ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

台風。

凄かったですね。

東海地方は、直下ではなかったのですが、

すごい暴風雨でした。

進行中の現場については、一通り回って確認しましたが、

特に問題なくてよかったです。

ただ。

移動中に、いろいろ見ていましたが、

野立て看板や目隠しフェンス等が、想像していた以上に

転倒していました。

こういった類のものは、転倒すると危険なので、

しっかりとした基礎に固定しておかないといけないと

改めて思いました。(通常そうしていますが)

台風が過ぎてみると、この天気。

爽快なのですが、暑さが戻ってきました。。

ただ。

明日からは、天気が崩れる予報。

実は、こちらの家創りでは、外構工事が真っただ中なんです。

雨が降ると、仕事ができないので、

あまり長く続くと、困ってしまいます。

でも。

天気なので、なんともなりません。

少しでも段取りを改善しながら、

竣工引き渡しに向けて進めていかないといけませんね。

先日、とある家創りで、複数社による入札を行いました。

各社、とても頑張って金額を出していただけました。

図面は、確認申請に出すようなレベルの簡単な内容でなくて、

詳細まで書き込んだ実施図面なので、安心なのですが。。

通常、入札後は、受領した見積書を、端から端までチェック。

見積に対する質疑を作成して、送信します。

実は質疑がないということは、今までに経験がありません。

何らかの拾い落としがあったりします。

なので、このチェック。

しっかりしておかないと、大変なことになります。

工事着工したけど、これは入ってる、これは入ってないなんて。。

お客様でもチェックされる方がいるのですが、

やはり、図面の詳細な内容や、工程、下地の組み方等

すべてについて知らないと、見積を正確に読み取れません。

しかも。

ある一定以上の見積書を見たことのない建築家だと、

価格の適正性まではわかりません。

見積もりを、しっかりとチェックできるのも、

建築家としても大きな役割の一つなんだと思います。

そうそう。余談ですが。。

今回の入札。結構すごかったです。

一般的に、「工務店は安い」と言われますが、

全く的を得ていません。

「コストコントロールできる」工務店は安いと

言い換えておきます。

詳しく知りたい方は、メッセージくださいね。

外断熱工法で蓄熱効果を高める・有限会社高城建築設計スタジオ 高城 芳昭さん


 
コンクリート造の建物は外断熱することによって蓄熱効果が高まります。
例えば、冬は内部の暖房や照明の熱を蓄熱するので、暖房を止めたとしてもコンクリートに蓄えられた熱の放熱によって急激に冷えることを防ぐことができます。
 
外断熱工法について有限会社高城建築設計スタジオ 高城 芳昭さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

 

木造の断熱工法にはどのようなものがありますか?

 
木造住宅の断熱の方法は主に内断熱(または充填断熱)と外断熱(木造の場合外張り断熱といいます)とがあります。
内断熱工法とは柱・梁など建物構造体の内側壁内に断熱材を施工したものをいいます。
 
建物構造体を外側からすっぽり断熱材で包んでしまう工法を外張り断熱工法といいます。
断熱材の種類は問いませんが、屋根だけまたは外壁だけなど一部に断熱材を施工したものは、厳密には外張り断熱工法とは言えません。
 

RC造の断熱工法にはどのようなものがありますか?

 
RC造の建物は構造体がコンクリートになりますが、木造の場合と同様に、室内側に断熱材を張り付ける工法を内断熱工法、コンクリート構造体を外側からすっぽり断熱材で包んでしまう工法を外断熱工法といいます。
 

 

外断熱工法でおすすめのメーカーがありましたら教えてください

 
各メーカーに同等品がありますので、特にメーカーを特定することはありません。
 

外断熱工法のメリット・デメリットを教えてください

 
コンクリート造の建物は、コンクリート自体が室内の熱(暖冷房の熱等)を蓄熱する特性があります。
外断熱することによって蓄熱効果が高まるため、例えば、冬は内部の暖房や照明の熱を蓄熱するので、暖房を止めたとしてもコンクリートに蓄えられた熱の放熱によって急激に冷えることを防ぐことができます。
夏は冷房熱を蓄熱してくれるので、一年を通して安定した室内環境とすることができます。
 
木造の外張り断熱工法は、建物構造体の外側に断熱材を連続して張っているため、すき間がなく気密性が高まります。
断熱材の防湿層は構造体の外側となるので、構造体内部での結露の心配がありません。
また、構造体は断熱材で守られ、温度差の影響を受けないため、長持ちする住まいとなります。
 
