窓の先に、青空が見えてます。
合成じゃないですよ(笑)
とある家の階段から、ふと見上げると。
この窓があるんです。
光が差し込んでくるのももちろんですが、
その窓を通して、空が見えるって、気持ちいいです。
階段に腰かけて、窓ごしに空を眺める。
そんな、ゆっくりとした時間があってもいいかも。
そうそう。
こちらの家。工事が完了したということで、
昨日、お客様の検査だったんです。
朝イチから集合して、検査をスタートさせました。
傷や汚れ、建具の開閉不良や
予定していた工事の未完了等について、
一通りチェックしていただきました。
なんとなく、さらっと終わりそうな印象をお持ちの方もいると思いますが、
私が関わらせていただく家づくりでは、そうでもありません。
相当しっかりと検査していただきます。
ちょっとでも気になった傷や汚れについても、
目印となる養生テープを張っていただいて、
それを監督と一緒に確認していきます。
じっくり見ていくと、慣れてきて、細かくなっていくため
遠慮されるお客様もいるのですが、
遠慮しないでくださいとお伝えします。
気になったところはすべてピックアップしていただきます。
是正できるかどうか、直すべきなのかは、
後でしっかりと調整して、判断しますので。
機械が造るわけではないので、限度もありますから。
いずれにしても、相当しっかりご覧いただきました。
気が付いたら。。
スタートしてから4時間経過していたのが、
それを表しています。
しっかり是正して、引き渡しに備えていきます!
午後は、とある家づくりのプレゼンへ。
超三角形の敷地に、どんな家が建つのか。
それがポイントでした。
お客様が便利だと考えてらっしゃる動線計画は生かしながら、
しっかりと計画させていただきました。
一押しの計画案をご提案したのですが。。
そのあと。。
もう一つ、考え方を少し変えた案をご提案。
どちらも、基本的な考え方は変えず、
動線計画も押さえています。
なので、お客様が、お客様らしく暮らしていただけそう。
でも。
何を優先するのかで、いずれが最適かが違ってきます。
さらに。。
少し大胆なご提案もさせていただきました。
その後、それらの計画案をもとに、
ここをこうしたら、もっといいかも。
和室をここに配置したらいいんじゃないか。
入り口をこちらに持ってきたらどうか。
なんて。
あれがいいかも。
これがいいかも。
そんな話で、盛り上がることができました。
その時間って、とっても楽しいんですよね。
ほんと、素晴らしい機会をいただけて
よかったです。
大阪府羽曳野市に建つ築300年の古民家(大和棟)のフルリノベーションです。
二度の大阪の地震で傾いていましたが、屋根の改修を終えていたため耐震改修をせずに現在の傾きを維持する方法を選択しました。所謂ピサの斜塔方式です。耐震性をあげて固めるため足元を根がらみで固め、ステンレス製の筋交いや制振ダンパーを壁内に埋込んでいます。引き抜きの掛かる部分はボルトで指示し、シロアリで腐敗している柱・梁は全て入れ替えました。
仕上内容としては珪藻土によるたたき土間の再生、床板と天井板の全面張替え、漆喰壁の塗り直しを行いながら、ギャラリーとして蘇らせました。また拭き漆は友人の漆職人を越前より呼んで施し、奥の間は金沢に伝わる加賀群青聚楽壁風に、襖は京唐紙や銀揉み紙、腰壁には岡山で陶板を焼いてもらいなまこ壁風に配しました。
日本の伝統工芸や技術をふんだんに現代へ生かしていくリノベーションとなっています。日本の伝統美を壊さぬように新たな息吹を吹き込んでいくためには、日々勉強が必要だと感じています。
300年前のかまどが残る古民家のリノベーションです。珪藻土のたたき土間、特別に焼いた陶板の腰、土佐漆喰の壁、上げ下げ窓などをもともとそこにあったかのように不自然なく配しています。 古きものと新しきものの融合こそが日本文化であり伝統なのだと思います。
外観
1.敷地が建物の外観に規制がかかる地域であったことから、建物の外観を町家とし、店舗部分は和モダンに、住居部分はシンプルモダンにしたい2.自然の光と風を取り入れた住まい3.収納をできるだけ多く
1.店舗・作業場・2世帯住居と容量の大きい建物でしたが、町家の外観を守って、街並みに沿う外観であったこと2.全体のイメージは守りながら、各階の空間イメージを変えたこと3.話しやすい
間口に対して奥行きが深い敷地であったため、店舗と作業場のつながり動線はよかったのですが、住居部分の採光・通風に課題がありました。光庭を数か所設定することにより、各室の採光と通風を確保しました。収納はLDKから廊下の壁面をすべて収納とし、各室にクローゼットを設けました。シュークローゼットとウォークインクローゼットも必要に応じて設けています。
店舗
LDK(DK側から光庭方向を見る)
和室からDKを見る
LDK(光庭側からDK方向を見る)
