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地盤の沈下によって、建物の各部が均一でなく、不均一に沈下を生じる現象のことです。
 
沈下が全体的に一様に均等に起これば、基礎や建物に破壊や変状を生じることは少ないですが、不均一に沈下をする不同沈下は建物が傾いたり、変形したりして亀裂を生じやすくなります。
軟弱地盤上に構造物をつくる場合には、基礎地盤の圧密沈下に伴う不同沈下を十分考慮しておく必要があります。とくに軟弱層の厚みが建物直下で急変しているような所では大きな不同沈下を生じるおそれが多くなります。
 
また、異種の基礎、とくに支持条件の異なる基礎を併用したために不同沈下し、被害を受けた例もあります。各基礎に作用する荷重の大きさの違いや、施工時に生じる基礎地盤の局部的な乱れなども不同沈下の原因となる場合もあります。
 
不同沈下対策には基礎構造を統一し、かつ同一支持層で支えるようにしたり、基礎自体の剛性を高めておいたり、状況に応じ組み合わせる必要があります。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 不同沈下とは、建物が何らかの原因で沈下する際に、一様に沈下しないことで、建物が傾いたりする原因となる危険なものです。イタリアの有名なピサの斜塔もこの不同沈下によるものです。
 建物が大地の上に建設されている以上、その大地、すなわち地盤の影響を受けることは必定です。しっかりとした均一な強固な地盤の上に建っていれば問題ないですが、軟らかい地盤などのような場合には様々な補強を必要とします。杭を打つという方法は皆様よくご存じだと思います。
 ピサの斜塔の場合は、均一な地盤ではなかったことが原因とされています。
 建物は重心はその建物の平面的な中心とは限りません。いわゆる偏芯しています。これらを考慮して基礎から下のことも考えないとならないわけです。
 沈下する場合でも、一様に沈下するのであれば被害は少ないですが、これが不均一に沈下すると、設備的なものにも大きな影響があり、建物の崩壊にもつながりかねません。
 このような不同沈下が生じた場合に、元の状態に戻すようないろいろな方法が考えられています。これを専門とする業者もあります。
 余談ですが、筆者がこの仕事についた初めのころ、ある工場というか倉庫のような建物で1階の土間は一様に沈下してもよいという設計をしたことがありました。費用を抑えるためでしたが、さすがに一般的ではありません。このように、設計の際には、コストとのバランスで適切な方策をとることが大事になるわけですが、不同沈下は必ず避けるようにするのはとても大事なことであります。

I-1562、用途を工場から倉庫にしたい(熊本県)

ユーザー しょうこ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
熊本県
現住所‐郡市区町村: 
菊池市
依頼内容: 

用途変更にかかる費用と期間を教えてください。建物は、昭和48年に建てられた工場で、確認通知書も検査済証もあります。確認通知書と綴った図書(約10㎝の厚さの図書)があり、その中に必要な図面は揃っているようです。当職は行政書士で、当該工場を営業倉庫として倉庫業登録申請を計画しております。よって、用途を工場から倉庫にしたいのです。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ガルバニウム鋼板で、横葺きの屋根。

少し左に見えている平瓦の屋根から
連続するような屋根なので、
この葺き方を採用しました。

とってもシャープですし、
瓦屋根との一体感もばっちりでした。

ガルバニウム鋼板は、立ハゼ葺という
縦ラインの入る葺き方が多いのですが、
今回は、全体のバランスから、こちらの葺き方にしています。

あまりラインがきれいだったので、
軒樋をつけたくないくらい。
(でも、機能的に必要なので、つけますが)

