ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

家づくりとは「手段」であるということ。

住まいの本質を、

暮らしと心理から考えるように。

家づくりを考え始めると、

多くの方はまず

「どのような家を建てるか」を思い浮かべます。

平屋がいいのか、二階建てがいいのか。

吹き抜けが欲しいのか、庭をどうつくるのか。

キッチンは対面がいいのか、回遊動線が必要か。

外観は和モダンか、ホテルライクか。

収納はどれくらい必要か、素材は何を選ぶのか。

もちろん、

それらはどれも大切です。

家づくりにおいて、

間取りも意匠も性能も、

軽視してよいものではありません。

けれども、

やまぐち建築設計室では、

このブログでも何度も書いているように

そうした具体的な検討に入る前段階で、

問いの時間を設けています。

そして、ある程度の話の中で

家をつくること自体が目的になっていないか?

という視点について、

話をすることもあります。

住まいは、

人生の質を高めるためのものです。

家を持つこと、家を建てること、

見栄えの良い空間をつくること、

それ自体が最終目的ではありません。

本来・・・・・家づくりとは、

どのように暮らしたいのか

どのような関係性を育てたいのか

どのような時間を重ねていきたいのか

そのための環境を整える行為です。

つまり、

家づくりとは「目的」ではなく、

あくまで手段です。

この順序が整っているかどうかで、

住まいの完成度は大きく変わります。

そして、その違いは、

見た目以上に、

暮らしはじめてからの日常に深く現れてきます。

手段と目的が入れ替わると、

暮らしに違和感が残る・・・・・。

家づくりを進める中で、

知らず知らずのうちに起こりやすい

ことがあります。

それは、

「何のために家を建てるのか」

という本来の問いが薄れ、

いつの間にか「どう見えるか」

「何を採用するか」「どれだけ整っているか」が

前面に出てしまうことです。

けれども、

住まいは展示物ではありません。

日々を過ごす場所であり、

気持ちを戻す場所であり、

家族の関係を受け止める為の器です。

手段と目的が整っていない状態で、

仮に建物としては整っていても落ち着かない。

帰ってきても気持ちがほどけない。

片づけてもすぐ散らかる。

家族が一緒にいるのに、

なぜか心の距離が近づかない。

一人になりたいのに、なれる場所がない。

美しいのに、なぜか疲れる。

このような違和感が起こることがあります。

それは、設計のもっと手前の段階、

つまり家づくりの軸が

曖昧なまま進んでしまったことによる

ズレである場合が少なくありません。

どのような家にしたいか、の前に、

どのように生きたいか

どのように休みたいか

どのような関係を保ちたいか

そこが定まっていないと、

選ぶものが増えるほど迷いは深くなり、

結果として住まいの中に

統一感のない判断が積み重なっていきます。

住まいは、

感情と行動を静かに方向づけている

ここで大切になるのが、

環境心理学の視点です。

環境心理学では、

人は空間から無意識に影響を受け、

感情や行動、

思考の質まで左右されると考えます。

住環境や室内環境の質は、

健康や生活の質、

心理的な安定に関わる重要な要素であり、

住まいの混雑、温熱環境、危険性、

アクセシビリティなどは

健康リスクや生活のしやすさに

影響するものとしても整理されます。

また、

住宅とウェルビーイングに関する

近年の話でも、

住まいの質や屋内環境の状態はストレス、

抑うつ傾向、生活の満足感、

日常機能と関係することが示されています。

特に温熱、湿気・カビ、空気質、過密さ、

構造的な不備といった条件は、

心理的負担を高めやすいと報告されています。

これは何を意味するのかというと、

住まいは単に「生活を入れる箱」ではなく、

人の心理状態を整えたり、