屋根部分は天井裏に断熱材を敷き込むのではなく、屋根面に断熱材が張られるため、夏に小屋裏が異常な熱気を持つことがありません。
小屋裏を安定した環境とすることができるので、空間の利用範囲が広がります。
 
床下も外気から遮断されているので、すき間風が足元に入ることがなく、冬でも素足で生活することができます。
このように気密が良いために室内環境が安定するのが外張り断熱工法の大きなメリットです。
 
外張り断熱工法のデメリットは、外側に断熱材を張る手間が増えるので、コストが割高になることです。
 
その他、土台や柱が室内と同じ空間になるので、防腐剤を使用する場合は健康に害のないものを選ぶようにしなければならないこと、外装材の取付け方法に注意が必要なことなど、外断熱の仕組みをよく理解した経験ある設計者や施工者に依頼しないと問題が起きることもあるので注意が必要です。
 

 

外断熱工法の家をハウスメーカーではなく貴社に依頼するメリットを教えてください

 
ハウスメーカーは経験の少ない設計者や施工者もいると思うので、間違った情報で設計や施工をしてしまった場合のチェック体制が重要になります。
設計にしても工事にしても、チェックはハウスメーカーの社員が行うので、間違った内容があったとしても表面化することはありません。
 
当社は外断熱工法の特徴を生かした居心地の良い快適な住まいを提案しています。
建て主の立場に立った工事検査を実施していますので、間違った施工は未然に防ぐことができます。
 

外断熱工法のマンションも設計していただけますか?

 
コンクリート造の外断熱のメリットは蓄熱効果を利用することですが、大規模なマンションでは蓄熱体となるコンクリートのボリュウムが大きすぎるため、効果を実感することは難しくなります。
小規模マンションではオーナー宅のみ外断熱とした例がありますが、ある程度の効果は期待できます。
美術館や博物館など、全館を常に空調する建物には効果が期待できます。
 

外断熱工法の価格はどれくらいでしょうか?

 
RC造の外断熱工法は外装材の種類によって価格に大きな差がありますが、内部の仕上げを簡易にすることによってコストダウンが可能です。
 
木造の外張り断熱工法は、高性能な断熱材を使用することが多く、断熱性能が低い安価な断熱材の建物と比べると割高感があります。
断熱材の種類は問わないので、断熱材料による価格差はないと思います。
 
ただし、外張り断熱工法は断熱材を一旦仮止めした上で外装材を張るので、内断熱に比べると仮止めの手間分が割高になります。
断熱工事費は同じ断熱材で比べれば1割~2割増しとなります。
 

 

外断熱工法の場合、基礎の断熱はどうするのでしょうか?

 
木造の外張り断熱工法の場合、シロアリの被害を受ける可能性のある断熱材があるので、保護材の選定には注意が必要です。
 

外断熱工法で外壁をリフォームすることも可能でしょうか?

 
木造の外張り断熱工法は、建物構造体の外側全体に断熱材を連続して張っていくことで特徴ある効果を発揮する工法です。
外壁だけを外張り断熱する方法はある程度の効果は得られますが、外張り断熱工法として大きな効果が得られるものではありません。
 

外断熱工法で屋根をリフォームすることも可能でしょうか?

 
屋根を外張りにすることである程度の効果は得られますが、外張り断熱工法として大きな効果が得られるものではありません。
 

外断熱工法の施工方法を教えてください

 
2000年に建築雑誌で「外張り断熱が良いといわれる理由」を掲載しましたが、当時はあまり知られていない工法でした。
当時は間違った情報で宣伝が行われ、土台の防腐材が室内に充満するなど、問題となることが多々ありました。
 
構造体すべてが室内側になることを忘れずに施工しなければなりません。
外装材と構造体の間に断熱材が設けられるため、特に重量のある外装材を使用する場合には取付け方法に注意が必要です。
 

外断熱工法で結露を減らすにはどうしたらいいでしょうか?

