シンプルモダン|建築家の設計事例

家ではゆっくりくつろぎたい、との想いから中庭として閉じられた中に開放的な空間を設置しました。

80歳を過ぎた女性のための家です。

両側を水路に挟まれた細長い敷地いっぱいに建てるため、外壁は鋼板張りとして周囲から遮断し、中央のウッドデッキに向かって開いたプランニングとしました。室内とウッドデッキ側の外壁は真壁造りの漆喰塗りとしています。

「心地よさ、自分らしさ」を強く求められていました。初期の打合せの中で出てきた話に、柳宗理がデザインした片手鍋の話があります。鍋の縁を歪ませるというちょっとした工夫が、調理における機能性を数段高めているという実例ですが、イメージの共有に大変役に立ちました。

回りの畑からの土ぼこりが依頼者の悩みのたねでした。
そこで畑の土が室内に侵入することを防ぐために、中庭を中央に配置し、もう一つの外部空間をつくることで窓を開け放しても快適に過ごせるように配慮しました。

規模の大きな個人住宅であり、コスト的にも恵まれておりましたので、それなりに希望は多くありました。一つ一つの要求に応えることと、大枠を決めて進めることは別次元の作業になり、そのやりくりに努力しました。

建物をL型に配置し、それぞれの居室が明るく風通しの良い部屋になるよう工夫しました。
3人の幼い子供だったので、成長に合わせ部屋を区切れるようにしました。
なるべく大きな空間になるよう、LDK+和室を一体に一部天井も上げました。

居心地の良さを担保する為に南側に目隠しの塀を設置した事や、ピアノの設置を玄関ホールに置く事で
生活空間の落ち着きを確保しました

用途地域が第一種住居専用地域であるため、容積率が厳しく、総二階ができないことを生かして、LDKを平屋として斜め天井とトップライトを設けました。

3階建てとして、2階から3階にわたる樹脂格子は、メンテナンスフリーである事と共に、外部からの目線を遮る事が出来るようになっています。また、2台分のガレージを賄う大開口のガレージシャッターは、施主さんの満足度が非常に高いです。

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