I-1660、素敵な家にしたい(千葉県)

ユーザー くた の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
船橋市
依頼内容: 

地元の工務店で間取りをお願いしておりますが気に入らず、自分で書いたのですが、そのまま反映されてしまいました。
今になり採光や他の間取りも気になり、建物申請は出してますが、間取りを変更することになりました。
そこでもう失敗はしたくないので、素敵な家にしたいです。
 
少し急ぎになります。
 
以下条件を箇条書きにさせていただきます。
・建設地、千葉県
・37坪、南向き、長方形
・全面道路4.5m
・真向かいに3階立てマンションあり
・その隣は空き地の為、南東からの日差しが入る←なぜか私は南東に玄関を持ってきてしまいました。リビングにすればよかったです
 
・夫と二人、いずれか子供2人希望
・キッチンからダイニング、リビングを見渡せ、テレビを見れるキッチンにしたい
・洗面室はできたら廊下、リビングから入りたいが、難しい場合は廊下から希望
 
・明るいリビングにしたいです
今は玄関はいってすぐ階段ですが、リビング階段かは迷い中です
 
・土間収納、パントリーは諦めないととは思っています
・収納はあったほうがいいです
 
 
おおおざっぱで申し訳ありません。
木造二階建て、2×4で工務店で施工します。
 
よろしくお願いいたしますm(__)m
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 
 





つつじが丘の住宅

●設計事例の所在地: 
横浜市
●面積(坪): 
106㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

多摩丘陵の一端に位置しているこの地域は、昭和の中頃から区画整理によって計画的に開発されており、都心を結ぶ鉄道の開通によって急速に都市化した。駅周辺から街路樹や公園が多く見られ、木々に囲まれた街並みが特徴的である。敷地周辺も起伏に富み緑も多く、閑静な住宅地でその区画にも余裕がある。敷地は小高い丘の頂上に位置しているが、その半分は西に30°の勾配で傾斜し、先端は落差4mの擁壁となっている。形状は東の前面道路から2m程高くなっていて、接道長さは4mの旗竿状である。南には送電線の鉄塔が建っているが、西側の隣地を隔てた先に大きな公園の緑が広がり、さらにその先に広がる視界は遠く丹沢山系を望み、富士を視界に捉えることが出来るという素晴らしいロケーションである。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

施主の要望は、お菓子教室のアトリエを持つ住宅であること、教室開催時でも気兼ねなくくつろげるスペースを設けること、西に開けた眺望を取り込むこと、居室の天井高は最低でも3m、床の素材は愛犬に安全なものにして欲しいというシンプルなものであった。
敷地環境を考えると、南に庭や開口部を展開したところで、屹立する鉄塔に圧倒され、その存在をいやが上にも感じざるをえない。この敷地が持つ唯一の良好な西側の環境を、全ての居室に映し込むことを考えた。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

信頼関係だと思います。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

西斜面に跳ね出すようにしてパラレルに居住空間を配置し、中央にアプローチを兼ねた外部空間を貫入させた。長辺方向をすべてガラスで構成し、西の緑をすべての部屋に映し込んでいる。アプローチ手前側にアトリエ、奥に住居を配置し私的性を高め、床は全面タイル張りとし、空間に連続性を持たせた。このタイルが持つ厳密なモジュールとシャープなエッジが、均質な水平の「面」として強調され、マットな質感は、空間全体に落ち着きを与えた。
構造は南北のRC造のみで耐震的に構築し、鉛直的には小断面の鉄骨を主体構造としている。柱は75×45の角パイプを厚さ9mm、幅125mmの2枚のフラットバーで挟み込むように溶接することで、柱脚部や無目材との接合部のディテールをシンプルなものにしている。また、ガラスを受けるバックマリオンとしても利用し、大きなガラススクリーンを可能にしている。屋根版はc—125×65のフレームを幅1.8m長さ4mのユニットにした。ユニット同士をボルトで一体化させ、軽くスレンダーな断面で構成することによって、施工性を向上させた。鉄骨部の応力は、南北の4枚のRCの片持ち壁に伝えられる。基礎は斜面を避け、平坦な部分に構築しカウンターウエイト基礎としてバランスを取っている。

依頼者の声: 