 
内断熱のように構造体内部での結露の心配はありませんが、窓ガラスの結露が多いことは考えられます。
断熱性能の高い窓製品や二重にサッシを設けるなどの方法が有効です。
 

「レンガを外装材としたRC造外断熱の住まい」で工夫した点を教えてください

 
レンガはなるべく既成寸法で納まるよう、設計の段階でレンガ割を考えなければなりません。
レンガの製作は工事工程に影響を与えるので、全体の工事工程も設計段階で検討する必要があります。
レンガが汚れないよう、レンガと躯体にすき間を設けるなど技術的な工夫も必要です。
 

有限会社高城建築設計スタジオ 高城 芳昭さんの外断熱工法設計事例

   

 

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

「旗竿地(はたざおち)」、または「敷地延長」略して「しきえん」ということもありますが、間口の狭いまるで竿のようなアプローチの奥まった先に旗のような土地をこのように呼びます。 

広い敷地でも道路に面している部分が少なく奥行きのある土地を分割する場合に、このような「旗竿地」をよく見かけます。
この時、道路と接する竿部分の長さは、建築基準法上少なくとも2メートル以上必要ですが、多くの場合2.5メートル以上は確保されています。
それは車を置くスペース、つまりカーポートとしての役割りを兼ねていて、一般的には駐車スペースの幅は2.5メートル以上必要だからです。 

不動産的価値から言うと、旗竿地はほとんど土地の四方を隣家に囲まれていて、しかも敷地形状からも上下水道やガス、電気などといったインフラ設備の引き込み距離が長く、その分余計に建設コストがかかってしまうので、敷地条件としてはあまり良い条件の土地ではないと思われる方が多いかも知れません。 

しかし、旗竿地にもメリットはあります。
土地の価格は決して高くはなく、むしろ地元相場よりも安いことが多いです。
間口の狭い竿の部分に何も建てなければ、道路斜線制限を考慮する必要がほとんどなく、北側斜線制限のみ影響を受けることになります。
しかも、道路から奥まったところに玄関を配置すれば、むしろ防犯的にも優れている土地であるとも言えます。
自家用車をお持ちでない方には、細長い竿状部分の土地を玄関アプローチとして積極的に利用した外構デザインも色々と工夫が出来るのでお薦めです。

旗竿地でプランニングの上で工夫する点と言えば、水廻り設備を出来るだけ道路から近い場所に配置することにより、インフラ設備の距離を短くして建設コストを抑えることです。
また、周囲四方には隣家が建っていますので、それらも十分考慮に入れたプランづくりにより採光と通風を確保することも必要でしょう。 

したがって、限られた予算であるならば、上物である住宅本体に予算配分の割合を大きくして地元相場よりも土地の値段が安い旗竿地を候補地として考える選択肢もメリットのひとつではないでしょうか。

ユーザー タイラヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博 の写真

田園調布の長屋(木造賃貸アパート計画)

工務店さんによる、木材(構造材)の産地、特徴の説明

土台・柱は奈良県吉野群の吉野桧

梁は茨城県/福島県の八溝山 八溝杉

全て国産の無垢材

とてもよい材料が揃いました。ありがとうございます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

木造住宅設計なら

タイラ ヤスヒロ建築設計事務所 まで

T 03-6794-4928/090-6016-7288

M info@taira-arch.com

U www.taira-arch.com

〒177-0044 東京都練馬区上石神井1-7-23-102

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

中庭のある家、いわゆる「コートハウス」と呼ばれる家を設計する上で、中庭からの採光(通風)が重要なポイントになります。 
 
一般的な住宅地は隣家が接近し、しかもそれらの隣家は2階建てあるいは3階建ての家がほとんどで、接近している隣家側の外壁面にいくら大きな窓(開口部)を設けても採光は期待出来ずむしろプライバシーが保てられないというデメリットのほうが大きくなります。 

一方、中庭のある家は隣家から距離を取り、プライバシーの守られた外壁面に設けた窓から採光を確保することが可能で、特に1階部分への採光が効果大です。 

つまり、中庭を<光の井戸>として考え、とかく暗くなりがちな1階へ上からの光を注ぐことが有効です。 

もちろん、1階へ光を注ぐ方法は他に吹き抜けやトップライト(天窓)などもありますが、住宅地のように建ぺい率が50%前後と厳しい場所では、中庭を介して採光(通風)を確保する考え方は都市型住宅で有効だと考えます。 

1階を家族団欒のスペースであるリビング・ダイニングとしたプランでも、1階に個室や浴室などのプライベートスペースを配置したプランでもそれらのスペースを中庭に面したプランとすることで採光とプライバシーを確保出来ます。 

また、中庭の位置も日当たりのいい南面に配置するという考えだけでなく、直射日光は期待出来ないですが日中一定の明るさがある北面に設けるという選択肢も有効です。

I-1913、調整区域にある中古住宅を賃貸住宅に用途変更(滋賀県)

