NBK本社食堂増築

●設計事例の所在地: 
岐阜県関市
●面積(坪): 
257.07
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

食堂内観
パイプ状の空間は森に開いています。曲線を描く特殊な天井は光と影の微妙なグラデーションを描きます。住宅のリビングとして応用したい空間です。

撮影:吉田明弘

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・既存の建物とデザインの調和した増築としてほしい。
・施設に隣接した緑を取り込んんだ計画としてほしい。
・2階の既存食堂を増築しキッチン機能を充実させてほしい。
・1階はオフィスにしたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

既存施設を設計したわたくし達に増築の話をいただきました。既存施設のデザインを評価していただいていましたので、自然な流れでご依頼いただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

岐阜を拠点にする企業の社員食堂の増築です。カマボコ屋根が連続する母屋に対して、壁から屋根にかけて緩やかな曲線をえがく特殊な構造の大屋根で覆いました。一方南北方向には特注サッシによる大きな開口を開け、風と光の通り道にしました。隣接した森に向かって抜ける気持ちの良い空間です。構造美と空間だけでミニマムな魅力を引き出すことがテーマとなっています。
これが住宅だったら面白いのにと、住宅への応用など考えております。

依頼者の声: 

この建物によって、既存施設の機能がより充実し、既存建物のデザインt不協和音を奏でることなく、自然な形にしていただきたことを評価しています。

その他の画像: 

正面外観
短手面は全面ガラスです。細いサッシですが中央が引き戸で開放が可能です。見かけよりかなり大きなサッシですがかなりの大きさがあります。特注サッシは私たちが得意とするところです。

撮影:吉田明弘

外観
スリット状の窓が開いていることで、デザインを引き締めています。内部の単調さを崩す工夫です。
1階はオフィスとなっていますが、上層の構造柱による列柱の奥に外壁があり、宙に浮いた印象をつくると共に、オフィスの日除けとして機能しています。

撮影:吉田明弘

1階オフィスです。2階の食堂に対して少し外壁を引いていることから、直射日光が入りません。コーナーもガラスで処理していることから緑が身近に感じられる空間です。

撮影:吉田明弘

手前のカマボコ天井部が既存食堂。カラスのスクリーンから奥が増築部分です。増築に合わせて既存部分もリニューアルしましたが、元のデザインを踏襲しています。カマボコ天井に対して直交する方向の曲線の壁天井とそこに反射する光が空間に豊かさを与えています。

撮影:吉田明弘

手前が既存建物。奥の出っ張っているガラスの箱が増築部分です。両者は初めからこうであったかのように一体化して見えます。

撮影:吉田明弘

ユーザー 株式会社スタジオ・ノア 森 信人 の写真

色んな狭小地で建ててきましたが代表的なもの2件を紹介致します。
ひとつは敷地25.33㎡(7.7坪)三角形に地下1階地上3階 RC造です。

1階には駐車場を確保しているために建物は2本足で立っています。
環八に面しているので狭苦しさが無いのが助かります。

やはり地下は重要な空間として利用していますが、ここでは吹抜けのある浴室を設けています。洗濯物を干す場所が無いので吹抜け上部のガラスブロックからの自然光と乾燥暖房換気扇で乾かしています。
常識が通用しないので可能性がどこにあるのか探していくのが設計になります。

もう一つは敷地20.76㎡(6.28坪)地上3階RC造です。
敷地は真四角ですが建坪は3.6坪の大きさです。
床下収納、屋上など利用できる空間はすべて使っています。
ボリュームも天空率を使って最大化を試みています。

1階にはDKと半地下に床下収納があるだけで玄関という部屋はありません。
2階は仕事場兼リビングで窓から見える風景は花見の時期には特等席です。

3階には風呂、トイレがワンルームで作られています。
階というものはあっても部屋という概念はもはや存在しません。
先入観での狭小地の狭苦しいイメージは払拭できたのではないでしょうか。

ひなたの場所

●設計事例の所在地: 
東京都八王子市
●面積(坪): 
24
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ローコストながら、木材の気をくばり雑さがでないよう心がけました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

土地費用に多くかかってしまった事で要望する木の家造りができるか。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

木の家を造るにあたって、山・製材所・工務店・設計がお客様に接し進めた家造りです。

その他の画像: 

学園前の家

●設計事例の所在地: 
奈良県奈良市
●面積(坪): 
27
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビング・たたみコーナー

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

丘を切開いて開発された建売住宅は、よう壁を作って暗いリビング空間を生み出してしまった。長い間そんな暗い生活を送ってきた施主は、何とかして明るい空間での生活を求めていました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

子供は独立し2階部分が空いていることから、2階の3部屋をワンルーム化し、天井を高く、構造材を見せながら、明るく、開放的な空間を演出しました。

その他の画像: 

