垂木の食堂:銀シャリ屋

●設計事例の所在地: 
上海市
●面積(坪): 
約33坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

上海の新天地エリアの商業施設内におにぎり食堂を設計しました。テナントの天井高さが十分にあったため、高さを活かすデザインを意識しました。様々な可能性を検討した結果、東方性、求心性、粒子性、という3つのコンセプトを見出し、ダイナミックかつ居心地の良い食空間を生み出しました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

面積の小さいテナントで、「いかに人を惹きつけるようなデザインをすれば良いのか、かといって派手なデザインは嫌い、日本や中国の感じを表現したい」など、種々矛盾する悩みと希望をお持ちでした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

現場を調査した時に際立って感じたのがテナントの天井高さでした。「高さを最大限に活かしたデザインとして人を惹きつけるべきです」とその時に話しました。内装、新築に限らず、現場の問題点は様々あります。その中で、最も鍵となる問題点を発見し、それを強みに昇華させるデザイン能力が我々にはあります。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 米を主体としたこの和食食堂では、求心性・東方性・粒子性をコンセプトとする。第一にテナントの十分な天井高さを活かし、入り口を高く、奥を低くして空間にパースをつけ、求心性を持たせた。第二に禅宗様式の寺社に見られる飛檐垂木を参照、展開し、何層にも重なる段状の天井を構成し、力強い東方性を表現する。第三には日本の寺社に倣い垂木の小口を白く塗り、正面からは白い粒子が散らばってるように見せる。これは言うまでもなく米のメタファーでもある。

依頼者の声: 

店舗内装は家賃が発生するため、みなさんとても急がれます。我々は要点だけに着目して、わずか一週間足らずで主要なコンセプトをまとめました。「こんな短時間でこのような凄い案が出てくるとは、とても驚いた」とびっくりされ、大変感動されておりました。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 堤由匡建築設計工作室 堤由匡 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 3週 前
登録日: 2020-05-09 18:24

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