乱したりする存在だということです。

例えば、同じ広さの家であっても、

光の入り方が穏やかで、

視線が抜け、居場所に段階がある家と、

どこにいても落ち着かず、

視線がぶつかり、明るさが単調で、

逃げ場のない家とでは、

住まい手の疲れ方は変わってきます。

同じ夫婦でも、同じ家族でも、

空間の受け止め方によって会話の質は変わります。

同じ仕事量でも、

家に帰ったときに気持ちが戻る家と、

戻らない家では、

回復力が違ってきます。

だからこそ、

家づくりでは「形」より前に、

どのような心理状態を

日常の中で育てたいのかを

考える必要があります。

良い住まいとは、

「安心」と「自由」が両立する住まい

環境心理学の分野では、

安心感や快適性に関わる概念として、

見通しの良さ(prospect)と

身を守られている感覚(refuge)の両立が

しばしば論じられます。

このブログでも何度か話題にしています。

人は、

周囲を把握しやすいことと、

自分を落ち着かせる居場所があることの

両方を求めやすい、

という考え方です。

近年の考え方でも、

こうした視点は空間の好ましさや

安心感を考える上で参照されています。

住まいに置き換えると、

これは非常に重要です。

たとえば、開放感ばかりを優先すると、

視線が抜けすぎて落ち着かない家になります。

反対に、

閉じることばかりを優先すると、

安心はあっても閉塞感の強い家になります。

本当に心地よい住まいは、

価値観に紐づいた状態で、

その中間にあります。

外との関係は緩やかに持ちながら、

守られている。

家族の気配は感じながら、ひとりになれる。

明るさはあるけれど、光が強すぎない。

つながっているけれど、干渉しすぎない。

この微妙なバランスが、

暮らしに上質さを生みます。

やまぐち建築設計室が大切にしているのは、

まさにこの感覚です。

単純な「広い・明るい・便利」ではなく、

心が身構えずに済むこと

自分の在り方を保てること

関係性の温度をちょうどよく整えられること

そのための空間のあり方を丁寧に考えています。

住まいの軸は、

間取りの前に「感情の設計」から考えるべきもの

一般的に、

家づくりでは「何LDKにするか」

「収納量をどうするか」「動線をどう短くするか」

といった話から入ることが多いかもしれません。

もちろんそれも大切です。

けれど、そこだけでは不十分です。

本来、住宅設計の軸とは、

もっと手前にあるべきです。

たとえば、

朝、どのように一日を始めたいのか。

帰宅したとき、どこで気持ちを切り替えたいのか。

夫婦は、どの距離感でいるともっとも自然でいられるのか。

子どもとの関わりの中で、どの程度つながり、

どの程度離れたいのか。

来客のある日と、何もない日の暮らし方はどう違うのか。

ひとりで整う時間を、どこで確保したいのか。

こうした問いは、

一見すると「設計」から

離れているように見えるかもしれません。

けれど、実はここにこそ、

設計の核があります。

なぜなら、住まいとは、

毎日の行動の器であると同時に、

毎日の感情の器でもあるからです。

感情に合っていない家は、

いずれ生活にもズレが出ます。

使いづらさは、

単なる不便にとどまらず、

イライラや焦り、片づかなさ、

会話の減少、

疲れやすさへとつながっていくことがあります。

人間関係も同様です。

住まいの柔軟性や

住まい手が環境を調整できる余地が、

心理的ウェルビーイングと

関係していることも近年報告されています。

つまり、住宅設計の軸とは、

「どんな間取りが正解か」ではなく、

どんな暮らし方が、

そのご家族にとって自然で、持続的で、

回復的なのか・・・・・。

そこを見極めるところから始まります。

「プライバシー」は、

孤立ではなく心を守る機能であるということ。

住まいを考えるうえで、

もうひとつ重要なのがプライバシーの設計です。

プライバシーというと、