「初めての家づくりを楽しみながら終え、四季の変化を満喫すると同時にわが家らしさを出すべく日々改良を楽しんでします。今振り返れば、私たちの家づくりで最も苦労したのは、私たちの漠然としたイメージをいかにして具体的に伝えていくかと言う点でした。雑誌で調べたり、イメージを持っていたつもりでも、うまく説明できない。そんな中で、何度も何度も趣味や仕事やライフスタイルの話をしながら、それを図面にしてくれました。また、模型やCGを使いながらイメージさせてくれたり、仕上げの実物やカタログなどをつかって、そのイメージは具体的になっていきました。
家づくりを終えて感じるのは、建築家に求められるものは、技術、経験、知識、センスと同時に、漠然としたイメージの翻訳能力、コミュニケーション能力、そして建築に対する熱意だと思っています。」

その他の画像: 

高台から景色を眺められるように、斜面側に跳ね出すように配置しています。

アプローチ

中庭
2つの箱をパラレルに配置して、中央に中庭を兼用した外廊下にしています。
光や風を内部に取り込み、快適な室内環境になっています。

リビングダイニングと中庭

玄関からリビングを見ています。
リビング越しに斜面側の景色を見ることができます。

リビングと中庭
中庭越しに寝室を見ています。

アトリエ用のラウンジ

寝室と中庭

Court House M

●設計事例の所在地: 
東大阪市大蓮東
●面積(坪): 
65.07m2×9棟
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物全体外観

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「ありきたりな物を造ったのではすぐ飽きられてしまう。自分たちが住みたいと思う住宅を造ろう。」と言うお考えでしたので敷地を何度も見る中で浮かんできました「専用コートを持つ集合住宅」をご提案させていただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

構造は木造で、2階建てのメゾネットタイプが東側に4軒、西側に5軒並んでおりその間を共通の通路である路地が南北を貫いた形式になっています。また、各々の住戸にはそれぞれ専用のコートがあり、そこにはデッキテラス、プランターが設けられています。
このコートのおかげで従来の木造長屋で問題となる音や日照不足なども解決され、快適な暮らしを送る事が出来ます。
http://ysdesign.cloudblog.jp/portfolio/courthouse/

依頼者の声: 

分譲マンションはもとより、建て売り住宅にもないプログラムのおかげで他の物件との差別化が明確となり、おかげさまで完成後、すぐ満室となりました。

その他の画像: 

LDKと専用庭

D-Cube

●設計事例の所在地: 
東大阪市大蓮東
●面積(坪): 
70.63m2×5棟
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

各住戸(2LDK)が独立して5棟並んでいます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

木造の独立型賃貸集合住宅です。
http://ysdesign.cloudblog.jp/portfolio/d-cube/

その他の画像: 
ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

屋外物置。

屋外で使うものを収納しておきます。

整理すればよいのですが、

モノって、どんどん増えていくので、

必要になってきますよね。

家はこだわって、かっこよくしたのですが、

いざ物置を探してみると。。。

価格のことも含めて考えると、

「ヨド物置」、「イナバ物置」が最有力。

でも。

見た目がどうも。。。

と言うことになりがリです。

見えない場所であれば、まだよいのですが、

道路から見えたりする場合、考えたいですね。

外観のデザインによっては、こういったカントリー調が

フィットすることもありそうです。

ただ、こういったデザインの時には注意してください。

こちらは、木製の商品で、風合いは抜群。

でも、木製ゆえに、塗装をしないといけません。

屋外に露出した木部は、メンテナンスしないと

どうしても劣化していってしまいます。

物置だからいいや。

ということでもなくて、せっかくなので、

長持ちさせたいですよね。

モダンな雰囲気に合うものってない?

以前までは、正直ご提案できるものがありませんでした。

ただ、最近では、こんな事例のような

デザインされた物置が登場しています。

「ユーロ物置」で検索してみてくださいね。

カタチは、それほど特徴的ではないのですが、

外壁や屋根のガルバ色がいろいろあります。

ちょっとしたことなんですけど、

ずいぶん違って見えますよね。

木造で普通に製作すると、

こちらの金額ではできませんので、

コスパもよい。

オススメですよ。

さらに。現在設計中の家では。。

最初に登場した物置の外壁に、上から化粧で

外壁材を張るということもチャレンジしてます。

実は、お客様からのアイデアなんですよ。

出来上がったら、こちらでも紹介しますね。

物置にだって、しっかり意識を向けていきましょう!

