I-0244、断熱と省エネルギー、耐久性など性能にこだわった住宅(北海道)

ユーザー まこと の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
北海道
現住所‐郡市区町村: 
旭川市
依頼内容: 

新築の住宅を検討中で旭川市内に土地を持っています。土地は65坪程度で、住宅は40坪前後を考えています。来年の冬までに完成させたいと考え、大手ホームメーカーの話も聞きましたが、予算の都合もあり、現在は地元の工務店数社に間取りや見積もり依頼をしているところです。ある程度、方向性や要望が決定してきており、ある工務店で、建築士に依頼した方が安くなるのではないかとのご指摘を受けたこともあり、当サービスに申し込みました。
各ホームメーカーや工務店の良い部分を集めたような住宅にしたいと考えています。特に断熱と省エネルギー、耐久性など住宅の性能にはこだわっていますが、費用対効果を考えて決めたいです。
具体的には、屋根は片流れで全面を太陽光パネルとします。断熱や省エネルギー設備を使用し、ネットゼロエネルギーハウスにします。
予算は住宅2,200万円+太陽光600万円程度ですが、イニシャルコストが上がってもランニングコストが抑えられるものなどがあれば、導入したいと考えておりますので、宜しくお願い致します。





漆喰・インタビュー・フィールドネット一級建築士事務所 山中文彦さん


 
漆喰とは古くから塗り壁材として使われている建材です。
湿気を吸ったり、吐いたりする調湿性です。
調湿効果により日本の夏の湿度の高い気候でも湿気を取り込み、冬の乾燥時期には湿気を放出して、四季を通じて室内環境を快適に保ってくれます。
 
漆喰についてフィールドネット一級建築士事務所 山中文彦さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー (株)木の家づくりネットワーク一級建築士事務所 山中文彦 の写真
世田谷区松原5-27-11-201
03-5301-2828

貴社が漆喰を手がけるきっかけがありましたら教えて下さい

 
私が木造住宅の設計、研究、開発を始めた1980年代の関東圏は、木造住宅といえば洋風大壁住宅で、木材は輸入木材で、ビニールクロスや塗装の内装仕上げがほとんどといった状況でした。
 
日本の伝統的な住宅とは似て非なる家が増え、ビニールクロスや新建材からの揮発性有機化合物によるシックハウス症候群が社会問題となり始めていました。
 
在来工法による新しい木の家をどのように造るかを、トータルシステムで研究していく中で、民家のように国産材の木組みを見せて耐久性を高めること、柱が見える真壁(しんかべ)工法により木材の表情を生かすこと、壁の仕上げは自然素材の木材、和紙漆喰を採用して家全体が呼吸する快適な空間とすることなどを基本としました。
 
特に、漆喰はその当時は住宅では珍しかったと思います。
 

漆喰のメリット・デメリットを教えて下さい。

 
メリットは、湿気を吸ったり、吐いたりする調湿性です。
調湿効果により日本の夏の湿度の高い気候でも湿気を取り込み、冬の乾燥時期には湿気を放出して、四季を通じて室内環境を快適に保ってくれます。
 
また、臭いも吸着し、室内の結露を防ぐことが出来ます。
新建材に多く含まれる揮発性有機化合物も含まれず、原材料の消石灰はアルカリ性のため、カビや菌類の発生を抑制する効果も期待できます。
 
もともと、石灰石ですから不燃材料で、キッチンなどに火気使用室にも使えます。
もともとは白い色が基本でしたが、最近は柔らかい色がついたものや、現場で顔料を混ぜて色調整も出来ますので、インテリア的にもバリエーションが増えました。
 
あえてデメッリといえば、施工価格が高いため、イニシャルコストがかかることです。
しかし、メンテナンスコストがほぼかからないので、長い目で見ると安くなります。
 
また、他の施工工事と一緒に仕事が出来ないことなどから施工に時間がかかるため、工期が取れない現場では採用が難しいことが上げられます。
 
商品としては、一口に漆喰といっても様々なメーカーがあり、メーカーによっては期待する調湿機能が発揮できていないものがあります。
そうした製品の性能表示がされていないことが、施主さんにとってどれがいいのか分かり難いということが課題です。
 

 

漆喰のメンテナンスはどうすればよいのでしょうか?

