シンプルモダン|建築家の設計事例

RC造3階建の住宅です。
南北は風景も抜けているので、ほぼ開口部として内断熱で外部RC打ち放し。
東西は隣家が迫っていたため、ほぼ開口部をなくし、外断熱。
階段を平面中央に配置し、吹抜状となる事で、1階の玄関から3階までがつながる。

最近はメイクをする男性も増加しているが実際それを受けるサロンがないのが現状です。
メイクでおしゃれになりたい人が来たくなる空間、それが今回の前提条件でした。

 住宅密集地で南側の住宅が隣接して建っている、鰻の寝床のような敷地での計画でした。
 最初のご要望は「普通じゃない家」
 同じような形の住宅が建ち並ぶ中、他とは違うようなファサードの家にしたいというご要望でした。

所在地:兵庫県明石市
設計監理:WASH 建築設計室 日野弘一
構造:一級建築士事務所 ビオス
施工:株式会社 VICO
竣工:2018年
【主な仕上】
床   フレキシブルボード

ボックスガレージ付きの造成地における住宅の計画。北側に阪神間の山並みを臨み、その眺望を取り入れています。雛壇造成地の形状に倣い、ボリュームを段上に積み上げて、道路側から見えるボリュームをできる限り抑えたプロポーションとしました。

四方が道路に囲まれた見晴らしの良い敷地に金属×木×セメントと3つの素材を用い、モダンながら豊かな表情をもつ外観としました。
メインの居住空間となるLDKは床と天井をグレージュの木で構成し、モダンながら柔らかく居心地の良い空間としました。

奥まった土地ではありましたが、旗竿敷地のデメリットを活かせば、南に開けた良いプランができると直感。北側アプローチの“静”と、南側の庭に開かれる“動”が交響する、2つの顔を持つ平屋の家となりました。

新規出店ということもあり、規模や予算も流動的な中、構造や規模を変えた場合のコストを随時提示しながら設計を進めていった。
CGで木製格子や外壁の仕様をさまざまなパターンで提示しつつ、什器や観葉植物なども配置してイメージを出来る限りリアルに伝えることを心掛けた。

建築地は道路も狭く歩行者も多いため、
道路からの視線が気になる土地。

いつでも富士山を感じるように家に住めたら。

昔、富士山に登れない人たちは、富士山を見ながら登れる山を開き、その山を登ることで富士山を感じていました。

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