木造|建築家の設計事例

これから老後を迎えるご夫婦二人のための住宅です。
敷地は南も東も西も、隣家が建ち並んでいるため中庭を計画し、その中庭に面して吹抜のあるリビングを設け、真冬にも家の中に陽の光が降り注ぐ住まいとなるようにしました。

田圃の広がる広々とした景観の中に建つ理容店付きの2世帯住宅です。色彩においても形態においてもコントラストをはっきり見せることですっきりしたデザインが生まれました。

愛知県の北西部、木曽の清流と温和な気候、風土に恵まれた濃尾平野の平坦地に位置し、ちょうど木曽川の二重堤防の東側、田園風景が広がる緑豊かな土地です。
建築主はの要望は、明るく風通しの良い「普通の家」をつくってほしいとのことでした。

最低建ぺい率の規制のある敷地で限られた予算の中、ローコストでもハイクオリティの住宅を計画したものです。
1階の階高を下げ、外部になるところを内部とし、開放感のある吹き抜けを設けることで空間を充実させてコストのかかる建物外表面積を削減しています。

リビングの開口部(2.3m×4.8m)に木製ペアガラスサッシを採用し、豊かな広がりを得ている。
フローリングはメープルとクリ、壁は珪藻土と紙クロス、天井はサワラと紙クロスなどを使用している。

省エネをお考えでしたので、屋根に太陽光熱を利用した補助暖房「そよ風」を採用し、自然と人にやさしいエネルギー活用を提案しました。いつも暖かいとクライアントに喜ばれています。

敷地形状より南東にプローチを兼ねる前庭を作り、それを囲むようにそれぞれの部屋を直列に配置しました。そして第一の要望である育児や家事の時間短縮が可能な動線を実現しています。

敷地は閑静な住宅地で約49坪の広さがあり、北西の角地で南北方向に長く僅かに南側が狭い形状になっています。
その敷地状況からは南面を広くとることができないため、建物は中庭を「コ」の字型で囲むように配置した2階建て住宅です。

階段を上がり、大きなデッキを通って玄関に入ります。
玄関扉を開けると2階は大きなワンルームのLDKで、片流れ屋根を利用したロフトを備えています。

農地に囲まれたのどかな風景の中に建つ平屋です。

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