リビングと光庭
DK(キッチンと食卓が一体となっている)
キッチン
洗面所
土間を挟んだ母屋と離れで中庭を囲い、プライベートな外部空間をつくった家の事例です。
離れは四畳半の和室になっていて、読書や瞑想のための部屋、子どもの遊び場、お茶室、接客や来客用の寝室として、さまざまな使い方ができます。
外観は街路に対してオープンでシンプルなデザインになっています。
中央の格子戸を開けると、プライベートな中庭とパブリックな外界がつながります。
街路から中庭への通り抜け動線です。
格子戸を抜けて、右側が母屋の玄関、左側が離れの入口になっています。
離れと母屋で中庭を囲むことによって、落ち着きのあるプライベートな中庭空間になっています。
離れの和室です。広さは四畳半、縁なしの畳と和紙の壁、天井は杉板を張って黒く塗装しています。
土間の格子戸を閉めれば、小さな子どもたちを安全に中庭で遊ばせながら、離れでお茶を楽しむこともできますね。
初めまして。 自宅兼作業場の建設を考えています。 場所は茨城県北地区です。 現在の自宅の脇に建てたいと思っています。旧家のため敷地が広く、樹齢400年ほどの古木と小さな神社があります。周辺は農地で、現在はいちごを生産直売しています。 家族の新規就農にあたり、現在の農地をいちごの観光農園として稼働させるため、2階は自宅、1階はいちごの直売所とカフェを新築したいと思っています。 建屋完成は2023年冬を考えています。 古木を生かしながらも、機能的な建物のご提案をいただける先生を探しております。既存の自然環境と調和しながらも、農園のランドマークとなる建物のご提案をぜひよろしくお願い致します。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
初めての相談です。京都で長年不動産業をしております。今回久し振りに建売(木造3階建新築)を考えております。自分である程度間取りを考えました。プロの目から少し助言が頂きたいのと、10m道路に面しており目立つので、少しおしゃれな家にしたいと思っております。ただ建売なので極力経費を抑えないと採算が取れません。外観のデザインや外壁のサイディング選びや色目など、少しの工夫でとてもおしゃれになると思っております。角地(10m道路×4mセットバック後)ですが土地が有効で46.93m2しかございません。現在のプランでは建延86.66m2の3階建てなっております。実施設計(構造計算含む)や確認関係はこちらで手配出来ます。外観(簡易なパースは必要)と間取りのアドバイスでの料金を教えて欲しいです。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
とある家に設置した階段です。
スチール製の、いわゆるスケルトン階段ですね。
さりげなく、階段としてかかっていますが。
見えないところで、いろいろと工夫しています。
例えば。
まっすぐ上っていく階段の場合に比べて、
中間部分で折れ曲がっている階段って、
探していただくと、あまり多くありません。
折れ曲がったとこに、柱が建っていたり。
上から吊っていたり。
折れたところが、弱点になってしまうこともあるため、
それをしっかりと補強するために、
下や上に何かが必要になったりするんです。
この階段って、何もないですよね?
せっかくスケルトン階段にするのであれば、
少し浮遊しているような感じにしたいのですが、
柱や吊り材があると、そうもいきません。
実は。。
単純なんですが、ちょっとした配慮をすることで、
写真のような階段にすることができるんですよ。
詳しくは。。秘密です(笑)
こういった、なんでもなさそうに、さりげなくやってることでも、
しっかりと安全性や見た目、機能性を考慮して
検討して決めたりしています。
それと。
ちなみに。
階段が少しごつく見えるのは、耐火の関係ですね。
火災の時にも安全に避難できるようにするには、
これくらいのごつさが必要ですから。
階段一つでも、見方を変えれば面白いんですよ。
午後は、とある家づくりの打ちあわせへ。
実は。こちらのお客様。
今まで、ZOOMで打ち合わせをしてきたんです。
それでも、順調に進めてこれましたよ。
といっても。
それは、お客様がしっかりと家づくりに
向き合ってくださったおかげですけどね。
昨日、とっても久しぶりに、直接お会いして
打ち合わせをしてきたんです。
窓と玄関ドアを開けて、換気扇もまわして、換気十分!
その辺は、きっちりしておきたいですから。
打ち合わせの中心は。。。
キッチンやお風呂、トイレ等の仕様を決めるプロセス。
通常であれば、ショールームへご一緒するんですが、
臨時休業していることもあって、
私がある程度セレクトした内容でお持ちして、
カタログを片手に、いろいろ決めていく流れでした。
これが結構大変!