単に見えないこと、閉じること、

仕切ることだと思われがちですが、

環境心理学や住宅研究では、

プライバシーは人が対人距離や自己開示、

交流の度合いを調整するための

大切な機能として扱われています。

住まいにおけるプライバシーの質は、

人の社会的行動や

心理的安定と深く関係しています。

つまり、本当に大切なのは

「完全に閉じること」ではありません。

自分で調整できることです。

今日は誰かと話したい。

今日は静かにしていたい。

今日は一緒に食事をしたい。

今日は少し離れていたい。

人の心理は、日によって変わります。

だから住まいも、

その変化を受け止められる柔らかさが必要です。

家族の仲が良いからこそ、

距離の調整ができる家が必要です。

夫婦の関係が深いからこそ、

常に向き合い続けなくてもいい家が必要です。

子どもを大切に思うからこそ、

監視ではなく気配で見守れる家が必要です。

この「ちょうどいい距離」を

設計できるかどうかで、

住まいの成熟度は大きく変わります。

余白のある家は、判断力まで整えていく・・・・。

家づくりを考えている方の多くは、

忙しい日常の中で意思決定を重ねています。

仕事、家事、育児、親のこと、

資産のこと、将来のこと。

現代社会では、

これは想像以上に認知的な負荷が大きいものです。

だからこそ、

住まいには「回復する力」が必要です。

環境心理学では、

環境が注意力や回復感に影響することが

広く研究されてきました。

住宅そのものに限定しない知見も含まれますが、

住環境の質や自然とのつながり、

静けさ、刺激の過不足は、

精神的な回復や

集中のしやすさと関係すると考えられています。

住宅とウェルビーイングの話でも、

住宅条件や屋内環境は

日常の心理状態に関係すると整理されています。

設計実務の感覚としても、

これは非常によくわかります。

人は、情報が多すぎる空間では休まりません。

常に視界に物が入り、音が混じり、

光が強すぎ、

行き場が一つしかないと、

気づかぬうちに緊張が続きます。

反対に、程よい余白のある家では、

判断の疲れが減ります。

片づけやすく、動きやすく、視線が整い、

行動が自然に流れます。

その結果として、気持ちにも余裕が生まれます。

ここでいう余白とは、

単に空いているスペースのことではありません。

感情が滞らない余白

思考を詰め込みすぎない余白

家族関係が窮屈にならない余白

そうした余白を住まいに持たせることが、

豊かな暮らしの土台になります。

「何を持つか」より「どう整うか」が重要になる。

美意識があり、上質なものを見てきて、

判断基準も高い。

ただ広ければ良いのではなく、

ただ高価であれば良いのでもなく、

空間に知性や品格を求める。

そうした方ほど、

家づくりで大切なのは表面的な豪華さではなく、

暮らしの整い方です。

本当に成熟した住まいは、

声高に主張しません。

けれど、暮らしてみると、

よい意味での違いが積み重なります。

朝の身支度が乱れない。

帰宅後の動きに無駄がない。

来客時にも慌てない。

片づけが頑張りにならない。

夫婦の会話が途切れにくい。

一人の時間も確保できる。

休みの日に、どこかへ逃げなくても家で整う。

こうした積み重ねこそが、

本当の意味での豊かさです。

見せるための家ではなく、

自分たちを回復させ、育てていくための家。

そこに価値を置けるかどうかで、

家づくりの質は変わります。

原因と結果の法則を、家づくりに置き換えてみる

家づくりの結果は、完成時ではなく、

暮らし始めてから現れます。

その意味では、

住まいはとても正直です。

焦って決めたことは、

暮らしの中で窮屈さになって返ってきます。

見栄で選んだことは、

落ち着かなさになって返ってきます。

他人基準で選んだことは、

自分たちらしさの「無さ」になって返ってきます。

反対に、丁寧に対話して決めたことは、