I-HOUSE

●設計事例の所在地: 
川崎市
●面積(坪): 
128㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

敷地周辺は緑が多く、古くから開発された宅地で高低差に富んでいます。敷地形状は間口10.5m奥行き13.3mの南北に長い長方形です。決して広いといえないこの敷地の約2割が駐車スペースとなり、またアプローチも絶対条件です。さらに敷地境界線から壁面線1mセットバックの法的条件により、配置条件は自ずと決定づけられてきました。
光と風を取り込むツインキャンティ(2つの片持ち空間)
2階の子供室と主寝室は、それぞれ5m、4mのキャンティレバーの構造としています。従ってそれらの1階部分は十分な駐車スペース(風の通り道)として機能し、リビングは3方向をガラススクリーンで構成することができたのです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

建築主は、身体的ハンディキャップを持たれています。現在は手摺などを頼りに自力歩行されていますが、将来的には車椅子が必要と予想されます。このような状況を踏まえて出された要望は、「車椅子を前面に押し出した設計ではなく、できるだけ歩いて移動する、積極的な生活のできる家にしてください」というものでした。
その応えとして、段差をまったくつけないことはもちろん、玄関以外はすべて引き戸とし、動線には手摺をつけました。左右の手摺に同時に掴まることができるように、各部寸法は際立って大きくすることは避け、メーターモジュールとし車椅子で移動可能な最低寸法としています。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

楽しく住まいの話ができたことだと思います。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

1階平面
 前面道路を動の空間とすると、居室には静の空間が求められます。「静」をつくるために、道路に面した駐車スペースと居室の間には中庭を設けました(緩衝体)。そして、駐車がしやすいこともハンディキャップを持つ建築主には大切なことです。
 これらの機能を、前面道路からヒエラルキーをつけるように、リニアに配しました。
2階平面
 中庭を中心としてコの字形に開いた居室を配置し、外に向かっての開口部は、光や風、あるいは空といった自然を感じられる空間となっています。
 外壁はフロストガラスによるダブルスキンを使用しています。それにより空気層が密閉され、断熱性能を通常の2倍近くまで向上しました。
駐車スペースから流れこむ風

 すべての居室は中庭に向かって開放されており、溢れる光を感じることができます。また駐車スペースからは心地よい風が流れ込み、光と風が快適さと幸福感を与えてくれます。
  自然との一体感を感じるために、床と天井には天然木の無垢シルバーパインを使い、蜜蝋ワックスを染みこませて仕上げました。また木の表面に膜をつくらないことで木が本来持っている調湿効果を発揮しますので、湿度の高い日でも爽快に過ごせます。もちろん、自然素材を使うことはシックハウスの配慮でもあります。
3方向のガラススクリーン
リビングの3方向をガラスにした構成は、リビングから中庭を眺めるというより、中庭の中で過ごしている感覚を作り出し、開放感を与えてくれます。
床冷暖房
各居室は2重床を採用し、その空間を利用して空気を流し、床冷暖房としています。部屋全体を冷やしたり温めたりする必要が無いため、効率も良く、何より身体にやさしい快適な冷暖房となっています。

依頼者の声: 

オーナーからいただいた生の声です。
「わが家は3人家族ですので、個室2室、私の書斎1室、年に数回泊まりに来る両親のための日本間1室が欲しいことと、足の悪い私が住みやすい家であることの条件のみで、全部お任せで設計をお願いしました。その結果、バリアフリー、手摺り、引き戸など足の悪い私にとても優しい隅々まで気配りがされた家になりました。また、家の内は自然の度材が使われ、冷暖房も直接風が当たらない床の下を通す「オンドル」様式になっており、とても心地よくゆっくす休める家になりました。とても感謝しています。」

その他の画像: 