ユーザー さとし1913 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
滋賀県
現住所‐郡市区町村: 
近江八幡市
依頼内容: 

はじめまして。
 
調整区域にある中古住宅を賃貸住宅に用途変更する手続きを役所に行います。間取り図、立面図等?必要です。
 
場所は滋賀県東近江市になります。
 
対応可能な方おりましたら返信お願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、東海地方は、午後から夜遅くまで、

台風の影響で、すごかったです。

現在進行中の現場では、竣工間際が多く、

写真の家が工事途中といったところ。

ちょうどAMに現場の定例打ち合わせだったので、

養生を再度、確認して、不足部分は追加設置しました。

何も言わないと、タッカーというホチキスのような道具で

ブルーシートを留めるだけなのですが、

しっかりと留め付けるよう依頼していたこともあって、

完璧です。

よほどのことがなければ、大丈夫と思います。

建て方が済んだところだったり、

雨仕舞が完了してなかったりすると

現場がとても心配になるのですが、

今回は、なくてよかったです。

何だかすごい画像ですよね。

実は、毎日爽快な写真が、パソコンのモニタに映し出されるのですが

昨日は、格別でしたね。

もう少し暑い時期でもよかったかな(笑)

個人的には、美しいものがとっても大好きなので、

一日の最初に、こういった画像を見れると癒されます。

出先で、ふと目についたフリーペーパー。

結構な分厚さなのに、フリーなことにビックリしました。

中を見ると、すんごいたくさんの工務店やハウスメーカーが

自社紹介を頑張って載せていました。

ざっと見ていて思ったことがあります。

どれも似たような感じだと。

ある程度の流行も取り入れるせいかもしれませんが。。

たしかにフリーなので、手に取る機会もありそうですが、

目的もって見ないとさらっと流し見そうです。

ちなみに。。

こちらの雑誌(フリーペーパー)は、結構高い広告費がかかります。

そこに載せることのできる会社なので、安心と捉えるのか。

その分、工事費が高くなっていると捉えるのか。

その辺も踏まえて、しっかりと見極めてくださいね。

ちなみに。

私は、こういった類への掲載は消極的です。

外断熱工法で冷暖房費を軽減・中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さん


 
外断熱工法を採用することで室内の温度が安定し、冷暖房費を軽減することができます。
 
外断熱工法について、中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾 の写真
東京都練馬区関町南4-8-13
03-3929-7684

 

木造の外断熱工法にはどのようなものがありますか?

 
まず外断熱に関してお話をする上で最も大事な事で、特に一般の方が理解されているか不明な点に関してお話させて頂きます。
 
木造の場合、RC造のようにコンクリートのような蓄熱体があって、その外側を断熱する(外断熱)か、或いは室内側で断熱する(内断熱)か、といったものではないため、熱的な観点では外断熱というものはありません。
木造の場合には、柱と柱の間に断熱材を入れるいわゆる「充填断熱」という従来の断熱工法に対して、柱の外側に断熱層を設ける「外張り断熱工法」というものがあります。
 
基礎の外断熱に関しては蓄熱体(RC)に対しての外断熱というものになりますが、壁や屋根に関しては、あくまで柱や小屋組の外側に断熱材を施工するものです。
木造ではこの外張り断熱工法を外断熱といっていますが、熱的には上記RC造の外断熱とは全く異なるものです。
 
基本的には、軸組の外側に成型板の断熱材を貼るのが一般的な外張り断熱工法で、気密施工が容易、壁体内結露防止、壁内空間や小屋裏の利用の巾が広がるといったメリットがある一方、断熱材の熱痩せ等に伴う外壁の劣化・強度不足に対する懸念、断熱性能の低下、コスト増といったデメリットがあります。
 

 

RC造の外断熱工法にはどのようなものがありますか?

 
RC造の外断熱としては、最も一般的なのは樹脂系成型板を貼った上でその上に外装を施すもの、樹脂系ではなくロックウールを使用するもの、発泡系の断熱材(吹付け材)の外側に外装を施すもの、といった工法があります。
 

外断熱工法でおすすめのメーカーがありましたら教えてください

 
国内メーカーの断熱材は発泡ポリスチレンフォーム等の樹脂系断熱材ですが、私が近年採用しているものはアルセコ外断熱システムというドイツで長年使用されている工法のもので、これは断熱材にロックウールを使用しています。
 
最大のメリットは燃えないこと。
それに加えて耐久性、通気性、曲面部への対応が可能な事など、コストは割高になりますが、性能面では国産のものよりも優れたものと考えているものです。
 

