●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地の確認を依頼されて現場に行くと傾斜した木々の中の高台にスキップした2段の平場を見つけました。ここに家をプランしようとスキップフロアを計画、除草して現れた敷地はほぼイメージどおりでした。
斜面の設計のときにはどこに床を作るかイメージすることが大事になります。この敷地ならではの位置に家を計画するというミッションは、幾度も現場を確認するということを必要としました。現場が始まってからも相当数の現場での確認を行いました。
また、木を切らずに残して建築するということも建物の配置に重要なことになりました。事務所の中で設計するというよりは現場で考える時間を必要としました。建築にあたって現地での説明をたくさんできたことも工事進行をするのに大きな追い風になりました。要望の多くを斜面に乗せることができたと感じています。