ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、ふと見かけた風景。

なんでもない川なんですが。

水面に太陽が当たって、

反射した光って、とても幻想的だななんて。

打ち合わせ前で、少し時間があってので、

車を降りて眺めてました。

自然の美しさって、ほんと心が洗われるというか、

癒されますね。

こういった感性は、持ち続けたいなって思います。

昨日、こちらへ。

どこって??(笑)

県の建設事務所です。

とある家づくりの事前協議のために行ってきたんです。

実は、お客様も同席でした。

こちらの家の敷地。

とっても大きくて、アチコチに崖があるんです。

敷地から上がってるところもあれば、

下がってるところもあって。

一番高いところから、一番低いところまでで、

なんと、高低差は、8m!!!

3階建ての建物に匹敵しますね(笑)

かろうじて、家を建てる範囲だけは、フラットなので

助かってますが、その周辺との関係が大事なんです。

こういった土地にかかる法規制で大事なのは、

通商、「崖条例」なんて呼ばれてるもの。

2m以上の高低差がある場合は、その2倍の水平距離の範囲内に

家を建てることが基本的にはできません。

何かのきっかけで、崩れたりしたら大変ですから。

ただし。。。

そんなこといってると、地域によっては、

家を建てられなくなってしまうため、

いろんな方法を講じることで、建てれるようになります。

シンプルなのは、土地をとめるための壁=擁壁をつくること。

しっかりと構造計算して設置すれば、安全なのですが、

すんごいコストなんですよね。

高さにもよりますが、下手すると1000万円単位!!!!

なので。

それを避けるための方法もあったりするんですよね。

その辺は、崖条例で調べていただくといろいろできてますよ。

そうそう。

話を戻して。

今回の敷地では、敷地が広いこともあって、崖条例はクリア。

ただ、もう一つネックになっていたのは、

宅地造成規制法だったんです。

一部、造成する必要が出てきていたのですが、

造成する程度によっては、この法律が適用されて、

すごい擁壁をつくることになったりするんです。。

その取扱いを管轄しているのが、県の建設事務所だったんです。

慎重な面持ちで、相談したのですが。。。。

なんと。

想像していたより、とても寛大な考え方でよかったんです!

名古屋市内では、結構いろいろとあったりするので、

慎重になりすぎていたようです。

結果。

もっと造成してもOKなんてことになりました。

これも一つの経験になりました。

今後は、こういった土地の場合、考えるポイントがハッキリした感じ。

これだけ経験してきているんですが、

まだまだ知らないこともあるんですよね。

日々学習ですね。

でも。机上の空論では、身に付きません。

具体的な案件をもとに、いろんな経験をさせてもらっていることに

深く感謝ですね。

矩形の平屋

●設計事例の所在地: 
熊本県上益城郡
●面積(坪): 
31坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外装は焼杉でシンプルな外観の平屋

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

全く同じ条件の土地や建物は2つとしてない。
地理的気候的条件の違い、その土地に元々建物が建っていたのか、田んぼだったのか、等。
その土地や建物が持つ記憶をどのように捉えるのかも設計者の仕事の内だと思う。

2016年の熊本地震で実家が全壊した。
建っていた建物は田の字プランで2階で蚕を飼っていたような昔ながらの農家の民家。
私自身は住んだことはないが、小学生時代の夏休み等には毎年帰省して慣れ親しんだ家だったので、
更地になった時は悲しかった。
建築主である両親からの要望は地震に強いことのみ。
そこで、元の家が田の字プランだったことから、
経済的構造的に合理性のある2間スパンの正方形グリッドで構造フレームを矩形に形作り、
年老いた両親が住むだけの家なので、シンプルでローコストな平屋を計画した。
また、西日が強かった記憶もあったため、西側に水廻りを配置し、極力開口部も設けなかった。
そして、九州では杉が手に入り易いので、外装に焼杉、内装も床は杉板を用いた。
開口部も既製サッシや天井にシナ合板等を用いて、
コスト面に配慮して、仕様を選択した。

その他の画像: 

登り梁の家

●設計事例の所在地: 
兵庫県神戸市
●面積(坪): 
51坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

柱のない、登り梁だけで支えた天井。床はナラ、天井はサワラで統一した。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

設計は設計に対する知識・経験、
デザイン性やセンスの良さ等は必要だと思う。
ただ、それ以上に建築主の話に耳を傾ける、
建築主の建物に対する思いを共有し、
それを実現させるという覚悟や精神力がとても大切な要素だと考える。

この建物の建築主は大工の棟梁だが、施工にはほぼ関わっていない。
その弟子にあたる大工が施工を担当した。
何故本人が工事をしないか当初疑問に思ったが、いろいろと話しているうちに
誰にも迷惑を掛けない自分の家でその弟子にあたる彼に大工技術を学んで欲しいとの思いで、
ほとんど本人は関わらないということを聞き、その思いに感銘を受けた。
建物のメインのLDKの棟部は通常、棟木に梁を掛けるが、
棟木なしで梁と梁とを手刻みで重ね合わせて接合している。
また、道路側の物置の柱梁は接合部は全て手刻みである。
今の木造はほとんどがプレカット工場で数日で刻み加工が終わるが、
今回は刻み加工だけで1、2か月かかった。
その他、和室は真壁和室であったり、屋根は瓦の一文字葺き、
軒天は希少なサワラ材仕上げ等、至る所に建築主の思い入れがある内容も多かったが、
こちらもその思いに応えるように図面作成、現場監理で必死に応対し、完成を迎えた。