和を感じるデザインの場合、
屋根や、軒先のデザインで、
ずいぶんと印象が違ってしまうので、
パートナーと一緒に、しっかり考えるといいですよ。

ちょっとした違いが。。。

こちらは、ちょうど、外壁のタイルを張り始め。

タイルは、細めのボーダーで、ちょっとした凹凸感があるタイプ。

あまりフラットすぎても、さみしいですし、
凹凸が大きいと汚れのことが気になります。

今回は、その辺、ほどよいバランスのタイルを
採用しています。

磁器質のタイルは、焼き加減で、
各々のタイルが、いい意味でムラになって、
とてもいい表情を創ってくれるので好きです。

そうそう。

タイルは、こんな風に専用の接着材を塗りながら、
コツコツと張っていきます。

しかし。。
外壁全面ともなると、大変な量になります。

ほんと。
職人の方々には、頭が下がりますね。

最近は、メンテナンスのことを考えて、
タイルを採用される方も多くなってきました。

そもそも。
塗り替えということがないですからね。

ただ。
初期投資は、それなりに必要です。。

その辺は、バランス感覚です。

いろんな家創りが進行中。

垢田の家

●設計事例の所在地: 
山口県下関市
●面積(坪): 
205㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

この土地にあった築60年の納屋と母屋を、新たに2世帯住宅として建替えた作品です。
代々、脈々と大切に培われてきたこの土地での人との繋がり。
建物のカタチ・間取りは変わっても、『一番大切なものは変えない』。
人が気軽に立ち寄れ、談笑している姿が建物の『顔』になる。
「密集地である事」
そんな多くの人に愛される建物になるよう願い、計画しました。
先ず、計画するにあたり配慮しなければならなかった事は、敷地の立地条件でした。
隣接建物の『抜け』を発見し、建物に風景・採光・通風をどう取り込むか・・・。
何度か現地に足を運んでいると、スウッと心地良い風が時おり頬を撫でたり、
敷地いっぱい太陽の光で溢れている状態を感じたり、敷地の可能性は感じていました。
周辺敷との高低差や隣家との距離感・・・等々、土地の特性や環境要素を一つ一つ
「初日の出」
丁寧に読み解き、計画を進めました。
この建物は、2階に子世帯のリビングがあります。
敷地の『抜け』を読み取り、高低差を利用した結果、周辺建物を眼下における
最良のポジションを確保する事が出来ました。
周囲の屋根より一段高い2階からは、家々の瓦屋根越しに、遠く「火の山」
の稜線を眺める事が出来ます。気持ちのいいリビングです。
実はこのリビング・・・。東南東を向いてまして、お引き渡し後早々にこの建物の
『能力』の一端を体感される機会が訪れました。
リビングの真正面から登る『初日の出』真っ赤に染まる体。素敵な『Gift』となりました。

その他の画像: 

皆生の家

●設計事例の所在地: 
鳥取県米子市
●面積(坪): 
179㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

山口県防府市の中心部から北へ少し行った佐波川の支流沿いにこの建物は誕生した。
 山の稜線の麓にポツリポツリと集落を残す市街化調整区域内の敷地の読み解きから計画は始まった。道路沿いの敷地の奥には御両親の住む住居が存在し、道路向こうは川土手の緑が印象的であった。本来であれば内部空間を存分に開放し、この大自然を惜しみなく取り入れる計画を第一とする事も考えられたが、奥の御両親の住居が存在することで、敷地南側が通路兼駐車スペースとして必要であり、さらに北側にも御両親の住居の出入口があり、生活動線となっており、内部空間を開放する事で逆にプライバシーの無い落ち着かない生活空間になる恐れがあった。この敷地内動線の「中州」のエリアにいかに近隣との距離をとり、心地よい施主の住処を築くかがテーマであった。
 この建物は、素材の選択・断面構成による手法で空間に方向性を持たせ、視線を直線的に開放することで、視覚的に空間が拡張していき、かすかな自然の気配をまるで自然のど真ん中にいるイメージに増幅してくれる。そもそもこの敷地は立派な庭園や、果樹園に見守られ、それをお借りしない手はなかった。格子壁によって程よく外部との関係を遮る事でプライバシーを確保し、内部空間に自然の恩恵を最大限取り入れている。
 また、周辺環境への配慮として、集落への新しい活力、新鮮さは勿論のこと、清潔感や穏やかさ、施主の落ち着いた雰囲気が建物から漂い、建物と共に家族も周囲から愛されるように願いデザインを施した。道路から見る建物の隙間からは周りの緑も程よく抜けて見え、家族の生活を豊かに彩ってくれる。
 これからも周囲に温かく包まれながら幸せな暮らしを紡いでいくことを願い・・・。