外断熱工法のメリット・デメリットを教えてください

 
外断熱のメリットは何といっても室内の温度の安定性とそれによる冷暖房費の軽減にあると思います。
 
私は自宅を20年前に建てました。
1階はRC造で外断熱工法を採用、2階は木造の在来工法による家です。
 
1階では、夏季(冷房)、冬季(暖房)にいずれにおいても、前日の夜に空調を使用して、就寝前に運転を停止しても、朝までその余熱といいますが温度がかなり保たれています。
冬季の暖房は床暖房で空気を暖める暖房ではありませんが、それでも、朝起きると前の晩のぬくもりが残っているという状態です。
ですから、夜中にエアコンをつけ直すとかタイマー設定をするといったこともほとんど必要がありません。
 
2階の木造部は近年のようにグレードの高い断熱材を使用している家ではないこともありますが、そのような点では木造の住まいとは全く異なるものです。
 
つまりコンクリートという蓄熱体を夏は外断熱によって高温になるのを、冬は低温になるのを防ぎ、逆に空調された室内温度に近いものとしておくことで、室内以上に安定した温度の蓄熱体に囲まれた環境を造っていることによるものです。
 
また、外断熱のメリットとしてはコンクリート躯体の保護(中性化防止)、室内空間の有効利用、仕上げの自由度といった事が挙げられます。
 
デメリットとしては内断熱に比べてコストが高くなりますが、上記のメリットからすれば圧倒的にメリットの方が多いと考えています。
そのような事から、私が手がけるRC造の新築建物ではほぼ100%の割合で外断熱工法を採用しています。
 

 

外断熱工法の家をハウスメーカーではなく貴社に依頼するメリットを教えてください

 
私は木造住宅では外張り断熱は採用していません。
理由は、先に述べた懸念やデメリットが解決しきれていないということと、充填断熱工法でも現在はかなり性能の良い断熱工法があることによります。
 
RC住宅においては、ハウスメーカーでは前述のロックウール系の外断熱工法をはじめ、メーカーが通常扱わない仕様や特別な工法等の家は手がけないと思います。
 

外断熱工法のマンションも設計していただけますか?

 
マンションは通常手がけていませんが、お話があればもちろん対応させて頂きます。
 

外断熱工法の価格はどれくらいでしょうか?

 
まずは外壁に関してですが、どのような種類の断熱材でどのような厚さとするか、仕上は左官仕上げかタイル貼か、といった条件でかなり差があります。
 
断熱材については樹脂系の場合12,000円/㎡前後~、ロックウール系の場合14,000円/㎡。
これに専用の外壁仕上(左官)を行った場合、+9000円/㎡といった額となります(RC造の場合)。
 
最低でも20,000円/㎡を超える額の外壁工事費となり、それなりに費用がかかるものですので、建物は凸凹の少ない形態とするなど、外壁面積が少なくなるようにしたり、構造工事費も抑えるように工夫したりしています。
 
屋根については基本的には断熱材を室内外のどちらにするかの差だけですので、費用的には外断熱工法だから高くなるものではないと考えています。
 

 

外断熱工法の場合、基礎の断熱はどうするのでしょうか?

 
基礎部分も当然外断熱とします。
外周部の地面に接する部分となりますので、先のロックウール断熱工法の場合でも、ここだけは樹脂系の断熱材を使用します。
 

外断熱工法で外壁をリフォームすることも可能でしょうか?

 
木造であってもRC造でも可能ですが、木造の場合には既設の外壁の状況によってかなり手間と費用のかかるものとなります。
 
しかし、室内側から断熱改修を行おうとするとそれ以上に大変な工事になりがちですので、他の室内側の工事がない場合には外壁側から外断熱工法のリフォームを行うことは充分に考えられる方法だと思っています。
 

外断熱工法で屋根をリフォームすることも可能でしょうか?

 
可能です。
外壁のように窓や換気口などの開口・突出物がないため、外壁よりも比較的容易に改修することができます。
 

外断熱工法の施工方法を教えてください

 
外張り断熱工法は木造軸組面に断熱材を貼り、その上に防水紙を貼った後に、木製胴縁をビスで軸組に留め、その上に外壁仕上げを行うものです。
(このビスに外壁の荷重、耐力を持たせることになります)
 
外断熱工法は、コンクリート面に断熱材を打込む工法や後貼りする工法、胴縁で止める(ビス止め)工法など、さまざまな工法があります。
その断熱材の上にひび割れ防止対策を考慮したペースト等で下地をつくった上で外壁塗装を行ったりタイル貼仕上を行ったりします。
 

 

外断熱工法で結露を減らすにはどうしたらいいでしょうか?

