木造|建築家の設計事例

依頼者の建て替えの一番の希望は、冬は寒さを感じない「あたたかい」住まいを実現することです。そこで、この家の骨格は、メインの画像の説明文の内容のように年間を通し大胆に太陽光・風と心地よく付き合える家となっています。

昭和34年に建てられた木造2階建ての住宅の改修です。我々建築家は新しい建物をつくることはできますが、時間を経た空間をつくることはできません。この住宅の改修にあたり、既存の建物に敬意を払い、丁寧に読み解くことを意識しました。

低層住宅地域で各種制限が厳しい地域でした。斜線制限によって屋根形状を決めました。

家事と畑仕事とPCのお仕事のエリアを近くするため、キッチンを壁付けにしました。
とにかくキッチン周りには奥様の明確なイメージがありましたので、コストと相談しながら

二世帯で住むので、見る見られるという関係を良好に保ちつつ、高齢の親の見守りが出来るよう
家の真ん中に10帖の中庭を設け、その周りを各部屋が取り巻く間取りとしました。
また、屋根を南側へ2階から1階へ葺き降ろす片流れとすることで、屋根面を大きく取り

採光が取れないところに寝室を設けることとなり、天窓を設けて、明るい部屋となるようにしました。
リフォームと同時に耐震性を高めるために、鉄筋コンクリートの基礎や筋かいなどを設置しました。
便所は寝室と隣接して設けて、移動が少なくなるようにしています。

オープンシステム+新住協+SE構法

分離発注+高断熱・高気密+スケルトンインフィルに対応

「2世帯のより良い関係性を築くことができる家」
「家族それぞれがゆったりと自分の時間を過ごせる家」
「機能性や耐久性の高いしっかりとした家」
「明るく風通しの良い家」
「ワンランク上の性能を有する家」

構造的な優位性から30帖のワンルームを2階に配置しました。
無柱にすると共にサッシュレスのガラス窓を設ける事で視界がさらに広がります。

地元の木材による伝統構法の手法を用いた建築です。 建具はすべて木製です。
断熱材は無農薬米の籾殻を薫炭処理したものを使用しています。 100%自然素材です。
アトピー等のアレルギーをお持ちの信者さんもいたので、誰でも安心して使用できるようにしました。

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