自然素材|建築家の設計事例

静かな住宅街に位置する敷地は都内の便利な場所とあって、ほどほどに住宅の立て込んだ地域でした。窓を開け、視線や風を通して光を取り入れる為には、隣家の大きな窓と「正対」することを避け、周囲の建物の合間をぬった位置に開口をとってゆく必要がありました。

施主は大手ゼネコン設計部。長年温めてきた基本プランを私たちに持ち込んできたところから始まりました。彼が描いた基本プランの平面図、実現したいコンセプトを守りつつ、木造で実現可能なディテールへの移行やコスト調整を加味して設計していくこととなりました。

時間をかけ、打ち合わせを重ねながら設計に取り組みました。

まわりの環境が豊かなことから、周囲を生かし、
空気の流れや断熱、肌に触れる部分の素材など
自然の力を利用した建物になるよう計画をしています。

◾️地域の風景をつくる住まい、古刹の庫裏・客殿新築計画
築数百年におよび老朽化した寺社建築の再生工事です。第一期として住職の住まいである「庫裏」に檀家の方々が集まる「客殿」を併設した施設を新築しました。

シンプルに考え、シンプルにつくる。という事を表現しています。 

以前勤めていた会社で担当していた住宅の隣に子世帯を建てることになり、一緒にやることになりました。
工務店も同じで、お施主さんがお父さんから息子さんに変わりました。

キッチンから外の風景を存分にみられるように、大開口アルミサッシを採用しました。木製建具も検討しましたが、猫の爪とぎに万が一されてしまった場合や、メンテナンス性・断熱性を考慮し採用しませんでした。ただし、外観は木製サッシに見えるよう戸袋を設ける細工をしました。

近い将来の車椅子、介護を考慮して、バリアフリーと車椅子が屋内で支障なく移動できるように少ない間仕切りと手摺などを配慮しました。浴室やトイレは寝室のそばに配置し、介護しながらの入浴が楽にできるように計画しました。

建物の性能としては、かなり厚めのグラスウール充填断熱にフィルムを丁寧に施工して建物性能を上げ、第1種換気をによる空気の循環を行う事で、リビングのエアコン1台で建物全体を温めたり冷やしたりしています。

ハイサイドライトの自然採光を取り入れた明るい待合室、ローコストの実現

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