駐車場から玄関を見ています。
アプローチはスロープと手摺りで安全に配慮しました。

コの字型に建物を配置して、中央に小さいながらも中庭を設けています。
リビングに面することで、一体的な繋がりのある空間にしています。

玄関ホール
右手はホームエレベーター
正面はLDKに繋がります。

玄関ホールから中庭を見ています。

LDK
3面ガラススクリーンで、外部への視線を通すことで一体的に感じられるように工夫しています。

リビング

ブラインドを下ろしたリビング

ダイニング
明るく柔らかい光に包まれた空間になっています。
テーブルは特注デザインで製作した物です。

ダイニング

書斎
カウンターや書棚すべて特注です。
パイン無垢材でオイル仕上げとして、素材の質感を大切にしています。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家のアプローチです。

アプローチの途中で、少し広くなっているのは、

実は、テラスなんです。

街中の家であれば、間取りによっては、

こんな風に、合体させちゃうのもいいですよね。

こちらの事例のユニークな点。

いくつかありますね。

階段が、ナナメに重ねっています。

実は、直線で玄関まで見えてしまうより

少しずらした方が、奥ゆかしくなります。

ずれていることもあって、階段自体の見え方も、

他にはない感じ。

それともうひとつは、植栽。

フェンスで仕切ってもよいのですが、

植栽で柔らかく仕切ると、透け感があって、

圧迫感を軽減できます。

視線を感じるようでしたら、

植栽の種類を意図的に変化させても良いと思います。

下草もしっかり植えてあるので、

玄関ポーチは、この広さ。

向かって右側は、すぐ道路。

さすがに、玄関出てすぐを見られてしまうのは

いやなので、壁をしっかり立てています。

しかも。

壁だけでなくて、屋根もしっかりかけたので、

安心して家へアクセスできますよ。

さらに。雨の日なんかは、

ここでBBQも出来てしまいそうです。

そうそう。

玄関先が暗くならないよう、

トップライトを付けたrりしています。

贅沢ですよね。

アプローチから、玄関ポーチまでは、

しっかりと演出しておきたいですね。

考えるのって、愉しいですよ。

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

著名な建築家の中には椅子もデザインしていたりします( ^ω^ )
私も設計する中で家具の相談にもよく乗らせて頂いてます。建築だけではなく、家具も重要なアイテムになります。置く家具によって空間の雰囲気がガラッと変わってしまったりします。
ソファ、テーブル、椅子…その中でも椅子は割と扱いやすいアイテムです。一つポンと置くだけでその場所がグッと引き締まります!

アップした写真は…
ヴェルナーパントンのパントンチェア、ミースファンデルローエのバルセロナチェア、イサムノグチのコーヒーテーブルです!
みんな私のお気に入りです*\(^o^)/*

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

まだ省エネが叫ばれていなかった20年くらい前は、
白熱電球の暖かな光や、ガラスシェードなどのきらびやかな灯り、
店舗では演色性のいいハロゲンランプが多用されていました。
陰影が立体を美しく引き立てるのです。
省エネの考えが浸透しだした10年くらい前は味気ない蛍光灯をどうやって美しく使うかと考えます。そこで建築化照明なのです。
天井や壁を照らし反射光で明るくする間接照明は今ではおなじみです。
設計段階で組み込み、器具の設置場所、ポケットの大きさなどを計画します。
商業建築などではおなじみですが住宅にも取り入れることが多くなりました。
今は直管蛍光灯も姿を消し、LED照明が主流です。
建築化照明は、バー状の照明やダウンライトが多く使われ、器具そのもののデザインではなく、明るさ、大きさなどで適材適所選定します。
間接照明以外の器具のデザインは明るさよりワンポイント、装飾的なものとして使うのがおすすめです。

草屋根で家を小さな生態系にする・草(sou)空間設計 横地 義正さん


 
草屋根にすることで家を小さな生態系にすることができます。
 
草屋根について草(sou)空間設計 横地 義正さんにお話を伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

 

草屋根の意味を教えてください

 
一言で言うなら、自然との共生の一表現形態です。
人間は人間だけで生きているわけではありません。
 
人間の体は「人間のDNA」を持った60兆個もの細胞の他にその数倍の「人間のDNA」を持たない微生物の細胞との共生で成り立っています。
さらに人間一人の個体を離れて「人類」として見れば、他の動植物や菌類との関係で成り立つ「人類生態系」とも呼ぶべき世界の中で、はじめて生きられるのだと考えています。
 