 
まず、手垢などの汚れですが、固く絞った雑巾で拭いた後、消しゴムで擦るとほとんどが取れます。
どうしても取れない場合は、目の細かいサンドペーパー(#440番程度)で優しく擦り取って下さい。
 
また、油汚れなどは、中性洗剤を薄めたキッチン用スポンジで擦り、その後雑巾で拭き取るときれいになります。
 
傷や割れが生じた場合は、あらかじめ窪んだところを水で湿らせて、水で粘土のように練った漆喰をヘラや定規で塗り込み、固まったらカッターやヘラ、サンドペーパーなどで平滑になるように擦るとほとんど気がつかない程度に補修できます。
色がついたものもありますので、工事のときに使った漆喰の粉を、左官屋さんから少しだけ頂いておくことがいいでしょう。
 

漆喰の下地はどのようにすればよいのでしょうか?

 
伝統的民家や土蔵のような土壁の下地は、現代では予算や断熱性の確保などから難しくなってきています。
 
壁の下地として、柱の間に一回り小さい部材の間柱(まばしら)という縦の木材を建てた上から、横方向にさらに小さい部材の胴縁(どうぶち)を留めて、その上から石膏ボードや石膏ラスボードを張って下地とすることが多いです。
漆喰の下には石膏系下塗り材を塗って、乾いた後に漆喰を塗ります。
 
最近は、コストダウンと工期短縮から、石膏ボード(厚さ12.5ミリ)の上から、約3ミリほどの下塗り材を塗り、その上から仕上げる方法なども増えてきています。
 

漆喰のひび割れを防ぐ方法はありますか?

 
一番肝心なのは大工さんの作る木材下地です。特に柱や下地木材が十分に乾燥していないと、施工後の木材乾燥収縮により漆喰に割れを発生させます。
下地木材の間隔や大きさ、釘留めなどの強度にも注意が必要です。
また、石膏ボードの下地のジョイント部分は、必ずパテ処理とグラスファイバーなどのメッシュテープを張る必要があります。
 

 

山中さんは木の家づくりネットワークという団体の代表をなさっているということですが、どのような団体なのでしょうか?

 
よく工務店や設計事務所のフランチャイズですかということを聞かれますが、そうではありません。
 
設計をクライアントのために一生懸命行うことは当然ですが、実際に木の家を造るのは、木材を生産する産地、製材、乾燥する製材所、それらを加工する大工、仕上げを行う左官屋、屋根工事職人などの、約20職種以上にも及ぶ職人、技術者、生産者です。
そうした木の家の材料の生産・流通、施工の細部にわたって、品質に責任を持つことが設計監理者にとって、設計とともに重要になります。
 
そのために、木材産地や建材産地などに直接赴き、木材生産や製品の特徴、品質を確認し、また優秀な技能を持つ大工などの職人と直接にコンタクトを取ることを、設計とともに行って来ました。
そうした優良な素材と優秀な職人のネットワークを生かして、少しでも良い家を造ろうとしたのが木の家づくりネットワークです。
 

熱意ある設計事務所とよい工務店によって、よい木の家を造ることも可能ではないでしょうか。

 
確かに、今でも良い家が設計事務所と工務店の共同作業によって作られていますので可能です。
ただ、そのような家づくりの方法は、明治以降の近代建築の移入によって作られた大きな建築の造り方を木の家に持ち込んだ、クールな、歴史の浅い方法です。
 