その他の画像: 

海が見える家

●設計事例の所在地: 
兵庫県神戸市
●面積(坪): 
49坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

白い外壁にレッドウッドのアクセントの外壁が映える。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

建築主の要望は様々。
敷地という固定化した縛りはあるので、要望に応えるには物理的に不可能なこともある。
ただそれでも、建築主の要望に耳を傾け、その要望に寄り添い、
それを越える提案をしていく必要があるように思う。

敷地からはそもそも海は見えない。
ただ、建築主の生活には海は切っても切り離せないほどに海が中心に存在する。
そのため、実際に海は見えなくても、海の存在を感じ取れるような、
もしくは、建築主の海の記憶を惹起させるような考え方や設えをすることで
建築主の要望に応えられるように計画した。
外観は真っ白な外壁に多少荒々しいレッドウッドの外壁を織り交ぜることで
海辺のリゾートの建物のようなイメージで作り上げた。
また、内装は建築主が一生懸命貼り合わせた自分達の希望する建物のスクラップブックを中心に、
打合せの中で今まで宿泊した南国のリゾートの話等を手掛かりに
その空間の雰囲気やそれぞれの場所の見せ方等を検討して内容を詰めていった。

その他の画像: 

段々天井の家

●設計事例の所在地: 
兵庫県川西市
●面積(坪): 
62坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リノベーション後のLDK。既存の梁を現しにし、間接照明と合わせた。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

木造住宅は建設時期によって、構造や断熱、計画内容等の考え方が異なる。
特にリノベーションにあたっては、それぞれの時期による違いを十分理解して計画にあたることが重要である。
もちろん意匠性も重要だが、リノベーションは設計者の構造・断熱等を含めた総合的な建築的知見が試される。

今回計画は築30年の木造2階建て住宅のリノベーションである。
ただし、外装の状態が良いことと、予算上の都合から今回は1階内部のみの計画になった。
建築主の要望に沿った仕上げ等をいろいろと検討の上、ご提案した。
そして、その要望をさらに読み込んで建築的な操作で変化をつける内容もご提案した。
つまり、リビング・ダイニング・キッチンのヒエラルキーを天井高の操作によって創り出し、
空間の変化を敢えて創ることでその要望を超えるような空間作りを目指した。
また、確認申請時図面と既存建物は異なる部分が多かったが、
構造検討等を丁寧に行うことで構造・断熱補強を行うことができた。
建築主に総合的な提案を行い、それが実現できたように思う。

その他の画像: 

2つのリビングの家

●設計事例の所在地: 
兵庫県加古川市
●面積(坪): 
46坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物の玄関のある、道路側の外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

郊外に同じような街並みが拡がる。どの家も所謂、”nLDK”の間取りである。
”nLDK”自体が悪い訳ではなく、経済性・効率性を重視した結果の”nLDK”が
日本の街並みを画一的な、無個性な街並みにしているように思われる。
その時代、そこに住む人に則した間取り・計画を行うことで多様で個性的な
街並みが出来ていくと考える。

計画敷地は郊外の閑静な住宅地である。建築主はご夫婦とお子さんが一人。
間取りの希望は、所謂、”nLDK”の間取りであったが、
打合せを重ねる内にパブリックなリビングとプライベートなリビングの2つのリビングが必要であると確信した。
そのため、広めにとった玄関とセカンドリビングに繋がりを持たすことで
家族で過ごすプライベートなリビングとは別にパブリックなリビングを設けるに至った。
また、家に対するイメージを共有した結果、内外共に木の質感を感じられる設えが必要であると考えた。
外装材の一部にはレッドシダー、床材にはチーク、壁・天井の一部にはアガチス、
キッチンやテレビボード、ダイニングテーブル等の家具等はチェリー材、と
木の質感を重視した無垢材を多用し、空間性の充実を図った。

その他の画像: 
ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

・自宅兼美容室の場合、店の顔と自宅の玄関とは
あまり調和しにくいところがあります。
そこで、出入口の面を変えることが外見上
スマートに魅せる方法のひとつです。
この写真は美容室の玄関ファサードで、
自宅の玄関は一度に見せないようデザインしています。

一級建築士 南 俊治

I-2486、物件を購入検討中です(兵庫県)

ユーザー ま の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
兵庫県
現住所‐郡市区町村: 
西宮市
依頼内容: 

兵庫県西宮市で擁壁と掘り込みガレージの上に木造築50年の古家がついている物件を購入検討中です。既存の建物を残したフルリフォームを提案されていますが、他に新築で建てるなどいい方法はないか検討しています。予算は3000万円です。お知恵を貸してください。よろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