安心感になって返ってきます。

暮らしを見つめて選んだことは、

使いやすさになって返ってきます。

価値観を揃えたうえで設計したことは、

長い時間を経ても

古びにくい納得感になって残ります。

つまり、家づくりにおける結果とは、

設備の新しさや見た目の華やかさだけではなく、

その家でどのような気持ちで

日々を重ねられるかに表れます。

だからこそ、

最初に整えるべきは、間取りや設備ではなく、

住まい手自身の考え方であり、

価値観であり、目的です。

やまぐち建築設計室が考える住宅設計の軸。

私は、住まいを単なる

建物として捉えていません。

住まいは人生を受け止める器であり、

感情を整える場所であり、

家族関係の距離を

やわらかく編み直す場であり、

日常の質を引き上げる為の環境だと考えています。

そのために設計の軸として

大切にしているのは、

次のようなことです。

光の量だけではなく、光の質を考えること。

広さだけではなく、居場所の豊かさを考えること。

便利さだけでなく、心が乱れにくい動線を考えること。

見た目の統一感だけでなく、

気持ちの統一感を考えること。

家族の一体感だけでなく、個の回復も守ること。

開放感だけでなく、守られている感覚もつくること。

こうした積み重ねによって、

家はようやく「人生に大切な住まい」になります。

家づくりとは人生の目的を支えるための手段

家を建てることそのものではありません。

本質的には、

自分たちの人生にとって

本当に必要な環境を見極め、

整えることです。

どれだけ美しい家でも、

暮らしが擦り減っては意味がありません。

どれだけ高性能でも、

心が休まらなければ十分ではありません。

どれだけ立派でも、

夫婦や家族の関係が窮屈になるなら、

それは本来の目的から離れています。

だからこそ、

家づくりを始めるときには、

こう問い直していただきたいのです。

私たちは、この家で何を得たいのか。

何を守りたいのか。

どのような時間を育てたいのか。

どのように歳月を重ねたいのか。

その問いに向き合った先にこそ、

そのご家族にとって

本当に必要な住まいの輪郭が見えてきます。

家づくりは、手段です。

けれど、その手段を丁寧に選ぶことが、

人生の質を大きく変えていきます。

住まいとは何なのか?

やまぐち建築設計室では、

間取りの前に、

まず暮らしを見つめます。

カタチの前に感情を見つめます。

設備の前に価値観を整えます。

その先にあるのは、

ただ新しい家ではなく、

自分たちらしい時間が無理なく、

自然に育っていく住まいです。

住宅の本質を丁寧に考えてみませんか?

今回のblog投稿記事の内容が、

ご自身の住まい造りと、

暮らしと人生を見つめ直す

キッカケになれば幸いです。

○関連blog
日常の質を整える住まいとは|建築家が紐解く環境と意識の関係性、暮らしの質を高める整え方

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail789.html

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■やまぐち建築設計室■
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ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

間取りの前に「生き方」を設計するという選択

奈良で注文住宅・リフォームを考える方へ、

家造りで本当に大切なこと。

家づくりを考え始めたとき、

多くの方が

最初に思い浮かべるのは「間取り」です。

LDKの広さ、部屋数、収納量、動線の効率。

あるいは、デザインや設備のグレード。

もちろん、それらは大切です。

しかし、やまぐち建築設計室ではその前に、

必ずお聞きすることがあります。

これから、

どのように生きていきたいですか?

