驚くほどたくさんお光と風を取り入れている。細部まで貫いたミニマルなデザイン、様々な素材の組み合せも見どころ。見た目だけでなく、断熱気密性能も相当高く設定している。
弊社サイトの事例紹介で、お客様へのインタビューを載せています。細かくお話し伺ってますので、そちらご覧いただくと、詳しくわかります!https://www.ntas.info/gallery/post_26.html
外付けブラインドが上がって光庭が見えてます。
道路側からの目隠しに採用した大判タイル
周囲に閉じているとは思えないほど、明るく開放的なLDK
内部にもミニマルなデザインを貫いてます
ホテルライクな洗面。たくさんの光が差し込んで明るい。
カリフォルニアスタイル。
現在設計を進めているお客様が好きなデザインです。
前回、お会いした際に、私が持っていた本をお貸しして、
イメージをどんどん広げていただきました。
ターコイズブルーやエメラルドグリーン。
荒々しく塗装した下見板や羽目板。
少しレトロな感じの細かな小物。
どの世界観が好きなのか。
しっかりと見極めるためのプロセスなんですよ。
ほんと。
いろんなお客様と家創りをさせていただきます。
皆さん、深く深く掘り下げていくと、
とっても個性的な感性が顔を出してきます。
その感性に触れると、刺激的で、
私にはない表現を着想することができるようになります。
それまで、「バランスがよい」と思っていた組み合わせだって、
ひっくり返ったりします(笑)
そのミスマッチに見えるような感覚って、
とっても大事にしています。
お客様の感性が、私の感性を磨いてくれているから。
長いこと家創りの関わらせていただくと、
知らない間に、このバランスがいいって
先入観ができてしまいます。
それって、自分のスタイルを確立したい建築家に
とっては、大事な先入観なんですよ。
ただ。私の場合は、
本当の意味で、お客様らしさを引き出してカタチにしたい
と思っているので、先入観を捨てて、フラットに
お客様と向き合って、家創りをしているんだと思います。
「らしさを引き出してカタチにする」
お客様に感性を磨いていただきながら、
それをもっともっと貫いていきたいと思います。
地域会館 外観
写真撮影:今西 浩文 氏[ATELIER ONE Graphic Design & Archi-Photographic Studio]
地域の避難場所である地域会館の老朽化と耐震化の目的で建替え。
外観
視線と日当り、動線を追求した住宅。
大阪府泉佐野市土地探し。
設計。
場所も中身も夫婦とも雰囲気が気にいった条件付き分譲地がありました。主人はそこがいいとなりましたが、建築会社のこだわりのキッチンが標準設定以外はダメと言われ、わたしがそのキッチンの使いかたに合わせれず諦めました。主人はおしゃれなインテリア重視かオレンジ系統ライトの和の温かみのある家がよく、私は明るめのライトの家で子育てや動きやすさを重視した家がよく意見が微妙に違ってきてしまいます。ハウスメーカーに頼んで全て頼むのもいいですが、標準使用などの条件で2人の意見がうまく噛み合わなくケンカも嫌で、ここに辿りつきました。予算は3000万です。
建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
昨日、とある家創りの現場打ち合わせでした。
工事がずいぶんと進行してきて、
終盤戦ということもあって、打ち合わせ内容は
さほど多くありませんでした。
外構工事は、雨に大きく影響されるので、
梅雨に突入していくこの時期ゆえに、
工事をどう調整していくのかは、しっかり打ち合わせしてきました。
写真は、1階のLDKです。
壁紙が張られたおかげで、とても明るいです。
(写真は、明暗がハッキリ出てるので少し暗く感じるかも)
特に。
階段の上に設置したハイサイド窓が結構効いてます。
ちょうど階段付近に、光のラインが出てます。
南北に長いLDKなので、こういった工夫をしたのですが、
その効果がハッキリわかると、嬉しいもんです。
木製の一本力桁階段。
オブジェのようで、とってもいい感じでした。
2階は、こんな感じ。
壁紙の工事が完了していて、
すっかり仕上がってます。
後は、照明器具なんかを設置すれば、完了します。
(カウンターの上にあるハコが照明です)
ところどころにアクセントを取り入れていて
とてもいい雰囲気に仕上がってきています。
こちらの現場。
来月後半の竣工に向けて、仕上がっていきます!
楽しみですね。
何だか難しそうな書籍たち。
禅、茶道、侘び寂び。。
ちょっと理由があって、急遽調べることに。
全てを一気に読み込んで、アウトプットできるように
頑張ります!!
でも。実は、私が大学院で研究していたのは、
近代和風建築なんです。
この世界観は、学生の時に一度通っています。
といいつつ。
やはり、実務のこととなると、また一味違ったり。
とってもいい勉強になりそうで、たのしみだったりします。
日々精進ですね。
こげ茶色のコロニアルと白のタイル張りを基調としています。
古くなった住居を取り壊し、旧家屋のイメージを残しながら新しい生活にフィットする二世帯住宅に建替えました。再利用可能な材は残して新しい住宅に使用しています。コーナーの大きな出窓から明るい景色が開けるリビングは、ゆったりと家族が交流できるスペースになっています。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
ご紹介頂いたTAM建築。当方からの要望に当初「出来ます」と言うことだったので話を進めましたが、結局、途中でディクライン。確かに難題でしたが、徒に時間ばかり浪費した上...
建築家を紹介いただきありがとうございました。建築家の方と話し合う機会が持て助かりました。 このメールにて紹介を終了しようとおもいます。...
再建築不可の土地なのですが、現在、道路として幅が不足している私道を協定通路として申請するための話し合いから進めていただいています。話し合いはまだ長期間かかりそうですが、...