2階をワンルームにした開放的なLDK空間

階段をなくし、スロープと格子で演出した外観

2階リビングに併設されたバルコニー

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

狭い土地に住宅を建てる時に考慮しなければならないことは、
採光と通風です。建築基準法で居室の面積の1/7以上の
採光がなければなりません。隣地と接近していれば、
2階建ての場合、1階では採光がとれません。
トップライト、吹き抜け、大きな空間(部屋を引き戸等で連続させる)
にする方法があります。また各階を連続させるためには、
階段の開放性をはかることにより、通風を確保出来ます。
風の取り入れ方は、下から上に抜けるので、窓の位置を工夫する
必要があります。
構造では、壁面の量を確保しにくいので、工夫が必要です。
窓と壁面のバランスを考える必要があります。
設備の配管も道路まで、十分なスペースがとれないので、
点検、交換等を事前に考えなければなりません。
写真は階段をグレーチングにして、通風と採光を確保しました。

縦空間吹き抜け

ユーザー 株式会社ヨシダデザインワークショップ 吉田明弘 の写真

建築と緑は相性が良い。見学に行った知人から「緑に恵まれた良い敷地でうらやましいですね。」とよく言われる。しかし、完成時点は工事の影響でハゲ山だったり、つる系植物で将来はグリーンウォールだ、とか言っても竣工時はなにも無い場合がある。数年経ってから現地を訪れて、「あー計画通り」と自己満足してはいけない。これは思っているほど簡単なことではない。そこには枯れても枯れても試行錯誤をしてくれた依頼者のたゆまぬ努力がある。ガーデニングを何より愛し少しづつ緑を完成させた依頼者がいる。限られた敷地内の自然資源を大事にしてきた依頼者がいる。緑を愛する崇高な理念と建築の幸せな出会いがそこにある。

中庭 植栽 依頼者のセンス

竣工時に貧弱だった中庭の緑が見事に成長し、さらに地被類やセンスの良いトレリスやエクステリアが配置されている。建築が生き生きしている。依頼者に感謝感謝

竣工後 緑に覆われている。

竣工時は建物の基礎の施工や外壁の施工による影響範囲は全てハゲ山になってしまう。依頼者は毎年苗木を植え、花の咲く植物を植え・・・・・。数年経つと自然と建築が見事に一体化した状況になる。

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ユーザー 株式会社ヨシダデザインワークショップ 吉田明弘 の写真

建物は引き渡し後に建築家の手を離れますが、数年して現地を訪問すると竣工時では感じなかった感動の場面にしばしば出会います。多くの場合、引き渡し後に設置される家具や小物の選定、植栽にまで口を挟むことができませんが、依頼者の素晴らしいセンスと慎重な選択で選ばれ、配置された家具や小物類を見ると、クライアントの建物に対する愛が感じられます。
建物はやはりカンバスで、クライアントが完成させるのだ、ということに気付かされます。

テラス 大開口 静物を置いていただいた。

バルコニーにそっと静物を置く。数、大きさ、距離感がすばらしい。

本箱を生花や静物の展示棚として活用していただきました。

本箱として設計した棚ですが、生花や静物のセンスの良い展示台に変わっていました。

ユーザー 株式会社ヨシダデザインワークショップ 吉田明弘 の写真

「わかたけの杜」内の24時間在宅療養支援診療所「サンメディカルクリニック青葉」の待合室です。
背後にある横浜市の保存樹林(成瀬の尾根)を取り込む形で住宅街とは思えない環境を実現しました。夏は鬱蒼とした緑が壁面いっぱいに広がります。以前私が設計したYKK健康管理センター http://yoshida-dw.com/ydw/YKK-Health_center.html で、積極的に患者に自然「森」を見せることによる心理的な効果「緑が望める病室では患者の治りが早い」(※Ulrichの調査 View through a window may influence recovery from surgery.)を考えましたが、今回も意識の中にありました。通常は入り口近くに待合を設けますが、奥に設けることを了解していただいた「楓の風グループ」理事の野島様のコンセプトに対する多大なご理解と、設計をご担当された健康設計井上康さんの手腕に感謝です。一般外来も行ってますので、お近くの方は是非ご利用ください。
http://san-medical.com/aoba_clinic/san_aoba/Welcome.html

ハートホーム平川

●設計事例の所在地: 
山口県山口市
●面積(坪): 
1454.00
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

中庭
広すぎず、狭すぎず。丁度良い広さの中庭です。空壁と緑、気持ちの良い空間です。上層階も凹部には中庭を見下ろすテラスがあります。

撮影:北嶋俊治

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

計画前に依頼者が悩んでいたことは、
「敷地内に農業用水が横断していることから、建物を2棟にしなければならないが、管理上分棟化ししたくない。」
「日本中どこも高齢者施設は施設然とした建物ばかりです。もっと入居したくなるデザインの良い施設にして欲しい。」
「デイサービスとケアハウス双方が独立しつつも、管理者側にも配慮した施設にして欲しい。」
といったご要望がありました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

