シルバーキャップ

●設計事例の所在地: 
奈良県葛城市
●面積(坪): 
20.00㎡(6.05坪)
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 長く使用されていなかった空きガレージを、サロン(接客スペース)にコンバージョン(用途変更)したものである。
 主構造の補強コンクリートブロック造・小屋組み木造の混構造はそのままに、既設トタン屋根・モルタル壁は撤去し、外装を新たにした。また、居住空間を造るために遮熱・断熱改修を施し温熱環境を改善した。
 内装は壁コンクリートブロック表しとし、野性味のある表情はそのままに、その他仕上げ材や照明計画を決定した。開口部に於いては民家で役目を終えていた木製建具を手直しし再利用した。また、建物前面には西日対策を兼ねたテントタープを張り、伸びやかな造形とした。
 空き家問題が進行する中、可能性を探り付加価値を高めることで、「場」を生みだし活路を見い出す取り組みを、不動産オーナーと共に考えていきたい。

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勢野東の家

●設計事例の所在地: 
奈良県生駒郡三郷町
●面積(坪): 
60.65㎡(18.34坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

畳敷きのリビングダイニング

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ご夫婦のためのお家です。

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東安堵の家

●設計事例の所在地: 
奈良県生駒郡安堵町
●面積(坪): 
172.26㎡(52.10坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路(東側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

ご夫婦と4人の子供さんのためのお家です。

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法隆寺の家

●設計事例の所在地: 
奈良県生駒郡斑鳩町
●面積(坪): 
150.04㎡(45.38坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビングからダイニングキッチンを望む

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 法隆寺から程近くの旧村の一角、四人家族(若いご夫婦と小さなお子さんお二人)のための住宅建築である。計画は広い畑地で一部を宅地に転用するところからのスタートだった。施主の希望するライフスタイルや所要室を勘案しつつ、残される畑地の使い勝手や資産価値を考慮しながら、慎重に敷地の大きさや形を検討した。

 また、計画地は風致地区内であったため、建物の外観に厳しい制限が掛かる中、表情豊かな佇まいの外観と緑地計画を熟慮した。内部意匠は奈良県産のスギ・ヒノキの無垢材を積極的に取り入れながらも、メンテナンス性や機能性が求められる建具などは意匠性を損なわない建材を厳選し、空調設備のアルミラジエーターを、動線は考慮しつつも視線のパーテーションとして機能させることを試みた。

 造り付けの家具類においても、施主・職人・設計者が現場で意見を交わしてデザインや使い勝手などを決めて造り上げたことで、互いに充実感と満足度を高められたことは、大変意義深かかった。また、良材を生産・供給していただいた産地や製材所、吉野材に惚れ込み情熱的に家づくりをされている工務店にも感謝したい。

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根成柿の家

●設計事例の所在地: 
奈良県大和高田市
●面積(坪): 
173.95㎡(52.61坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

玄関側(北側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 ロケーションは、大和平野の旧村通りで正面(西面道路)には小学校が建っている。家族構成は、姉弟世帯と母の5人家族でお暮しの予定。

 正面は小学校ということもあり、登下校時の人通りは多く校庭から砂混じりの強風が吹いてくる。通り面は閉鎖的にならざるを得ないが存在感のあるファサードを表現するために屋根構成に変化を与え、外壁は左官と板張りを仕上分けている。

 内部一階は二間続きの畳室を持つ。居間・食事間の南面は二間幅の開口を確保し下屋をかけ、テラスを取り込んだ開放的な構成とした。

 一方、二階には畳敷きの掘りごたつのある茶の間越しに、月見台を設け夜空を楽しめるしつらいとし、変化に富んだ平面計画とした。

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龍田北の家

●設計事例の所在地: 
奈良県生駒郡斑鳩町
●面積(坪): 
121.19㎡(36.65坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路(東側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 建設地は龍田神社をはじめ古い街並みが残る奈良街道の龍田地区より、北側に位置する丘陵地の頂き附近に開発された、数区画の分譲地である。

 一番手に建築するということもあり、着想段階で、街並みを造景する上ではフラッグシップ的な存在にしたいという強い想いが生まれた。また、建築主の要望と風致地区という条件も重なり、外部は日本的な「かたち」・「色使い」が求められた。

 内部においても県内産のスギとヒノキを構造材及び造作材に用い、内外の整合を図っている。そして、扇形で高低差のある変形地ではあったが、「広々とした家に暮らしたい」という建築主の希望を叶えるべく、一階の「広がり空間」を二階にもつなぎ、家全体にわたって家族の気配を感じとれる空間構成とした。

