光が風が気持ちいい中庭のある家M邸

●設計事例の所在地: 
岐阜県関市
●面積(坪): 
261.54㎡(79.25坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

既設の3階建の建物に増築をしています。
増築部はシンプルな金属板の箱型としていて、1階部分は土壁風の仕上げです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

増築前の家はとにかく寒いということでした。3人の子供が8帖の部屋で一緒に居て狭い。
家族で母と体の不自由な姉は別の母屋で過ごしていて、全員で落ち着いて暮らせる家が欲しい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

今回の依頼者は、同じ大学の後輩にあたります。依頼者が私のホームページをみてそのことがわかり声を掛けていただきました。ホームページ上の私の手掛けた建物をじっくり見ていただき、木や珪藻土などの自然素材を用いたものが多く、それが気に入られたようです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

家族3世代が、しかも体の不自由な姉も一緒に快適な生活ができるように、中庭を中心に1階と2階にそれぞれの部屋が配置されています。中庭からは十分な光や風を取り入れるとともに、お互いが独立しながら、お互いの気配を感じることができるようにしました。それは家族の独立性を尊重しながら自然な関係を保つことで安心感が生まれます。
寒さに対しては床、壁、天井に断熱材を入れることにより全体の断熱性能を上げて全体に床暖房を施しています。

依頼者の声: 

外観のイメージは希望通りのものが出来上がり満足していただいています。
また、外から段差0で入れるスロープで、「体の不自由な姉も行き来がしやすくなりました」
プライベートな中庭を設けたことで「外からの目線を気にしなくて、光や風を感じながら落ち着いて暮らせます」内部は「木の香りが心地よいですね」そんな声をいただいています。
前には無かった家族それぞれのプライベートな部屋ができ喜んでいただいています。
断熱性能を上げたことで、夏の暑さも解消できるようです。今度が初めての冬なのですが、床暖房を入れたことでおそらく解消できるでしょう。

その他の画像: 

エントランス

表札の陶板は秀峰窯、郵便受けは工房あー製作

中庭は木格子で囲われ、プライベートな空間となりました。

中庭
外から段差0で入れるスロープがあり、雨の日は可動の庇がデッキの先端までカバーしてくれます。
デッキは栗板です。

スロープへ続く通路の仕上げは滑らなく、それでいて深みのある質感で仕上げています。

中庭はプライベートな空間として内部と一体となりより大きな広がりが生まれています。
ここから光や風がもたらされそこには居心地のいい安心感があります。

エントランスホール

奥のたたみの部屋はお母さんの部屋

多目的な棚には、家族の写真などが飾られます。

設計者

ユーザー アンドウ設計事務所 安藤孝彦 の写真
オフライン
Last seen: 4週 1日 前
登録日: 2012-07-24 10:28

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