杉山デザイン室一級建築士事務所 杉山 登忠之さんの設計事例


山中のサブマリン

これほど変形は宅地は非常にレアで、ならばこの地形を最大限に利用しようと考え、地形に合わせてくさび状の平面にしました。南端での間口10mに対し、17m先の北端では間口0mという数字の約束が成り立ちにくい形状。


Verde八ヶ岳リゾート

「自然素材と通じるものが感じられる」として、コンクリートを好まれていましたが、予算的にRCという選択肢は採用できませんでした。
木造ですが、急傾斜に対応する基礎・階段の見せ方や素材感で環境とのマッチングを図りました。


フレンチレストラン エスキス

極力デザインを省き、極力障害物を省き、最小限のボリュームで最大限の効果を引き出すよう努力しました。


家庭料理 一葉

まず、フェイクはNGと感じた。しかしこの空間に古民家移築も無理がある。さらに当時は、現在のようにエイジングの手法も無い。ゆえにヨーロッパの国宝修復のような気持ちで臨んだ。
結果、ほぼ本物をまとめあげることができた。


銀座小十

2010年夏からプランニングをしていました。10年末には、ほぼまとまっていました。
ところが、11年年頭、奥田氏は一流和食店をプロデュースすることになりました。そして私が8ヶ月掛けて練り上げたプランを使いたいというのです。


季節のお料理 辻むら

とても謙虚なクライアントで、私への要望をためらってしまう傾向がありました。
私の空間デザインは、クライアントのお料理にはとてもかなわないということを何度申し上げたかわかりません。


ダルトン神南ショップ

「今までの資料は見ないでくれ」と、最初に言われました。
すくなくとも、日本の建築は参考にしていません。
ダルトンのポリーシーと重なる海外のケースを探し、表現技法を研究しました。


ビアレストラン グローストック

「世界のビール」をおいしく飲んでいただくためには、そのための空間が必要。
ヨーロッパのビアレストラン、ビアパブを再現し、尚且つ日本人から見て違和感のない空間を追い求めました。


手創りのカフェ等(1)

今でこそ、エイジングという技法がポピュラーで、材料も方法もいくらでもありますが、20年~30年前は、試行錯誤の連続でした。
どうしたら、この味わいがだせるのか?何を使えばこの味わいがだせるのか?
「素敵」という結果には、必ずなんらかの原因があるはず。


ぷるみえ~る本店

経年劣化を表現するためには、エイジング加工は不可欠。
しかし、ディズニーランドとは主旨が違うので、見るからに作り物では、景観にも馴染まない。
そのため、クライアントと共に納得のゆくまで、サンプル製作を重ねました。


Palace Fujii 【小淵沢山荘)

前述のテーマ「アラビックと上品なイタリアンの融合」も、クライアントと共に追求させていただいた結果辿り着いたものです。
トルキッシュプラスターが入手できず、漆喰でしあげたのですが、基礎の凍結深度同様、漆喰の凍結&破裂が懸念され、新たな工法を導入しました。  工法は秘密です。


キルフェボン横浜

相鉄ジョイナスの1階の中心。これだけの流動客に対応するのは初めてなので、接客のクオリティーをさげることのないオペレーションが不可欠。
デザインや施工レベルはもちろんのこと、さらに、デリバリー計画も含め機能性に特化した店づくりに注力しました。


キルフェボン仙台

キルフェボンの設計では、いつも地域性を考えていました。
京都店は京都らしく、銀座店は銀座らしく。実は壁の漆喰の色も各店で変えています。
仙台店は、宮城の県民性、仙台の市民性をリサーチして、方向性をオーナーと共有した上で設計させていただきました。


プルミエール グランメゾン

「頭の中にイメージはあるものの、それを具体的に説明できない。」それがクライアントの一番の悩みでした。
そこで、予測されるものを最大限吟味し、3点に絞って提案させていただきました。


Boulangerie Sana

クライアント自身も3度の渡仏経験があり、カラー&ディティールについては、早い時期に共有できました。
エレメント等についても、フレンチアンティークを探したり、アイアンで特注製作をしたりと、こだわりました。