ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの打ち合わせからスタート。

毎回ですが、間取りのお話から。

こちらのお客様は、間取りを考えたりするのが、とてもお好きなので、

閃きがあると、丁寧に書かれたスケッチを送ってくださいます。

そのスケッチ。

とってもいいコミュニケーションになるんですよね。

文字だけですと、なかなか伝わらないことでも、

間取りという図を提示していただけると、そこから意図を読み取れます。

というより。

文字よりも図や画像の方が、圧倒的に伝わりやすいです。

全てが完全に納まってなくてもいいんですよ。

もし、しっかり納めることができるなら、建築家はいりませんから(笑)

なので。

お客様が考案された間取りって、いただけると嬉しいですね。

間取りって、同じ予算や要望であっても、狭小住宅でなければ、

いろんな可能性を秘めているんです。

よく、お伝えするのですが、何を優先したいのか。

それで、間取りが全く違うものになります。

万人にとって、最高の間取りなんてありませんから。

その最善を探すためには、いろいろチャレンジが必要です。

その試行錯誤のプロセスを、私はとっても大事にしてます。

こちらの家づくり。

次回から正式にスタートになります。

楽しみです。

何やら、グラフになってますね。

実は、このグラフ。

とある家の市内外の温度と湿度の変化を示しているんです。

昨日、全館空調+換気の導入を予定しているお客様と一緒に、

以前同じシステムを導入されたお客様の家へお連れしたんです。

冬のこの時期の空気感を体感していただくことと、

実際導入されてみて、どうなのか?について、

本当のところをきくことが目的です。

おじゃましたら、この資料を出していただけたんです!!

まだ、1週間ほどの計測だそうなんですが、

その結果をしっかり見て取れました。

外気の温度変化に、ほぼ影響されず、室温は、20℃以上

保たれてます。

しかも、2台あるエアコンのうち、1階の1台しかつかってないのに。

朝から晩まで、ほんといい温熱環境を実現できることが

数値として見て取れたのは、大きかったです。

御覧になったお客様も、しっかり体感+理解ができたようで

よかったです。

しっかり断熱+気密+緩やかな空調+換気で、

すんごい快適さが得られえますよ。

夕方からは、とある家づくりの打ち合わせ。

こちらの家は、基本設計も終盤戦です。

家具のことや、外構の関係について、検討していただいたことを

うかがったり、照明器具を追加したり。

事前にしっかりとご家族で打ち合わせをしてきてくださるので、

毎回とてもスムーズに打ち合わせを進めていけます。

例えば。

最近はインターフォンって、機種によっては、

スマホでの対応ができたりします。

便利そうに見えますが、暮らしの中で、

ほんとにそこまでの仕様が必要なのかは、人それぞれのはず。

採用しても、使わないんだったら、勿体ないですからね。

自分たちにとって、最善なのは、何か。

それを、しっかりとお話いただけるといいなって思います。

家づくりは、御家族の将来のあり方を考えるプロセスになります。

表面的なことだけでなく、いろんなことを考えていただけると

嬉しいです。

I-2789、マンション購入し、リフォーム(大阪府)

ユーザー さと2789 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

マンション購入し、リフォームする予定である程度間取りを考えたんですが、もっといい案やアドバイスが欲しいです。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-2788、ボリュームプラン及びチェックをして頂ける建築士・設計事務所(東京都)