草が生え、森がある環境の中でこそ、人間は生きてゆけるのだということを無視してしまったところから、現代の地球環境問題は起きていると考えています。
事務所名の「草」は、広く深い意味を込めて付けたものです。
 

草屋根の作り方を教えてください

 
大きく3つに分けられます。
単純に土を載せるだけのもの(建物の一部を埋めることも含みます)、軽量土壌を載せるもの、さらに軽量の保水シート等を載せるもの、です。
いずれも長期的に雨漏りなどを起こさないよう、防根措置を施す必要があります。
 

草屋根のメリット・デメリットを教えてください

 

メリット

断熱効果がある。
家を小さな生態系にすることができる(小鳥や昆虫の生息域の中継点となることができる=生物多様性を守ることに貢献できる)。
下屋を2階から「庭」として楽しむことができる。
下の構造によっては「屋上菜園」なども可能。
ヒートアイランド化の緩和に貢献できる。
 

デメリット

屋根荷重が増えるので、下部構造をそれなりのものにしなければならない(若干のコストアップ)。
防根措置が不十分だと将来雨漏りの危険性がある。軽量土壌や保水シートなどを採用した場合(下部構造への負担は少ないが)、定期的な水やりが必要になる。
 
といったところでしょうか。

草屋根はDIYで作ることも可能でしょうか

 
可能ですが、先に書きました防根措置をきちんと行わないと将来的な雨漏りの心配がありますので、そのあたりは専門家のアドヴァイスを受けながらやってください。
 

 

草屋根が得意な施工業者なども紹介していただけますか?

 
「得意」と言っていいかどうかまでは検証できていませんが、複数おつきあいはありますのでご紹介はできます。
ただ、紹介のみで私がそこにかかわらないのであれば、その後のトラブルに関してまでは責任を負いかねます。
 

草屋根の費用はどれくらいでしょうか?

 
面積や工法、採用する設備(散水等)によって大きく変わってきます。
数十万から数百万まで開きがありますので、どういうことがしたいのか、をご相談いただければいろいろなパターンをご提示できます。
 

草屋根の下地はどうなっているのでしょうか?

 
基本的には、防水層と防根層の上に軽量保水シート(疑似土壌)、軽量土壌、菜園などに使う普通の土壌を載せるという構造になります。
最近ではその構造をパネル化して並べるだけ、という屋上庭園キットのようなものを販売しているところもあります。
 

草屋根で雨漏りすることはありませんか?

 
雨漏りの危険は植物の根が防水層を突き破ることで発生します。
防根措置をしっかりすることが大切です。
 

O邸の設計で工夫した点を教えてください

  
南向きの緩やかな片流れ屋根にした点(急勾配にすると保水性能が落ちる可能性がある)。
下が開放的な空間なので、構造体への負担を避けるため軽量の保水シート(疑似土壌)を採用しました。
 
そのため散水設備が必要ですが、コストを抑えるため、自動散水ではなく、施主さん自身が手元のバルブを操作する形にしました。
散水用の水は地下タンクに溜めた雨水を利用しています。
 
 

草屋根の家を建てたい方にアドバイスがあればお願いします

 
草屋根は単なるファッションではなく、生態系と共に生きてゆくというライフスタイルの表現でもあります。
当然ですが、「生き物」は工業製品のように計算通りになるものではありません。
 
イレギュラーや予想外も楽しみながら、日々様子を見、世話をやいてやることが大切になります。
億万の生命(草の根元には無数の微生物が生息しています)と共に同じ時間を生きる自分自身の生命を楽しんでください。
 

本を出版されたと聞きましたが、どのような本でしょうか?

 
建築とは関係ないのですが、昨年末、地球環境問題についての私見を書いた小さな冊子を自費出版しました。
「新しい文明の話・人類が22世紀にも存続し続けているために」というタイトルで風詠社から出ています。
ワンコイン(500円)です。
 
宣伝は一切断りましたので、本屋さんには置いてないと思いますが、流通はしますので取り寄せはできます。アマゾンでも買えます。
よかったら読んでみてください。
 

草(sou)空間設計 横地 義正さんの草屋根・設計事例

 

 

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