それ以前は、施主さんと大工さん、屋根やさんなどの気心知れた職人仲間、地域コミュニティのかなで、すべてをシェアしながら造られて来た長い歴史があります。
その造り方そのままでは通用しませんが、設計士、建築家がコーディネートしながら、一昔前のように、施主と優秀な技能を持った職人たちが相互に信頼関係を持って、気持ちを一つにして共に造っていくことが出来れば、心のこもった、品質の高い家づくりが出来るのではないでしょうか。
 
また、現場での職人さんとのふれあいや木材産地訪問など、施主さんご家族のエピソード豊かな物語が生まれ、みんなで造ったと言う達成感もあって、自然に家を大切にして、入居後のお手入れやメンテナンスにも気持ちがこもります。
 

 

設計事務所、建築家がきちんと工務店の見積査定をすることで、適正な工事価格によって工事が出来ると思いますが、木の家づくりネットワークではいかがでしょうか。

 
設計事務所の見積査定業務は設計内容と共にとても重要な業務です。単に複数の工務店の見積を比較したり、予算に合わせるために値引きを要求することではなく、その価格が設計内容と比べて適正かどうかの判定が出来なくてはなりません。
職人や木材、建材生産者と打ち合わせしていく中で、本当の工事原価が確認できます。
そうした適正な工事原価と品質、施工内容を施主さんとシェアしながら、相互信頼の元に工事が出来ることが、安心して家を造ることの基本となります。
 

フィールドネット一級建築士事務所 山中文彦さんの漆喰・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
野草と野鳥、クラフトを楽しむ木の家

道路側の庭の南側から、家の周りをぐるっと回るように庭のゾーンを設定しました。
道路に沿って家をセットバックさせて、庭を確保し、徐々に雁行するプランニングとしました。
庭のゾーン設定から家のゾーンを決めると言う手法ですが、敷地に余裕がありましたので

木のパオの家

正倉院のような校倉工法をイメージしながら、朽ち果てても自然に還る木の家の造り方を
新・あぜくらの家と呼んで、5棟設計監理してきました。
それらの成果を生かして、南西向きの変形敷地でも、プランニングに柔軟に対応して
成立させることができました。

和みの木の家

クライアントご家族にとっての和み軒の家とはどんなものかと、土地を見ながら考えました。
旗竿敷地は道路に面している部分が小さく、奥に入っているために、車の通行、喧騒から離れ
静かな環境という良さがあります。

自転車と骨董を楽しむ木の家

主寝室、個室、ご主人の仕事場をプライバシーを保ちながら、家族の一体感を得られるように、2階のプランは階段ホールを中央に置き、その上部に屋根を突き出した越屋根を設けることで、光と風を取り込みました。

音楽ホールのような木の家

敷地の中のどこに、どの方位で、木の家を最適に配置するかは
最後まで、お施主さんと現場で確認を重ねました。

   

ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

私が小さな頃は、ハロウィンなんて外国のお祭りだと思っていたのに、
先週は小さな魔女やらおばけを家の近くでもたくさん目にした。
ちいさな娘も、デビルに扮しておよばれをした。
まあまだ、かーさんたちの楽しみに過ぎないけれども。。
 
            ◇ ◇ ◇
 
さて、今回の建ものは「趣味で彩るギャラリーハウス」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/33
ここで暮らしたら何が起こるか。
とにかく、一度、住んでみたい。身を置いてみたい。
 
             ◇ ◇ ◇
 
広々とした吹き抜けの居間・食堂を取り囲むように個室となる4つの箱が配されている。
4つの箱は、シルバニアファミリーのお家みたいに内側の壁がなくて、居間・食堂からすっかり見渡せる。
舞台を見ているよう?
ショーウィンドウをみているよう?
 