ユーザー あくあ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

弊社は、東京都内を中心に宅地分譲・戸建分譲・アパート・1RMS・専有卸等を企画・販売している宅建業者になります。
 
事業として成立するか否かを判断する為のボリュームプラン及びチェックをして頂ける建築士・設計事務所を探しております。
 
具体的には検討物件につき、マンション・ワンルームマンション・アパート・戸建住宅のボリュームプラン作成及びチェックをお願いしたいと考えております。
 
物件所在地の行政毎の条例(1R、特別用途地区等)・指導要綱等、また道路幅員や隣接地等を考慮頂き、物件それぞれに適したプランを作成して頂けたらと思っております。
 
用地取得には、正確な土地適正の判断が必要となり、その判断にはボリュームチェックは必要不可欠です。
 
また、1つの物件情報に対してのレスポンスが取得出来るか否かの重要なファクターになりますので、納品スピードの速度が早ければ早いほど弊社としては助かります。
 
弊社としては、物件情報の守秘義務の観点から、単発では無く継続的な依頼をお願いしたいと考えております。
 
料金設定に関しましては、戸建てプランも有れば、ワンルームMSのボリュームチェックもありますので、単価設定なのか、件数の上限設定した上での月額設定なのか、それぞれの価格設定がおありだと思いますので、ご提案頂ければと思います。
 
具体的なご提案を頂ければ幸いです。
 
宜しくお願い申し上げます。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

幻想的です。

和を意識したペンダントライトですね。

ライト単体は、とてもきれいなんですが、

いざ、取り入れようとすると、意外にも、和の雰囲気に馴染まない

ような気がしています。

不思議なもんです。

昨日は、コイズミ照明のショールームからスタート。

ずいぶん前に予約しておいた体感の日ということで、

お客様と一緒に行ってきました。

いろいろと事前に考えて、照明計画を作成しておいたのですが、

実際にご体感いただくと、変更はあったりします。

電球の色やペンダントライトのデザインや色合い、

調光、調色等の仕様まで。

ひとつひとつ、体感しながら、確認していただきました。

実は。

同居される娘様が来られなかったので、また来月に

再確認していただく予定だったりします。

一緒に暮らす方に、しっかりと確認いただきたいですので。

午後は、とある家づくりの現場へ。

工事は、とても段取りよく進めてこれたこともあって、

外構含めて、ほとんど完成しています。

そんな中、昨日は、お客様の完成検査だったんです。

どんなところをポイントに検査したらよいのかを

お伝えしてから、じっくりとしっかりとご覧いただきました。

気になる点は、全て言っていただきました。

といっても。

とても丁寧に仕事をしてくれていたおかげで、

普段に比べると、圧倒的に少なかった印象です。

やはり、工期は、余裕をもって確保し、丁寧に仕事を

してもらえるようにするのがベストだなと再確認できました。

いくつかいただいた指摘については、手直しをして、

月末の引渡しに向けて、進んでいきます!

夕方からは、とあるお客様と打ち合わせ。

こちらのお客様。

土地探しからずっとご一緒してきた仲なんです。

1年ほどになるでしょうか。

何度か、チャンスを逃してしまって、気持ちが下がる時期もありましたが

何とかモチベーションを保ちながら、ここまできました。

そうなんです。

土地が発見できて、無事、契約になるんです!!

納得の土地に出会われました。

よかったです。

ということで。

昨日は、今後の流れや家づくりへの御要望を再確認したり、

そんな時間になりました。

ご夫婦のワクワクする気持ちが伝わってきて、

なんだか私まで、ワクワクすることができました。

いよいよ。

次回から家づくりがスタートです!!

楽しみですね。

ごはんやさんキモリ

●設計事例の所在地: 
神戸市北区
●面積(坪): 
36坪(店舗19坪、住宅17坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

農業用倉庫を改装した和食レストラン。
隣接していた納屋を解体して出来た中庭を眺めながら、食事ができる。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

シェフの奥さんの実家(母屋、納屋、蔵など複数棟からなる農家住宅)で独立開業をするにあたり、店舗併用住宅にリノベーションしたいが、どこの部分をどう工事すればよいのか分からない。
・古材をできるだけ利用したい
・厨房のレイアウトにはこだわりたい
・好みのインテリアのイメージ写真を取集しているので参考にしてほしい

依頼者があなたに依頼した決め手: 

同じ町内に住んでいることから相談した。
会って話をしたところ、予算や要望に沿ったデザインをしてくれると思えた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