真冬でも春のような暖かさを得られる、輻射熱暖房。
上下の温度ムラや風切音がなく、じんわり寒くない、使用感では理想の暖房と言えます。
その感触は「あったか〜い!」と言うより、暖かいとか涼しいとか、暑いとか寒いとか、温度を意識する感覚から解放される、いわば無感覚。
季節を感じないことこそが一番快適な状態で、それが輻射式の暖房の「春のような」心地良さです。

蓄熱式床暖房

弊社では長らく、蓄熱暖房機と床下暖房をエアコンと組み合わせた冷暖房システムを構成してきました。
室内の温度ムラが少ない輻射式暖房の代表である床下暖房機は、大変優れた暖房方法です。
輻射式の最大の特徴は、輻射熱の作用によって壁や床など室内で人体を取り囲む物質をも温める点です。
人体に直接届く暖かさとの両輪で、「春のような」暖かさを作り出します。
しかし東日本大震災以降に深夜電力の新規契約が打ち切りになったことで、基礎土間や基礎下に深夜電力で蓄熱層を形成する蓄熱式暖房器使用時の電気代が、跳ね上がる結果になりました。
そこで弊社では、輻射式の床下暖房の選択肢を探してきました。
今回初めて、ヒートポンプ式の蓄熱式床暖房を採用することになりました。
基礎の土間に蓄熱層を形成する方式は従来と同じですが、コンクリートへの蓄熱を、温水管を張り巡らせ、ガスや電気で作った温水をくまなく行き渡らせることで蓄熱する暖房です。

基礎土間に水が通る管を這わせて温水を回し、基礎土間ごと蓄熱層を作る暖房方式の採用結果は、大正解!
室内はまさに「冬を忘れる」暖かさが実現しました。
壁や天井まで暖める副産物か、梁の乾燥が促進されているようにも感じましたが・・・。

暖房方式による体感温度の変化を表した概念図

上の写真は暖房方式による体感温度の変化を表した概念図です。
左:床暖房 足元を温める床暖房は蓄熱層を構成しないため、輻射熱と言うより熱伝導と言われます。足元だけを温めます。
中:蓄熱式床暖房 輻射熱が建物を温め、室内の温度差が少なく、体感温度に優れます。
輻射熱を利用した暖房は、人体に直接到達して体感温度を得る効果と、床・壁・天井を温めてその二次輻射により体感温度を高める効果があります。
右:エアコンの暖房 導入・ランニングともコストにすぐれ、多機能化も進みますが、高温の吹き出しに伴う空気の乾燥や上下の温度差が難点です。

冷暖房の温度調整も大事、断熱も大事、それらを生かす空調も大事で、3つの最適バランスを組み合わせることで、365日心地よい住まいが完成します。

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、弊社の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

背中がうつってるのは。。

そう。

プロのカメラマンです。

実は、昨日は、こちらの家の竣工記念写真の撮影だったんです!

撮影予定だった前回は、残念ながら雨で延期。。

仕切り直しで、昨日でした。

週間予報では、曇りかな。。といった状況でしたが、

迎えてみれば、薄く青空ものぞく、いい天気!

しかも、風がほとんどなくて、いい陽気でした。

窓を開放しておくと、ほどよい心地よさに包まれる感じ。

テラスで佇めば、うたた寝したくなるほどの心地よさ。

ということで。

とってもいい空気感の中での撮影だったんです。

ご覧の通り、床、天井、階段に、木を採用した

優しい雰囲気の家なんですよね。

ただ優しいだけでなくて、ウォルナットという樹種にして、

締まった印象になってますし、アクセントで使った天然石、

ダイニング上のアルミのペンダント照明のおかげで、

かっこいい印象にまとまっています。

とっても素敵な家なんですよ。

でも。

それ以上に、ご家族がとっても素敵なんですよね。

昨日は、ご家族一同が集まって、皆で撮影させていただいたんですが

とっても仲がいいので、自然といい表情になっていました。

その空気感が、しっかりと写真になって表現されてるはず!!

どんな写真になってるのかが、今からたのしみで仕方ないです。

また、こちらでもご紹介しますので、お楽しみに!

午後は、とある家づくりの打ち合わせでした。

昨日は、とっても大事なプロセス。

ご覧の通り、工事の請負契約を締結だったんです。

事前にメールで内容は確認していたのですが、

改めて、内容をしっかり確認して、締結となりました。

緊張な面持ちで、押印されていました。

こちらのお客様。

お会いしてから、何年になるんでしょうか。

とっても長いお付き合いをさせてもらっています。

それが、いよいよ契約>>着工となったので、

とっても嬉しかったですね。

来月早々から、工事は着手となります。

これからは、家の色や柄を決めていくプロセスに入っていきます。

スッキリとしたモダンなデザインの外観が印象的な

かっこいい家が誕生予定です!

また楽しみが一つ増えました!!

ページ

建築家紹介センター RSS を購読