家づくりは、間取りではなく「問い」から始まる

住まいとは、

思うほど単純な建物ではありません。

それぞれの家族の生活文化や

日々の時間を受け止め、

人生をカタチづくる「場」となる建物です。

どんな朝を迎えたいのか。

どんな時間を、誰と過ごしたいのか。

どんな瞬間に、心が満たされるのか。

この問いに向き合わないまま進めた

家づくりは、

一見整っていても違和感を残します。

なぜなら・・・・・。

間取りは「枠組み」であって、

「問い」ではないからです。

「正解の間取り」が存在しない理由

SNSや住宅情報があふれる現代では、

理想的な間取りや

デザインの情報が簡単に手に入ります。

けれど、その多くは「誰かの正解」

と思えるものです。

家族構成も、価値観も、生活環境も違う中で、

同じ間取りが同じ満足を

生むことはありません。

むしろ、

情報が多いほど迷いは深くなり、

本来の目的を

見失ってしまうことも少なくありません。

だからこそ必要なのは、

「自分たちの軸」を持つことです。

環境心理学から読み解く「住まいの本質」

人は、空間の影響を

強く受けながら生きています。

・朝の光が柔らかく入るかどうか

・視線が抜けるか、閉じているか

・移動がスムーズか、無意識にストレスを感じるか

これらはすべて、

感情や思考、行動に影響を与えます。

このブログを読んでいる方も

そんな経験をされたことがあると思います。

例えば・・・・・。

光が差し込む空間では

前向きな気持ちが生まれやすく、

閉塞感のある空間では

無意識の疲労が蓄積されたり・・・。

これは環境心理学の分野でも示されている通り、

住まいは「無意識に作用する設計」によって、

人生の質を左右する存在なのです。

勿論「意識する」ことで変わる

生活環境も存在します。

「カタチ」だけではなくて

「感情」を設計するということ。

やまぐち建築設計室が大切にしているのは、

空間の見た目以上に、

その中で生まれる「感情」です。

空間や状態で異なる気持ちの在り方、

帰りたくなるかどうか。

安心して力を抜けるかどうか。

誇りを持って人を迎えられるかどうか。

それは数値では計測できない、

けれどそこには存在する価値です。

それによって「意識」も変わりますから。

そのためにやまぐち建築設計室では、

・光と陰影のバランス

・視線の抜けと守られ感

・家族の距離感を整える動線

・内と外をつなぐ中間領域(内的外部)

といった要素を丁寧に設計し、

「過ごしやすさ」と「心地よさ」を

同時に成立させる空間を目指します。

間取りの前に整えるべき「3つの問い」

家づくりやリフォームを検討する際、

まず考えていただきたいことがあります。

それは、次の3つの問いです。

1|どんな時間を大切にしたいか

忙しさの中で見落としている

「本当に必要な時間」は何か。

2|どんな距離感で暮らしたいか

家族との関係性を、どのように保ちたいか。

3|どんな空間で心が安らぐか

自分にとっての「心地よさ」とは何か。

この問いに向き合うことで、

方向性の軸は

ご自身達の中で「見える化」されていきます。

「間取り先行」で起こる見えない失敗

実は多くの後悔は「間取りの良し悪し」ではなく、

その前段階で生まれています。

・なんとなく決めてしまった

・周囲の意見に流された

・情報に振り回された

その結果、

使いにくいわけではないけれど、

なんだか住みにくい

という状態に陥ることがあります。

これは、ご自身の中でもそうですし

家族間の中でも存在する

価値観の整理不足によるズレです。

暮らしを整えることは、

人生を整えること。

住まいは、人生そのものに

深く関わる存在です。

どこで過ごすか。

誰とどのように過ごすか。

どんな時間の流れの中で生きるか。

それらを受け止めるのが「住まい」です。

だからこそ、間取りの前に、

生き方を設計する事が重要なんです。

それは遠回りではなく、

最適解に近づくための家づくりの方法だと

考えています。

やまぐち建築設計室では、

間取りや図面を描く前に、

丁寧な対話の時間を大切にしています。

住まいの話でありながら、

実は「人生の話」をしていることも

少なくありません。

その時間は、

より良い間取りをつくるためではなく、

より良い暮らしを実現するためです。

住まいは「答え」ではなく、

人生を受け止めるための「問い」が大切です。

そしてその問いは、

これからの生き方を丁寧に導いていきます。

間取りを考える前に、

少しだけ立ち止まってみてください。

あなたは、

これからどんな時間を生きていきたいですか?

「カタチ」からではなく

「価値観」から考えるという住まい造り。

今回のblog投稿記事の内容が、

ご自身の住まい造り、

暮らしと人生を見つめ直す

きっかけになれば幸いです。

○関連blog
暮らしのクオリティーを整える住まい設計 ― 環境心理学から考える心地よい家づくり

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail777.html

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ユーザー DAT/都市環境研究室 野口修 の写真

テクチャーマガジン/TECTURE MAG に【工場団地の長屋オフィス】が掲載されました。
設計主旨から全体の写真、図面までフルで掲載されていますので、是非ご覧ください。
TECTURE MAG 掲載記事↓
https://mag.tecture.jp/project/20250725-tenement-office-in-factory-complex/

◾️【工場団地の長屋オフィス】概要/無機質な街並みに立ち上がる木造長屋のオフィス
本計画は、前面道路の拡幅に伴う工場事務所の建て替えです。場所は、50年以上続く工場団地の一区画で、周囲は工場の建屋や資材に囲まれています。
我々はまず、この景観に木造を持ち込みたいと思いました。
道路が拡幅されて見通しが良くなれば、無機質な街並みを変える契機になると考えました。