道路に面する農業用倉庫を店舗、敷地北端の物置を離れ住宅とし、それらに隣接する2階建て納屋は解体した。納屋の跡地は中庭とすることで、各棟の独立性と採光や通風を確保した。
解体した納屋の丸太梁や床板等を使って店舗の家具を作ったり、古い建具を再利用するなど、新旧部材を織り交ぜた。
農業用倉庫という、暗くて閉鎖的であったデメリットを解消しつつ、広くて高い内部空間をもつメリットをいかし、明るく開放的で、どこか懐かしさを感じられる空間を生み出した。

依頼者の声: 

おかげさまで長年の夢をかなえることができ、お店も順調なスタートを切ることが出来ました。
住宅の方もとても快適です。
ありがとうございました。

その他の画像: 

工事初期段階の写真。
中央の2階建て納屋を解体し、中庭とした。
右手の倉庫を店舗にコンバージョンした。

店舗入り口。
看板は奥さんの手作り。照明器具も奥さんのチョイス。
入り口引戸は、解体した納屋に使われていた木製ガラス戸。
外壁はシラス台地の「シラス」を原料とした「そとん壁」。

店舗のレジカウンターは、土蔵に眠っていた「長持(ながもち)」を利用して製作。
内壁は、敢えて色ムラが出るよう配合された薄塗しっくい壁。

中庭の目隠し塀は、解体した納屋の床板を再利用したもの。
カウンターも、解体した納屋の梁を使って制作した。

テーブル席がある部分は、かつて牛小屋だった。
土間には床暖房の温水配管が施されている。

のどかな農村の風景を眺めながらゆっくりと会席料理を楽しめる。
テーブルも解体した納屋の部材を使って制作した。

離れ住宅部分、LDK。
梁下が2mもない、低い物置小屋であったが、屋根裏・床下空間を最小限に抑え、居住性を確保した。

延べ17坪の小さな住宅の広い玄関土間。
正面はシューズクローク。

ユーザー 青井俊季建築設計事務所 青井 俊季 の写真

和紙は古くから楮(こうぞ)、三つ叉(ミツマタ)、雁皮(がんぴ)などの樹皮の内側の柔らかい部分を原料に、手漉きによって作られ、障子紙などの建築材料として使われてきました。
現代では、その多くが機械生産に切り替わりましたが、いまだに全国の各地で、手漉きによって和紙を作っている職人や作家がいます。

私が最近の住宅設計で、和紙を使った事例をご紹介します。

これは高知市内の住宅ですが、床の間の壁と床に和紙を使っています。
京都府綾部市の和紙職人、ハタノワタルさんに和紙製作と施工をお願いしました。

この事例は、昨年、福井県小浜市で竣工した、築約100年の古民家再生に使用した和紙の可動間仕切りです。
この家の近くで、お客様の親戚が作った手漉きの若狭和紙を分けていただいて、戸襖状に貼っています。2種類の厚さの違う和紙が色違いに見えるのを利用しています。

こちらは同じ若狭和紙を、組子障子のバックに掛け障子として使用したものです。枠の中にLED照明を仕込んで、間接照明の効果を出しています。

木造耐火4階建てテナントビル

●設計事例の所在地: 
愛知県豊橋市
●面積(坪): 
90
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

地域初の在来木造4階建ての商業ビルです。
駅前立地、前面道路4mという施工のしにくい場所で、
当初は重量鉄骨かRCでと考えたのですが、
様々な観点から木造耐火ですすめることになりました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

限られた敷地を最大限有効利用し、収益物件としたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

階段を外階段にすることで、容積を稼ぐことができた。
木造用の乗用EVが発売になり、鉄骨やぐらを組むことなく取り付けることが可能になった。
道路斜線にかかるため道路側は2階建てとしたが、階段部分とシャープにつなぎたいため、
手前を鉄骨造とした。

その他の画像: 

4階部分の看板

1階の貸店舗部分。耐火木造は躯体はすべて耐火被覆され、木を見せることができません。ですが、告示仕様の上木造パネルを貼ることはできるので、木造をアピールしてみました。

