●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地は畑が広がるのどかな場所である。西には、浅間山、妙義山を望む。
建主は、地域の物産の販売と本を読みながらのブック&カフェを計画した。
その思いを共有し形にした。
テラス、庭、その先の景色も含めて、このお店の敷地としてとらえて計画した。
限られた予算の中で、建主も楽しむ。家族、親戚、建築系大学院生、現場の人も
多くの人が一緒になって、店舗の壁、竹小舞、泥壁を塗り、仕上げ楽しみながら、コストダウン
につなげた。
珈琲豆を入れた、ここだけの土壁が存在感を示す。
栗、エンジュ、杉を構造材として使い、タモ、欅、松、楡を棚板、テーブル、カウンターなど、
造作材として、適材適所に使用しています。
冷暖房設備はラジエータ冷暖房を採用し、温度差のない建物としてます。
外には南牧村の椚(くぬぎ)石のテーブルと椅子、水鉢、樹木など建主の思いが広がり、
その先には遠くの山並みが広がり、客人の心を癒す。