園児にとって良好で健全な室環境の保育園・株式会社 竹内建築研究所 竹内健さん


保育園の設計では園児にとって良好で健全な室環境であると同時にそこで働く保育士さんにとって、日々、使いやすい間取りであること、および園児の姿が見えづらく、死角にならないことなどが大切です。
 
保育園について株式会社 竹内建築研究所 竹内健さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 一級建築士事務所 株式会社 竹内建築研究所 竹内健 の写真
東京都練馬区北町8-37-8-204
03-5398-5861

 

貴社が保育園を手がけたきっかけがありましたら教えて下さい

 
元々は私の自宅の地域のつながりで、長年にわたり保育園を経営されている社会福祉法人様との出会いが始まりではあります。
その後、保育園関係の横のつながりで別の社会福祉法人様をご紹介頂いたこともあります。
 
また、その実績でこちらのサイトから弊社に保育園の件でお問い合わせを頂くこともありました。
 

保育園を設計する際に注意している点を教えて下さい

 
以下のような点について留意して設計を進めております。
 

  1. 保育園側の要望をできるだけくみ取り、理解すること。
    保育園にはそれぞれの保育方針があります。その方針に基づく保育ができる保育園のありかたを実現すべく、設計します。
  2. 園児にとって良好で健全な室環境(明るく、自然換気ができて、通風の良いこと)を最優先して考えます。
    また、安全であること、避難しやすい室配置、動線であること。
  3. そこで働く保育士さんにとって、日々、使いやすい間取りであること、および園児の姿が見えづらく、死角にならないこと。
  4. 事業費を常に意識をしていて、工事費が予算超過にならないように進めること。
    特に国等公的補助金による建設の場合は、入札により施工会社を決定しますので、入札の際に不調にならないよう設計段階からコストを配慮します。
  5. 開園時期は4月1日となることが通常ですので、この開園時期を厳守するスケジュール管理をすること。
    設計段階で工期を意識して、園舎の構造方式等を決めることもあります。
       

近隣の保育園と差別化するためになにか心がけていることはありますか?

特に差別化を意識することはありませんが、その保育園ごとに保育方針が異なりますので、結果として、同じような間取り、仕様、設備にはなりません。
なお、設備、特に通信分野について、日々に技術革新が進んでおりますので、新しい情報を得ておくようにはしております。
 

「認可保育所3(木造)」は木造の園舎ですが、木造のメリット・デメリットを教えて下さい。

メリット・デメリットは以下のようです

メリット

  1. 一般的に、鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比較して木造は、構造体の工事費は安価になります。
    (なお、2階に保育室があると準耐火構造が要求されますので通常の木造よりややコスト高となりますが)
    また、工事期間も短くなることがあります。
  2. 内部の構造(柱、梁など)を木材現しで仕上げる場合には、木質の肌合いのある優しい空間を造ることができます。

デメリット

  1. 内部の間仕切り壁が構造要素となりますので、上下階の壁位置による間取りの制約があること、将来的な間取りの変更が難しいこと。
    また、外部壁の窓の形状、大きさ、位置などの制約があること。
  2. 2階床の振動、遮音については、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の床に比べてやや不利となります。

認定こども園の設計もしていただけますか?

 
弊社では、認定こども園の相談も受けており、計画を開始する準備をしております。
 

補助金申請の手続きなども手伝っていただけるのですか?

 
認可保育所の建設には所轄行政との補助金の事前相談(その地域に保育所のニーズがあるかどうか、またどのくらいの定員が必要か、など)が計画の前段階で必要です。
弊社はその前段階から園舎が完成するまで、補助金申請で必要な設計図や書類の作成など、お手伝いをさせて頂いております。
 

何から手を付けて良いか分からないという方の相談にものってもらえますでしょうか?

 
まずは、上記の通り、どの地域でどのくらいの規模が必要かについての行政との事前相談が必要です。
そして、新規法人設立、保育園新設などの場合は、どのような保育をしたいのか、保育方針を固めることも重要と思います。
行政との相談も含め、初期の段階からご相談を頂ければ、と思います。
 

保育園の開業コンサルティングをする会社などに比べて貴社にお願いするメリットは何ですか?

 
開業コンサルと一級建築士事務所として設計・工事監理を専業としている弊社とでは業務分野が基本的に異なります。
それぞれの分野で業務を行い、協働して進めることのメリットはあると思っております。
 

保育園を開業したい方になにかアドバイスがあればお願いします

 
近年、新設園の開設にあたり、近隣住民の方々との関係がとても重要になってきております。
弊社では設計段階や工事着手前に行う住民説明会に事業主様とともに出席をさせて頂いております。きちんと事前に話し合いの場を設け、よく先方様の話を聞く、など、手順を踏んでゆけば、ご理解を頂くことができると思っております。
また、そのようなことのお手伝いも弊社の業務と考えております。
 

一級建築士事務所 株式会社 竹内建築研究所 竹内健さんの幼稚園・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
認可保育所3(木造)

周辺は住宅や農地があり、落ち着いた緑豊かな環境にあります。この良い環境に調和した外観、色彩であるように計画をしました。

認可保育所増築

既存園を運営しながらの増築工事で、音、振動、備品等の移動など、工事上難しい部分がありましたが、工事中は毎週現場定例会議にて施工会社と園と密に連絡をとることを留意して工事監理をしました

認可保育所

たまたま、私の住まいの地元でもあり、長いお付き合いをしてゆきたいとの姿勢で業務にあたりました。
できるだけ、建築主の保育方針、使い勝手などの要望に応えるようにしました。デザインについては独りよがりではなく、話し合い、その重要性などを理解して頂くように努めました。

認可保育所2

資源や環境を大切にする観点からソーラーパネルの他、雨水貯留槽を地下に設けて、中水利用をしています。
保育室の床材など、素材の選定には、これまでの経験など、園との話し合いのなかで決めました。

 

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