最上階の住居部分。耐火被覆の上に木質パネルを貼り暖かい印象に。

賃貸部分(事務所)。間仕切りにJパネルを利用し、木造らしい雰囲気に。

1階のテナントさんはオイスターバーです。
みごとで新鮮な牡蠣は美味です。

マンション

●設計事例の所在地: 
愛知県
●面積(坪): 
1311.51
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

エントランス

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

賃貸マンション10階建て

その他の画像: 

敷地に合わせて柔軟に対応できる鉄筋コンクリート造・株式会社ユミラ建築設計室 弓良一雄さん


狭小地や複雑に角度がある変形敷地に建設する場合、敷地に沿って最大限の床面積を確保するために微妙な角度を付けたり、また法規上の斜線規制に沿って削ったり、はり出したりする場合があります。
鉄筋コンクリート造は敷地に合わせて、とても柔軟に対応できる工法です。
 
鉄筋コンクリート造について株式会社ユミラ建築設計室 弓良一雄さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 株式会社ユミラ建築設計室 弓良一雄 の写真
世田谷区北沢2-8-6-802
03-5452-8155

 

鉄筋コンクリート造のメリット・デメリットを教えて下さい

 
建物のつくり方には木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、組積造(補強コンクリートブロック造など)などがありますが、鉄筋コンクリート造はその中でもメリットが多い工法です。
通常RC造「Reinforced Concrete」(補強されたコンクリート造)と言われますが、これは鉄筋(引っぱり力に強い)をコンクリート(圧縮力に強い)で包んだつくり方で中身が詰まった工法です。
 
木造や鉄骨造のようには構造体に隙間のあるつくり方ではありません。
 
狭小地や複雑に角度がある変形敷地に建設する場合、敷地に沿って最大限の床面積を確保するために微妙な角度を付けたり、また法規上の斜線規制に沿って削ったり、はり出したりするにはとても柔軟に対応できる工法です。

メリット

  • デザインの自由度が高い。
    木造や鉄骨造では困難な曲線や角度の複雑なデザインも可能です。
  • 遮音性に優れる。
    コンクリート自体が重い材料なので空気中を伝わる音を遮断できます。
  • 耐火性に優れる。
    コンクリートは熱にとても強い材料です。
  • 断熱、蓄熱性に優れる。
    中身が詰まったつくり方なのでとても断熱性能が優れています。また断熱材を適切に組み合せると優れた蓄熱性が得られます。
  • 防水性に優れる。
    コンクリートは他の素材に比べ防水性能があります。また更にコンクリートに特殊な処理をほどこす「躯体防水」という防水方法があります。屋上緑化などに適しています。
  • 施工性に優れる。
    鉄筋コンクリート造は現場で鉄筋と型枠を組んで施工します。クレーン車を使って鉄骨を建ていく作業が必要な鉄骨造に比べ、狭い道路に面した土地でも施工可能です。

 

デメリット

  • 重量がある。
    鉄筋もコンクリートも重い材料です。建物は強固になりますが、他の構造方法に比べて建物の事態の重量が重くなるため、弱い地盤では地盤改良や杭による支持の必要となる場合があり、それがコスト増に繋がります。
  • 建築費用が高めです。
  • 通常の木造に比較するとコストは1.2~1.3倍くらいでしょうか。しかしこの差は小さくなっているようです。

鉄筋コンクリート造の防音性能は木造と比べてどうなのでしょうか?

暮らしの中で建物内に伝わる音には2通りあります。
空気中を伝わる「空気伝播音」と叩いた衝撃で発生する「個体伝播音」です。
 

「空気伝播音」

空中を伝わる音です。たとえば人の話し声やテレビの音などです。
これは重い素材をもちいることで遮断できます。
コンクリートは、重量があるため遮音性に優れています。
 

「個体伝播音」

音が素材を通して伝わる音です。コンクリートはこれに対して特に優れているとは言えません。
コンクリート面を金槌などで叩くと離れた階にも音は伝わります。
これは糸電話と同じ原理です。
これを防ぐためにはコンクリートと他の素材との間に緩衝剤を挟んで伝播を断ち切ります。
 
実際の建物では音の伝わりやすい床下にゴム付きの緩衝剤を入れたりして衝撃音がコンクリートに直接伝わるのを防ぎます。
こうした配慮によりコンクリート造は木造や鉄骨造に比べより高い防音性能を得る事が出来ます。
 

鉄筋コンクリート造の耐用年数はどれくらいなのでしょうか?