 龍田地区は、江戸期の伝統的建造物も残す歴史的にも貴重な地区(筆者も調査に参加)だが、様相は年々変化している。周辺地区からも「修景」作業を行うことは有意義だと考えている。

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城町の家

●設計事例の所在地: 
奈良県大和郡山市
●面積(坪): 
150.37㎡(45.47坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路(東側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 およそ40年前に開発された閑静なニュータウンで、敷地は西に接道し東には森が広がるロケーション。南隣地は約1m高く日照は不利なため日影図を描いて建物と開口の位置を注意深く検討した。
 建築主の要望は、和瓦葺きの深い軒の出をもち、収納を除き建具はすべて引戸の家。それに応えるべく平入りの軒の出は約1.2mとし、105角の大垂木と杉の化粧野地が屋根を支えるダイナミックな架構とした。もちろん開き戸は一切ない。

 内部1階では、来客を重視するため独立させた畳の間は広縁と濡れ縁をもち、セミプライベートゾーンと位置付けたキッチン・ダイニング・リビングは、一室空間で東面の森を見通せるゾーニングとした。2階プライベートゾーンは、前室をもつ主寝室と、可動間仕切りを組込んだ3つの子供室(1室や2室にすることが可能)で構成されている。

 「龍田の家」で実践した、暮らしの変化に追随する“可変的性能”を、違ったアプローチで「城町の家」でも実装させ“建築の長寿命化”を図りたいと考えた。

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TENMA STUDIO

●設計事例の所在地: 
大阪府大阪市北区
●面積(坪): 
71.65㎡(21.67坪)
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
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内観メイン

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 日本一長いことで知られる天神橋筋商店街や大阪天満宮が近郊に位置する、事務所ビルのワンフロア―をシェアオフィスにリノベーションしたものである。

 IT(Information Technology )の進展により、益々SOHO(Small Office・Home Office)向けの物件需要が増すことが考えられる中、各々の執務時でのプライバシーは確保しつつ、パブリックゾーンではコミュニケーションを図れ、かつ円滑にシェアリングできる計画とした。

 意匠面に於いては、既設の天井や床は撤去、鉄骨梁や床スラブを表しとし余計なものを排除し最大限の気積を確保、ホール感を引き出した。各ブースは構造用合板、収納棚はペルポック集成材と極力飾りっ気のない素材を使い機能美を追求した。

その他の画像: 

龍田の家

●設計事例の所在地: 
奈良県生駒郡斑鳩町
●面積(坪): 
197.57㎡(59.76坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路(南側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 法隆寺が近くに位置するロケーションで、大阪方面からの来訪者の玄関口ともいえる場所である。屋根は切妻和瓦葺きで外壁は左官仕上げとし、建物群で視界不良となった北側に位置する松尾山を思わせるような大らかなプロポーションの構えとし、古来の街道をイメージさせる設計とした。
 内部1階は通常の台所・広間に間崩れさせた四間取りを、組み合わせることでフレキシブルな使い勝手を可能とし、2階は寝室すべてに引込み建具で仕切った前室を設け、交通量の多い前面道路に配慮すると共に融通の利く間取りとした。
 現在、長期住宅化の方法として物理的性能を高めることが主流ではあるが、暮らしの変化に追随する“可変的性能”を持たせることで建築の長寿命化を図りたいと考えた。

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平野の家

●設計事例の所在地: 
奈良県香芝市
●面積(坪): 
128.36㎡(38.82坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

前面道路(東側)からの外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

平野の家 / 奈良県香芝市

 日本の林業の衰退が叫ばれて久しいが、吉野杉や吉野桧で名高い奈良県下においても同様で、同県下で営む設計者として積極的にこの問題に取組む必要があると日々感じている。 
 取組みの一つとして、この家の構造材は地域認証材を採用し、助成制度を活用することで県にもご協力をいただいた。また床や天井の仕上げ材や造作材にも吉野杉や桧を使い、落ち着きのある優しげな雰囲気をつくり上げることができた。一方、外観は上部に高耐久性の鋼板貼り・下部は左官下地に吹付け仕上げとし、ボリュームの分散を図りシャープな印象をつくり出すことで、外部は精悍で内部とは対照的な意匠とした。
 計画当初は、若いご夫婦で将来お母様が入居される予定であったが、ご入居時には双子の赤ちゃんを授かられ、早速子供室が埋まってしまった事は予想外であったが、たいへん嬉しい想定外であった。ゆっくりと時が流れるこの空間で、無垢の素材に触れながら健やかに成長されることを強く願うのであった。

その他の画像: 

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