キッズタウン東十条保育園
定員90名の認可保育園である。駅前の限られた面積の土地で規定の保育室を確保するため、RC造の5階建てとなった。
JR駅操車場に隣接し、園庭も確保できない厳しい敷地条件の中で、2階~4階に配置された保育室をできるだけ外部に開きたいと考え、建蔽率に入らないバルコニーを南西側全体に張り出した。また、5階の屋上広場から3階のバルコニーまで、連続する段丘状の屋外遊技場をデザインしている。保育室は階ごとに乳児室、幼児室、遊戯室に分かれており、各階とも段差や水回り・EVコアでゆるやかに分節される。可動収納家具をパーティションとして配置し、ゾーンを作り出すこともできる。
道路側のファサードはプライバシーを守りつつ、子供が覗く窓、通風窓がリズミカルに配置された、ユニークな外観をデザインした。 環境設備として西日を避ける可動式アルミルーバー、夜間蓄熱式ヒートポンプ床冷暖房を設置し、明るさセンサー付き照明やガスヒートポンプエアコンを採用し、電力消費を最大限抑える設備設計を行った。
敷地が、駅前の狭小地で、保育園を建てるのにはふさわしくないと思われたが、自分がその場所を見たところ、線路際で非常にユニークな特徴を備えており、その特徴を生かして5階建ての保育園を提案した。保育園の園庭は、屋上に用意し、屋外階段や外廊下全体を立体的な遊び場とすることで、子どもたちがのびのびと遊ぶことができ、階層ごとに乳幼児と幼児を分けることで、落ち着いた保育空間を確保することができている。階段を遊び場に、というテーマは、大人にとっては危険では?という疑問を持たれるかもしれないが、実際は、小さい子どもは階段での遊びが好きで、立体的な空間は子どもの脳の発達にとても良いという報告が出ている。子どもたちが、好奇心を発揮し成長するための環境を用意することができ、保育士のストレスも少ない保育園の実現が実現しています。
バルコニーと屋外階段。子どもたちの遊び場として外部空間を立体的につくりました。
3階バルコニー
エントランスホール
縁側を走る子供たち
3~5歳児保育室
0-1歳児の保育室
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