大まかな内容はわかるのですが、細かなところまでは。。。
しかも。
細かな字が見えなくなってきてたり。。(笑)
やってみて思ったことは。。
ショールームの女性ってすごいなって。
いろんなこと知ってますから。
早く、全てのショールームが再開してほしい。
そんな風に思わせてくれました。
ほんと。ありがたいです。
いろんな家づくりが進行中。
毎日楽しいです。
この度、弊所が
『ちばの木の家づくり推奨店』に認定されました。http://www.chibanoki.com/recommendation/
・千葉の木を使い、家を建てる。
・地産地消の家づくり。
・県産材。
聞こえの良い言葉を並べ、付加価値を押し売りするのではなく
地元の木を使い、家を作る事に何の意味があるのか? なに得・だれ得なのか?
そういった事を、知り・見極め、
適切に木材を選定し、ご提案・設計する事で
千葉の木の活用に微力ながら貢献したい!
という想いで、推奨店に認定していただきました。
□□□お知らせ□□□
6月1回目の設計相談会のお知らせです。
■日時6/13(土) 11:00~/14:00~/16:00~
※来週25日の政府発表を参考に 対面での面談を再開するか否かを決定致します。
設計相談会の詳細はこちらどうぞ↓↓↓↓↓↓https://www.taira-arch.com/sekkei-soudankai/
南部鉄器です。
昨日、用事があって、珍しく百貨店に行ったのですが、
待ち時間があったので、ふらふらしてたところで見かけました。
重厚な佇まい。品格を感じますね。
使い込むほど、いい味わいが出てきます。
使っていくと、劣化していくのではない。
そういった感性って、とても素敵に感じます。
建築業界では、できた瞬間はきれいですけど、
時とともに、味が出てくる素材って、少なくなりました。
理想は、ずっと、完成した時の新しさの継続。
なので。
いい味わいになること自体に魅力を感じなくなっています。
そういった感性を生かした家づくりって、
今だからこそ、魅力的かもしれませんね。
そんな想いを引き出してくれた南部鉄器。
ありがたかったです。
午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。
毎回、その打ち合わせ用に、つくりこんだ資料をもとに
お話するさせていただきます。
昨日は、基本設計が後半戦とあって、資料の量が多い。
それを大胆に広げながら、一つ一つ確認していきました。
照明計画について、私なりに考えたご提案をしながら、
意見を伺いながら、要望を引き出していきます。
そもそもですが。
ベースとなる計画案がないと、思いつきませんよね。
元になる提案があれば、意見もいいやすいですから。
プロとしてご提案すべきことは、しっかりとご提案しながら、
それに固執せず、それをもとにお客様らしさを引き出して
カタチにしていく感じです。
何をやっても、皆さん、全然違いますから。
毎回いい刺激受けてます!
帰路についたころ、空を見上げたところ。
濃紺の空の深さが、とてもきれいだなって思いました。
このところ、立て込んでいたので、
混ん詰まった感じでしたが、ふとそういった空を見上げて、
ほっとした気分になれました。
上海の新天地エリアの商業施設内におにぎり食堂を設計しました。テナントの天井高さが十分にあったため、高さを活かすデザインを意識しました。様々な可能性を検討した結果、東方性、求心性、粒子性、という3つのコンセプトを見出し、ダイナミックかつ居心地の良い食空間を生み出しました。
面積の小さいテナントで、「いかに人を惹きつけるようなデザインをすれば良いのか、かといって派手なデザインは嫌い、日本や中国の感じを表現したい」など、種々矛盾する悩みと希望をお持ちでした。
現場を調査した時に際立って感じたのがテナントの天井高さでした。「高さを最大限に活かしたデザインとして人を惹きつけるべきです」とその時に話しました。内装、新築に限らず、現場の問題点は様々あります。その中で、最も鍵となる問題点を発見し、それを強みに昇華させるデザイン能力が我々にはあります。
米を主体としたこの和食食堂では、求心性・東方性・粒子性をコンセプトとする。第一にテナントの十分な天井高さを活かし、入り口を高く、奥を低くして空間にパースをつけ、求心性を持たせた。第二に禅宗様式の寺社に見られる飛檐垂木を参照、展開し、何層にも重なる段状の天井を構成し、力強い東方性を表現する。第三には日本の寺社に倣い垂木の小口を白く塗り、正面からは白い粒子が散らばってるように見せる。これは言うまでもなく米のメタファーでもある。
店舗内装は家賃が発生するため、みなさんとても急がれます。我々は要点だけに着目して、わずか一週間足らずで主要なコンセプトをまとめました。「こんな短時間でこのような凄い案が出てくるとは、とても驚いた」とびっくりされ、大変感動されておりました。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
このサービスを利用する前は建築士事務所探しにはポータルサイトがなくて不便だった。 このサービスを利用する前には掲載できる内容の依頼かどうか、連絡がくるかどうか。...
お仕事を依頼した建築家: アトリエスプリング 石原潔さん...
相談させていただき、建築家の方にお話を聞いていただけたのは大変有意義でした。現在も継続中ですが、自分の相談の仕方がまずかったのか、返信いただけたのが限られた人数に...