依頼者の知人から、「希望を叶えられる建築家に設計して欲しい」とのご要望があり、依頼していただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

山口市内に建てたケアハウス、グループホーム、デイサービスステーションの複合建築物です。私自身の以降の高齢者施設設計の原点となるアイデアが詰まっています。敷地が農業用水で分断されていたことから、行政と水利権者への説明会を開いて移動させるとこができました。これにかかる申請業務も私達で行いまいした。
 9名がそれぞれの個室を持ち、リビング・キッチン・浴室を共用する形式をケアユニットと言いますが、この施設ではケアハウスが6ユニット、グループホームは2ユニットあり、高齢者施設とは言っても、大家族の集合住宅と言うこともできます。ここでは、2つの中庭に「水」と「緑」をテーマとして与え、外に出歩くことが難しい高齢者に対して、居ながらにして自然の恩恵が受けられるうようにしています。
 中央の水の中庭は3層吹き抜けは、中央で食堂と水の中庭をサッシで仕切ることで、外部と内部がシンクロし、同時に上層階の気配が伝わる空間を作り出しています。高齢者にとって個室の外は「都市」であり、一歩廊下に出れば刺激に満ちた活力を感じるよう配慮されています。
 中庭と個室の関係や小テラスと居室の関係、きめ細かな収納計画など、住宅に必要なヒューマンスケールのアイデアの積み重ねが、大きな全体の完成度を高めることに成功しました。
 以前の職場であるアプル総合計画事務所で管理建築士・設計総括であった時に東大の大野秀俊教授のご指導のもと設計をいたしました。

依頼者の声: 

完成後にいただいた言葉です。
オープニングセレモニーで、働く介護職員から「こんなに美しい施設で働けるなんて幸せです」と涙ながらに言っていただきたことを今でも忘れられません。
私たちにとって初めての高齢者施設で、依頼者も大丈夫なのかと本心で思われていたかもしれませんが、完成した建物が想像を超えていたようで、「中庭の導入や複雑なプランニングなど、設計時は少し不安だったけれど、完成して初めて建物の良さに感激し、感謝しております。」「中庭と吹き抜けが織りなす空間が素晴らしい。」などお褒めの言葉をいただきました。このように言っていただけたことを大変誇らしく思っております。

その他の画像: 

正面外観
大きな庇が玄関の所在を表しています。複雑な造形は内部の機能の反映でもあります。

撮影:北嶋俊治

アプローチ
ガラスの屋根が連続するアプローチ通路です。
壁は以前はスカスカでしたが、長年の手入れで現在ではつる系植物が繁茂しています。

撮影:北嶋俊治

共用リビング
数名の入居者専用のリビングです。テラスは第二のリビングとしていつも大切にしています。ここでも段差無く出られるアウターリブングとしてのテラスがあります。

撮影:北嶋俊治

1階デイサービス
3層吹き抜けのデイサービスは同じサイズの中庭とサッシで内外が隔てられています。中庭はパーゴラ状の屋根から柔らかい反射光が降りるように工夫されています。室内に居ながらにして外部が感じられる空間です。

撮影:北嶋俊治

1階デイサービス
こちらは2層吹き抜けのデイサービスで、3層吹き抜けのデイとは中庭を挟んで向かい合わせの配置になっています。様々な環境の違うスペースが用意されています。正面玄関に面しているので、地域に開かれたスペースになっています。ピアノが置かれ、コンサートなども開かれます。

撮影:北嶋俊治

デイサービスの中庭は吹き抜けとガラスで隔てられていますが、壁面が内外同じため、一体の空間のように感じます。木デッキと水(池)を交互に配置した庭です。水草と落水の工夫で、マイナスイオンが感じられる中庭にしました。

撮影:北嶋俊治

廊下
中庭と吹き抜けによって、屋外のような明るい廊下です。廊下の窓は大きく開くだけでなく、このように造り付け収納とベンチと一体になった開口が交互に現れるインテリアとすることで、管理上の収納の要請と、少人数で居たいといった高齢者の心理にも答えています。

撮影:北嶋俊治

個室
開口はできるだけ大きくとり、バルコニーと室内が連続するようにしています。天井面はわずかに傾斜させることで、室内が柔らかい印象になるようにしています。

撮影:北嶋俊治

この施設には様々な場所にテラスを設けています。リビングや個室以外のこういった場所は、居住者がお気に入りの場所を見つける楽しみも提供しています。写真向かい側の凹部にもテラスがあります。

撮影:北嶋俊治

建物外観
方位によっては、軒の深さとスクリーンによって日差しをコントロールしています。外観の特徴になっているパネルは細かい穴の空いたアルミの板で、使用量が多いことから既製品の値段で、開口率を理想的にした特注品をつくりました。下部の列柱部分は先に説明した緑のアプトーチ回廊です。居住施設であることから正面から回り込む「路地」のようなアプローチにしました。

撮影:北嶋俊治

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