鉄筋コンクリート造|建築家の設計事例

写真:ブリッツスタジオ 石井紀久

玄関に設けたシューズクロークは常に玄関を美しく保て、そこに設けられた建具には姿見の鏡が仕込まれています。また、台所近くに設けられた脱衣所からは直接 物干場に出られるようになっています。ウッドデッキになっているので段差もなく安心して行き来可能です。

中庭をコの字型に建物が囲み、ビルトインガレージの上にダイニング・キッチンを配置。
1m下がった場所にリビング、さらに1m下がった場所に就寝スペース・水廻りを計画することで、廻遊性と高低差を活用した巨大な床下収納が設置でき、面積以上の空間の広がりが感じられる住宅です。

外部の雑踏を避け、静かな空間を作りたいという要望に応えるべく、コンクリートの箱のような住宅を提案しました。外部からは中の様子は全く分かりませんが、住宅の中はLDKの大空間に中庭から明るい日が入る気持ちの良い空間が広がっています。

震災復興という特殊な条件下ではありますが、全くゼロからスタートした純然たるコーポラティブです。白紙の状態から各家族にヒアリングを行い、住戸割りや構造などを段階的に決めて行きました。その過程で各住民の方々には譲歩や調整をしていただきました。

◇傾斜地した敷地をうまく使い、広がりと開放感のある建物が実現できました。
◇1階をRC造、2階を木造とし、目的に合わせた合理的な混構造となっています。
◇コストも抑えながら、広がりのある前庭が実現しました。

クライアントご夫妻はお忙しい方で、自宅で簡単に気分転換ができるお住まいをとのご要望でした。

無機質なコンクリート打放しではなく、タイルや石を使ってクラッシックテイストなデザインを合わせる。
奥様はエレガントな雰囲気のデザインが好きで旦那様はクールなイタリアンモダンがお好みのご夫婦。家のデザインの話をすると口論となるののが悩ましい。

敷地は瀬戸内海を望む新興住宅地にある。
設計にあたっては海への眺望がいいだけの家でなく、瀬戸内海に漂うのどかでおおらかなひろがりがそのまま室内空間に持ち込まれたような住宅を目標とした。

夫婦2人の為の、RC2階建住宅の2階のみ、水回りを中心としたリノベーションの計画。間仕切りの扉を無くしながら、適度なプライバシーを保てる空間の構成が求められた。

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