 
外断熱工法は、内断熱工法や柱間に施工する断熱工法などと比べると、内部に結露が生じにくい構成のものですが、エアコンや床暖房のように室内で蒸気を発生させない暖房方式を採用すること、キッチンでは換気扇を使用するなどが、結露防止には最も効果的な方法だと考えています。
 

市ヶ谷の家(外断熱工法の2世帯住宅)で工夫した点を教えてください

 
市ヶ谷の家では、前述のようなロックウール系の断熱材による外断熱工法が日本にはまだありませんでしたので、ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材を使用しました。
この物件と近い時期に手がけた新井薬師の2世帯住宅も同じ仕様です。
 
双方とも工夫としては、建築費をおさえる為、建物形状は凸凹のあまりない単純な形の建物としたことです。
RC外断熱工法の住宅ですので、外壁に面する壁面についてはコンクリート面に直に左官仕上げを行うことができ、調湿・吸音性能がある非常にしっかりとした厚塗りの仕上を施した壁を造ることができていました。
 
前述のロックウール系の断熱材(アルセコ外断熱工法)の採用は、北烏山の住宅(2011年設計)以降となります。
 

中川龍吾建築設計事務所 中川龍吾さんの外断熱工法設計事例

   

画像 建物の名称 紹介文
市ヶ谷の家(外断熱工法の2世帯住宅)

周囲のオフィスビルや道路からの視線等からプライバシーが守られる家とするため、
外部には閉じて、中庭に開く家としました。
中庭は光を採り入れ、各室の自然な通気をはかると同時に、
上下階の各室の気配を感じることができるようにも意図したものです。

 

I-1912、木造アパートのボリューム出し(簡易間取り図面)の作成(東京都在住・土地は神奈川県)

ユーザー ういな の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
品川区
依頼内容: 

木造アパートのボリューム出し(簡易間取り図面)の作成をお願いします。
土地の所在地は神奈川県相模原市***です。
マイソク、登記簿謄本、地積測量図、公図があります。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とてもきれいで明るい空間ですよね。

こちらは、とある市町村の庁舎です。

庁舎の真ん中に、この光の筒があります。

この時期は、特に太陽が高い位置にいるので、

より下の方まで光が行き届きます。

庁舎は、どうしても中心部分が、暗くなりがちなので、

こういった光の筒を創ることが多いんですよ。

なぜ知ってるかっていうと。。

過去に、いくつか市庁舎の設計監理に関わったことが

あったりしたからなんですよね。

でも。今は住宅一本ですけどね。

よく見てみると。。

各フロアの窓に色がついてます。

各フロアの色付け(部署をわかりやすくするための色分け)

を表現したと思いますが、なんとなくチープな印象かも。。

と突っ込んだりしてみました。(笑)

そうそう。

遊びに行ったわけじゃないんですよ。

とある家創りのため、法規制の調査です。

しっかり調べておくのは、大事にしています。

しかし、昨日もいい天気でした。

今日は台風だっていうのに、その気配はなし。

一時期の日差しではなくなりましたが、まだまだ暑いですね。

昨日、新しく家創りを考えている方にお会いして

話を伺ってきました。

某駅に近い、街中の狭小地です。

狭小というだけでなくて、変形敷地でもあります。

狭小、変形地は、よく関わらせていただきます。

毎回なのですが、敷地見ると燃えますね。

それはさておき。

現状、家は敷地いっぱいを使ってたっています。

新しく立て直すと、建蔽率の規制がかかって、

少し小さくしなくてはいけません。

なので。

リノベーションも視野にということでした。

一部、床下を拝見させていただいたのですが。。

細かな事情は別として、あまり好ましくない状況。。

今後30年をご家族が暮らしていくという視点ですと、

ご家族の安心、安全面から、建て替えがよいのでは?

とオススメしました。

よく、リノベか新築かを迷われる方はいるのですが、

既存の建物の状況をしっかり見極めないといけません。

その辺は、経験がないと判断しにくいかもしれません。

もちろんですが。

ご意向や状況によって、リノベをオススメすることも

普通にありますよ。

こちらの家創り。

昨日伺ったご要望をもとに、これから、しっかり考えてみます。

何だかワクワクします。

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