南・東・西の3方を臨界に囲まれた狭小地に、明るくて広がりのある住まいを計画しました。
「家の中の縁側」
地元のハウスメーカーに相談していたのだが、ご夫婦の思いを汲み取ったプランができず、どうしようか悩まれて、私に相談に来られました。
住宅展示場とは異なった、建築家の実生活空間を常時見学可としています。
奥に細長く二段になっていることがこの土地の特徴です。その為、長い廊下で各部屋をつなぎ、部屋間を楽しく移動できるよう工夫してあります。
目的を明確にした4つ庭を効果的に配置してこの住宅に潤いのエッセンスを盛り込みました。
お客様は50代の方で、賃貸マンション住まいから一戸建ての住み替えでした。ご夫婦お二人でお住まいの事で将来的にのんびり住めるように、ゆとりの空間と木の温もりが感じられるお住まいをご希望でした。
周りを囲まれた敷地での計画です。中心となる家族室を中庭と見立て、光と風を採り込みつつ、2階の各室がつながることによって大きな一室空間となります。
限られた容積・予算を活用すべく、明快で効率的なゾーニングや動線設定、水回りの集約をはじめ、LDKと寝室群の天井差など用途ごとに異なる部屋の縦横・高さを適切に組合せて、外壁面積から設備配管長まで含む総工費を最小限に抑え、メリハリのある合理的立体構成を実現させた。
西多聞通のワンルームマンション。
南に作った庭よりもどの部屋からも見ることができる中庭案を提案して植物や石の配置もきめ細かく決めて行きました。
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