周囲の景観と長屋オフィス

東面に設けたのメンテナンス用の足場スペース

前面道路側から大開口を通して木質化された内部を見る

南側の外観。階段下は作業者用のトイレ

2階オフィスの内観

3階休憩室の内観

I-5273、建物の図面が必要に……(岡山県)

ユーザー 神田 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
岡山県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

岡山市**の家屋の
建物の図面が必要になりました。
測量とかも必要かと思います。
よろしくお願いいたします
岡山市**********
*******
****
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりが進み始めると、
どこかで
「形」が気になり始めます。

 

間取りはどうなるのか。
外観はどんな雰囲気か。
本当に思い描いた家になるのか。

 

まだ途中なのに、
完成形を
早く見たくなる。

 

見えない時間が続くと、
不安が顔を出します。

 

この方向で大丈夫だろうか。
ちゃんと進んでいるのだろうか。

 

けれど、
家づくりは、

 

最初から
はっきりした形が
見えているものではありません。

 

むしろ、
見えない時間のほうが
長い。

 

要望を整理する。
優先順位を探る。
生活の輪郭を整える。

 

その過程は、
図面以上に大切なのに、

 

目に見えない。

 

だからこそ、
焦れてしまう。

 

けれど、
まだ形が見えないのは、

 

迷っているからではなく、

 

丁寧に
考えている証でもあります。

 

早く答えを出すことが、
必ずしも
良い結果につながるわけではありません。

 

少し曖昧なまま、
対話を重ねる。

 

言葉を探しながら、
方向を確かめていく。

 

その時間が、
あとから
家の芯になります。

 

形は、
最後に現れるもの。

 

先に現れるのは、
価値観や
感覚の整理。

 

そこが整っていれば、
形は自然と
追いついてきます。

 

不安になるのは、
真剣だから。

 

大きな選択だから。

 

けれど、
見えない時間を
疑わなくていい。

 

芽が出る前の
土の中の時間のように、

 

静かに準備が
進んでいることもあります。

 

まだ形が見えなくても、
歩みは止まっていない。

 

むしろ、
大切な部分が
ゆっくり育っている。

 

そう思えたとき、
焦りは
少しやわらぎます。

 

家づくりは、
完成形を追いかけることではなく、

 

形になるまでの時間を
信じること。

 

その信頼が、
これから建つ家に
深さを与えてくれるのだと
感じています。

▶ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧
設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。
→ https://lit.link/ntaa

▶ご相談・ご質問はこちらから
家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお問い合わせください。
→ 公式サイト(https://www.ntas.info/)

工場団地の長屋オフィス

●設計事例の所在地: 
神奈川県相模原市
●面積(坪): 
69.5
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路の拡幅にともなう工場事務所の建替です。
場所は50年以上続く工場団地の一区画で、周囲は工場の建屋や資材に囲まれています。
設計に際してはまず、この景観に「木造」を持ち込みたいと思いました。道路が拡幅されて見通しが良くなれば、無機質な街並みを変える契機になると考えました。
同時に木造化は高騰する鋼材を減らし、コスト低減にもなるのではないかと考えました。
ここではまず、1階資材置場の搬出入に必要な高さ3m、間口13mを無柱で飛ばした鉄骨造の台座に木造空間を載せる原型を考えました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

1階資材置場の間口を柱無しで大きく取りたい。
予算を抑えたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

新事務所は、10人規模の2階オフィス空間を挟み、1階が資材置場、3階が休憩・仮眠室やランドリールームをまとめた生活空間になっています。内部空間は「オフィスと生活空間を明確に区分したい」との要望もあり、2階は水平方向に長いひと繋がりのオフィス空間としたのに対して3階は、休憩室に繋がる路地状の空間沿に生活空間が連なる「長屋」を意識した構成としました。
加えて前面道路に面した北側のファサードには、木質化した内部を見通す大開口を設けました。
各所の部品は、建築金物を階段の支持材に転用したり、電設資材を組合せて照明器具とするなど、汎用品を用いることで、増設やメンテナンスをイメージし易くしました。また、フックでヘルメットや工具を吊ったり、ベランダを緑化するなど、使い方や場所に合せて手摺や衝立の幕板に用いる鋼製面材の種類も変え、材料選択でもガルバリウム鋼板、サイディングボードを始め、鉄骨の防錆塗料まで汎用性を優先した。