 
半永久的、100年くらい、イヤもう少し短く70~80年くらいという方もいるかもしれません。
コンクリート造で長く現存している建物は多くないのではっきりとは証明されていませんが、しっかり施工された建物であれば100年以上の耐久性はあると思います。
 
しかし問題になるのはコンクリート造の建物自体が強固でも必要な設備やそのための配管の交換やメンテナンスです。
コンクリートの耐用年数に比較して、設備機器や、設備配管などの耐用年数は短いため、機器の交換が難しかったり、技術革新により旧来のものがなくなったりなど不都合が生じる可能性があるからです。
 
木造も日本古来の建物は長い間残っています。
耐用年数は比較しても余り意味がありません。どれだけメンテナンスできるかによります。
  

鉄筋コンクリート造で注意する点があれば教えて下さい

 
コンクリート造は強固な建物になりますが、解体や増築のための一部取り壊しであっても労力がかかります。
計画時に将来の構想などよく考え検討して設計することをおすすめします。
 
建物のベースあるいは骨格となる部分をRC造でしっかりつくり、木材や鉄骨などを組み合せる事もできます。
設計者とよく話し合いながら計画を進めるのが良いのではないでしょうか。
 

貴社の設計事例は打放しコンクリートが多いようですが、打放しコンクリートのメリット・デメリットを教えて下さい

 
私どもの事務所では、打設されたコンクリートの表面をそのまま仕上としてみせる打放しコンクリートの建物を多く設計しています。
石造りに似た打放しコンクリートが好きです。
仕上材がいらないので余分なコストをかけずにすみます。
断熱材を適切に組み合せると保温性のある鉄筋コンクリートの建物を実現できます。
 
また「躯体防水」という方法もあり、多く設計しています。
コンクリート自体に防水性能を持たせるため、将来に防水のやり替えをしなくてすむ工法です。
工事費はあがりますが長期的には経済的な方法です。
 
打放しコンクリートのデメリットはコンクリートの表面の劣化という事ですが、打放しを生かしたまま表面を保護する浸透性の疎水材などを施す事で解決できます。
コンクリート自体は他の材料に比べ劣化に強い材料です。
 

立川の賃貸マンションで工夫した点を教えて下さい


↑立川の賃貸マンション

 
建物の外部、内部の仕上を可能な限り打放しコンクリートとしました。
コスト減につながります。
コンクリートは石に似ているので汚れが気になりません。
住人が入れ替わる賃貸住宅に適した方法です。
入居者が変わるたびに汚れた仕上材を交換せずに済みます。
 

奥沢の賃貸併用住宅で工夫した点を教えて下さい


↑奥沢の賃貸併用住宅

 
外壁に製品化された断熱材入りのセメント板をコンクリートの型枠として使用し、そのまま打込んだ「外断熱工法」の建物です。
外壁部分に断熱材があるので、室内は壁天井とも打放しコンクリートとしています。
コスト減につながります。
 

経堂の賃貸併用住宅で工夫した点を教えて下さい


↑経堂の賃貸併用住宅

 
奥沢の賃貸併用住宅と同様の「外断熱工法」の建物です。
屋上の防水はコンクリートに防水性能を持たせた「躯体防水工法」でつくりました。土を入れて植栽スペースを設けた屋上テラスをつくっています。
室内は同様に壁天井とも可能な限り打放しコンクリートとしています。
コスト減につながります。
 