愛すべき雑貨やお道具、洋服は、いつでも目に触れるように陳列され、出番を待つ間も目を楽しませてくれる。
そして、何よりここに暮らす家族だって、ディスプレイであり、役者でなのだ。
そのことが、本当に新鮮で楽しい。
 
すべて丸見えが恥ずかしい?
プライバシーだって必要?
そんなこともあるかもしれないけれど、そんなことよりもずっと大きな楽しさがあると思う。
でもそれは、住んでみなくちゃきっと分からない、
身を置いてみなくちゃ分からないと思う。
どんな感覚を建ものから受けるのか、どんな暮らしを作り上げることができるのか。
私は知りたくてたまらなくなった。
 
            ◇ ◇ ◇
 
お家に人を招くのは好きだけれど、書棚にどんな本が並んでいるのかじっくり見られるのが、
以前はひどく恥ずかしかった。
勉強していることの本とか、エクササイズの本とか、お料理の本がやけにいろいろあることとか。
そういうことは、ちょっと隠しておきたいような気がした。
時に、家族にすら。
でも最近は、恥ずかしいと思わないようにしている。
見られて恥ずかしいことなんて、してもしかたないような気がしたから。
自分が選んだものに、もっと自信をもったらいいと思ったから。
隠しておくなんてしなくていいと、なんとなく思えるようになってきた。
どんなに隠したって、自分だもの。
今の私なら、この建ものに楽しんで住めると思う。
 
            ◇ ◇ ◇
 
自分たちが選んだものがどんどん積み重なって、自分達の世界ができていく。
このお家のように、その世界がぱあっと見渡せたら、来る人に見てもらえたら、どんなにか楽しいだろうと思う。
自分たちが選んだ、手に入れたひとつひとつが、すごく意味のあるものに思えるだろう。
どこに、どんなふうに腰掛けて一日を過ごすか、どう過ごすと素敵に見えるか、
そんなことを考えて過ごしたら、すごく豊かな毎日になると思う。
 
この建ものは、なんだか、すごい。

長丘の家

●設計事例の所在地: 
福岡市南区長丘
●面積(坪): 
43坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側から見た外観。コンクリートの壁と大きな木戸が特徴的です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

外部の雑踏を避け、静かな空間を作りたいという要望に応えるべく、コンクリートの箱のような住宅を提案しました。外部からは中の様子は全く分かりませんが、住宅の中はLDKの大空間に中庭から明るい日が入る気持ちの良い空間が広がっています。

依頼者の声: 

『外の様子が気にならず快適に過ごせます。外から見たデザインもモニュメントみたいで良いですね。』という感想を頂きました。

その他の画像: 

木戸を開けた玄関ポーチから空を見る。ガラスの向こうは外からは見られることが無い物干しバルコニー。

リビングからキッチン側を見る。

大きな吹抜のあるリビング。窓からは明るい中庭が見えます。

中庭を見下ろす。木の周りは腰かけられるようになっています。

3方向に低いスリットの開口を開けた和室。宙に浮いたような壁を演出しています。

志免の家

●設計事例の所在地: 
福岡県糟屋郡志免町
●面積(坪): 
72坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

赤い屋根瓦が特徴的な南側からの外観。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

お施主様からのデザインの要望は、「赤毛のかわいらしい女の子が飛び出してくるような家。」それだけでした。そこで試行錯誤を繰り返しながら、煙突や風見鶏の付いた赤い屋根瓦と、真っ白な漆喰の壁が特徴的なこのスタイルの家をご提案させて頂きました。

依頼者の声: 

『正にイメージ通りの家です。』と喜んで下さいました。

その他の画像: 

クラッシュタイルを柱に貼った玄関ポーチ。

裏側(勝手口)のデザイン。

上大利の家

●設計事例の所在地: 
福岡県大野城市上大利
●面積(坪): 
54.24坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物の形状はモダンでありながら、洋館風のテイストを取り入れた住宅です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

四角い箱型と片流れの屋根を組み合わせたモダンな形状に、お施主様の希望である洋館風のデザインを取り入れた飽きの来ない雰囲気の住宅に仕上げています。敷地の西側には池を湛えた緑豊かな公園が有り、それを借景としてリビングや中庭に取り入れています。また、ビルトイン車庫内や屋根裏、1階や2階との間の空間には物が部屋に溢れないように充分な収納を確保しています。