その他の画像: 

前面道路に面した北のファサード

東側の外観:鉄骨の柱をずらしてメンテナンス用の足場スペースを設けた

足場スペースの詳細

南側の外観

木質化された2階オフィスの内観

2〜3階階段

路地状の空間に居室が連なる3階の廊下

3階休憩室の内観−1:ベランダを介して洗面室を見る

3階休憩室の内観−2:向かって左側が前面道路側の大開口

3階仮眠室の内観

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

姫路市書写の里美術工芸館は、私どもが師事した故宮脇檀先生の設計です。
私どもが独立して約6年後、1994年に竣工していますので、築32年です。
宮脇先生は当時58歳、1990年に出石伊藤美術館、1993年に安来和鋼博物館、出石町役場と設計してますので、最も公共建築を精力的に設計されていた時期です。
当時私どもが手掛けた2件の住宅をご挨拶の折に見ていただきました。
丁寧に批評をいただき、新建築の住宅特集を持ってきて、若い設計者がどんどん出てくるからとおっしゃられました。
この時印象に残ったのが喉の不調をお話されたことでした。
診てもらっているとの話もされていました。
この4年後闘病を経て62歳で亡くなられてしまいました。

昨年、担当者の中村君から、今年3月末で閉館になる通知がOBに伝えられました。
関係者の話によると、借地権が切れること、照明設備、空調設備の改修が必要なこととWIKIによれば入場者の低迷が閉館の理由のようです。
伺った日には、工芸家の人たちが展示室の壁面に絵を描かれておりました。

お釈迦様が泥仏、玩具、人々、工芸館を掌の上にのせています。

今回、出石、姫路と歩き今までにこの目で見ていなかった宮脇先生の設計を見てきました。出石の設計もここも近隣を歩き敷地や環境から設計した痕跡を見ることが出来ました、そしてその中に溶け込みながら、宮脇先生の好きな形や色が入り細かなディテールで丁寧につくられていました。
工芸館は展示される工芸・玩具そして姫路市出身・東大寺元別当清水公照の工芸・書画との親和性が外・内部に感じることが出来ました。
私どもが在籍した頃は、コンペが大きな施設設計に触れる機会でした。
このような施設の担当はうらやましい限りです。
印象的な外、内観のスケッチが宮脇先生の机の上にあり、月曜の定例会の折に誰が担当者に指名されるかドキドキし、担当すると細かなディテールのスケッチが出てきてそれを具現化する作業が懐かしく思い出されます。
書写の里美術工芸館の閉館はとても残念です。
閉館前になって来る人が増えているとも聞きました。
インバウンドに人気のある、圓教寺のアプローチのロープウエー駅に近くにあっても看板や誘導がなく、ここを知らないと観てもらえないのはとても残念でした。

I-5272、6床の有床診療所の設計依頼(千葉県)

ユーザー 三郎 の写真
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現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

6床の有床診療所の設計依頼。
手術室と入院病床があり、一部外来診察も行う予定。
千葉県市川市**
 
新棟設計を予定しており、導線や機能的な構造設計。
予算は8000万円から1億円程度。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-5271、宿泊施設ができる用途に変更したい(長野県)

ユーザー ATDK の写真
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現住所‐都道府県: 
長野県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

こんにちは。
 
長野県軽井沢町の元々 ドライブインの建物を 2021年に用途変更をせず
改修工事をして現在使用しています。用途はドライブインおそらく飲食店のままと思われます。
これを宿泊施設ができる用途に変更したいです。
確認済書はないです。構造図面等、図面一式はあります。
よろしくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-5270、サンルームを増築するにあたり、増築申請を……(埼玉県)

ユーザー ○○ の写真
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現住所‐都道府県: 
埼玉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

10.6 m2のサンルームを増築するにあたり、増築申請を行って頂ける方はおりませんでしょうか。
元々ついていたものを一時的に解体【当時は増築申請は未申請の為】、再度確認申請を上げ、サンルームの原状回復を行ってほしい。申請にかけられる費用は15万円程度。お願いいたします。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





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