建築家の設計事例

◇「フルサット」という挑戦 ー コンテナ建築がつくる、新しい駅前の風景

2015年、北陸新幹線が開業しても、上越妙高駅前には広大な更地が広がっていました。
新しい街ができつつある一方で、人々が自然に集まり、過ごせる「居場所」がまだ存在していなかったのです。

55坪の敷地で道路からの距離や近隣宅との関係性など、それぞれのプライバシーを考慮しながらも、開放感を持たせる工夫を施しています。

 本リノベーションは、築40年の木造住宅を対象に、耐震性・断熱性・居住性のすべてを見直した大規模改修です。

リラックスできる暮らしを実現するために、2階リビングは開放感を大切にしながらも、セキュリティ面にも細やかに配慮。1階からの侵入を防ぐよう窓の配置を工夫し、安心して過ごせる環境を整えました。日々の安らぎと安全を両立した住まいです。

老朽化が進む建物を引き払って土岐市の展示場施設の4階に入ることになりそのフロアーを大改造することになりました。このセラトピア土岐は陶器の展示会や市民展などが行われ、貸会議室や講習などに使われる大ホールなどがあり市民に親しまれている施設です。

当初、施主様は既存の母屋に増築されていた築100年以上の納屋を、若世帯の住まいとして再生・活用したいというご要望をお持ちでした。

静かな商業団地にエネルギーを感じられるもができないか、ということでカーテンウォールのガラスに陶器を展示することで陶器のスクリーンを造り、ランダムな朱色で場にリズムを生み出す。また道路側に事務空間を配置することで活動的な人々が映し出され動的な空気が生まれ、人々を引き寄せることになる。

居場所を固定せず、フリーアドレスで仕事ができるオフィスとしています。

外からはカジュアルでオープンなイメージとしつつ、中ではプライバシーに配慮した相談ができるよう計画しています。

土地の傾斜を生かすべく、階段の踊り場が玄関ホールとなりアトリエやリビングの下階フロアーとプライベートな上階へと別れる動線が特徴的です。

既存利用の見極め、施主支給のご提案等と住んでみたくなるようなプランと仕様を工事予算に納める工夫をしました。

南側3層のスケルトン階段1階に玄関、2階に勝手口を配置しダブルアクセス可能にしいてます。西側道路は狭く高低差もありますが、最寄り駅までショートカット出来ます。陽光は竪格子越しの吹抜から取入れています。

設計の役割は、低コストの予算でも細部にこだわることで違いをつくるものと考えます。こだわりが質を高め、感じのよいものとなってくれるものと考えます。

陽光は階段の2階から取り込み、庭に面する窓とは分けて考えました。
大黒柱を備え伝統工法の床梁組と在来工法の小屋組みのハイブリット工法です。階段下に設置したペレットストーブで家中を暖めます。

町の子育て拠点として新たに整備される園舎には、この地域の木材「西山杉」をふんだんに使用した木造園舎を計画しました。

与えられた敷地の有効利用の為、試行錯誤の結果、中央に8階建てを配し他は4階建てとした。

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