建築家の設計事例

築18年のマンション住戸のリノベーションです。寝室と廊下の間の壁を撤去し、10枚の連続引戸を挿入しました。引戸は開いても閉じても邪魔にならず、少しずつ開け閉めでき、周辺環境との繋がり方の調整弁となります。

敷地は緩い南傾斜の段々田んぼや畑が連なる一角で、気持ちの良い風が吹き抜けていました。
その風が家の中をめぐるように窓を計画し、南に下がって見える田園風景、その先に広がる、ぐんまらしい景色（ここにしかない景色）を取り込み、楽しめるように計画しました。

都心の閑静な住宅街に、プライバシーを保ちながらも外部へと続く広がりのある空間をもつシンプルモダンな住宅を計画しました。
浴室とリビングに面する２つのインナーテラスが生活に豊かさを与えます。

工事費が急騰していた時期の建築ですが、10社程度の施工会社から選定し、工事費を大幅に超過しないよう、留意しました
また、外装・内装材、住設機器は施主とショールーム等に同行するなど、吟味して選定をしました

教科書に載っているような、琉球古民家の間取り。
中廊下を挟んで、表座と裏座がありました。
北側の裏座がなにより薄暗い印象だったので、ほぼすべての収納と天井を撤去し、ワンルームとしました。

中庭との関係性を丁寧に設計したことで２世帯のなんとなく見守り合う関係性を実現できた。
仕上げはなるべくシンプルにまとめ、中庭の緑が内部へと連続するように心がけた。

築80年の町家のリノベーションです。既存の軸組に対し、構造用合板によるボックスを内接させて構造補強と部屋機能の両立を図っています。町家が本来持つ魅力を取り戻しつつ、新たな建築技術によって現代の町家へと蘇らせています。

■スマートガレージハウスショールーム

個室によって幾つにも区切られていた空間を解体し、生活のほとんどを過ごすLDKをメインにシンプルで広い空間を確保した。また天井を一部躯体現しとし、空間を緩やかに分ける。空間がシンプルだからこそ仕上げ材料にこだわり、アクセントとして楽しい空間となっている。

利用者や近隣の方の印象に残り愛着を持ってもらえる園舎を目指しました。保育スペース、共用スペース、事務・給食室スペースそれぞれに切妻屋根をかけ横並びに接続したデザインとしています。

清武町は宮崎県の南東部に位置しベットタウンとして発展する一方で、一歩郊外に出ると南部には鰐塚山地を望み、のどかな土地が広がっています。

お施主さんのこだわりが詰まった「遊び心のある家」です。

南大阪山手の集落に建つ平屋。 地元の旧家も並ぶ街並みに配慮した落ち着きのある家が完成した。 家族が気軽に集まりやすい、”団欒”がテーマの家。 深い軒は日差しと雨から建物を保護してくれます。温かみのあるブラウンの塗り壁とレッドシダーの軒天が調和する。

利用者と職員のどちらにも利用しやすい建物をというコンセプトで既存施設の職員からも事前に色々な意見をいただき設計に反映をしました。そのおかげで複合施設でありながら、明快な動線計画を作ることができました。

大型犬に対応できる床材やスロープの幅員

ご主人の好きなブラック色を基調とした、シンプルで開放的な住宅です。

依頼を受けてから、1年で住みたいといわれ、突貫で工事を進めました。

どこにいても、どこにいるかわからない。
どこにいても、風と光を感じたい。
というご要望に応えるために、平面はシンプルな長方形としつつ、スキップフロアを採用し、大きな開口部を設ける事で、どこにいても、どこでも見渡せる空間構成とした。