依頼者の声: 

『明るく公園の緑が良く見えるリビングと、使い勝手の良い動線がすごく気に入っている。』というお声を頂いています。

その他の画像: 

公園側から見た夜景。中央付近のアーチの先は中庭になっています。

吹抜のあるリビング。窓の外には公園の緑が見えます。

リビング夕景。

庭からリビングを見る。

客間としての和室。

天に向かって弧を描く壁を持つ家(府中の家)

●設計事例の所在地: 
東京都府中市
●面積(坪): 
48
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

車好きのご家族のためのガレージハウスです。
南道路の敷地に接した閑静な住宅街…目の前には緑が広がります。
1階は中庭を取り込んだインナーガレージ。
LDKでは薪暖炉が大活躍!
2階は中庭を取り込んだLDK、寝室、水廻り。
3階は中庭を取り込んだ子供部屋、テラス。
屋上では高い壁に囲われたプライベートな空間が広がる。

ファサードは打合せの中で思い浮かんだ案を採用して頂き…天に向かう弧を描く壁がシンボルになっている。

撮影:小林達実

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

家族が独立しながらも集まれる空間をつくりたい!
頑丈なコンクリート打ち放しの建築がつくりたい!

依頼者があなたに依頼した決め手: 

親身になって相談にのってくれるそんな人柄。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

南道路ではありますが…各部屋に光を呼び込むのに三層吹抜の中庭を住まいの中心に据えた。

依頼者の声: 

色々な面を工夫した住んでいてワクワクするような面白い家を考えました。
冬は薪暖炉を中心に火を見ながらの生活。
使うアイテムを必要最小限に…コンクリート打ち放し、シナベニヤ、無垢フローリング、玄昌石…自然材料で全体を構成しました!

その他の画像: 

吹抜の中庭

3階の渡り廊下をグレーチングにすることで1階にも光を!

弧を描く壁

トップライトからの光

コンクリート打ち放しのPコンをモチーフにデザインされたトイレの明かり窓

3階子供部屋のシンプルに造られた家具

前面道路の桜が美しい!

3階予備室…コンクリート、シナベニヤ、畳

シンボリックなファサード

H-house

●設計事例の所在地: 
佐賀県佐賀市
●面積(坪): 
約80坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

 佐賀市郊外の広大な田園地帯に点在する日本家屋のリノベーションです。伝統住宅とモダンデザインの両立を目指しました。
 南北をつなぐことと冬でも暖かくという要望を受け、空間を細かく分節していた1階の間取りを大幅に変更しています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 大きな考えとしては、既存躯体を“飲み込む”ようなコア「クラウド」を設け、周囲を様々な空間による “スキマ”が囲む構成としました。大小の空間は開閉を調整できるので、ドーナツ状のワンルームや、小空間として分節することも可能になります。
 雲はボリュームとしての存在感と空気や光を通す透過性、時々刻々と表情が変化する変幻自在性をもっています。不定形なコア「クラウド」はそのような存在です。

その他の画像: 

 また「クラウド」には、既存家具を設えることができる様々なニッチを設けました。床面とニッチを同色で仕上げたことにより、長年慣れ親しんで来た家具が新しい空間のなかで自然と継承されていきます。

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

お鷹の森…季節の花…旬を楽しむ…
今日は良い天気ですね(^^ゞ

I-0243、再建築不可物件のフルスケルトンリフォーム(東京都)

ユーザー ai の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
港区白金台
依頼内容: 

•再建築不可物件のフルスケルトンリフォーム
 
•目黒区青葉台1丁目(111平米 33坪)
 
• 所有者が住居中
 
•耐震と水回りなど最低限住居可能な状態にしていただきたい。
 
•最大1200万
 
 
建築家の所在地について:
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