店舗+賃貸住戸の小ビルで工夫した点を教えて下さい


↑店舗+賃貸住戸の小ビル

 
都内の商店街の細長い敷地に計画した建物です。
形の自由度の生かせる鉄筋コンクリートだから実現できた建物です。
他の工法では同じ高さの室内をつくるために各階の高さが20cm程度余分に必要だったり、法規制の日影規制や道路斜線、高度斜線の影響に対応したうえで最大限の容積を確保することが困難だったりするために、こうした形ではつくれません。
打放しコンクリートの質感も最大限生かしてコスト減をはかりました。
 

鉄筋コンクリート造の建物を建てたいと思っている方になにかアドバイスがありましたら教えて下さい

鉄筋コンクリート造は木造や鉄骨造に比較して心配するほど高価ではありません。
遮音性能が高く、地震に強い堅固な建物を実現できます。
木の暖かみを生かした木造の建物も魅力的ですが、骨格を鉄筋コンクリートで強固につくり、内部に木材を多く組み合せ、両方の良さを持つ安心の建物をつくる事が出来ます。
 

鉄筋コンクリート造の建物をハウスメーカーや建設会社でなく、貴社に依頼するメリットを教えて下さい

私どもは鉄筋コンクリート造の建物を数多く設計しています。
多くの経験や知識があるため、その良さを最大限生かすことができます。
 
施主の希望をよく検討して合理的な設計をし、設計後は施工会社数社のから競争の見積をとって厳しくコスト管理します。
結果的にハウスメーカーや建設会社に依頼するよりも安価で質の高い建物を実現できます。
 

株式会社ユミラ建築設計室 弓良一雄さんさんの鉄筋コンクリート造設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
木造とRC造で住み分ける二世帯住宅

地階のスペースと屋根裏スペースは床面積の建築基準法上のボーナスでつくり、最大限の床面積を確保しました。

千石の10階建て賃貸マンション

打放しコンクリート造の10階建て賃貸マンションです。
巣鴨駅近く、白山通り沿いに建ちます。

沼袋の賃貸併用二世帯住宅

タウンハウス(長屋)形式のワンルームマンションです。玄関にはそれぞれが専用庭を持ちます。内部の仕上はコンクリート打放しとし、浴室などの水廻りはガラス貼として開放感のある空間をつくります。

屋上庭園の住宅

屋上庭園
3階屋上にフレームを設置し、格子手摺やワイヤーを取付けて立体的な緑化を出来るようにしています。床のコンクリートで大きな植栽升をつくり客土を施しました。

奥沢の賃貸併用住宅

オーナー住宅と3戸の賃貸住宅からなる集合住宅です。周囲からのプラーバシーを保った良好な環境をつくるため、隣地との間に昔風な板塀をアレンジして、半透明のポリカボネード板とスチールで現代的な表情の板塀をつくりました。ポリカボネート板が外部との間のプライバシーを守り、風通しや採光が確保できます。

 

I-2787、賃貸併用住宅を検討しています(愛知県)

ユーザー むく の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

名古屋市地下鉄徒歩10分圏内で土地から購入しての賃貸併用住宅を検討しています。
大手ハウスメーカーにも何社か相談させていただきましたが、デザインなど決め手にかける部分があり、是非建築家の先生にアドバイスをいただきたく投稿させていただきました。
 
土地に関しては建蔽率/容積率が60/200~の地域で、土地面積が160~220㎡程度、間口9m前後の候補地がいくつかあり、建築プランがある程度決まった後に決定したいと考えています。
以下が現在希望している建築内容になります。
・建坪290~340㎡程度で自己居住面積120㎡程度、賃貸160㎡~、共有部10㎡~程度の3階建を検討しています。自己居住は3階が主、1階、2階を賃貸部分として1LDK40㎡前後(間取りによっては1LDKに1K25㎡~の組み合わせなども検討)を配置し、総建築費8000万程度で外観デザインの良い、住居部分はある程度のグレードを保った賃貸併用住宅を希望しております。
・デザインはシンプルでモダンなものが好みです。
・賃貸部分に関しては内装などのデザイン性はある程度求めたいところですが、収益性を考慮し、設備や建材の費用は抑えたいと考えています。
 
以上、宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





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