「借景の家」ここに誕生。

その他の画像: 

大崎の家

●設計事例の所在地: 
山口県防府市
●面積(坪): 
176㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

山口県防府市の中心部から北へ少し行った佐波川の支流沿いにこの建物は誕生した。
 山の稜線の麓にポツリポツリと集落を残す市街化調整区域内の敷地の読み解きから計画は始まった。道路沿いの敷地の奥には御両親の住む住居が存在し、道路向こうは川土手の緑が印象的であった。本来であれば内部空間を存分に開放し、この大自然を惜しみなく取り入れる計画を第一とする事も考えられたが、奥の御両親の住居が存在することで、敷地南側が通路兼駐車スペースとして必要であり、さらに北側にも御両親の住居の出入口があり、生活動線となっており、内部空間を開放する事で逆にプライバシーの無い落ち着かない生活空間になる恐れがあった。この敷地内動線の「中州」のエリアにいかに近隣との距離をとり、心地よい施主の住処を築くかがテーマであった。
 この建物は、素材の選択・断面構成による手法で空間に方向性を持たせ、視線を直線的に開放することで、視覚的に空間が拡張していき、かすかな自然の気配をまるで自然のど真ん中にいるイメージに増幅してくれる。そもそもこの敷地は立派な庭園や、果樹園に見守られ、それをお借りしない手はなかった。格子壁によって程よく外部との関係を遮る事でプライバシーを確保し、内部空間に自然の恩恵を最大限取り入れている。
 また、周辺環境への配慮として、集落への新しい活力、新鮮さは勿論のこと、清潔感や穏やかさ、施主の落ち着いた雰囲気が建物から漂い、建物と共に家族も周囲から愛されるように願いデザインを施した。道路から見る建物の隙間からは周りの緑も程よく抜けて見え、家族の生活を豊かに彩ってくれる。
 これからも周囲に温かく包まれながら幸せな暮らしを紡いでいくことを願い・・・。

「借景の家」ここに誕生。

その他の画像: 

吉敷の家

●設計事例の所在地: 
山口県山口市
●面積(坪): 
188㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

この住宅が建つ敷地は市街地の外堀に位置し、山裾に広がる閑静な住宅街の一角である。
敷地形状は十分な広さの真四角な整形敷地。敷地に立つと自然環境の恩恵を受けた、
ゆったりとした時間の流れを感じることが出来る。ただ、山々の美しい姿を眺めるには周囲の建物が少し気になった。また、あまりに整いすぎた道路と敷地との関係性は無限の解の中から最良の一つを探し出す作業という一面も備えていた。
まず初めに取り組んだのが道路と建物の距離間・道路に対する建物のヴォリュームの
コントロールである。具体的には、道路から建物を引き、道路側を低く、敷地奥を高くし、道路に対しての圧迫感が無いようにする事で、周辺住民や環境への『配慮』を現した。
また、室内で自然に使う明かりが、庭や地域にやわらかく溢れだすことで、人と人がつながるキッカケや絆を強くしてほしいと願った。
内部空間は吹抜けを核としたスキップフロアを生かした『回遊空間』となっている。
構造的に4つの床レベルを駆使し、素材や造作などの細部に手間を加え、洞窟や森など
自然を感じさせる立体的な空間に仕上げている。吹抜け上部に設けたハイサイドライトは、周囲に対して閉鎖的な印象を与えないようにする為だけでなく、周囲の視線をカットしつつも、山間にきらめく清涼感のある一筋の滝のような光を内部空間に注いでくれる。

その他の画像: 
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