佐倉古民家古材の家

120年前の古材と新材による屋根構造や壁仕上げを組み合わせて、伝統的な材料や技術を使いつつも新しい印象の家になるように設計しました。
自然素材や職人技術を活かした本物の家づくりをご希望でした。
伝統的に使われている材料や技術に詳しく、またそれを建てるノウハウを持っていること。
コスト管理が明瞭なこと。
新潟に建てられた約120年前の古民家の構造材を譲り受けて新築した家です。
20坪の平屋の構造に急勾配の屋根を掛けて小屋裏利用の2階建てとしました。
古材に新しい材を大工が手刻みで加え、DIYの小舞土壁に左官職人による土塗りや漆喰を施して仕上げました。
自分たち家族や様々な手伝いのみなさんとDIYをしたり、いろんな職人が関わることで工期は長くかかりましたが、唯一無二の愛着が持てる家ができました。

南西側外観。外壁は土壁の上に鉄媒染により着色した杉板を張っている。

玄関ポーチには敷き瓦を張っている。

玄関ドアは蔵の戸を利用し、薪ストーブのある土間が続いている。
古材の太い牛梁と根曲の梁が力強く屋根を支えている。

リビング奥がキッチン、キッチンの上は中2階になっていて、階段を折り返すとさらに2階がある。

中2階から2階へ。

キッチンは家具造作で作っている。
壁には島根の石州瓦タイルを張っている。床は無垢の3cm厚の杉板。

洗面所。

寝室。明るい色の土塗りで仕上げている。

リビング上部は吹き抜けているが、対流を妨げるものがないので床置きエアコン一台で家全体が暖まり、薪ストーブを可動させないときでも暖かく過ごせている。

屋根裏を天井裏として閉鎖せず活用することで20坪の平面形から多くのスペースを作り出している。
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