築約100年の古民家再生

●設計事例の所在地: 
京都府亀岡市本梅町
●面積(坪): 
27
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

築約100年の茅葺古民家のリノベーション事例です。
私の事務所の隣にあり、2年前に外壁と屋根の断熱と屋根に窓を設けて採光と通風を確保するなどのリフォームを行いました。
現在は、古民家再生の実例として見学いただいたり、醤油づくりや草木染めなどのものづくりのスペースとして利用しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

歴史ある日本建築の良さを残しながら、古民家特有の暗い、寒い、使いにくいという欠点を克服して、現代の生活に不自由なく使えるようにリノベーションすることがテーマでした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

これは私自身の仕事ですが、依頼をいただく方のご希望を細かく伺って、示されたご予算内で、最大の成果を実現することを常に心がけています。
満足できる住まいを実現するためには、設計監理が最も大切ですが、ご予算を無駄にすることなく、良い仕事をしてもらうためには、工務店の選び方も重要です。
私どもでは、信頼できて技術力もある工務店をご紹介したり、ご予算が少ない場合には、設備機器などをネットなどで直接購入して支給する、直営方式も採用することができます。
また、できるところはご自分で工事に参加する、セルフリノベーションを採り入れることも可能です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

築100年の木造住宅は、伝統工法という構造でできていますので、リフォームの際はそれを踏まえた耐震改修を同時に行うことが求められます。また、雨漏りや床下の湿気から来る構造材の腐食、シロアリの被害なども、リフォームの際に点検して、必要な補修を行っています。
昔の家は、今では手に入らないような貴重な木材や、美しい建具が使われているので、できる限りそれを残し、空間の良さを損なわないように機能的なデザインを加えていくことを心がけています。

その他の画像: 

玄関土間は傷んだ部分を補修した程度ですが、たたき土間だった床は、淡路の敷瓦を貼っています。

屋根に設けた窓からの光を1階に落とすため、小屋裏を吹抜にして丸太梁を現しにしています。

6畳の間は畳敷きだったところを杉の無垢板張りにして、植物系のワックスをセルフで塗りました。

小屋裏はもともと蚕を飼っていたようですが、吹抜にして、6帖と4帖のロフトスペースになっています。来客用の寝室にも使っています。

昔からある里山の風景に溶け込んだ、茅葺き屋根のシルエットと、窓から漏れる明かりは、ご近所のみなさんにも親しんでいただいています。

設計者

ユーザー 青井俊季建築設計事務所 青井 俊季 の写真
オフライン
Last seen: 4ヶ月 7時間 前
登録日: 2012-07-24 10:10

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